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エルバス・セルファことエルは魔法の特別講師で、滅多に遭遇することが出来ない幻の存在らしい。
そのため彼に魔法を習いたい生徒たちは、日夜校内を彷徨っているんだとか。
え?そこまでする?って気持ちと、何それすっごいレアキャラ扱いされてるじゃん。エルすごい!って気持ちがせめぎ合ってる…。
というかそのレアキャラ、今目の前にいるんだけど、これ大丈夫?
「…とまあ、今後のスケジュールはこんな感じだ。」
キーンコーン カーンコーン
「チャイムがなったな、今日はここまで。そして、エトワー…」
大量の足音が聞こえてくると同時に、ドアがものすごい勢いで開けられた。
「セルファ先生!この魔法式は…」
「先生!先日発表された魔法論文について…」
「はっはっはー!俺のこのクールで格好いい魔法をくらいたまえ!」
すっごい数の生徒が教室に雪崩込んできた…。
まあ普通に考えてレアキャラがクラス担任持つって知ったら、そのクラスに押し寄せるよねー。
ていうか1人、頭逝っちゃってそうな人いるけど大丈夫?
速攻エルに無力化されていたけど。
エルはどこか諦めた表情で
「各自、明日に備えてしっかり休むように」
そう一言言い残すと、転移魔法で教室から去っていった。
「先生が消えたぞ!どこ行った!」
「まだ近くに居るはずだ!探せ!」
そう叫びながら、魔法科の生徒たちも教室から出ていった。
きっとエルはどっかの異空間にいるだろうねー。
彼らがエルを見つけ出すことはまず不可能かなー。
そんなことをぼんやり考えていると、リーゼが近づいてきて
「なんだか凄いことになりましたわね。」
「そうですね。魔法科の生徒があんなにアグレッシブだったなんて…。」
「そうそう…ってそこじゃありませんわよ!リア!エルバス・セルファですわよ!?生きる伝説であり。かの有名な魔法師100選にも名を連ねる超有名人ですわよ!この学園にいるかもしれない。という噂は聞いていましたが、まさか本当だったとは…。しかもわたくしたちのクラス担任だなんて!」
リアのテンションがめっちゃ高い。
エルってそんな有名人だったの?
「それにしてもセルファ先生、何を言いかけていたのかしら?」
「?」
「ほら、魔法科の生徒たちが押しかけてくる前に…
「チャイムがなったな今日はここまで。そして、エトワー…」
みたいなこと言っていたじゃない?えとわ?って何のことかしら?」
「…きっと大したことではないと思いますよ。先生もそのまま去られましたし。」
「それもそうね。そんなことよりリア!これから…」
待って!絶対エル私のこと呼び出す気だったじゃん!
何で!?私まだ何もしてないんだけど!?
もしかしてこの前のカボセか?
いやでも、エルの姿が見えた時点ですぐ引き返したし。
そもそもエルは寝ていたはずだから、私の顔を見たわけもなく…
「…てことでリア!今からカフェに行きましょう!」
あっ、いつのまにかカフェに行く話になってた…でも今はそれどころじゃ…
「なになにー?リーゼちゃんたちカフェに行くのー?ならクラスの親睦会も兼ねてみんなで行こうよー!」
おいコラ馬鹿アル!何言ってくれてるの!?
「そうだな。久しぶりに会ったことだし。」
やめてー!ルトまで賛成しないでー!
「まあ、いいんじゃないか。親睦会なんてくだらないと思うけど。」
じゃあ賛成するな!
やばい…この流れだと確実、親睦会へgo!だ…何か策は…
「みんな盛り上がっている所ごめんね。シアは病み上がりだから、また今度にしてもらっていいかな?」
救世主!まさかウィルにそんなことを思う日が来るだなんて…!
「そうですわよね!ごめんなさい、リア。昨日まで体調を崩されていたのに…。わたくしったら、リアと過ごせることが嬉しくて、ついつい…。」
違うのー!リーゼは悪くないの!悪いのは全部私なの!
と叫びたい気持ちを抑えつつ
「誘ってくれてありがとうございます。リーゼ。とっても嬉しかったです。また今度2人でどこか行きましょう?」
と微笑む。
「リアーーーー!!」
ガバッと、リーゼが抱きついてくる。
「わーお。俺ら男子は見事に蚊帳の外だねー。」
馬鹿アルは呆れ顔で
「2人がいいならそれでいいだろ。」
ルトは優しい表情で
「結局、いつも通りってことだな。」
マシューは興味なさそうに
「リーゼ嬢。そろそろシアを返してもらえるかな?」
ウィルは…笑顔で…。
って、あれちょっと怒ってる?…なんで?
