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18 それはアウトです
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「なんか、外が騒がしくないですか」
トミーはメガネを外して、耳をそばだてた。
キツネのもふミミがピクピクうごく
「リンがきて、ネズミイもウンディーネも楽しそうだね」
魔王も、髑髏マグでコーヒーを飲みながら微笑む。
「そりゃ、私たちも一緒です。寝るスペースもない状態から、こんなに空気がいい環境にかわったんですから」
台所を見回しながら、トミーは頷く。
「この屋敷で瘴気がないのは久々ですよ」
トミーはそういいながら、台所の扉を開けると....
「うわー!わわわわわわ! 廊下が……! 光ってる!」
トミーが目を丸くして、腰を抜かし、ハイハイしながらぴかぴかの床と真紅の絨毯を見つめる。
「トミー、“わ“が多いよ」
笑いながら廊下に近寄る魔王も目を見張る。
「これは??えっ!どうしたの?」
まるで魔界じゃないような明るさと空気の清涼感。
そこに、
「魔王さまー!」
びしょ濡れのリンが、うれしそうに振り向いた。
足元までずぶ濡れ、
スカートも張りついて、
足がぴっちりあらわになっている。
「リン……!!」
ーーー何てこと!!!魔王はリンにダッと駆け寄った。
「あれ?魔王さま顔色が真っ青ですよ?」
「真っ青なのはあなたです!いけません!そんな格好でいたら風邪を引く!」
真顔で、焦った様子で魔王はリンのメイド服の前ボタンに手をかける
「えっ……? ま、魔王さま!?」
「ああっ、もう……とにかく脱いで!拭いて、あたためなきゃ!」
「ストップー!!」
バシャァーーーーン!!
ウンディーネの水流が、見事なタイミングで魔王さまの頭上から降り注ぐ
「それ、完全に変態!!!」
ウンディーネが、わなわな体を揺らしながら怒る。
水なのにちゃんと、わなわなしているのも怒るのが誰の目から見てもわかる。
「あああああああああ!?!?」
トミーは耳まで真っ赤になって顔を両手で覆う。
「魔王さま!!それ、公然わいせつ。いや、不同意わいせつですよぉーー!」
ネズミイは壁に頭をぶつけて転げた。
「おい、お前魔王だろ!法律ぐらい学べよ!」
「ま、ま、待って、これは違うんだ……リンが、濡れてて……だから」
魔王は、急いで手を振って違う違うのポーズに入る。
「待ちません!だからって自分で脱がさない!まだ、嫁の候補でしょ。人前でなにやってんの!」
ウンディーネの鉄槌のごときツッコミに、魔王さまも赤くなる
「わ、わたし……まさか、魔王さまに脱がされそうになってた……!?」
ようやく事態に気づいたリンが、顔を真っ赤にする。
「いや、なんだったら、魔王さまを信用しすぎて、言われるがまま疑問も持たず、脱いでた...わたしの貞操観念やばいかも」
「それはやべえよ!」
真っ赤になったリンに、思わずひっくり返りながら容赦ない く怒鳴るネズミイ。
「い、いえ……ありがたいんですけど……でも……その……!」
「違う、リン。私は本当に、体を冷やすのが危険だと思っただけで……」
魔王さまの声はいつになく真剣で――
でもそれが逆に、さらに恥ずかしくいたたまれない空気を編み出す。
「もういっそサラッと何事もなかったように流していただけると」
リンは手で顔を覆う。
だが、ネズミイはそれを勘違いして、もっと言わないとと思ったようだ。
「魔王!こいつはまだ嫁候補だろ!」
ネズミイが起き上がって抗議する。
うわぁ、もういいですから!ネズミイさん!
だから、何事もなかったように流してぇーー!!
リンはバタバタするが、もう言葉にできない。
そんな様子をエアリアが空中からくすくす笑いながら、ふわっと風を起こして、リンと魔王二人の濡れた服を乾した。
「魔王さま、そっち系統の興味ないんだと......ふふっ、少しだけ、すけべになったね?」
「違います!すけべじゃないです」
魔王は、エアリアを見て更に真っ赤になる。
「言い訳がすでに、むっつりです」
トミーとネズミイとウンディーネ、見事なハモリで総ツッコミ。
シーンとしばらく静寂が流れたが、あまりに焦る魔王を見て、
リンが思わず小さく笑った。
「そうだ!最初から乾かして貰えば良かったんだ」
「そう...だな?」
「そうよ!なんで誰も思いつかないのよ!」
みんなめいめいに好きなことを言い始める。
「私、今までずっと孤児院の子達と水遊びしても、気にしたことも気にされたこともなかったから。もう少し大人っぽかったら、ここが違うんだろうなと思うのですが、うーん、なんかぐやしい!!」
そう、リンが言うと、みんなもじっとリンを見た後、顔を見合わせて笑い始める。
「おかえり、エアリア」
「そうか、エアリアが戻ってきたんだ。風で飛ばせば良かったんですよ」
魔王さまとトミーもエアリアに笑いかける。
なんだかんだで、この魔王城。
ちょっと、居心地がいいかもしれない。
そう、リンは思った。
トミーはメガネを外して、耳をそばだてた。
キツネのもふミミがピクピクうごく
「リンがきて、ネズミイもウンディーネも楽しそうだね」
魔王も、髑髏マグでコーヒーを飲みながら微笑む。
「そりゃ、私たちも一緒です。寝るスペースもない状態から、こんなに空気がいい環境にかわったんですから」
台所を見回しながら、トミーは頷く。
「この屋敷で瘴気がないのは久々ですよ」
トミーはそういいながら、台所の扉を開けると....
