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第3章 恋人には尽くすタイプだなんて、絶対誰にも知られたくない!
第12話 もっと夢中になって(※)
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「触ってくれますか?」
「ん」
そっと先端に触れると、そこはねっとりと濡れていた。その感触が妙に気持ちよくて、そのままくちゅくちゅと音を立てて全体を撫でる。
(んと、気持ちいところは、先端の『鈴口』だっけ? 敏感だから、優しく触る……)
人差し指で先端を優しく触れながら、口の中で舌を動かして唾液を溜めた。
「舐めて……っ?」
サイラスくんが私の後頭部に優しく触れて、そっと促してくれる。私は、思い切ってそれに舌を這わせた。
「ん」
舌先で恐る恐る舐めると、肉棒がビクンと震えた。
「きもちいい?」
「んっ、はい」
今度は先端にキスをすると、私の頭を撫でていた手に少しだけ力が入るのが分かった。
「あむ、ぅ、んっ」
(あと、気持ちいいのは、『カリ首』……)
舌を伸ばして、今度はエラの部分を舐めた。そのまま、先端を口の中に頬張る。
「っ、んんっ、エミリーさん……っ!」
サイラスくんの切羽詰まった声が聞こえてきて、胸の奥がムズムズとしてきた。
(気持ちいいんだ……)
気を良くした私は、肉棒をくわえたままでエラを舐め回した。
「んっ、それ、やばい……!」
いやらしい水音が響いて、私の口の端から唾液が滴る。それに構うこともせずに、私は夢中になって口を動かし続けた。
「んんっ、は、んっ」
「きもちいいです、エミリーさん……!」
(きもちいいって言ってもらえると、嬉しい)
だから、彼は私に言わせようとするのだと、ようやく理解した。
「こっち、見てくれますか?」
「んっ、んんん」
肉棒を咥えて舌を動かしながら、彼の顔を見た。頬が上気していて、目はトロンと溶けそうになっていて、唇がふにゃりと歪んでいる。
その表情を見た瞬間、私の秘所がじゅわりと音を立てて蜜を溢れさせた。
「も、っ、出そうです」
「んっ」
「このまま、出してもいいですか?」
「んっ、んっ」
返事の代わりに、更に深く肉棒を咥えこんだ。先端が喉に当たって苦しいが、その瞬間に彼の眉がぎゅっと寄って、次いで甘い息を吐いたので止めなかった。
「あっ、も、だめです。気持ちいい……っ! 出る……!」
「んっ、あむ、んんんっ!」
「くっ、ぅ、ぁ……!」
口の中で熱いものが弾けた。思ったよりも勢いよく喉に叩きつけられて、驚いて肉棒を離してしまう。口から離れた瞬間にびゅるっとさらに吐き出された精液が、私の頬を汚した。
「ん、あ、ごめんなさい……! 大丈夫ですか?」
サイラスくんが慌てて寝間着の袖で顔を拭ってくれた。
「吐き出してください」
「んっ、……んっ!」
彼の言葉は無視して、私はそれを飲み込んだ。
『年下男子を夢中にさせる年上女子の15のテクニック♡ その12:せーえきはゴックンしてあげましょう!』だ。
「エミリーさん……っ!」
「ん、にが……」
「あなたって人は……!」
サイラスくんが何やら唸りながら私を抱きしめた。
「ど、したの?」
「……これ以上、ボクをどうしたいんですか」
「え?」
「今だってこんなに夢中なのに」
言いながら彼の額が私の肩にグリグリと押し付けられる。
「……もっと」
ややあって、サイラスくんが呟いた。
「あなたにも夢中になってもらわないと」
(あ、これは、まずい)
本能でわかった。
「サイラスくん、今日は、もう寝よ?」
「嫌です」
「疲れてるでしょう?」
「ぜんぜん平気です」
「でも……」
「エミリーさん、明日休みですよね?」
「なんで、知ってるの?」
「受付のクレアさんに教えてもらいました」
「あの子……!」
