僕とくまとうさぎ

月乃結海

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新しい仲間⁉︎

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今まで話もしたこと無い子から、いきなり話かけられた。同級生の子だった。

女 「ねぇ、君はいつも誰と話してるの?」

「え、べ、べつに話してないよ?」

女「私見ちゃったんだ。君が音楽室で話してるの。」

見られてたんだ。いつの事かは覚えてないけど。
あの子は、いつも成績1番の子。
でもあの子が友達と一緒にいるとこは見たことがない。
いつもぼくと一緒で1人でいるタイプの子だ。

ミルク「アイツ、おまえの仲間にしろ!」

「え、無茶言うなよ。」

イチゴ「私知ってるよ、あの子いつも君を見てたの。」

「ちょっと怖い、、」

ミルク「あの子もきっと孤独だろう。」

イチゴ「君と一緒なのかもしれないね?」

忘れていた。ぼくは、最近楽しくて、寂しくなくて。忘れていたんだ。孤独だったことに。
そうだったんだ。あの子も。

女「私、いつも1人なの。勉強できても全然いい事なんてない!」

「君も仲間になる?ぼくたちの」

女「ぼくたち?やっぱり何かいたのね?」

「でも、今は言えないんだ。でもきっと君にも。」

女「そうだったのね、仲間…。私、友達もいない。みんな信用できないから。
でも君は何か違うと思っていたの。」

「ぼくも孤独なんだ。家でも。」

女「みんな色々あるわよ。」

「今日もしよかったら、うちこない?」

女「うん…。」


ミルク「今日あの子がくるんだな?」

「うん、そう言うことになったよ?」

ピンポーン

「はーい。」

女「お邪魔しまーす!」

「どうぞ。」

ぼくの部屋に入った途端、またあの光が!!

女「きゃぁぁー!!」

ミルク「ようこそ!」

女「何、あの可愛い子は!!」

「ぼくの仲間なんだ!」

女「え、可愛い!!」

ミルク「そうかい?そうだろ?」

おまえじゃないよ、きっと笑

女「うさちゃん、可愛い!!」

ほらね。ミルクが可愛子ぶっている。

ミルク「君の名前は?」

女「私は田中!」

ミルク「田中!今日からよろしくな!」

…みんな苗字なんだ?

イチゴ「よろしくね!」


そして、田中という名の彼女は仲間になった。

ぼくたちの。
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