「うわー!わわわわわわ! 廊下が……! 光ってる!」
トミーが目を丸くして、腰を抜かし、ハイハイしながらぴかぴかの床と真紅の絨毯を見つめる。
「トミー、“わ“が多いよ」
笑いながら廊下に近寄る魔王も目を見張る。
「これは??えっ!どうしたの?」
まるで魔界じゃないような明るさと空気の清涼感。
そこに、
「魔王さまー!」
びしょ濡れのリンが、うれしそうに振り向いた。
足元までずぶ濡れ、
スカートも張りついて、
足がぴっちりあらわになっている。
「リン……!!」
ーーー何てこと!!!魔王はリンにダッと駆け寄った。
「あれ?魔王さま顔色が真っ青ですよ?」
「真っ青なのはあなたです!いけません!そんな格好でいたら風邪を引く!」
真顔で、焦った様子で魔王はリンのメイド服の前ボタンに手をかける
「えっ……? ま、魔王さま!?」
「ああっ、もう……とにかく脱いで!拭いて、あたためなきゃ!」
「ストップー!!」
バシャァーーーーン!!
ウンディーネの水流が、見事なタイミングで魔王さまの頭上から降り注ぐ
「それ、完全に変態!!!」
ウンディーネが、わなわな体を揺らしながら怒る。
水なのにちゃんと、わなわなしているのも怒るのが誰の目から見てもわかる。
「あああああああああ!?!?」
トミーは耳まで真っ赤になって顔を両手で覆う。
「魔王さま!!それ、公然わいせつ。いや、不同意わいせつですよぉーー!」
ネズミイは壁に頭をぶつけて転げた。
「おい、お前魔王だろ!法律ぐらい学べよ!」
「ま、ま、待って、これは違うんだ……リンが、濡れてて……だから」
魔王は、急いで手を振って違う違うのポーズに入る。
「待ちません!だからって自分で脱がさない!まだ、嫁の候補でしょ。人前でなにやってんの!」
ウンディーネの鉄槌のごときツッコミに、魔王さまも赤くなる
「わ、わたし……まさか、魔王さまに脱がされそうになってた……!?」
ようやく事態に気づいたリンが、顔を真っ赤にする。
「いや、なんだったら、魔王さまを信用しすぎて、言われるがまま疑問も持たず、脱いでた...わたしの貞操観念やばいかも」
「それはやべえよ!」
真っ赤になったリンに、思わずひっくり返りながら容赦ない く怒鳴るネズミイ。
「い、いえ……ありがたいんですけど……でも……その……!」
「違う、リン。私は本当に、体を冷やすのが危険だと思っただけで……」
魔王さまの声はいつになく真剣で――
でもそれが逆に、さらに恥ずかしくいたたまれない空気を編み出す。
「もういっそサラッと何事もなかったように流していただけると」
リンは手で顔を覆う。
だが、ネズミイはそれを勘違いして、もっと言わないとと思ったようだ。
「魔王!こいつはまだ嫁候補だろ!」
ネズミイが起き上がって抗議する。
うわぁ、もういいですから!ネズミイさん!
だから、何事もなかったように流してぇーー!!
リンはバタバタするが、もう言葉にできない。
そんな様子をエアリアが空中からくすくす笑いながら、ふわっと風を起こして、リンと魔王二人の濡れた服を乾した。
「魔王さま、そっち系統の興味ないんだと......ふふっ、少しだけ、すけべになったね?」
「違います!すけべじゃないです」
魔王は、エアリアを見て更に真っ赤になる。
「言い訳がすでに、むっつりです」
トミーとネズミイとウンディーネ、見事なハモリで総ツッコミ。
シーンとしばらく静寂が流れたが、あまりに焦る魔王を見て、
リンが思わず小さく笑った。
「そうだ!最初から乾かして貰えば良かったんだ」
「そう...だな?」
「そうよ!なんで誰も思いつかないのよ!」
みんなめいめいに好きなことを言い始める。
「私、今までずっと孤児院の子達と水遊びしても、気にしたことも気にされたこともなかったから。もう少し大人っぽかったら、ここが違うんだろうなと思うのですが、うーん、なんかぐやしい!!」
そう、リンが言うと、みんなもじっとリンを見た後、顔を見合わせて笑い始める。
「おかえり、エアリア」
「そうか、エアリアが戻ってきたんだ。風で飛ばせば良かったんですよ」
魔王さまとトミーもエアリアに笑いかける。
なんだかんだで、この魔王城。
ちょっと、居心地がいいかもしれない。
そう、リンは思った。
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