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Ⅰ 豚王子、覚醒す
1-3.
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魔狼を倒した興奮に全身を押されるようにして、森の奥へと足を踏み入れていく。
やがて……木々の間に、朽ちたあばら家が見えた。屋根板は大穴が開き、壁中に蔦が這い、苔むしている。遠目にもわかるほど、長年に渡り棄てられた「ゴミ」。だけど今の僕には、そうじゃない。
「ここを拠点にしよう!」
心が躍る。ここ数日、まったく覚えが無かった笑顔が、自分の顔に戻るのがわかる。
あばら家へ向かう足も一段と高く……そこでやっと、僕は〝自身の異変〟に気が付いた。
「あれ……僕の足、随分と細くなってる」
足だけじゃない。振り出す腕は二の腕がぶるぶるせず、木剣を差す腰に乗るぶよぶよの腹は無い。麻の服は、無くなった脂肪の分だけスカスカと空気を取り込んでいる。
何より、さっきから小一時間ほど足場の悪い森を歩いているのに、息切れひとつしない。
立ち止まり、慌てて身体をあちこち触れる。そして……恐る恐る、頬の下へ手をやった。
「首が……首がある! 明らかに痩せてる。まさかこれも【価値反転】のせい?」
鏡が無くても、はっきりわかる。むしろ何で今の今まで気が付かなかったってぐらい。
単純に、馬鹿みたいな肥満体でなくなったことは、僕が王城で容姿だけでも無価値だったことをひっくり返せたようで、とても嬉しい。
「こんなに一瞬で……肥満はスキルが覚醒するまでの溜め、みたいなものだったんだろうか。それとも呪い?」
考えたところで答なんて出るわけがない。王室付きの学者が誰もわからなかったんだから。
とにかく今は、好きなように身体を動かせて、好みのように価値を反転させられる。その最も試すべき大物が、目の前に建っているのだから。
あばら家の、割れて傾いたドアを、ゆっくりと引く。
「……うっぷ。すごい湿気とカビ臭だ」
長年閉め切っていた王城の物置どころじゃない。これだけボロボロで通気しているのにこの状態。瘴気も多分に関係しているだろう。
苔だらけでじっとりとした壁に手を当て、早速、【価値反転】を試す。
「──! うわわっ」
[1. 腐食した建材全般 >>> 聖樹の木材:常時浄化、結界発動]
[2. 苔が付着した石の炉/煙突 >>> 赤竜山の岩石:室温湿度の自動調整]
[3. ほこりまみれの鉄鍋 >>> ミスリルの鍋:加熱の自動調整、スキル【調理】付与特典]
[4. 腐食した藁の寝床 >>> フェンリルの毛編み敷布:疲労・状態異常回復、睡眠の質の最適化]
……頭の中にずらずらっと、一気に来た。ひとつずつ見るにつけ、今さらながら引いた。
「な、何から突っ込んだらいいのかわからない……」
[──以上、『聖樹の小屋』へ、反転しますか?]
「ええい、とにかくやってしまえっ!」
ドンッという、波動と言うのだろうか。収集していた時から感じていた、たまに希少素材から感じ取られる、力の波。その大きなものがあばら家の中へ外へ、そして僕の身体を突き抜ける。
目を開けてみると……そこには、こじんまりとしながらも美しく、整然と配置された部屋ができ上っていた。心なしか明るく、光の粒子が飛んでいるように見える。
「すっ……すごい!」
外へ飛び出てみれば、外観もまた神々しく。小さくも力強さがあふれていた。
「これが、僕の家……いや、違う。『城』だ!」
屋根の上に伸びる石造りの煙突に、お城の尖塔を見るような。それだけで力が湧いてくる。このあばら家が残っていたことに、かつて住んでいた人に、それぞれ感謝したい。
◆
寝てしまった。モフモフと気持ちのよさそうな『フェンリルの毛編み敷布』に頬ずりしていたら、ついつい全身で触れてみたくなって。横になってからの記憶が全くない。
「数日分の疲れがたまっていたんだろうな。いったいどれほど〝落ちた〟んだろう」
背伸びをひとつして、外に出てみる。空を見上げ……ふっと笑いが漏れた。この森、陽の光が差さないから、昼か夜かわからないんだった。
唐突に、お腹がぐうと鳴った。
「腹時計もアテにならない。まあ、どうでもいいや。王城と違って、時間割があるわけじゃないし。したいことをしていれば、それでいいんだ」
豚で役立たずと言われようが、規則と規律には従わなければならなかった。今のこの軽い身体には、もう縛るものは何も無い。
「……そうだ。この服も今の僕用に作り直さないと」
朝のシャツをめくり上げてお腹を見ると……腹筋がある。何だかさっきより輪をかけて締まっている気がする。王城の門に据えてある、彫像みたいな腹筋になっている。
また、ふっと頬に手を当てる。
「しもぶくれが取れて、どんな顔になっているんだろう……とにかく服を直して。それから、食べもの探しだ!」
[麻の罪人服 >>> 聖樹皮の衣:物理防御 B、魔法防御 A、呪詛、毒気無効]
