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治療に専念
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エルンが気が付いたのはケガを負ってから四日目のことだった。
ガルディがベッド脇の椅子で転寝をしている。
「ここはどこ?」
エルンの声にガルディが目を覚ました。
「……気が付いたかエルン」
見たことのない天井がエルンの目に入った。
「ここは、ゾフィーの屋敷だ」
「ゾフィー先生の」
「俺が運んだ。街の医者へ運んだのだが、手の施しようがないというので、知り合いの魔法使いに頼んだらここへ運ぶのがいいと言われた。お前の学校の先生だってな」
「うん、そう」
「ゾフィーがヒーリングを施してくれた。下手をしたら死んでたそうだ」
「僕も死んだと思った……あの女の子は?」
「さあ……、ばらばらになっただろうな。あの爆発で助かったとは思えん」
「どうしてそこまでして僕を狙ったんだろう」
「さあな。ただ、それだけの覚悟を持って任務にあたってたということだ。大きな力が陰で蠢いている証拠だ」
ゾフィーが二人の話し声を聞きつけて部屋へと入ってきた。
「気が付いたか、もう大丈夫だ。一時はダメかと思った。だが、死なせるわけにはいかないのでな。久しぶりに真剣になった」
「ありがとうございます」
エルンは起き上がろうとした。
「起きるな、寝てろ。一週間は安静だ」
ゾフィーが制した。
「でも、学校もあるし」
「学校なんて行かなくていい。わかっただろ。国立魔法学院といってもお前から見たらお遊びだ」
「それでも色々と勉強になることも……」
「気を遣うな。とにかく寝てろ」
「ゾフィーはエルンが襲われる理由を何か知っているのか?」
ガルディは核心を得ようとした。
「知っているというほどではないが、ガルディの話を絡めると辻褄が合う。今回のペペ族とキュリア族というのは個人で雇える組織ではない。裏に大きな資金源があるということだ。場合によっては他国の手先となることもある。海峡を挟んだ西の国、ヴァルハルディアが関係している可能性がある。妙な連中がこの国に潜入したとういう話は前々からあった」
「その国が関係しているとしても、なぜまだ十歳のエルンを狙うのか合点がいかん」
ガルディがゾフィーに怒りをぶつけるような視線を向けた。
「エルンの能力が何らかの形で障壁となるのであれば、その前に消してしまおうとするのは道理だ。……ヴァルハルディアにはリップルという予言者がおり、神に次ぐ地位を得ている。それに誑かされれば国が動かんとも限らん」
「エルンが将来障壁となることが予言の中にあったということか?」
「その可能性があるということだ。それなら私は合点が行く」
「ヴァルハルディアの目的は何だ?」
「国の目的は国だろう。つまり侵略だ。このドラーケンヴァルトの国だ。あの国の内情はひどい。ひどい国から見ればこの国が羨ましいわけだ」
黙って聞いていたエルンが口を開いた。
「そんなことに僕が関わるなんて。僕はただの魔法使いなんだ。ちょっと人より鑑定とか修復魔法がうまいだけなのに」
「ただの? ちょっとだと? とてつもない素質を授けられ、さらに大魔法使いエヴィルがそれを後押ししている。エルンに託したわけだ。期待に応えんとな」
「勝手なもんだ。こんな子供にすべてを押し付けるなんて……」
ガルディがゾフィーを睨んだ。
「そうだな。私もそう思う」
ゾフィーは不貞腐れたように顔を背けた。ふとそこで何かを思い出したようにエルンへと顔を向けた。
「エルン、お前、最近、誰かに鍵のことを話したか?」
「鍵のこと? ええ、話しましたが……」
「誰にだ?」
「あの……ヴァルター・ザザーランドという魔法使いのお爺さんと……」
