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3話 再び
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先生が教室を出ると次々に生徒達が席を立つが俺は大人しく席に座り携帯をいじる。
携帯をいじっていたらやはり彼女がこちらに向かってきた。
「ちょっと! なに呑気に座ってんの?」
そう言いながら顔を近づけてきた俺が前に顔を出せばキスできるくらいの距離だ。
だが俺は何も答えず黙々と携帯をいじるとついに携帯を取り上げられた。
「私との話が終わるまで没収ね!」
そう言い彼女は俺の携帯を制服の胸ポケットに入れた。
「でなんだ?」
「なんだ? じゃないよ!」
(いやそこまで怒ることなのか?)
「私だけが怒られてるみたいじゃない!」
やはり気にしていたらしい、彼女の頰が赤くなっている。
「ごめんな」
それだけいい素早く立ち上がりそれと同時に胸ポケットに入っている携帯を取り返す。
「えっ! ちょっと! 話は終わってない!」
彼女をほっといて教室を出てトイレに向かう。
(やっぱり変わり者だな)
そう思いながら男子トイレに入り再び携帯を手にしさっきまで見ていたニュースに目を通す。
その内容が〈今朝 大阪府で十二名もの死者が出ました、犯人は未だ捕まっていません〉
携帯に目を通しているとずっと感じていた気配が近づいてきた。
(来たか)
そして振り返ると校長が立っていた。
「おっとこれはこれはまた会ったね」
(一人じゃないのか)
俺は携帯をしまい校長に向かって礼をしてから話を始める。
「校長先生お仕事は大丈夫なんですか?」
校長は一度咳き込み満面の笑みで答えた。
「ええ、大丈夫ですよ、あなたこそ大丈夫ですか?」
その返答に一瞬戸惑ったが普通に答える。
「大丈夫ですよ」
そういい俺は一度間を空けて話を切り出す。
「校長先生あなたは一体何をしたいのですか? 俺のことをずっとつけて来て」
そういうとお腹を抱えながら笑いすぐに真顔になった。
「やはり気づいていましたか、君が教室で携帯をいじっていた時とあるニュースを見ていましたよね?」
「大阪府で十二人が死んだ事件を見てましたが? それがどうかしたのですか?」
再び校長が笑う。
「はっはははは」
「何かおかしなところがありましたか?」
そういうと真顔になった。
「いえおかしなことはありませんよ? ただそのニュースを見てあなたはどう思いましたか?」
変な質問だと思いながらも普通に答える。
「悲しい事件だなと思いました」
そういうと微笑を浮かべ振り返りトイレを出る際小声で話した。
「隠すのが上手だね」
俺にはその声が聞こえたが聞こえてないふりをし首を傾げた。
(難しい人だな)
そう思いながら俺もトイレを出るとすぐに彼女が潜んでいた。
俺が彼女を見つめると何事もなかったかのように彼女は教室に向かう。
歩きだした彼女に俺は一言言う。
「バレバレだぞ、それと授業終わり用がある」
そういうと一瞬固まったかのように動かなくなり何も言わず教室に向かった。
携帯をいじっていたらやはり彼女がこちらに向かってきた。
「ちょっと! なに呑気に座ってんの?」
そう言いながら顔を近づけてきた俺が前に顔を出せばキスできるくらいの距離だ。
だが俺は何も答えず黙々と携帯をいじるとついに携帯を取り上げられた。
「私との話が終わるまで没収ね!」
そう言い彼女は俺の携帯を制服の胸ポケットに入れた。
「でなんだ?」
「なんだ? じゃないよ!」
(いやそこまで怒ることなのか?)
「私だけが怒られてるみたいじゃない!」
やはり気にしていたらしい、彼女の頰が赤くなっている。
「ごめんな」
それだけいい素早く立ち上がりそれと同時に胸ポケットに入っている携帯を取り返す。
「えっ! ちょっと! 話は終わってない!」
彼女をほっといて教室を出てトイレに向かう。
(やっぱり変わり者だな)
そう思いながら男子トイレに入り再び携帯を手にしさっきまで見ていたニュースに目を通す。
その内容が〈今朝 大阪府で十二名もの死者が出ました、犯人は未だ捕まっていません〉
携帯に目を通しているとずっと感じていた気配が近づいてきた。
(来たか)
そして振り返ると校長が立っていた。
「おっとこれはこれはまた会ったね」
(一人じゃないのか)
俺は携帯をしまい校長に向かって礼をしてから話を始める。
「校長先生お仕事は大丈夫なんですか?」
校長は一度咳き込み満面の笑みで答えた。
「ええ、大丈夫ですよ、あなたこそ大丈夫ですか?」
その返答に一瞬戸惑ったが普通に答える。
「大丈夫ですよ」
そういい俺は一度間を空けて話を切り出す。
「校長先生あなたは一体何をしたいのですか? 俺のことをずっとつけて来て」
そういうとお腹を抱えながら笑いすぐに真顔になった。
「やはり気づいていましたか、君が教室で携帯をいじっていた時とあるニュースを見ていましたよね?」
「大阪府で十二人が死んだ事件を見てましたが? それがどうかしたのですか?」
再び校長が笑う。
「はっはははは」
「何かおかしなところがありましたか?」
そういうと真顔になった。
「いえおかしなことはありませんよ? ただそのニュースを見てあなたはどう思いましたか?」
変な質問だと思いながらも普通に答える。
「悲しい事件だなと思いました」
そういうと微笑を浮かべ振り返りトイレを出る際小声で話した。
「隠すのが上手だね」
俺にはその声が聞こえたが聞こえてないふりをし首を傾げた。
(難しい人だな)
そう思いながら俺もトイレを出るとすぐに彼女が潜んでいた。
俺が彼女を見つめると何事もなかったかのように彼女は教室に向かう。
歩きだした彼女に俺は一言言う。
「バレバレだぞ、それと授業終わり用がある」
そういうと一瞬固まったかのように動かなくなり何も言わず教室に向かった。
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