予想を裏切ることなく高性能化。あまり慣れたくはないんだけど。
反転を終えると、王城の服飾職人も顔負けなほどに、身体にぴったりと誂えられた。もう、かつての僕は視界に残っていない。お腹の下、太腿が見えているだけでも笑ってしまう。
「何だか、神経も研ぎ澄まされてきたような気がする。はは、さっきずっと自分が痩せたことにも気が付かなかったのに。だけど……熟睡して、冷静になった今は、やっぱり違う」
目を凝らせば、闇の向こう、木々の輪郭がはっきりとする。
耳を澄ませば、風が揺らす、いろんな音が耳に届く。
「……水が流れる音……近くに川がある!」
人間が生きていく上で最低限、手に入れなければいけないもの。そのひとつが水。
「あはははっ、身体に羽根が生えたようだ」
川の音に向かって飛んで走って。鹿でもここまで軽やかにはできないだろう。足を動かすだけでこの解放感、最高だ。このまま川へ思いっきり飛び込みたい。
「……でもまあ、予想はついてたけどね」
見つかった川は、小さな橋が欲しくなる幅に、灰色の水をゆるやかに流していた。とても飲めそうにはないけど……魚が泳いでいるのは見える。人間よりもたくましいな。
「待てよ。当然、水だって反転できるはずだよな」
何でもまず、手で触れてみる。あやうく基本を忘れるところだった。
両手を合わせ、そっと水をすくってみる。早速、頭の中にメッセージが届いた。
[泥水 >>> エリクサー:状態異常、気力、体力の全回復]
世界最高峰の薬師が希少材料を使ってやっと作り出す万能薬、いきなり出現。
「いやいや! 普通の浄水でいいんだよ。これじゃあ飲み水どころか、調理にも使えない」
毎日エリクサーなんか飲んでたら、健康が突き抜けすぎて、かえっておかしくなりそうだよ。
……と、そんな悩みは、すぐに撤回されてしまった。
[〝反転濃度〟を調整します。泥水 >>> 浄水:飲料可の生活用水。反転しますか?]
「はは……は。何でもありなんだね。自分のスキルながら、驚くよ。本当に神様がくれたもの、天恵だ」
すくい上げた水を飲んでみる。適度に冷たく、乾いた喉をするすると通り抜け、全身へ染みわたるように入っていく。
「んぐ、んぐ……ぷはあ~、おいしい! これなら大丈夫。後は、何とか桶を作って我が城へ……うん? 何だあれ」
川上に目を凝らす。大きな板切れが川べりに引っ掛かっていて、その上に何かが乗っかっている。
「魔獣? いや……人だっ!」
そう見定めるなり、僕の足は駆けだしていた。
やがて……木々の間に、朽ちたあばら家が見えた。屋根板は大穴が開き、壁中に蔦が這い、苔むしている。遠目にもわかるほど、長年に渡り棄てられた「ゴミ」。だけど今の僕には、そうじゃない。
「ここを拠点にしよう!」
心が躍る。ここ数日、まったく覚えが無かった笑顔が、自分の顔に戻るのがわかる。
あばら家へ向かう足も一段と高く……そこでやっと、僕は〝自身の異変〟に気が付いた。
「あれ……僕の足、随分と細くなってる」
足だけじゃない。振り出す腕は二の腕がぶるぶるせず、木剣を差す腰に乗るぶよぶよの腹は無い。麻の服は、無くなった脂肪の分だけスカスカと空気を取り込んでいる。
何より、さっきから小一時間ほど足場の悪い森を歩いているのに、息切れひとつしない。
立ち止まり、慌てて身体をあちこち触れる。そして……恐る恐る、頬の下へ手をやった。
「首が……首がある! 明らかに痩せてる。まさかこれも【価値反転】のせい?」
鏡が無くても、はっきりわかる。むしろ何で今の今まで気が付かなかったってぐらい。
単純に、馬鹿みたいな肥満体でなくなったことは、僕が王城で容姿だけでも無価値だったことをひっくり返せたようで、とても嬉しい。
「こんなに一瞬で……肥満はスキルが覚醒するまでの溜め、みたいなものだったんだろうか。それとも呪い?」
考えたところで答なんて出るわけがない。王室付きの学者が誰もわからなかったんだから。
とにかく今は、好きなように身体を動かせて、好みのように価値を反転させられる。その最も試すべき大物が、目の前に建っているのだから。
あばら家の、割れて傾いたドアを、ゆっくりと引く。
「……うっぷ。すごい湿気とカビ臭だ」
長年閉め切っていた王城の物置どころじゃない。これだけボロボロで通気しているのにこの状態。瘴気も多分に関係しているだろう。
苔だらけでじっとりとした壁に手を当て、早速、【価値反転】を試す。
「──! うわわっ」
[1. 腐食した建材全般 >>> 聖樹の木材:常時浄化、結界発動]
[2. 苔が付着した石の炉/煙突 >>> 赤竜山の岩石:室温湿度の自動調整]
[3. ほこりまみれの鉄鍋 >>> ミスリルの鍋:加熱の自動調整、スキル【調理】付与特典]
[4. 腐食した藁の寝床 >>> フェンリルの毛編み敷布:疲労・状態異常回復、睡眠の質の最適化]
……頭の中にずらずらっと、一気に来た。ひとつずつ見るにつけ、今さらながら引いた。
「な、何から突っ込んだらいいのかわからない……」
[──以上、『聖樹の小屋』へ、反転しますか?]