サイラスくんはひょいっと私を抱き上げると、さっさと寝室に移動し始めた。その道中で、邪魔だと言わんばかりにエプロンを剥ぎ取られ、さらに激しいキスをされる。
「サイラスくんっ!」
ベッドに降ろされて、たまらずに名前を呼んでみるが意味はない。
「ごめんなさい」
「なんで、謝るの?」
「今日は、一回で終われる自信がありません」
「え?」
「だから、先に謝っておきます」
「あっ」
秘所に肉棒を擦り付けられる。
「んっ、もう、大丈夫ですよね?」
「あっ、あっ、なんでぇ」
「ん?」
「さっき、いっぱい出したのに……っ」
彼の肉棒はギンギンに立ち上がっている。なんなら、さっきよりも大きいかもしれない。
「『年下男子を夢中にさせる年上女子の15のテクニック♡ その13』、忘れちゃったんですか?」
「あ……」
『年下彼氏の体力は無尽蔵! 求められたら満足するまで応じてあげましょう!』だ。
「むり……!」
「大丈夫。無理じゃないです」
「でも、へんに、なる」
「なりましょう。一緒に」
「あ、ああああっ!」
一気に奥まで貫かれて、ビクンと大げさなほどに身体が痙攣する。
「ああ、挿れただけでイッちゃいましたね。かわいい」
「あっ、あぁ、あ、んんんっ!」
膣壁をわななかせる私に構うことなく、サイラスくんが激しく腰を揺すった。先程まで私がしゃぶっていた肉棒が、今度は私のナカで激しく動いている。それに気づいて、さらに私の身体がビクビクと大げさなほどに震えた。
「あ、だめぇ、あぁ、イッてる! イッてるからぁ!」
「ね、イッてますね。ナカもビクンビクンて震えてっ、ボクのに吸い付いてくる……!」
「あ、あぁ、あん、ああああ!」
「最高です。んっ、んっ……!」
挿入したまま、腿の裏を持ち上げられた。そのままぐいっと身体を折り畳まれて、私の胸の横に私の膝がくるという、とんでもない格好になってしまった。秘所が真上を向いて、つまり、彼に全てをさらけ出す格好だ。
「こえ、やらぁ……!」
「こうしたら、もっと深くっ、入るんですよ……っ!」
「ああああああ!」
サイラスくんの言う通り、上から叩きつけるように、さらに深い所を突かれた。
「あっ、あっ! あっ! あ! あぁっ!」
もはや、イッているのかイッていないのか、よくわからない。それくらいの激しい快感が、引くことのない波になって襲ってくる。
「ああ、きもちいい。きもちいいですね、エミリーさん」
「んっ、あっ、きもち、いいいいぃ! ああ! も、むりぃ!」
「無理じゃないですよ。大丈夫です」
「だ、っで、あ! あっあああぁっ!」
「エミリーさん、エミリーさんッ、エミリーさん!」
「あっ、あっ、ああっ、ああああっ!」
抽挿がさらに激しくなって、私は叫ぶように喘ぐしかできなくなっていた。サイラスくんも、うわ言のように私の名前を呼び続ける。
「んっ、も、出しますっ! ナカに、いっぱいっ、出します……!」
「あっ、んっ、ああっ!」
「はっ、くっ、……んんんっ!」
腹の奥で弾けた熱に、私の全身が大きく震えた。膣がビクビクと収縮を繰り返し、サイラスくんは奥へ奥へと肉棒を押し込み続けた。まるでマーキングでもするかのように。
「ああ、あ、あぁぁ」
ようやく肉棒が引き抜かれると、私の全身から力が抜けてだらしなくベッドの上に四肢を投げ出す格好になった。膣からはコポリと精液が溢れ出して、サイラスくんがそれをうっとりと見つめて。
「ちょっと休憩したら、続き、しましょうね」
「もぅ、無理だよ」
「エミリーさんは寝ててもいいですよ? ボクが頑張るので」
「そういう問題じゃない……」
「ふふふふ」
サイラスくんが私のことをぎゅっと抱きしめて、嬉しそうに笑った。
「エミリーさんが恋人には尽くすタイプだなんて。……嬉しいです」
その様子に、私は大きなため息を吐いた。
そして。
(そんなの、絶対誰にも知られたくなかったのに!)