そのため彼に魔法を習いたい生徒たちは、日夜校内を彷徨っているんだとか。
え?そこまでする?って気持ちと、何それすっごいレアキャラ扱いされてるじゃん。エルすごい!って気持ちがせめぎ合ってる…。
というかそのレアキャラ、今目の前にいるんだけど、これ大丈夫?
「…とまあ、今後のスケジュールはこんな感じだ。」
キーンコーン カーンコーン
「チャイムがなったな、今日はここまで。そして、エトワー…」
大量の足音が聞こえてくると同時に、ドアがものすごい勢いで開けられた。
「セルファ先生!この魔法式は…」
「先生!先日発表された魔法論文について…」
「はっはっはー!俺のこのクールで格好いい魔法をくらいたまえ!」
すっごい数の生徒が教室に雪崩込んできた…。
まあ普通に考えてレアキャラがクラス担任持つって知ったら、そのクラスに押し寄せるよねー。
ていうか1人、頭逝っちゃってそうな人いるけど大丈夫?
速攻エルに無力化されていたけど。
エルはどこか諦めた表情で
「各自、明日に備えてしっかり休むように」
そう一言言い残すと、転移魔法で教室から去っていった。
「先生が消えたぞ!どこ行った!」
「まだ近くに居るはずだ!探せ!」
そう叫びながら、魔法科の生徒たちも教室から出ていった。
きっとエルはどっかの異空間にいるだろうねー。
彼らがエルを見つけ出すことはまず不可能かなー。
そんなことをぼんやり考えていると、リーゼが近づいてきて
「なんだか凄いことになりましたわね。」
「そうですね。魔法科の生徒があんなにアグレッシブだったなんて…。」
「そうそう…ってそこじゃありませんわよ!リア!エルバス・セルファですわよ!?生きる伝説であり。かの有名な魔法師100選にも名を連ねる超有名人ですわよ!この学園にいるかもしれない。という噂は聞いていましたが、まさか本当だったとは…。しかもわたくしたちのクラス担任だなんて!」
リアのテンションがめっちゃ高い。
エルってそんな有名人だったの?
「それにしてもセルファ先生、何を言いかけていたのかしら?」
「?」
「ほら、魔法科の生徒たちが押しかけてくる前に…
「チャイムがなったな今日はここまで。そして、エトワー…」
みたいなこと言っていたじゃない?えとわ?って何のことかしら?」
「…きっと大したことではないと思いますよ。先生もそのまま去られましたし。」
「それもそうね。そんなことよりリア!これから…」
待って!絶対エル私のこと呼び出す気だったじゃん!
何で!?私まだ何もしてないんだけど!?
もしかしてこの前のカボセか?
いやでも、エルの姿が見えた時点ですぐ引き返したし。
そもそもエルは寝ていたはずだから、私の顔を見たわけもなく…
「…てことでリア!今からカフェに行きましょう!」
あっ、いつのまにかカフェに行く話になってた…でも今はそれどころじゃ…
「なになにー?リーゼちゃんたちカフェに行くのー?ならクラスの親睦会も兼ねてみんなで行こうよー!」
おいコラ馬鹿アル!何言ってくれてるの!?
「そうだな。久しぶりに会ったことだし。」
やめてー!ルトまで賛成しないでー!
「まあ、いいんじゃないか。親睦会なんてくだらないと思うけど。」
じゃあ賛成するな!
やばい…この流れだと確実、親睦会へgo!だ…何か策は…
「みんな盛り上がっている所ごめんね。シアは病み上がりだから、また今度にしてもらっていいかな?」
救世主!まさかウィルにそんなことを思う日が来るだなんて…!
「そうですわよね!ごめんなさい、リア。昨日まで体調を崩されていたのに…。わたくしったら、リアと過ごせることが嬉しくて、ついつい…。」
違うのー!リーゼは悪くないの!悪いのは全部私なの!
と叫びたい気持ちを抑えつつ
「誘ってくれてありがとうございます。リーゼ。とっても嬉しかったです。また今度2人でどこか行きましょう?」
と微笑む。
「リアーーーー!!」
ガバッと、リーゼが抱きついてくる。
「わーお。俺ら男子は見事に蚊帳の外だねー。」
馬鹿アルは呆れ顔で
「2人がいいならそれでいいだろ。」
ルトは優しい表情で
「結局、いつも通りってことだな。」
マシューは興味なさそうに
「リーゼ嬢。そろそろシアを返してもらえるかな?」
ウィルは…笑顔で…。
って、あれちょっと怒ってる?…なんで?
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