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それ本気!?
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「3~4時間で、なんとか形にはなったな。やっぱり、昔やってたのが大きい」
吉川くんの家で三味線を習うようになって2日目で、そんなことを言われた。
「昔やっていたのが大きい」というが、私からしてみればちょっとでも上手くいくと必ずすぐに褒めてくれるのが上達の秘訣だった。
「本当? テンポがまだ遅いからちょっとアレだけど……」
「そこは、練習次第でどうとでもなるから。もっとかかると思ったけど、嬉しい誤算だった」
あぁ、そうだ。三味線を弾けるようになるのが嬉しくて忘れていたけど、吉川くんはこの練習を無料で見てくれているんだった。
初めは無料だし簡単に練習して終わりかと思っていたけど、こんなにも真剣に教えてくれたおかげで、2日――正味たったの数時間で弾けるようになった。
「あの――やっぱり、お金払うよ。悪いし」
そう考えると、実力がある人に無料で教えて貰うのも悪いと思い、そう申し出た。
だが、吉川くんは困ったように笑いながら首を振る。
「言ったことを違えるつもりはないよ。それに、久しぶりにまともな生徒だったから、こっちの気分もだいぶ良くなったし」
『まともな生徒』というのは、あの日、踊り場での発端となった出来事だ。
学校では『家元』とあだ名で呼ばれている吉川くんだが、彼はただの三味線が上手い人で、家元というのはお父さんのことらしい。
お父さんは基本的に教室を開くことはなく、講師は奥さんや息子の吉川くんに任せているらしい。
しかし例外もあり、腕に覚えがある人に対しては直接、師事するらしい。
それを聞いてやって来た『腕に覚えの無い人間』が教室を訪れて、色々と文句を言うことが多いらしい。
やれ「俺は上手い」だの「女や子供が人に教えられるわけがない」と。
この前の踊り場の件の前日も似たような人間が訪れてひと悶着あり、それを引きずってああなったらしい。
「もし、何か手伝えることがあったら何でも言ってね。頑張って手伝うから」
『タダなのは嬉しいけど、やっぱり悪いな』と、そんなことを考えていたら、自然とそう口に出ていた。
いや、これはあの踊り場で吉川くんに先生を頼もうとした時から考えていたことなので、「やっと言えた」という感じだけど。
「いやぁ、さっきから言ってるけど、別に気にしなくても――」
と、ここまで言い終えた辺りで、吉川くんはアゴに手を置き何やら考え始めた。
そしてそのまま数分――いや、実際はもっと短い時間だったのかもしれないけど――考えごとをしていたと思ったら、何かを決心したように顔を上げた。
「相手の好意につけ込むような形で申し訳ないけど、頼みたいことがあるんだ」
「うんうん、何でも言って!」
言葉の始まりがちょっと不安だけど、吉川くんが無理難題を言うはずが無い、というのを信じての話だ。
「実は、今年の文化祭の演目で三味線を弾くことになっていて、そこに一緒に出て欲しいんだ」
「……えぇっ!?」
そんなことを急にいわれても……。
そもそも、習い始めた初心者にお願いする話じゃないでしょ。
こういうのって、経験者とかそういった人にお願いするもんじゃないの!?