「ヴァルター・ザザーランド……六〇〇年前の魔法使いだぞ」
「ええ、そうらしいですね」
「私が尊敬する魔法使いの一人だ。会ったのか?」
ゾフィーが興奮気味に詰め寄った。
「はい。会いました」
「どこで?」
「グラッドシュタット城の第三宝物庫の奥の部屋で」
「……そんなところに潜んでいたとは。どこかに潜んでいるとは聞いていたが……」
「そのお爺さんが何か?」
「いや、私も会いたかった。伝説の魔法使いだ。すまない……その魔法使いはおそらく関係ない……他には?」
「その時、修復師のハッソさんもそこにいましたから鍵のことを知っています」
「ハッソ……どこかで聞いたことがある名だ。……ハッソ」
ゾフィーは口中で繰り返し、考え込んだ。
「どんな人物だ?」
「ずんぐりした小柄なお爺さんです。ドアーフの家系だとか」
ゾフィーは大きな溜息を漏らした。
「そいつだ、そのハッソは敵国のスパイだ」
「ハッソさんが? でも、もう一六〇年も務めているって言ってましたが」
「そのころから潜入してたわけだ。場合によっては五〇〇年にもわたって情報を盗むスパイもいる。この国のドアーフは今の王族によってほぼ根絶やしにされた。しかし、ごく一部、別の種族と交配した種族だけは生きながらえた。そのハッソが恨みを持っていても不思議ではない」
「つまり、僕から鍵を奪うために僕を狙ったということですか。でも、鍵を奪うことと、この国の植民地化はどのような関係があるんですか?」
「……わからん。まだそうと決まったことではない。だが、そのハッソという男には今後も注意する必要がある。今は傷を癒せ。それが先決だ。ここなら連中の目も届かん。安心して癒せ」
それだけ言うとゾフィーは部屋を出ていった。
ガルディはその背中を見ながらエルンに言った。
「エルンはもっと強かにならんといかん。人が良すぎる。勝手に皆が押し付けてきたものを素直に受け入れる必要はない。嫌なら嫌だと拒否すればいいんだぞ」
「嫌だ!」
「早いな……でも、それでいい。少しは楽になる」
ガルディは笑った。
ガルディがベッド脇の椅子で転寝をしている。
「ここはどこ?」
エルンの声にガルディが目を覚ました。
「……気が付いたかエルン」
見たことのない天井がエルンの目に入った。
「ここは、ゾフィーの屋敷だ」
「ゾフィー先生の」
「俺が運んだ。街の医者へ運んだのだが、手の施しようがないというので、知り合いの魔法使いに頼んだらここへ運ぶのがいいと言われた。お前の学校の先生だってな」
「うん、そう」
「ゾフィーがヒーリングを施してくれた。下手をしたら死んでたそうだ」
「僕も死んだと思った……あの女の子は?」
「さあ……、ばらばらになっただろうな。あの爆発で助かったとは思えん」
「どうしてそこまでして僕を狙ったんだろう」
「さあな。ただ、それだけの覚悟を持って任務にあたってたということだ。大きな力が陰で蠢いている証拠だ」
ゾフィーが二人の話し声を聞きつけて部屋へと入ってきた。
「気が付いたか、もう大丈夫だ。一時はダメかと思った。だが、死なせるわけにはいかないのでな。久しぶりに真剣になった」
「ありがとうございます」
エルンは起き上がろうとした。
「起きるな、寝てろ。一週間は安静だ」
ゾフィーが制した。
「でも、学校もあるし」
「学校なんて行かなくていい。わかっただろ。国立魔法学院といってもお前から見たらお遊びだ」
「それでも色々と勉強になることも……」
「気を遣うな。とにかく寝てろ」
「ゾフィーはエルンが襲われる理由を何か知っているのか?」
ガルディは核心を得ようとした。
「知っているというほどではないが、ガルディの話を絡めると辻褄が合う。今回のペペ族とキュリア族というのは個人で雇える組織ではない。裏に大きな資金源があるということだ。場合によっては他国の手先となることもある。海峡を挟んだ西の国、ヴァルハルディアが関係している可能性がある。妙な連中がこの国に潜入したとういう話は前々からあった」
