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出会い
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ボクの名前は及川歩夢、周りのみんなからはアユムと下の名前で呼ばれている。
中学受験に合格し、今日は寮での歓迎会。新入学生の保護者、兄弟が大きな食堂に集まり華やかなオードブルを囲んで立食パーティー。
寮長の挨拶に始まり、食堂のおばちゃんの紹介、最後に高校3年生のリーダーの挨拶。リーダーと副リーダーが6学年50人程の寮生の代表なのだ。私学のスポーツ校の為か他県からの入学も多く、全寮制ではないにしては寮生は他校より多い。
パーティー中、寮生はコチラのテーブルを見ながら何やら盛り上がっている。きっと姉を見ているんだろう。姉とボクは双子。性別は違うけど同い年。顔は全然似ていない。色白で髪は長く、同世代の子に比べれば身長も高い。弟のボクから見ても美少女だと思う自慢の姉なのだ。
一方でボクは姉よりも身長は低いし、痩せ型で、姉に似ているのは色白なところだけ。本当に双子なの?とよく聞かれる。
そんな賑やかなパーティーの中、1人壁に寄りかかりサンドイッチを物静かに食べている先輩を見つけた。1人でいたから尚更浮いて見えた。
後から知る事になるが先輩の名前は柏原祐介。学校では有名らしい。
柏原先輩は幼少期からピアノ教師の母の影響で音楽が大好き。ピアノも全国コンクールに出場する程の腕前。
入学式、卒業式を始め学校の各種式典でピアノ担当として活躍しているらしい。文化祭ではピアノ演奏から弾き語り、バンドのキーボードをやったりと、この学園で先輩を知らない人はいないらしい。
ボクも姉と一緒に小さい頃からピアノを習っていた。過去形なのは練習が嫌いで辞めてしまったから。幼稚園のころトンプソンというピアノ教本から始めて小学校5年生で辞めた時はソナチネの何番まで弾けていたか忘れるレベル。
賑やかなパーティーも14時には終わり、両親、姉と共に自分の荷物を部屋に運んだり使用頻度が低いものはロッカーに運んだ。
寮は3年前に建て替えたらしく何処も綺麗だった。4階だてで、1階の玄関は生徒用と来客用に分かれている。受け付けと売店があり、歯ブラシ、シャンプー、文具用品など簡単なものは揃っていた。
他に1階には風呂場と食堂。
地下に降りるとボードゲームなどが置いてある娯楽室、ピアノ練習室が個室で2つ、あとギターなど練習できる防音室はまあまあの広さ。隣に運動部がトレーニングする部屋もある。
2階は主に学習室。3階が寝室。4階は狭いがロッカールームとなっている。トイレは1階~3階まで各階にあるが、男子寮の為、女子トイレは1階のみ。
両親、姉が帰ったあとは新入生は2階の自習室に集めら寮長やリーダーより各種注意事項を含めたミーティングがあった。
一通り片付けも済み暇になったボクは1階の風呂場へと向かう。個人ロッカーが決まっており、洗濯室も併設されていると説明があったのでシャワーついでに見に行こうと思ったからだ。
16時から22時まで風呂場は使えるが、現在時刻はまだ16時を少し過ぎた位。誰もいない。
と、思った途端にだれか入って来た。柏原先輩だ。ボクはこんにちはと挨拶をしお辞儀した。
柏原先輩は少し驚いた表情で、
「キミは確か今日入寮した子。名前は?」
ボクは「及川歩夢です。よろしくお願いします」と返答する。
先輩はロッカーを開けながら
「こんな早い時間に入る子いないから驚いた、僕は遅くなると運動部の人で混むから嫌いってだけの理由でいつも早めを狙うのさ」
「そうなんですね。新入生も早く入っても大丈夫ですか?」と聞いてみた。
先輩「そんな事気にしないで。好きな時間に入っていいよ」と言い浴室に入って行った。
これが初めて先輩と交わした会話だった。
一年後にあんな関係になるとは想像すらしていなかった。
中学受験に合格し、今日は寮での歓迎会。新入学生の保護者、兄弟が大きな食堂に集まり華やかなオードブルを囲んで立食パーティー。
寮長の挨拶に始まり、食堂のおばちゃんの紹介、最後に高校3年生のリーダーの挨拶。リーダーと副リーダーが6学年50人程の寮生の代表なのだ。私学のスポーツ校の為か他県からの入学も多く、全寮制ではないにしては寮生は他校より多い。
パーティー中、寮生はコチラのテーブルを見ながら何やら盛り上がっている。きっと姉を見ているんだろう。姉とボクは双子。性別は違うけど同い年。顔は全然似ていない。色白で髪は長く、同世代の子に比べれば身長も高い。弟のボクから見ても美少女だと思う自慢の姉なのだ。
一方でボクは姉よりも身長は低いし、痩せ型で、姉に似ているのは色白なところだけ。本当に双子なの?とよく聞かれる。
そんな賑やかなパーティーの中、1人壁に寄りかかりサンドイッチを物静かに食べている先輩を見つけた。1人でいたから尚更浮いて見えた。
後から知る事になるが先輩の名前は柏原祐介。学校では有名らしい。
柏原先輩は幼少期からピアノ教師の母の影響で音楽が大好き。ピアノも全国コンクールに出場する程の腕前。
入学式、卒業式を始め学校の各種式典でピアノ担当として活躍しているらしい。文化祭ではピアノ演奏から弾き語り、バンドのキーボードをやったりと、この学園で先輩を知らない人はいないらしい。
ボクも姉と一緒に小さい頃からピアノを習っていた。過去形なのは練習が嫌いで辞めてしまったから。幼稚園のころトンプソンというピアノ教本から始めて小学校5年生で辞めた時はソナチネの何番まで弾けていたか忘れるレベル。
賑やかなパーティーも14時には終わり、両親、姉と共に自分の荷物を部屋に運んだり使用頻度が低いものはロッカーに運んだ。
寮は3年前に建て替えたらしく何処も綺麗だった。4階だてで、1階の玄関は生徒用と来客用に分かれている。受け付けと売店があり、歯ブラシ、シャンプー、文具用品など簡単なものは揃っていた。
他に1階には風呂場と食堂。
地下に降りるとボードゲームなどが置いてある娯楽室、ピアノ練習室が個室で2つ、あとギターなど練習できる防音室はまあまあの広さ。隣に運動部がトレーニングする部屋もある。
2階は主に学習室。3階が寝室。4階は狭いがロッカールームとなっている。トイレは1階~3階まで各階にあるが、男子寮の為、女子トイレは1階のみ。
両親、姉が帰ったあとは新入生は2階の自習室に集めら寮長やリーダーより各種注意事項を含めたミーティングがあった。
一通り片付けも済み暇になったボクは1階の風呂場へと向かう。個人ロッカーが決まっており、洗濯室も併設されていると説明があったのでシャワーついでに見に行こうと思ったからだ。
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「キミは確か今日入寮した子。名前は?」
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「そうなんですね。新入生も早く入っても大丈夫ですか?」と聞いてみた。
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