寝取らせ

従兄の存在

　ある週末、オレはナミと飲んでいた。
　お互いにバイト終わりで待合せし居酒屋で飲む。

　ナミは料理上手だ。
　手料理を食べたいところだけど、実際に２人分だけを作るとなると、かなりの労力と材料費がかかる。

　その為いつも間にか、居酒屋にてお互いに食べたい好きな物を頼むスタイルになっていた。

　店に入って1時間も経った頃には適度に酔っていた。
　オレは唐突に話しを切り出した
　「ナオキがねっ、あの、見たらしいんだ。その、ナミが男とホテルに入って行くとこ」

　あくまで平静を装い静かな口調で問いかけたが、きっとオレの顔は軽く引きつっていたかもしれない。

　「あらら....バレちゃったか」
　ナミはイタズラがバレたか位の軽い反応をみせる。


 (どっ、どう言う事だ？ナミが浮気？？寝取らせplay等ではなく、本当の寝取られじゃないか！！)

　
　真っ青な顔で動揺を隠せないオレを見てナミは笑い出した。
　「ホテルに一緒に行った人は従兄(いとこ)だよっ！ビックリした～？？」

　「えっ！従兄となんでホテルなんかに？、、、でも、良かった。安心した～！！」

　何か事情があったのだろう。
　ナミを疑った自分が恥ずかしくなった。

　「ゴメン、ナオキから聞いて正直焦ったよ～！ラブホテルに入ったって聞いたから、、、ナミが他の人とエッチしたのかも？な～んて、気になっちゃって、、、ゴメンね」

　(自分の彼女も信じられないなんて、オレは最低だな.....)

　ナミ
　「エッチしたよ！しかも毎回２回連続～！」

　、、、、、？？？毎回？はて？


   笑顔でピースサインをコチラに向けるナミに返す言葉が見つからなかった。