「その国が関係しているとしても、なぜまだ十歳のエルンを狙うのか合点がいかん」
ガルディがゾフィーに怒りをぶつけるような視線を向けた。
「エルンの能力が何らかの形で障壁となるのであれば、その前に消してしまおうとするのは道理だ。……ヴァルハルディアにはリップルという予言者がおり、神に次ぐ地位を得ている。それに誑かされれば国が動かんとも限らん」
「エルンが将来障壁となることが予言の中にあったということか?」
「その可能性があるということだ。それなら私は合点が行く」
「ヴァルハルディアの目的は何だ?」
「国の目的は国だろう。つまり侵略だ。このドラーケンヴァルトの国だ。あの国の内情はひどい。ひどい国から見ればこの国が羨ましいわけだ」
黙って聞いていたエルンが口を開いた。
「そんなことに僕が関わるなんて。僕はただの魔法使いなんだ。ちょっと人より鑑定とか修復魔法がうまいだけなのに」
「ただの? ちょっとだと? とてつもない素質を授けられ、さらに大魔法使いエヴィルがそれを後押ししている。エルンに託したわけだ。期待に応えんとな」
「勝手なもんだ。こんな子供にすべてを押し付けるなんて……」
ガルディがゾフィーを睨んだ。
「そうだな。私もそう思う」
ゾフィーは不貞腐れたように顔を背けた。ふとそこで何かを思い出したようにエルンへと顔を向けた。
「エルン、お前、最近、誰かに鍵のことを話したか?」
「鍵のこと? ええ、話しましたが……」
「誰にだ?」
「あの……ヴァルター・ザザーランドという魔法使いのお爺さんと……」
「ヴァルター・ザザーランド……六〇〇年前の魔法使いだぞ」
「ええ、そうらしいですね」
「私が尊敬する魔法使いの一人だ。会ったのか?」
ゾフィーが興奮気味に詰め寄った。
「はい。会いました」
「どこで?」
「グラッドシュタット城の第三宝物庫の奥の部屋で」
「……そんなところに潜んでいたとは。どこかに潜んでいるとは聞いていたが……」
「そのお爺さんが何か?」
「いや、私も会いたかった。伝説の魔法使いだ。すまない……その魔法使いはおそらく関係ない……他には?」
「その時、修復師のハッソさんもそこにいましたから鍵のことを知っています」
「ハッソ……どこかで聞いたことがある名だ。……ハッソ」
ゾフィーは口中で繰り返し、考え込んだ。
「どんな人物だ?」
「ずんぐりした小柄なお爺さんです。ドアーフの家系だとか」
ゾフィーは大きな溜息を漏らした。
「そいつだ、そのハッソは敵国のスパイだ」
「ハッソさんが? でも、もう一六〇年も務めているって言ってましたが」
「そのころから潜入してたわけだ。場合によっては五〇〇年にもわたって情報を盗むスパイもいる。この国のドアーフは今の王族によってほぼ根絶やしにされた。しかし、ごく一部、別の種族と交配した種族だけは生きながらえた。そのハッソが恨みを持っていても不思議ではない」
「つまり、僕から鍵を奪うために僕を狙ったということですか。でも、鍵を奪うことと、この国の植民地化はどのような関係があるんですか?」
「……わからん。まだそうと決まったことではない。だが、そのハッソという男には今後も注意する必要がある。今は傷を癒せ。それが先決だ。ここなら連中の目も届かん。安心して癒せ」
それだけ言うとゾフィーは部屋を出ていった。
ガルディはその背中を見ながらエルンに言った。
「エルンはもっと強かにならんといかん。人が良すぎる。勝手に皆が押し付けてきたものを素直に受け入れる必要はない。嫌なら嫌だと拒否すればいいんだぞ」
「嫌だ!」
「早いな……でも、それでいい。少しは楽になる」
ガルディは笑った。
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