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26話 決着
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勢いをつけて再びリュウガイにパンチを入れる。
「ぐふぁ」
見た感じ、傷がない、ウィデア先生が魔法で治療したのだろう、だけどあの短時間でここまでの回復量ウィデア先生の体力は凄い、持って行かれただろう。
ウルク先生は一度こちらを見る。
「俺の生徒に何手だしてんだ」
リュウガイは崩れた崖のところまでぶっ飛んでいた。
「へ、今の痛かったぞ?」
リュウガイは右手を怪我してるのに構わず、二刀流で対抗する。
だが痛いのか動きが鈍くなっているきがする。
「どうした? 弱いな」
お腹に蹴りを入れて、すぐに火球を発動させる。
「くたばれ、火球」
見事に命中したが、空中で火球を切り裂いたが、その爆風でダメージを少し負わせることができた。
「威力上がってねえか」
最初の時より、今の方が威力がすごい上がっているきがする。
「気のせいだな」
すかさず剣を持ち替えて、仕掛ける。
首を狙うように刺そうとするが、カスリもしない、先生は右手に持っていた剣を素早く、取り上げ、相手の右手をさらに刺した。
血が少し止まっていたが、再び大量の血が流れている。
「へへ、あはは」
死ぬか死なないかの状況で笑ってられるなんて、サイコパスだ。
先生を倒すのを諦めたのか、私たちを狙う。
だがそれはウルク先生も気づいている、相手より先に私たちの前に立つ。
「く!」
先ほどまでは右手を使っていたが、流石に先ほどの攻撃で動かなくなっている。
「フェリックスの容態は?」
「意識が飛んでいるだけです」
「そうか、ならよかった、任せたぞ」
そういいリュウガイめがけて一直線。
ウィデア先生がこちらに向かってきていた。
「きてたんですね!」
とてつもない汗の量だ。
「汗すごいかいてますよ?」
とてもしんどそうだが、何事もないように接する。
「大丈夫だ、とりあえず下ろすから、下がってろ」
---
「反射の能力者をなくしたお前にこれを防げるか? 「炎射矢(ヴァンロー)」」
背後に炎の矢が形成される、リュウガイはかわす気だが、全てを避けるのは難しいだろう。
「いけ」
その合図とともにリュウガイめがけて矢が放たれる。
想像で盾を作る、右手に盾を持ち、左手に剣を持っている。
矢を盾で何度も弾く、弾けないものは剣で対抗、だがそれには限界がある。
激痛が走っているだろう右手で盾で防御するのはとても難しいことだ。
「なら同時ならどうだ?」
上半身と下半身を狙うように矢を放つ。
「まだまだだな!」
息を切らしている、体力の限界が近いのだろう。
上半身に向かう矢が先にリュウガイの盾に当たる。
それをかわすと次に、下半身に向かう、矢を弾こうとする。
が目の前で止まる。
身構えていたリュウガイは驚きを隠せない。
「アップだ」
その掛け声とともに矢が上半身を狙う、軌道変化に対応しきれず、防御が遅れて頰を掠れてしまう。
「ぐ!」
当たっていないことを確認すると、すぐさま近く。
リュウガイは防御に入ることしかできない。
「いったよな? 防御はつまらんと」
私が壁を使って逃げている際、面白くない、と言っていた。
うまく誘導することができた、リュウガイは怒っている。
「だまれ!」
スキができる。
「大雷火(メガボルト)!」
リュウガイの首元に流す、当然電気が流れて、動けなくなる。
「ぐ......」
そのまま地面に倒れ込んだが、こいつはこれで終わらない。
「ううう」
うめきながら、思い通りに動かない、体を動かす。
「負けるわけには!」
当て続けに魔法を発動させる。
「幻想矢(イリュージョンロー)」
今度は、炎の矢ではなく、透明な矢が作られる。
「殺す、のか」
動くことができない、だがウルク先生は始末をする。
「ああ、行け」
透明の矢が無抵抗のリュウガイを貫く。
