FIA World Rally Championship Crazy Road

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第4章 超短期決戦

Round5 サバイバルラリー(ラリートルコ)

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前回のエストニアから、舞台をトルコに移して迎えた第5戦。このラリーは、サファリラリーに次ぐ「サバイバルラリー」として有名だ。2018年にやった時も数多のマシン達が戦線離脱をするという過酷なラリーでもあった。今回は、ブレーキの冷却系にアップデートを施しており万全の体制でこの地に来ている。元々86自体ブレーキ冷却系に難ありという訳では無いが、ラリートルコとなると冷却系をおざなりにする訳には行かないので、今回のアップデートを投入する事にした。こうして今回のラリートルコを迎えている。もう初日から、いきなりサバイバルラリーの幕が上がった。まずは、妹ズがオーバーヒートからのメタル焼き付きにより、初日から戦線離脱。そこから俺もオーバーヒートからのメタルご臨終ならまだ良かったが、まさかのガスケット抜けからのオーバーヒートでヘッド歪みが発生してからの戦線離脱を強いられてしまいTGR勢は、星奈と姉さんズの2台のみで初日を終えてしまうというトンデモ展開に。マジでオーバーヒートからのヘッド歪みは辞めて欲しかった。オーバーヒート防止策として8500rpmの所をわざと7500でリミッター作動させて、6500~7000の間でシフトして走ってたにも関わらずのコレ。俺も対策の施しようが無くてお手上げ状態だった。デイリタイアだけは避けたかったのに。俺はサービスパークでエンジンを下ろした際に初めてヘッド歪みを見たくらいだ。水平対向エンジンの強みとしては「小型コンパクトで軽量で低重心化可能」というのが強みなんだけど、弱みがデカすぎて忌み嫌われているエンジンでもある。それは「整備性皆無かつ整備の人権まで皆無」ということ。ただ幸いにもヘッド歪みとメタル焼き付きだけだったので、使えるパーツは山ほどあった。そのため、俺と妹ズは初日を捨ててエンジン復旧に全てを注ぐ事にした。2日目は、昨日の時点で俺の4連覇は潰えたが、年間2位に向けて、あと2戦を走ることにシフトした。2日目は、怒涛の9連続トップタイムを叩き出して総合首位でも一気にトップ10入りをした。その速さは最終日でも衰える事は無かった。最終日は、ソフトで走る事を選択。グラベルにドッカンターボは相性良いどころか、このエンジン自体そもそも「オールラウンダー・ドッカンターボ」なので、何の問題も無かった。俺は、普段通りにスタート。ダートラで鍛え上げたドラテクを披露すると、チーム内でも、かなり盛り上がっていた。美海ちゃんが「ひー君!リアが!」と言うと俺は「リアが何?リアが滑ったなら、こうやって思いっきり振って、持ってきゃいいんだよ!」と言って全力で無理矢理方向を変えて進行方向に持って行った。これは全日本ダートトライアル選手権で鍛え上げた技の一つでもある。リアが持ってかれたなら一度その方向に従って、そこから逆ハンで無理矢理頭振って反対に持ってくという4WDのみに使える技を体得していた。それを今回はWRCで初披露する事になった。しかも水平対向エンジンというまさに「好都合の塊」なので、かなりやりやすかった。そして美海ちゃんが「最終セクションクリア!今フィニッシュ!どう?どう?」とワクワクしてると「やったぜ!大逆転2位だよ!1位が星奈で、3位がヒョンデのヌービル。」と言うと2人して盛り上がった。総合でも大逆転の2位という結果に。姉妹達は何とか完走してトヨタ勢は皆してゴール出来た事に安堵した。
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