心の中で叫んだのだった。
「ん」
そっと先端に触れると、そこはねっとりと濡れていた。その感触が妙に気持ちよくて、そのままくちゅくちゅと音を立てて全体を撫でる。
(んと、気持ちいところは、先端の『鈴口』だっけ? 敏感だから、優しく触る……)
人差し指で先端を優しく触れながら、口の中で舌を動かして唾液を溜めた。
「舐めて……っ?」
サイラスくんが私の後頭部に優しく触れて、そっと促してくれる。私は、思い切ってそれに舌を這わせた。
「ん」
舌先で恐る恐る舐めると、肉棒がビクンと震えた。
「きもちいい?」
「んっ、はい」
今度は先端にキスをすると、私の頭を撫でていた手に少しだけ力が入るのが分かった。
「あむ、ぅ、んっ」
(あと、気持ちいいのは、『カリ首』……)
舌を伸ばして、今度はエラの部分を舐めた。そのまま、先端を口の中に頬張る。
「っ、んんっ、エミリーさん……っ!」
サイラスくんの切羽詰まった声が聞こえてきて、胸の奥がムズムズとしてきた。
(気持ちいいんだ……)
気を良くした私は、肉棒をくわえたままでエラを舐め回した。
「んっ、それ、やばい……!」
いやらしい水音が響いて、私の口の端から唾液が滴る。それに構うこともせずに、私は夢中になって口を動かし続けた。
「んんっ、は、んっ」
「きもちいいです、エミリーさん……!」
(きもちいいって言ってもらえると、嬉しい)
だから、彼は私に言わせようとするのだと、ようやく理解した。
「こっち、見てくれますか?」
「んっ、んんん」
肉棒を咥えて舌を動かしながら、彼の顔を見た。頬が上気していて、目はトロンと溶けそうになっていて、唇がふにゃりと歪んでいる。
その表情を見た瞬間、私の秘所がじゅわりと音を立てて蜜を溢れさせた。
「も、っ、出そうです」
「んっ」
「このまま、出してもいいですか?」
「んっ、んっ」
返事の代わりに、更に深く肉棒を咥えこんだ。先端が喉に当たって苦しいが、その瞬間に彼の眉がぎゅっと寄って、次いで甘い息を吐いたので止めなかった。
「あっ、も、だめです。気持ちいい……っ! 出る……!」
「んっ、あむ、んんんっ!」
「くっ、ぅ、ぁ……!」
口の中で熱いものが弾けた。思ったよりも勢いよく喉に叩きつけられて、驚いて肉棒を離してしまう。口から離れた瞬間にびゅるっとさらに吐き出された精液が、私の頬を汚した。
「ん、あ、ごめんなさい……! 大丈夫ですか?」
サイラスくんが慌てて寝間着の袖で顔を拭ってくれた。
「吐き出してください」
「んっ、……んっ!」
彼の言葉は無視して、私はそれを飲み込んだ。
『年下男子を夢中にさせる年上女子の15のテクニック♡ その12:せーえきはゴックンしてあげましょう!』だ。
「エミリーさん……っ!」
「ん、にが……」
「あなたって人は……!」
サイラスくんが何やら唸りながら私を抱きしめた。
「ど、したの?」
「……これ以上、ボクをどうしたいんですか」
「え?」
「今だってこんなに夢中なのに」
言いながら彼の額が私の肩にグリグリと押し付けられる。
「……もっと」
ややあって、サイラスくんが呟いた。
「あなたにも夢中になってもらわないと」
(あ、これは、まずい)
本能でわかった。
「サイラスくん、今日は、もう寝よ?」
「嫌です」
「疲れてるでしょう?」
「ぜんぜん平気です」
「でも……」
「エミリーさん、明日休みですよね?」
「なんで、知ってるの?」
「受付のクレアさんに教えてもらいました」
「あの子……!」
サイラスくんはひょいっと私を抱き上げると、さっさと寝室に移動し始めた。その道中で、邪魔だと言わんばかりにエプロンを剥ぎ取られ、さらに激しいキスをされる。
「サイラスくんっ!」
ベッドに降ろされて、たまらずに名前を呼んでみるが意味はない。