リュウガイは矢が貫いた瞬間に気を失った。
「ぐふぁ」
見た感じ、傷がない、ウィデア先生が魔法で治療したのだろう、だけどあの短時間でここまでの回復量ウィデア先生の体力は凄い、持って行かれただろう。
ウルク先生は一度こちらを見る。
「俺の生徒に何手だしてんだ」
リュウガイは崩れた崖のところまでぶっ飛んでいた。
「へ、今の痛かったぞ?」
リュウガイは右手を怪我してるのに構わず、二刀流で対抗する。
だが痛いのか動きが鈍くなっているきがする。
「どうした? 弱いな」
お腹に蹴りを入れて、すぐに火球を発動させる。
「くたばれ、火球」
見事に命中したが、空中で火球を切り裂いたが、その爆風でダメージを少し負わせることができた。
「威力上がってねえか」
最初の時より、今の方が威力がすごい上がっているきがする。
「気のせいだな」
すかさず剣を持ち替えて、仕掛ける。
首を狙うように刺そうとするが、カスリもしない、先生は右手に持っていた剣を素早く、取り上げ、相手の右手をさらに刺した。
血が少し止まっていたが、再び大量の血が流れている。
「へへ、あはは」
死ぬか死なないかの状況で笑ってられるなんて、サイコパスだ。
先生を倒すのを諦めたのか、私たちを狙う。
だがそれはウルク先生も気づいている、相手より先に私たちの前に立つ。
「く!」
先ほどまでは右手を使っていたが、流石に先ほどの攻撃で動かなくなっている。
「フェリックスの容態は?」
「意識が飛んでいるだけです」
「そうか、ならよかった、任せたぞ」
そういいリュウガイめがけて一直線。
ウィデア先生がこちらに向かってきていた。
「きてたんですね!」
とてつもない汗の量だ。
「汗すごいかいてますよ?」
とてもしんどそうだが、何事もないように接する。
「大丈夫だ、とりあえず下ろすから、下がってろ」
---
「反射の能力者をなくしたお前にこれを防げるか? 「炎射矢(ヴァンロー)」」
背後に炎の矢が形成される、リュウガイはかわす気だが、全てを避けるのは難しいだろう。
「いけ」
その合図とともにリュウガイめがけて矢が放たれる。
想像で盾を作る、右手に盾を持ち、左手に剣を持っている。
矢を盾で何度も弾く、弾けないものは剣で対抗、だがそれには限界がある。
激痛が走っているだろう右手で盾で防御するのはとても難しいことだ。
「なら同時ならどうだ?」
上半身と下半身を狙うように矢を放つ。
「まだまだだな!」
息を切らしている、体力の限界が近いのだろう。
上半身に向かう矢が先にリュウガイの盾に当たる。
それをかわすと次に、下半身に向かう、矢を弾こうとする。
が目の前で止まる。
身構えていたリュウガイは驚きを隠せない。
「アップだ」
その掛け声とともに矢が上半身を狙う、軌道変化に対応しきれず、防御が遅れて頰を掠れてしまう。
「ぐ!」
当たっていないことを確認すると、すぐさま近く。
リュウガイは防御に入ることしかできない。
「いったよな? 防御はつまらんと」
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うまく誘導することができた、リュウガイは怒っている。
「だまれ!」
スキができる。
「大雷火(メガボルト)!」
リュウガイの首元に流す、当然電気が流れて、動けなくなる。
「ぐ......」
そのまま地面に倒れ込んだが、こいつはこれで終わらない。
「ううう」
うめきながら、思い通りに動かない、体を動かす。
「負けるわけには!」
当て続けに魔法を発動させる。
「幻想矢(イリュージョンロー)」
今度は、炎の矢ではなく、透明な矢が作られる。
「殺す、のか」
動くことができない、だがウルク先生は始末をする。
「ああ、行け」
透明の矢が無抵抗のリュウガイを貫く。
リュウガイは矢が貫いた瞬間に気を失った。
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