転生先が綿毛

直哉

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転生

奴隷

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とは、いったものの
スパイス屋ってどこにあるんだ?

うむ。
先程の人間に聞くか。

いや、あのオッサンも忙しいだろう。
散策も兼ねて、自分達で探してみるか

あのね!こっちな気がする!!
こっち行こ!こっち!

ほんとか?
まあ、ラミアについて行ってみるか。

てか、ラミアは人間に見られて大丈夫なのか?

ん?大丈夫!大丈夫!
2人にしか見られないように姿消してるから!!

お、おう。
そうなのか。

じゃあ、いまおれは独り言を話してるように周りからは見られていたのか。
恥ずかしい、、

それにしても本当に大きな街だな。
それに、エルフやドワーフとかも普通にいるな。

おい!さっさと歩け!!
このノロマが

ん?なんだ??

おい、ひょっとしてこの世界は奴隷制度とかもあるのか?

うむ。そのようだな。
意志のある魔物でも、所詮は魔物。
人間からしたら、人以外は全て家畜に見えるのかもしれんな。
相変わらずゴミみたいな奴らだ。

ねえ!かわいそう、、
あれって人犬族??
亜人よね??

尻尾と耳があるが、どうみても普通に人間じゃねえか。
助けに行こう

まあまて。ここで騒ぎを起こすのは得策ではない。

なんでだよ!!
あんなに苦しそうにしているんだぞ。

この国ではおそらく、普通の光景なのだろう。
お前はこの光景を見るたびに全員助けるのか?

ああ、助けるよ!
俺は決めたぞ。
おそらく、この世界に転生した理由の1つがこの制度を無くすためかもしれやい。
こんなふざけた制度は、なくなって当然なんだ。

うむ。言ってることはもっともだが、
あまり熱くなりすぎるな。
助けることは我も賛成だが、どのようにして助ける?
奴隷を見かけるたびに助けに行っていてはキリがないぞ。

たしかにそうだ。
どうやら熱くなり過ぎてたようだ。

すまん、ガイアありがとう。
熱くなり過ぎてた。

うむ。じっくりと作戦でもねよーぞ。

そだね!!グリアのことだから
さっこうの作戦がたてれるよきっと

お、おう。

かなりハードルを上げられたな、、

うーん。
どうしようか、、

おい、お前たち。

ん?誰だお前。

気がつくと目の前に、フードを被った耳がとんがったエルフらしき女が話しかけてきてた。

私はエルフのミーナだ。
お前たちの先程の会話を聞いて来た。
私たちもお前たちのように、
奴隷制度撲滅のために同士を集めているのだ。
よかったら、私たちのアジトにこないか??

なるほど。
俺たちと似たように、奴隷制度をよく思わん奴もいるのか。

どうする?2人とも

ん?2人?
お前とそこの男の2人しかおらんぞ?

あ、ああ。
おい!ラミア!
姿を見せてやれ

はーい!!
やっほーー!
超キュートな妖精ラミアだよぉ
よろしくぅぅ

おお!!
こんなところで妖精に会えるとは。
それに上級の精霊だな。
すごいやつをお前たちは連れているな。

ねえ!聞いた?
すごいやつだって!
よく分かってるじゃない!あんた!
気に入ったわ!
私たちがその奴隷解放に力を貸してあげる!

おい。勝手にきめるなよ。
って聞いてないし。
まあ、いっか。

よし!ミーナ!
案内してくれ。

うむ。頼むぞミーナよ。

承知した。
アジトはこっちだ。
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