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リンダ訪問
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配達を終えたエルンは店に帰ると引きこもるように魔道具の修理を始めた。
最近は買い取りだけでなく修理の依頼も受けるようになって大忙しだ。
修理の評判も良く売り上げに貢献している。
ガルディは店番をしながら転寝をしている。
なんだかすごく平和な時間を過ごしている気がして心地よかった。いつまでもこんな生活が続くことを願うばかりだ。
「ちょっとガルディ、寝てるってどういうこと?」
店中に響き渡ったのはリンダの声。
「…………なんだ、お前か。気持ちよく寝てるのに台無しじゃねえか。ちょうど敵の首を跳ねるところだったのに」
「なぜ寝てるのよ。店番にならないじゃないの」
「この時間は客なんか来ねえんだよ」
「商品が盗まれたらどうする気なのよ。給料から引くからね」
「お前が偉そうに言うな」
「私の名前があったからこそ……」
「リンダさんいらっしゃい。珍しいですね」
エルンが割り込んだ。ケンカに発展させるのは避けたかった。
「ちょっと近くへ来たから寄ってみたのよ。店は順調なの?」
「ええ、少しずつよくなっています。来月には黒字になりそうです」
「そう、それはよかった。けど……エルン。ちょっと来なさい」
「はい?……な・ん・で・しょう・か」
「エルンから妙な魔力が匂うんだけど。なにかしらこの魔力は? 妙な魔法使いと接触したわね」
熟練の魔法使いは他の魔法使いの魔力が嗅ぎ分けられるようだ。
——なんだその能力は……犬みたいだ。でも、どうしよう、黙っていた方がいいのか、話した方がいいのか——
「この魔力……私のに近い魔力ね……随分と弱いけど」
「そそそ、そうですか……」
隠し事をすれば、ばれたときにどんな怒りを買うかわかったもんじゃない。
もし、本当に契約を簡単に破棄できるのであればとんでもないことになりかねないとエルンは思ったので正直に話すことにした。
「実は……」
「……そう、ゾフィー・フォン・シーラッハ……。きっと私の姉妹の末裔ね。私のことなんか言ってた? よくは言ってなかったでしょう」
「ええ、言ってたような言ってなかったような。魔法の修行は続けろって。いい先生だって」
「本当にそんなこと言ってたの?」
リンダはその話は信じてないようだ。だが、ニヤッと笑った。
最近は買い取りだけでなく修理の依頼も受けるようになって大忙しだ。
修理の評判も良く売り上げに貢献している。
ガルディは店番をしながら転寝をしている。
なんだかすごく平和な時間を過ごしている気がして心地よかった。いつまでもこんな生活が続くことを願うばかりだ。
「ちょっとガルディ、寝てるってどういうこと?」
店中に響き渡ったのはリンダの声。
「…………なんだ、お前か。気持ちよく寝てるのに台無しじゃねえか。ちょうど敵の首を跳ねるところだったのに」
「なぜ寝てるのよ。店番にならないじゃないの」
「この時間は客なんか来ねえんだよ」
「商品が盗まれたらどうする気なのよ。給料から引くからね」
「お前が偉そうに言うな」
「私の名前があったからこそ……」
「リンダさんいらっしゃい。珍しいですね」
エルンが割り込んだ。ケンカに発展させるのは避けたかった。
「ちょっと近くへ来たから寄ってみたのよ。店は順調なの?」
「ええ、少しずつよくなっています。来月には黒字になりそうです」
「そう、それはよかった。けど……エルン。ちょっと来なさい」
「はい?……な・ん・で・しょう・か」
「エルンから妙な魔力が匂うんだけど。なにかしらこの魔力は? 妙な魔法使いと接触したわね」
熟練の魔法使いは他の魔法使いの魔力が嗅ぎ分けられるようだ。
——なんだその能力は……犬みたいだ。でも、どうしよう、黙っていた方がいいのか、話した方がいいのか——
「この魔力……私のに近い魔力ね……随分と弱いけど」
「そそそ、そうですか……」
隠し事をすれば、ばれたときにどんな怒りを買うかわかったもんじゃない。
もし、本当に契約を簡単に破棄できるのであればとんでもないことになりかねないとエルンは思ったので正直に話すことにした。
「実は……」
「……そう、ゾフィー・フォン・シーラッハ……。きっと私の姉妹の末裔ね。私のことなんか言ってた? よくは言ってなかったでしょう」
「ええ、言ってたような言ってなかったような。魔法の修行は続けろって。いい先生だって」
「本当にそんなこと言ってたの?」
リンダはその話は信じてないようだ。だが、ニヤッと笑った。
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