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夢と現実の境界
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「いただきます」
いつもの言葉を呟き、僕は目の前の料理、肉じゃがに箸をいれた。
「うん、今日も美味くできたな」
そう、自画自賛しながら食事を続けていく。まあ、切って煮ただけだし誰が作ってもそんなに変わんないんだろうけど。でも、これに関しては感謝しないとだな。美味い飯が食える幸せを噛み締めないと。
「にしても、今日はかなり濃い1日だったな」
岸野さんが突然転校してきて、偶然にも仲良くなって、なんなら家もかなり近い距離にあって…やっぱりなんか出来すぎてる気がするな。てか今更だけど、昨日まで転校云々の話なんてこれっぽっちも無かったじゃないか。それに加えてあの皆の対応…
はあ、やっぱりそう考えるしかないよな。こんなこと出来るやつなんて、あいつらしかいないじゃないか。ほんと、いつもいつも面倒な事をしやがって…
「やめやめ、なんだか馬鹿馬鹿しくなってきた。」
僕の好みの女の子を用意して、一体何がしたいんだか。まあ、彼女は何も悪くないし、そもそも好きになってるんだから文句なんて言えないが。
「っと、ご馳走様でした。」
そんなことを考えている内に、いつの間にか食べきってしまっていた。
ふと現在の時刻を見ると、時計はちょうど8時を示していた。まあ、いい感じの時間だな。
僕はいつものように食器を洗い、肉じゃがをタッパに移し替えて冷蔵庫にしまう。これは多分、明日のお弁当のおかずのメインになるだろう。
そのまま給湯器のスイッチを入れ、お風呂を沸かしてもらう。
これがいつもの食後のルーティン。我ながら、主夫に向いてるのではないかと錯覚を覚えてしまうほどきっちりしてる気がする。
「いや、それは無いか。世の主婦達はこれの何倍もの量を毎日こなしてるんだもんな。僕は自分の分しかやってないし、割と適当な所もあるから比較にならないや。」
と、そんなことを考えつつお風呂が湧くのをぼーっと待つ。この時間、皆は何をして過ごしてるのだろうか。だいたい皆、スマホとか、パソコンとか、ゲームとかばっかりだろうけど。
僕はどうにも、ああいう類のものはハマらなかった。どうしてもあれらの魅力が分からなかったからだ。一つ一つのシナリオを攻略していく楽しさも、誰かと勝ち負けを賭けた戦いのハラハラ感も、なにも感じられなかったからだ。いや、かなり冷めてるな自分。だから陰キャなのか。悲しくなってくるな…
(いやでも、陰キャはゲームばっかりしてる、だから僕は陰キャじゃないな。うん、そう思うことにしよう。うん。)
なんて苦しい言い訳なのだろうか。
はあ、なんだか眠くなってきたな。でもここで寝る訳にはいかない…せっかくもうすぐお風呂が湧くって言うのに……くっ…………
*
「ピピッお風呂が湧きました」
いつもの機械的な声に、僕はハッとした。どうやら少し寝てしまっていたようだ。
「危ない危ない…ここで寝てたら体に良くない。一旦お風呂に入ろう…」
そう思い、体を起こす。しかし、ふとある事に気づいた。
「あれ、部屋の電気消してたっけ?」
居眠りしていた僕を出迎えたのは、暗がりの部屋だった。僕は寝る前の状況を思い出してみる。
(確かに電気はつけたまま寝てしまったはず…座り込んでたら急激に眠気が襲ってきて…)
じゃあどうして…分からない。
まただ、また分からない事だ。頭が混乱する。こんな事、今までなかった。今日が初めてで、それで…
それに、背後から感じる。起きた時からずっと、こっちを見る視線。悪意の籠った、酷く濁った視線。
怖い。怖い。怖い。
真っ先に感じたのは、恐怖。何も見えない。何も分からない。ただ分かるのは、誰かの視線。
見てはいけない。振り返ってはいけない。そう頭が警告している。でも…
(なんで…体が言う事を聞かない。声も出せない。やめろ、振り向くな!止まってくれ!頼む!!)