「三味線って、やる人がどんどん少なくなってるんだ。だから、みんなに三味線ってひとくくりにしないで、色々なジャンルがあるって知って欲しくて」
そう言いながら吉川くんはスマホを取り出して、ある演奏動画を見せてくれた。
三味線といえば、着物で静かに座布団に座ってペンペンと鳴らすもんだと思っていた。
でもこれは違った。
想像を絶する激しさに、雅とはかけ離れたバンド演奏を聴いているような、そんな激しい三味線の演奏だった。
「三味線は、静かで古くさい演奏って思っている人が大半だと思う。でも、最近ではこういった激しい音楽がいくつも出ている」
『静かで古くさい演奏』と思っている人というのは、まさに私のことだった。
「俺は今回、文化祭でやる演奏を『ロック三味線』と称し、みんなの認識を改めたいと思う」
その語り口は熱く、勧誘というよりは三味線がいかに面白いか、という話になってきていた。
でもそれは、今の私に効果的だった。
☆
「それで、受けたの?」
「うん」
ことの顛末をサキに話すと、サキは感心した様子で頷いた。
「家元が今年の文化祭で演奏するってのは聞いていたけど、まさかそこにムッキーも参加するなんてねぇ」
「いや、私だって初めはどうかと思ったよ? でも、教えて貰っている手前なかなか断りにくいし、それに……」
楽しそうに文化祭の内容を語る吉川くんに釣られて、と言えば人のせいにし過ぎている感じがするけど、その吉川くんが本当に楽しそうに語るから私もついつい頷いてしまった。
「ムッキーって、たまに思い切ったことするよね」
褒められているとは思わないけど、とりあえず胸を張るとサキに「見切り発車って意味だけど」と付け加えられた。
「文化祭まで時間が無いけど、間に合いそうなの?」
「吉川くんが言うには大丈夫らしいけど、大丈夫な未来が全く見えないの……」
「まぁ、そうよね……」
ちなみに、文化祭まで一ヶ月を切っている状況だ。
だというのに、三味線初心者が、教え上手な先生がいるとはいえ舞台上で演奏をするなんて、なんと無謀なことだろうか。
その「大丈夫」の理由を吉川くんに尋ねると、「三味線がメインだけどバックミュージックも流すので問題はない」とのことらしい。
「三味線の演奏に伴奏じゃなくて、バックミュージック……?」
サキも、初めてロック三味線の話を聞いた時の私と同じ疑問を持ったらしい。
それに対し、私は頷くことで答えた。
琴や笛、太鼓といった楽器と一緒に三味線を演奏している動画なら、サキは私と一緒に見たことがある。
そこから文化祭でやるであろう演奏を想像すれば、「バックミュージック?」と疑問符がつくのは当然だ。
でも、吉川くんがいうには、想像できないからこそいいらしいけど。
それにそもそも、音楽を合わせられるバンドマンがこの学校には居ないとのこと。
「なんだか、よく分からないことをやるみたいね」
そして再び呆れ口調。でもサキはすぐにいつもの調子に戻り「でも、応援してる」と言ってくれた。
親友のサキは、最後には必ず私の味方になって肯定してくれる。
今回も、その顔を見るに私たちの演奏に期待しているようだった。
とにかく、引き受けたからには全力でことに当たる。
ちょっと無謀かもしれないけど、久し振りにワクワクしているんだから。
吉川くんの家で三味線を習うようになって2日目で、そんなことを言われた。
「昔やっていたのが大きい」というが、私からしてみればちょっとでも上手くいくと必ずすぐに褒めてくれるのが上達の秘訣だった。
「本当? テンポがまだ遅いからちょっとアレだけど……」
「そこは、練習次第でどうとでもなるから。もっとかかると思ったけど、嬉しい誤算だった」
あぁ、そうだ。三味線を弾けるようになるのが嬉しくて忘れていたけど、吉川くんはこの練習を無料で見てくれているんだった。
初めは無料だし簡単に練習して終わりかと思っていたけど、こんなにも真剣に教えてくれたおかげで、2日――正味たったの数時間で弾けるようになった。
「あの――やっぱり、お金払うよ。悪いし」
そう考えると、実力がある人に無料で教えて貰うのも悪いと思い、そう申し出た。
だが、吉川くんは困ったように笑いながら首を振る。
「言ったことを違えるつもりはないよ。それに、久しぶりにまともな生徒だったから、こっちの気分もだいぶ良くなったし」
『まともな生徒』というのは、あの日、踊り場での発端となった出来事だ。
学校では『家元』とあだ名で呼ばれている吉川くんだが、彼はただの三味線が上手い人で、家元というのはお父さんのことらしい。
お父さんは基本的に教室を開くことはなく、講師は奥さんや息子の吉川くんに任せているらしい。
しかし例外もあり、腕に覚えがある人に対しては直接、師事するらしい。
それを聞いてやって来た『腕に覚えの無い人間』が教室を訪れて、色々と文句を言うことが多いらしい。
やれ「俺は上手い」だの「女や子供が人に教えられるわけがない」と。
この前の踊り場の件の前日も似たような人間が訪れてひと悶着あり、それを引きずってああなったらしい。
「もし、何か手伝えることがあったら何でも言ってね。頑張って手伝うから」
『タダなのは嬉しいけど、やっぱり悪いな』と、そんなことを考えていたら、自然とそう口に出ていた。
いや、これはあの踊り場で吉川くんに先生を頼もうとした時から考えていたことなので、「やっと言えた」という感じだけど。
「いやぁ、さっきから言ってるけど、別に気にしなくても――」
と、ここまで言い終えた辺りで、吉川くんはアゴに手を置き何やら考え始めた。
そしてそのまま数分――いや、実際はもっと短い時間だったのかもしれないけど――考えごとをしていたと思ったら、何かを決心したように顔を上げた。
「相手の好意につけ込むような形で申し訳ないけど、頼みたいことがあるんだ」
「うんうん、何でも言って!」
言葉の始まりがちょっと不安だけど、吉川くんが無理難題を言うはずが無い、というのを信じての話だ。
「実は、今年の文化祭の演目で三味線を弾くことになっていて、そこに一緒に出て欲しいんだ」
「……えぇっ!?」
そんなことを急にいわれても……。
そもそも、習い始めた初心者にお願いする話じゃないでしょ。
こういうのって、経験者とかそういった人にお願いするもんじゃないの!?