「ええい、とにかくやってしまえっ!」
ドンッという、波動と言うのだろうか。収集していた時から感じていた、たまに希少素材から感じ取られる、力の波。その大きなものがあばら家の中へ外へ、そして僕の身体を突き抜ける。
目を開けてみると……そこには、こじんまりとしながらも美しく、整然と配置された部屋ができ上っていた。心なしか明るく、光の粒子が飛んでいるように見える。
「すっ……すごい!」
外へ飛び出てみれば、外観もまた神々しく。小さくも力強さがあふれていた。
「これが、僕の家……いや、違う。『城』だ!」
屋根の上に伸びる石造りの煙突に、お城の尖塔を見るような。それだけで力が湧いてくる。このあばら家が残っていたことに、かつて住んでいた人に、それぞれ感謝したい。
◆
寝てしまった。モフモフと気持ちのよさそうな『フェンリルの毛編み敷布』に頬ずりしていたら、ついつい全身で触れてみたくなって。横になってからの記憶が全くない。
「数日分の疲れがたまっていたんだろうな。いったいどれほど〝落ちた〟んだろう」
背伸びをひとつして、外に出てみる。空を見上げ……ふっと笑いが漏れた。この森、陽の光が差さないから、昼か夜かわからないんだった。
唐突に、お腹がぐうと鳴った。
「腹時計もアテにならない。まあ、どうでもいいや。王城と違って、時間割があるわけじゃないし。したいことをしていれば、それでいいんだ」
豚で役立たずと言われようが、規則と規律には従わなければならなかった。今のこの軽い身体には、もう縛るものは何も無い。
「……そうだ。この服も今の僕用に作り直さないと」
朝のシャツをめくり上げてお腹を見ると……腹筋がある。何だかさっきより輪をかけて締まっている気がする。王城の門に据えてある、彫像みたいな腹筋になっている。
また、ふっと頬に手を当てる。
「しもぶくれが取れて、どんな顔になっているんだろう……とにかく服を直して。それから、食べもの探しだ!」
[麻の罪人服 >>> 聖樹皮の衣:物理防御 B、魔法防御 A、呪詛、毒気無効]
予想を裏切ることなく高性能化。あまり慣れたくはないんだけど。
反転を終えると、王城の服飾職人も顔負けなほどに、身体にぴったりと誂えられた。もう、かつての僕は視界に残っていない。お腹の下、太腿が見えているだけでも笑ってしまう。
「何だか、神経も研ぎ澄まされてきたような気がする。はは、さっきずっと自分が痩せたことにも気が付かなかったのに。だけど……熟睡して、冷静になった今は、やっぱり違う」
目を凝らせば、闇の向こう、木々の輪郭がはっきりとする。
耳を澄ませば、風が揺らす、いろんな音が耳に届く。
「……水が流れる音……近くに川がある!」
人間が生きていく上で最低限、手に入れなければいけないもの。そのひとつが水。
「あはははっ、身体に羽根が生えたようだ」
川の音に向かって飛んで走って。鹿でもここまで軽やかにはできないだろう。足を動かすだけでこの解放感、最高だ。このまま川へ思いっきり飛び込みたい。
「……でもまあ、予想はついてたけどね」
見つかった川は、小さな橋が欲しくなる幅に、灰色の水をゆるやかに流していた。とても飲めそうにはないけど……魚が泳いでいるのは見える。人間よりもたくましいな。
「待てよ。当然、水だって反転できるはずだよな」
何でもまず、手で触れてみる。あやうく基本を忘れるところだった。
両手を合わせ、そっと水をすくってみる。早速、頭の中にメッセージが届いた。
[泥水 >>> エリクサー:状態異常、気力、体力の全回復]
世界最高峰の薬師が希少材料を使ってやっと作り出す万能薬、いきなり出現。
「いやいや! 普通の浄水でいいんだよ。これじゃあ飲み水どころか、調理にも使えない」
毎日エリクサーなんか飲んでたら、健康が突き抜けすぎて、かえっておかしくなりそうだよ。
……と、そんな悩みは、すぐに撤回されてしまった。
[〝反転濃度〟を調整します。泥水 >>> 浄水:飲料可の生活用水。反転しますか?]
「はは……は。何でもありなんだね。自分のスキルながら、驚くよ。本当に神様がくれたもの、天恵だ」
すくい上げた水を飲んでみる。適度に冷たく、乾いた喉をするすると通り抜け、全身へ染みわたるように入っていく。
「んぐ、んぐ……ぷはあ~、おいしい! これなら大丈夫。後は、何とか桶を作って我が城へ……うん? 何だあれ」
川上に目を凝らす。大きな板切れが川べりに引っ掛かっていて、その上に何かが乗っかっている。
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