己の意思に反して、体は後ろを振り返る。見たくない、見たくない。そう思っているのに、僕は遂にそれを見てしまった。
そこには…
小さい女の子が、そこに立っていた。
暗い空間の中、不自然にその姿がよく見える。
とても愛らしい顔。まるで人形じゃないかと錯覚するほど整っていた。しかし、その瞳に光はない。絶望の宿った瞳で、僕を見つめていた。
「なんで、私を助けたの?」
唐突に紡がれたその言葉が、酷く僕にのしかかる。掠れかすれに聞こえるのに、心の奥底にすっと馴染むように、まるで初めから知っていたかのように、馴染む。
「なんで、私を助けたの?」
続けて同じ言葉を発する少女。その言葉に、僕はどうしようもない罪悪感に苛まれる。
やめて。やめてくれ。もう、許してくれ。お願いだ…
「なんで、私を助けたの?」
あ、あぁ…
「なんで、私を助けたの?」
……………………………
*
ここは…?
気がつくと僕は、家の近くにある公園の入口にいた。
(ちゃんと体が動かせる。そして、)
「あーあー、ちゃんと声もだせる…」
さっきのは一体なんだったのか。あの罪悪感はいったい…
(もう、訳が分からない。頭がどうにかなりそうだが…とりあえず、一旦落ち着こう…)
そう思い、2、3度深呼吸をして周りの観察を始める。
まず初めに目に映ったのは、ブランコだった。
(あのブランコ。4年前に幼稚園児が勢いをつけて飛んだせいで怪我をしてしまって、撤去されてしまったものだ。何故あるんだ?)
更に見ると、ジャングルジムが目に入る。
(あれは、7年前に友達とふざけていた中学生が、足を滑らせて運悪く首の骨を折ってしまい、これまた撤去されたはず…)
あるはずの無い物がある公園。明らかにおかしな光景。まさか、タイムスリップでもしたのか…?ありえないか。
すぐさま自分の仮説を否定し、更に見渡す。そこで今度は、2人の男女の子どもを見つけた。とても楽しそうにはしゃいでいて、見てて微笑ましい光景だ。
そこで、女の子は急に慌てた様子になり、慌てて公園から出ようと走り出した。
そのまま僕の横を通り過ぎようとした瞬間、その手はもう1人の男の子の手によって掴まれ、女の子は歩を止めた。
そんな女の子の前を通過する1台の乗用車。男の子は、知ってか知らずか女の子を助ける形になっていた………
*
そこで僕は目を覚ました。
「なんだか、長い夢を見ていた気がするな…」
見ると時刻は10時半になっていた。冴えない頭を必死に巡らせ、先程の事を思い出す。そして僕は、衝撃の事実に気づいてしまった。
「あ、やべ。お風呂ずっと放置してた…」
いつもの言葉を呟き、僕は目の前の料理、肉じゃがに箸をいれた。
「うん、今日も美味くできたな」
そう、自画自賛しながら食事を続けていく。まあ、切って煮ただけだし誰が作ってもそんなに変わんないんだろうけど。でも、これに関しては感謝しないとだな。美味い飯が食える幸せを噛み締めないと。
「にしても、今日はかなり濃い1日だったな」
岸野さんが突然転校してきて、偶然にも仲良くなって、なんなら家もかなり近い距離にあって…やっぱりなんか出来すぎてる気がするな。てか今更だけど、昨日まで転校云々の話なんてこれっぽっちも無かったじゃないか。それに加えてあの皆の対応…
はあ、やっぱりそう考えるしかないよな。こんなこと出来るやつなんて、あいつらしかいないじゃないか。ほんと、いつもいつも面倒な事をしやがって…
「やめやめ、なんだか馬鹿馬鹿しくなってきた。」
僕の好みの女の子を用意して、一体何がしたいんだか。まあ、彼女は何も悪くないし、そもそも好きになってるんだから文句なんて言えないが。
「っと、ご馳走様でした。」
そんなことを考えている内に、いつの間にか食べきってしまっていた。
ふと現在の時刻を見ると、時計はちょうど8時を示していた。まあ、いい感じの時間だな。
僕はいつものように食器を洗い、肉じゃがをタッパに移し替えて冷蔵庫にしまう。これは多分、明日のお弁当のおかずのメインになるだろう。
そのまま給湯器のスイッチを入れ、お風呂を沸かしてもらう。
これがいつもの食後のルーティン。我ながら、主夫に向いてるのではないかと錯覚を覚えてしまうほどきっちりしてる気がする。
「いや、それは無いか。世の主婦達はこれの何倍もの量を毎日こなしてるんだもんな。僕は自分の分しかやってないし、割と適当な所もあるから比較にならないや。」
と、そんなことを考えつつお風呂が湧くのをぼーっと待つ。この時間、皆は何をして過ごしてるのだろうか。だいたい皆、スマホとか、パソコンとか、ゲームとかばっかりだろうけど。
