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学園編 シャルロット13歳でも大人
シャルロットが望めば何時でも何処でも※
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シャルロットは誰も居ないカフェでルシアスの手マンでイカされて、ぐったりとした身体をなかなか動かせずにいた。ルシアスの膝の上から。
「はぁっ……はぁ……はぁ……」
(何でこんな…大して知らない意地悪な人の手で気持ち良くなっちゃったの?マリ様やお兄様達以外の人の手で……そんなの嫌なのにっ。早くこの
人の膝の上から離れたいのに……身体が…動かないわっ)
派手にイッたばかりで動け無いシャルロットをいい事に、ルシアスはまだ服に突っ込んだままの手を再び中で動かし始めた。シャルロットの胸をぐにゅっと鷲掴みまだ立ち上がったままの乳首を掌で転がして来る。
「いやぁっんっ!今イッたばかりなのにっ!もう触らないでくださいっ……やめてぇぇってばぁっ!あっん♡」
「シャルロット気持ちいいんだろ?ほら?中また濡れてきた」
ルシアスはシャルロットの膣に再び指を入れると、動かし始めた。
ぐちゅん……くちゅっ……くちゅっ
「ダメっやっ!やめっ……ヤダヤダ~本当に辛いのっはっん!あっ!ダメっやだぁ~辛いってばぁ~おかしくなっちゃうっ!マリさまぁ~助けてぇぇっ!」
その時、ブンっとシャルロットの身体に透明な膜が張りルシアスの手をはねつけた。
「!?」
次の瞬間、ガっ!と衝撃音が聞こえたと思ったら、シャルロットの視界は一面グレーに染まり心地よい温もりと大好きな香りに包まれていた。
「シャーリーお待たせ、助けに来るの遅くなってごめんね。こんな奴に感じて辛かったでしょ?」
グレーのジャケットの上から大好きな声が降ってきて、シャルロットはだるい頭を必死に上へ向けた。
そこには想像どうりの美しく優しい顔があった。
「マリさまぁ~っ!」
シャルロットはマリウスの腕に横抱きにされながらも必死にマリウスに抱きついた。安心して泣きながら縋るシャルロットにマリウスは上からキスの雨を降らす。
「本当にごめんねシャーリー。チュッ、全部僕達が悪いんだ。チュッ、チュッ」
「マリ様は何にも悪くないわ……ちゅっ……」
「いや、僕達が悪いんだよ……」
マリウスは辛そうに眉間にしわを寄せてシャルロットを見つめた。そんなマリウスの顔に少し心配になったシャルロットだったが、マリウスが直ぐにいつもの優しい顔に戻ったので気のせいだと思う事にした。
「?マリ様?」
「シャーリーちょっと待っててね」
マリウスはシャルロットを抱えたまま、急に現れたエリオットに思いきり殴られてソファーの背に叩き付けられた男を見下ろす。
その瞳は凍てつく様に冷徹な眼差しだった。
マリウス達三人はあの後すぐにカフェに走った。
距離がある為少し時間がかかってシャルロットがイクまで弄られてしまったが、その後すぐシャルロットがマリウスに本気で助けを求めて来たので、マリウス達は魔法でシャルロットの所まで瞬時に飛ぶ事が出来た。
マリウス達がピアスに付けた三つの魔導石の最後の一つ、緑の石。そこに付けた魔法はシャルロットがマリウス達を強く求めて呼んだ時に、マリウス達が応えればシャルロットの場所まで瞬時に飛ぶことが出来る、というスーパーマンの様な魔法だ。
透明の魔導石についている現在地追跡魔法の緊急移動は本当の生死の緊急以外ハッキリ言って普段役に立たない。
そこでマリウス達は普段から役に立つ、シャルロットが自分達に助けを求めた時にすぐ応えれる様な転移魔法を付けたのだ。
鍛えたエリオットの怒りの拳をストレートに頬に食らったルシアスは、クラクラして暫くソファの背もたれから起き上がる事が出来なかったが、漸く身を起こした。
「カハッ……っ痛っ」
「てめぇふざけんなよっ!誰の妹掴まえて遊んでやがる!?はんっ!俺の拳で気絶しなかった事は褒めてやるよ。ソファの背もたれがあって良かったな、無きゃてめぇなんて吹っ飛んでるだろうよ。けどな……一発じゃ全然足んねぇんだよっ!」
