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ということで、みんな早速各々の希望を伝え、それは速やかに処理された。
さすが仕事がはやーい。
さてさて、私の研究室は…って、え?ここは?
「気に入ってもらえましたか先生?中も当時のまま保存してありますよ。」
突然後ろから声がした。
めっちゃびびった…
普通に登場してほしいと毎回ながら思う。
私は振り向きながら
「先生はやめて」
「僕にとってはいつまでも先生ですよ。でも、そうですね…そこまで言うなら…これからは「リアちゃん♡」ってお呼びしましょうか?」
「ちょっ!馬鹿にしてるでしょ!?」
レオたち曰く、失神者が出るという笑みを浮かべたエルがいる。
「まあ冗談は置いといて」
ほんとに冗談だよね?呼ばれた時、鳥肌立ったんだけど…
「せ・つ・め・い?お願いできますよね?」
と、笑顔で詰め寄られながら、研究室の中に押し込まれた。
「わぁー。ほんとに何も変わってない。全部撤去されてると思ったのにー。」
「先生の部屋の物は、下手に触ると何が起こるかわかりませんからね。開けるな、危険。ってことで、長い間放置されていたんですよ。」
「人の部屋を激物置き場みたいに言わないでくれるかな?それと先生はやめて。」
「2人きりの時しか呼びませんよ。」
「それなら…まあ…」
なんか丸め込まれた気がする…
それに、あんなことを言ってるが、きっとエルがこの部屋を管理してくれていたのだろう。
チリ一つ落ちてないし、あれほど長い時間放置されてたとは思えないぐらい綺麗だ。
相変わらず、エルには頭が上がらない。
「ありがとう」 ぼそっ
「ん?先生何か言いましたか?もう一度言ってもらえますか?」
すっごい笑顔で詰め寄ってくる。
絶対聞こえてただろ!
これだから…エルにお礼は言いたくないんだ!
「ていうか、よくウィルが許可したね。」
「…」
「え?もしかして無断?」
「大丈夫ですよ。彼も今は所詮学生。この学園では僕の方が立場が上ですから。」
すっごい笑顔でかわされた…
まあ、ウィルが邪魔してきてないってことは大丈夫?なんだよね?
「それでは先生、思う存分研究に勤しんでください。何かありましたら僕に。すぐに駆けつけますので。」
と言いながら、ウィルは研究室から出ていった。
何やら気になることは色々あるが、
とりあえず、これから1年間は研究し放題ってことだよね!
あー!ワクワクしてきた!
手始めに、あの書きかけの魔法式を…!
先生の研究室から出るとそこには…
「エルバス?これはどういうことだ?(怒)」
予想通り、最高潮に機嫌の悪いあいつがいる。
「どういうことも何も研究室に案内しただけですよ。」
研究室には登録された人しか出入りすることができない。
登録は研究室の主のみ可能。
先生の研究室は保管のため、一時的に僕が主となっていた。
だから、それを利用してこの研究室に入れるのは先生と僕のみに設定した。
もちろん今の主は先生だし、僕にはもうどうすることもできない。
先生は研究にのめり込むと周りが見えなくなる人だから、おそらくあいつの存在はもう頭の中にないだろう。
それに、研究室の中は普通に暮らせるだけの設備が十分に揃っているため、外に出てくることもほぼない。
「彼女が研究室に引き篭もることが目的だったのでしょう?よかったじゃないですか?」
一緒にってことだったんだろうけど…
まあ、そんなこと僕がさせるわけないよね。
「大丈夫ですよ。彼女の安否確認は僕が責任を持って行いますから。」
と、ここまで言ったところで、あいつは踵をかえして帰っていった。
あいつが簡単に諦めるとも思えないけど、まあ、しばらくは大丈夫だろ。
それじゃあ、僕もやるべきことを終わらせて先生と一緒に研究室に篭ろ。
さすが仕事がはやーい。
さてさて、私の研究室は…って、え?ここは?
「気に入ってもらえましたか先生?中も当時のまま保存してありますよ。」
突然後ろから声がした。
めっちゃびびった…
普通に登場してほしいと毎回ながら思う。
私は振り向きながら
「先生はやめて」
「僕にとってはいつまでも先生ですよ。でも、そうですね…そこまで言うなら…これからは「リアちゃん♡」ってお呼びしましょうか?」
「ちょっ!馬鹿にしてるでしょ!?」
レオたち曰く、失神者が出るという笑みを浮かべたエルがいる。
「まあ冗談は置いといて」
ほんとに冗談だよね?呼ばれた時、鳥肌立ったんだけど…
「せ・つ・め・い?お願いできますよね?」
と、笑顔で詰め寄られながら、研究室の中に押し込まれた。
「わぁー。ほんとに何も変わってない。全部撤去されてると思ったのにー。」
「先生の部屋の物は、下手に触ると何が起こるかわかりませんからね。開けるな、危険。ってことで、長い間放置されていたんですよ。」
「人の部屋を激物置き場みたいに言わないでくれるかな?それと先生はやめて。」
「2人きりの時しか呼びませんよ。」
「それなら…まあ…」
なんか丸め込まれた気がする…
それに、あんなことを言ってるが、きっとエルがこの部屋を管理してくれていたのだろう。
チリ一つ落ちてないし、あれほど長い時間放置されてたとは思えないぐらい綺麗だ。
相変わらず、エルには頭が上がらない。
「ありがとう」 ぼそっ
「ん?先生何か言いましたか?もう一度言ってもらえますか?」
すっごい笑顔で詰め寄ってくる。
絶対聞こえてただろ!
これだから…エルにお礼は言いたくないんだ!
「ていうか、よくウィルが許可したね。」
「…」
「え?もしかして無断?」
「大丈夫ですよ。彼も今は所詮学生。この学園では僕の方が立場が上ですから。」
すっごい笑顔でかわされた…
まあ、ウィルが邪魔してきてないってことは大丈夫?なんだよね?
「それでは先生、思う存分研究に勤しんでください。何かありましたら僕に。すぐに駆けつけますので。」
と言いながら、ウィルは研究室から出ていった。
何やら気になることは色々あるが、
とりあえず、これから1年間は研究し放題ってことだよね!
あー!ワクワクしてきた!
手始めに、あの書きかけの魔法式を…!
先生の研究室から出るとそこには…
「エルバス?これはどういうことだ?(怒)」
予想通り、最高潮に機嫌の悪いあいつがいる。
「どういうことも何も研究室に案内しただけですよ。」
研究室には登録された人しか出入りすることができない。
登録は研究室の主のみ可能。
先生の研究室は保管のため、一時的に僕が主となっていた。
だから、それを利用してこの研究室に入れるのは先生と僕のみに設定した。
もちろん今の主は先生だし、僕にはもうどうすることもできない。
先生は研究にのめり込むと周りが見えなくなる人だから、おそらくあいつの存在はもう頭の中にないだろう。
それに、研究室の中は普通に暮らせるだけの設備が十分に揃っているため、外に出てくることもほぼない。
「彼女が研究室に引き篭もることが目的だったのでしょう?よかったじゃないですか?」
一緒にってことだったんだろうけど…
まあ、そんなこと僕がさせるわけないよね。
「大丈夫ですよ。彼女の安否確認は僕が責任を持って行いますから。」
と、ここまで言ったところで、あいつは踵をかえして帰っていった。
あいつが簡単に諦めるとも思えないけど、まあ、しばらくは大丈夫だろ。
それじゃあ、僕もやるべきことを終わらせて先生と一緒に研究室に篭ろ。
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