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依頼4つ目
しおりを挟むある晩、いきなり誰かきた
「はーい、どなたですか?」
…「すみません、お願いがあります」
「なんでしょう?」
…「えっと、えっと、テレビ局のものです」
…
…
エーーーっ!?
「な、なんですか?」
テレビ局「あの、あの、今日あるバンドのライブがあるんです、あなたにそっくりなんです、なんでもやってくれるって聞きまして」
ミルク「何でも屋になってるな?」
イチゴ「どーするの?引き受ける?」
「バンド…やりたいです笑」
ミルク「え、やんのかい!」
「バンド一度やってみたかった!」
テレビ局「そうですか、ギターの彼なんですがギターひけますか?」
「できません」
ミルク「できねーならやめたほうが」
テレビ局「…じゃ、1時間で弾けるように!練習して下さい!」
「1時間?」
1時間後に迎えに来ると言って帰って行った。
やばい、やばい。
やるしかないか。
「は、はい。」
山田「私は弾けます、手伝います」
「うん、お願い!」
ミルク「へんなの引き受けたな」
いつも変だろ。
山田くんと猛特訓した
…1時間後
「もうくたくた。」
山田「あんまりセンスはないけどなんとかなるかな。」
「…え」
…
テレビ局「すみません、行きましょう」
「はい。」
…
「うわ」
テレビ局「ここです」
「観客が…すごい。。。」
心臓が飛び出そうなくらい
緊張する。
逃げたくなってきた。
テレビ局「控え室はこちらです」
バンド「あ、ジン、きたか!」
「お、、おう!」
こんなノリでいいのか
バレそうでこえー
バンド「あのさ、曲かえるゎ!アレにするから」
え、聞いてない!どうしよ
バンド「おまえギターのとこないから、後ろで踊ってくんない?」
無理な難題きたぁー!
ギター練習なんだったんだ。
「お、おう!」
バンド「なんかおまえへんだな。」
「お、おう!大丈夫だ!」
ほんとに大丈夫か!ぼく!
やばい状況だ
…曲がはじまった
ぼくは必死に踊ってみた
うー、つらい
モーヤダー
…
バンド「アレよかったよ、ジンのダンス!腕くるっとのとこ」
「お、おう」
よかったんだ笑
ぼくはもう汗びっしょりだ
「じゃ、用事あるから失礼!」
テレビ局「笑っちゃいました、最高です」
「え、ひど、急にダンスって!」
テレビ局「すみません、急にいつも変わるので、お礼です」
「…」
お礼はギターだった。
ミルク「また練習できるな!」
…
帰ってくると
ぼくのダンスでみんな踊ってやがる
…
モーヤダー
♪
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