ばっと更に拳を振り上げたエリオットの腕をシャルロットをクラウスに預けたマリウスは素早く掴んで止める。
「っマリウス?何で……」
「止めとけエリオット。入学式もまだの新入生を殴り潰したって問題になるだけだ」
「ちっ!」
いきり立ち口調まで変貌したエリオットが二発目を叩き込みそうな所を止めると、マリウスは落ち着かせる様に親友の肩を二回叩いてやる。次に顔を顰め口の端から一筋の血を流す男に向き合った。
「おまえは、さっき入口付近でシャーリーにハンカチを渡してきた男だな?」
「……はい、そうです」
「名は?何処の家の者だ?」
マリウスは静かに聞く。瞳は相変わらず畏怖するほど冷徹だが、落ち着いている様子だ。
ルシアスはまだフラ付きはあるが、漸く立ち上がるとマリウスの前に行き、マリウスを窺い見ながら口の端に付いた血を親指で拭う。
そしてルシアスも淡々と話しだす。
「俺は隣りの国、グリアデルから来た留学生でシルバース公爵家の次男ルシアスと言います。お見知り置きを王太子殿下」
「グリアデルのシルバース家……シルバース騎士団長の息子か」
「はい、そうです」
「なるほどな、エリオットの拳がクリーンヒットしたのに気絶しなかった理由が分かった。おまえもそこそこ腕は立つんだろう」
「……いえ、エリオット様や殿下には及びません」
「は?当たり前だろ」
ルシアスは謙遜して真実を告げたつもりだったが、未だイラついているエリオットからして見れば、仔犬如きが何故自分達獰猛な獅子を引き合いに出してくるのかが全くの謎だった。
その通りではあるが、あまりの即答に場は微妙な空気になる。
「…………」
「…………エリオット、お前少し黙ってろ」
マリウスは思わず親友にそう言っていた。
そして改めて仕切り直すマリウスの顔つきは王太子の威厳に満ちていた。綺麗過ぎる無表情は畏怖せずにはいられないものがある。
「それでルシアス、お前はシャーリーが僕の婚約者と言うのを知っていて手を出したと言う事か?」
「はい、その通りです」
ルシアスの躊躇う素振りも無い挑戦的な答えに、マリウスの纏う空気が一変した。無表情から射殺す様な鋭い目つきになり、場は一気に緊張に包まれる。
___________________
長くなったので次に分けます。
「はぁっ……はぁ……はぁ……」
(何でこんな…大して知らない意地悪な人の手で気持ち良くなっちゃったの?マリ様やお兄様達以外の人の手で……そんなの嫌なのにっ。早くこの
人の膝の上から離れたいのに……身体が…動かないわっ)
派手にイッたばかりで動け無いシャルロットをいい事に、ルシアスはまだ服に突っ込んだままの手を再び中で動かし始めた。シャルロットの胸をぐにゅっと鷲掴みまだ立ち上がったままの乳首を掌で転がして来る。
「いやぁっんっ!今イッたばかりなのにっ!もう触らないでくださいっ……やめてぇぇってばぁっ!あっん♡」
「シャルロット気持ちいいんだろ?ほら?中また濡れてきた」
ルシアスはシャルロットの膣に再び指を入れると、動かし始めた。
ぐちゅん……くちゅっ……くちゅっ
「ダメっやっ!やめっ……ヤダヤダ~本当に辛いのっはっん!あっ!ダメっやだぁ~辛いってばぁ~おかしくなっちゃうっ!マリさまぁ~助けてぇぇっ!」
その時、ブンっとシャルロットの身体に透明な膜が張りルシアスの手をはねつけた。
「!?」
次の瞬間、ガっ!と衝撃音が聞こえたと思ったら、シャルロットの視界は一面グレーに染まり心地よい温もりと大好きな香りに包まれていた。
「シャーリーお待たせ、助けに来るの遅くなってごめんね。こんな奴に感じて辛かったでしょ?」
グレーのジャケットの上から大好きな声が降ってきて、シャルロットはだるい頭を必死に上へ向けた。
そこには想像どうりの美しく優しい顔があった。
「マリさまぁ~っ!」
シャルロットはマリウスの腕に横抱きにされながらも必死にマリウスに抱きついた。安心して泣きながら縋るシャルロットにマリウスは上からキスの雨を降らす。
「本当にごめんねシャーリー。チュッ、全部僕達が悪いんだ。チュッ、チュッ」
「マリ様は何にも悪くないわ……ちゅっ……」
「いや、僕達が悪いんだよ……」