僕はどうにも、ああいう類のものはハマらなかった。どうしてもあれらの魅力が分からなかったからだ。一つ一つのシナリオを攻略していく楽しさも、誰かと勝ち負けを賭けた戦いのハラハラ感も、なにも感じられなかったからだ。いや、かなり冷めてるな自分。だから陰キャなのか。悲しくなってくるな…
(いやでも、陰キャはゲームばっかりしてる、だから僕は陰キャじゃないな。うん、そう思うことにしよう。うん。)
なんて苦しい言い訳なのだろうか。
はあ、なんだか眠くなってきたな。でもここで寝る訳にはいかない…せっかくもうすぐお風呂が湧くって言うのに……くっ…………
*
「ピピッお風呂が湧きました」
いつもの機械的な声に、僕はハッとした。どうやら少し寝てしまっていたようだ。
「危ない危ない…ここで寝てたら体に良くない。一旦お風呂に入ろう…」
そう思い、体を起こす。しかし、ふとある事に気づいた。
「あれ、部屋の電気消してたっけ?」
居眠りしていた僕を出迎えたのは、暗がりの部屋だった。僕は寝る前の状況を思い出してみる。
(確かに電気はつけたまま寝てしまったはず…座り込んでたら急激に眠気が襲ってきて…)
じゃあどうして…分からない。
まただ、また分からない事だ。頭が混乱する。こんな事、今までなかった。今日が初めてで、それで…
それに、背後から感じる。起きた時からずっと、こっちを見る視線。悪意の籠った、酷く濁った視線。
怖い。怖い。怖い。
真っ先に感じたのは、恐怖。何も見えない。何も分からない。ただ分かるのは、誰かの視線。
見てはいけない。振り返ってはいけない。そう頭が警告している。でも…
(なんで…体が言う事を聞かない。声も出せない。やめろ、振り向くな!止まってくれ!頼む!!)
己の意思に反して、体は後ろを振り返る。見たくない、見たくない。そう思っているのに、僕は遂にそれを見てしまった。
そこには…
小さい女の子が、そこに立っていた。
暗い空間の中、不自然にその姿がよく見える。
とても愛らしい顔。まるで人形じゃないかと錯覚するほど整っていた。しかし、その瞳に光はない。絶望の宿った瞳で、僕を見つめていた。
「なんで、私を助けたの?」
唐突に紡がれたその言葉が、酷く僕にのしかかる。掠れかすれに聞こえるのに、心の奥底にすっと馴染むように、まるで初めから知っていたかのように、馴染む。
「なんで、私を助けたの?」
続けて同じ言葉を発する少女。その言葉に、僕はどうしようもない罪悪感に苛まれる。
やめて。やめてくれ。もう、許してくれ。お願いだ…
「なんで、私を助けたの?」
あ、あぁ…
「なんで、私を助けたの?」
……………………………
*
ここは…?
気がつくと僕は、家の近くにある公園の入口にいた。
(ちゃんと体が動かせる。そして、)
「あーあー、ちゃんと声もだせる…」
さっきのは一体なんだったのか。あの罪悪感はいったい…
(もう、訳が分からない。頭がどうにかなりそうだが…とりあえず、一旦落ち着こう…)
そう思い、2、3度深呼吸をして周りの観察を始める。
まず初めに目に映ったのは、ブランコだった。
(あのブランコ。4年前に幼稚園児が勢いをつけて飛んだせいで怪我をしてしまって、撤去されてしまったものだ。何故あるんだ?)
更に見ると、ジャングルジムが目に入る。
(あれは、7年前に友達とふざけていた中学生が、足を滑らせて運悪く首の骨を折ってしまい、これまた撤去されたはず…)
あるはずの無い物がある公園。明らかにおかしな光景。まさか、タイムスリップでもしたのか…?ありえないか。
すぐさま自分の仮説を否定し、更に見渡す。そこで今度は、2人の男女の子どもを見つけた。とても楽しそうにはしゃいでいて、見てて微笑ましい光景だ。
そこで、女の子は急に慌てた様子になり、慌てて公園から出ようと走り出した。
そのまま僕の横を通り過ぎようとした瞬間、その手はもう1人の男の子の手によって掴まれ、女の子は歩を止めた。
そんな女の子の前を通過する1台の乗用車。男の子は、知ってか知らずか女の子を助ける形になっていた………
*
そこで僕は目を覚ました。
「なんだか、長い夢を見ていた気がするな…」
見ると時刻は10時半になっていた。冴えない頭を必死に巡らせ、先程の事を思い出す。そして僕は、衝撃の事実に気づいてしまった。
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