「三味線って、やる人がどんどん少なくなってるんだ。だから、みんなに三味線ってひとくくりにしないで、色々なジャンルがあるって知って欲しくて」
そう言いながら吉川くんはスマホを取り出して、ある演奏動画を見せてくれた。
三味線といえば、着物で静かに座布団に座ってペンペンと鳴らすもんだと思っていた。
でもこれは違った。
想像を絶する激しさに、雅とはかけ離れたバンド演奏を聴いているような、そんな激しい三味線の演奏だった。
「三味線は、静かで古くさい演奏って思っている人が大半だと思う。でも、最近ではこういった激しい音楽がいくつも出ている」
『静かで古くさい演奏』と思っている人というのは、まさに私のことだった。
「俺は今回、文化祭でやる演奏を『ロック三味線』と称し、みんなの認識を改めたいと思う」
その語り口は熱く、勧誘というよりは三味線がいかに面白いか、という話になってきていた。
でもそれは、今の私に効果的だった。
☆
「それで、受けたの?」
「うん」
ことの顛末をサキに話すと、サキは感心した様子で頷いた。
「家元が今年の文化祭で演奏するってのは聞いていたけど、まさかそこにムッキーも参加するなんてねぇ」
「いや、私だって初めはどうかと思ったよ? でも、教えて貰っている手前なかなか断りにくいし、それに……」
楽しそうに文化祭の内容を語る吉川くんに釣られて、と言えば人のせいにし過ぎている感じがするけど、その吉川くんが本当に楽しそうに語るから私もついつい頷いてしまった。
「ムッキーって、たまに思い切ったことするよね」
褒められているとは思わないけど、とりあえず胸を張るとサキに「見切り発車って意味だけど」と付け加えられた。
「文化祭まで時間が無いけど、間に合いそうなの?」
「吉川くんが言うには大丈夫らしいけど、大丈夫な未来が全く見えないの……」
「まぁ、そうよね……」
ちなみに、文化祭まで一ヶ月を切っている状況だ。
だというのに、三味線初心者が、教え上手な先生がいるとはいえ舞台上で演奏をするなんて、なんと無謀なことだろうか。
その「大丈夫」の理由を吉川くんに尋ねると、「三味線がメインだけどバックミュージックも流すので問題はない」とのことらしい。
「三味線の演奏に伴奏じゃなくて、バックミュージック……?」
サキも、初めてロック三味線の話を聞いた時の私と同じ疑問を持ったらしい。
それに対し、私は頷くことで答えた。
琴や笛、太鼓といった楽器と一緒に三味線を演奏している動画なら、サキは私と一緒に見たことがある。
そこから文化祭でやるであろう演奏を想像すれば、「バックミュージック?」と疑問符がつくのは当然だ。
でも、吉川くんがいうには、想像できないからこそいいらしいけど。
それにそもそも、音楽を合わせられるバンドマンがこの学校には居ないとのこと。
「なんだか、よく分からないことをやるみたいね」
そして再び呆れ口調。でもサキはすぐにいつもの調子に戻り「でも、応援してる」と言ってくれた。
親友のサキは、最後には必ず私の味方になって肯定してくれる。
今回も、その顔を見るに私たちの演奏に期待しているようだった。
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ちょっと無謀かもしれないけど、久し振りにワクワクしているんだから。
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