マリウスは辛そうに眉間にしわを寄せてシャルロットを見つめた。そんなマリウスの顔に少し心配になったシャルロットだったが、マリウスが直ぐにいつもの優しい顔に戻ったので気のせいだと思う事にした。
「?マリ様?」
「シャーリーちょっと待っててね」
マリウスはシャルロットを抱えたまま、急に現れたエリオットに思いきり殴られてソファーの背に叩き付けられた男を見下ろす。
その瞳は凍てつく様に冷徹な眼差しだった。
マリウス達三人はあの後すぐにカフェに走った。
距離がある為少し時間がかかってシャルロットがイクまで弄られてしまったが、その後すぐシャルロットがマリウスに本気で助けを求めて来たので、マリウス達は魔法でシャルロットの所まで瞬時に飛ぶ事が出来た。
マリウス達がピアスに付けた三つの魔導石の最後の一つ、緑の石。そこに付けた魔法はシャルロットがマリウス達を強く求めて呼んだ時に、マリウス達が応えればシャルロットの場所まで瞬時に飛ぶことが出来る、というスーパーマンの様な魔法だ。
透明の魔導石についている現在地追跡魔法の緊急移動は本当の生死の緊急以外ハッキリ言って普段役に立たない。
そこでマリウス達は普段から役に立つ、シャルロットが自分達に助けを求めた時にすぐ応えれる様な転移魔法を付けたのだ。
鍛えたエリオットの怒りの拳をストレートに頬に食らったルシアスは、クラクラして暫くソファの背もたれから起き上がる事が出来なかったが、漸く身を起こした。
「カハッ……っ痛っ」
「てめぇふざけんなよっ!誰の妹掴まえて遊んでやがる!?はんっ!俺の拳で気絶しなかった事は褒めてやるよ。ソファの背もたれがあって良かったな、無きゃてめぇなんて吹っ飛んでるだろうよ。けどな……一発じゃ全然足んねぇんだよっ!」
ばっと更に拳を振り上げたエリオットの腕をシャルロットをクラウスに預けたマリウスは素早く掴んで止める。
「っマリウス?何で……」
「止めとけエリオット。入学式もまだの新入生を殴り潰したって問題になるだけだ」
「ちっ!」
いきり立ち口調まで変貌したエリオットが二発目を叩き込みそうな所を止めると、マリウスは落ち着かせる様に親友の肩を二回叩いてやる。次に顔を顰め口の端から一筋の血を流す男に向き合った。
「おまえは、さっき入口付近でシャーリーにハンカチを渡してきた男だな?」
「……はい、そうです」
「名は?何処の家の者だ?」
マリウスは静かに聞く。瞳は相変わらず畏怖するほど冷徹だが、落ち着いている様子だ。
ルシアスはまだフラ付きはあるが、漸く立ち上がるとマリウスの前に行き、マリウスを窺い見ながら口の端に付いた血を親指で拭う。
そしてルシアスも淡々と話しだす。
「俺は隣りの国、グリアデルから来た留学生でシルバース公爵家の次男ルシアスと言います。お見知り置きを王太子殿下」
「グリアデルのシルバース家……シルバース騎士団長の息子か」
「はい、そうです」
「なるほどな、エリオットの拳がクリーンヒットしたのに気絶しなかった理由が分かった。おまえもそこそこ腕は立つんだろう」
「……いえ、エリオット様や殿下には及びません」
「は?当たり前だろ」
ルシアスは謙遜して真実を告げたつもりだったが、未だイラついているエリオットからして見れば、仔犬如きが何故自分達獰猛な獅子を引き合いに出してくるのかが全くの謎だった。
その通りではあるが、あまりの即答に場は微妙な空気になる。
「…………」
「…………エリオット、お前少し黙ってろ」
マリウスは思わず親友にそう言っていた。
そして改めて仕切り直すマリウスの顔つきは王太子の威厳に満ちていた。綺麗過ぎる無表情は畏怖せずにはいられないものがある。
「それでルシアス、お前はシャーリーが僕の婚約者と言うのを知っていて手を出したと言う事か?」
「はい、その通りです」
ルシアスの躊躇う素振りも無い挑戦的な答えに、マリウスの纏う空気が一変した。無表情から射殺す様な鋭い目つきになり、場は一気に緊張に包まれる。
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長くなったので次に分けます。
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