「ごめんなさい」
「なんで、謝るの?」
「今日は、一回で終われる自信がありません」
「え?」
「だから、先に謝っておきます」
「あっ」
秘所に肉棒を擦り付けられる。
「んっ、もう、大丈夫ですよね?」
「あっ、あっ、なんでぇ」
「ん?」
「さっき、いっぱい出したのに……っ」
彼の肉棒はギンギンに立ち上がっている。なんなら、さっきよりも大きいかもしれない。
「『年下男子を夢中にさせる年上女子の15のテクニック♡ その13』、忘れちゃったんですか?」
「あ……」
『年下彼氏の体力は無尽蔵! 求められたら満足するまで応じてあげましょう!』だ。
「むり……!」
「大丈夫。無理じゃないです」
「でも、へんに、なる」
「なりましょう。一緒に」
「あ、ああああっ!」
一気に奥まで貫かれて、ビクンと大げさなほどに身体が痙攣する。
「ああ、挿れただけでイッちゃいましたね。かわいい」
「あっ、あぁ、あ、んんんっ!」
膣壁をわななかせる私に構うことなく、サイラスくんが激しく腰を揺すった。先程まで私がしゃぶっていた肉棒が、今度は私のナカで激しく動いている。それに気づいて、さらに私の身体がビクビクと大げさなほどに震えた。
「あ、だめぇ、あぁ、イッてる! イッてるからぁ!」
「ね、イッてますね。ナカもビクンビクンて震えてっ、ボクのに吸い付いてくる……!」
「あ、あぁ、あん、ああああ!」
「最高です。んっ、んっ……!」
挿入したまま、腿の裏を持ち上げられた。そのままぐいっと身体を折り畳まれて、私の胸の横に私の膝がくるという、とんでもない格好になってしまった。秘所が真上を向いて、つまり、彼に全てをさらけ出す格好だ。
「こえ、やらぁ……!」
「こうしたら、もっと深くっ、入るんですよ……っ!」
「ああああああ!」
サイラスくんの言う通り、上から叩きつけるように、さらに深い所を突かれた。
「あっ、あっ! あっ! あ! あぁっ!」
もはや、イッているのかイッていないのか、よくわからない。それくらいの激しい快感が、引くことのない波になって襲ってくる。
「ああ、きもちいい。きもちいいですね、エミリーさん」
「んっ、あっ、きもち、いいいいぃ! ああ! も、むりぃ!」
「無理じゃないですよ。大丈夫です」
「だ、っで、あ! あっあああぁっ!」
「エミリーさん、エミリーさんッ、エミリーさん!」
「あっ、あっ、ああっ、ああああっ!」
抽挿がさらに激しくなって、私は叫ぶように喘ぐしかできなくなっていた。サイラスくんも、うわ言のように私の名前を呼び続ける。
「んっ、も、出しますっ! ナカに、いっぱいっ、出します……!」
「あっ、んっ、ああっ!」
「はっ、くっ、……んんんっ!」
腹の奥で弾けた熱に、私の全身が大きく震えた。膣がビクビクと収縮を繰り返し、サイラスくんは奥へ奥へと肉棒を押し込み続けた。まるでマーキングでもするかのように。
「ああ、あ、あぁぁ」
ようやく肉棒が引き抜かれると、私の全身から力が抜けてだらしなくベッドの上に四肢を投げ出す格好になった。膣からはコポリと精液が溢れ出して、サイラスくんがそれをうっとりと見つめて。
「ちょっと休憩したら、続き、しましょうね」
「もぅ、無理だよ」
「エミリーさんは寝ててもいいですよ? ボクが頑張るので」
「そういう問題じゃない……」
「ふふふふ」
サイラスくんが私のことをぎゅっと抱きしめて、嬉しそうに笑った。
「エミリーさんが恋人には尽くすタイプだなんて。……嬉しいです」
その様子に、私は大きなため息を吐いた。
そして。
(そんなの、絶対誰にも知られたくなかったのに!)
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