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学園編 シャルロット13歳でも大人
メアリーは護衛では無いですわ
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「マリ様、エリー兄様、クラウ兄様こちらが私の初めてできた親友のメアリーですわ。メアリーとは同じ新入生で先程式で出会ったばかりなのですけど、優しくて、頼りになって素敵な胸の美人さんで、もうずっと昔からの友人みたいにとっても仲良しになったのですわ」
メアリー達のもとに一緒にやって来たマリウス達に、シャルロットは仲良しになったメアリーを嬉しそうに紹介した。シャルロットの「素敵な胸の美人さん」というおかしなフレーズは彼女の天然な性格を良く理解しているこの場の皆にはスルーされた。
「お初にお目にかかります王太子殿下、クラウス様、エリオット様。シャルロットからご紹介あずかりました私、メアリー・テルードと申しますわ。テルード伯爵家の次女でございます。シャルロットとは 、先程知り合ったばかりですがとても親しくさせて頂いております。」
メアリーは膝を曲げ少しだけ腰を落とし礼をした。
今までとは違うキチンとした礼儀正しい態度は立派な淑女のようであり、長身で小麦色の肌のワイルド系色気美人であるメアリーがすると迫力もあり、まるで女騎士の様にも見え無くない。
だがやはりというか、マリウスはメアリー達の予想どおり好意的とは言い難い反応だった。無言で鋭い視線をじっとメアリーに向け、その視線から逃れる事を決して許さない。まるでこちらの心の内や人間性全てを暴きだして見定めている様な眼差しだった。
シャルロットストーカーで忘れそうだが、忘れてはいけない。彼は誰よりも王となるべくカリスマ性や素質と器をもつ男である。
メアリーには半日くらいたったように思えた苦痛の沈黙の間だったが、実際にはほんの五秒程だった。
「マリ様?」
訝しく思ったシャルロットが思わず声をかけた時、ようやくマリウスが口を開いた。
先程の鋭い視線とはうって変わり、メアリーににこっと優しい微笑みを浮かべて……。
「メアリー、シャーリーと友達になってくれてありがとう。僕のシャーリーは世間慣れしてない所が多々あるから少し心配だったんだ。僕らは学年が違うから常に傍に居てあげられないからね。君が傍に居てくれるなら少しは安心だよ。君は少し腕が立つみたいだから、シャーリーに何かあったら僕らの代わりに守ってやって欲しい。」
「はい、勿論ですわ。私の大切な友人ですもの、微力ながら私に出来る全ての力で護るつもりですわ」
「そうか、頼もしいな。頼んだよメアリー」
優しく微笑みを浮かべたまま話すマリウスにメアリーは再度恭しく礼をした。
「はい。お任せ下さいませ殿下」
マリウスの横でメアリーとマリウスのやりとりを見守っていたエリオットとクラウスはマリウスの反応に少し驚いていた。クラウスとエリオットはコソコソと声を落として話し始める。
「あいつ珍しく嘘笑いじゃ無かったね兄さん……」
「そうだな、本当の微笑みだった。彼女がシャーリーの傍にいる事を認めたという事だろうな。殿下は表面上だけで決めるほど愚かでは無いからな」
「ああ、あの時彼女がこっちにパンツ見せてたからか?透けパン兄さんも見てたんだな」
「はっ?!ふざけるなっそんなもの見てる訳ないだろう !隣りの生徒とシャーリーが話し出したからその相手を注視してただけだ!」
「ふ~ん、注視ねぇ……別に見たっていいと思うけど。あの子結構美人でスタイル良いし、もちろんシャーリーには及ばないけどね。下着の趣味もそんなに悪くはないし。兄さんとマリウスって男じゃないよね」
「何だいきなり、男に決まってるだろ」
「いや、違う……変態だ!」
「…………」
「痛って~っ!殴る事無いだろ~!」
「殿下が聞いて無かった事に感謝しろ」
「いや、マリウスは喜ぶと思うよ。前にシャルロットへの溺愛が変態級というのなら嬉しい限りだね。とか言ってたし」
「…………そう言えば昔そんな事言ってたな……はぁ……」
クラウスが一人そっと溜め息を吐いていた時、
シャルロットの可愛い声が少しむくれ気味でマリウスに掛けられた。
「もう!マリ様~っメアリーはお友達なんですよ?私の護衛では無いですわ!私知ってるんですのよ、マリ様達が私にしょっちゅう違う護衛付けているの!何でころころ変えるのかは謎でしたけど……あら?そう言えば最近は誰もみえませんわね??」
実は拐われまくりのシャルロットに昔から護衛を付けたくてもなかなか付けれないのがアマルティス公爵家とマリウスの長年にわたり現在までの悩みだった。
護衛をつけたはなからその護衛がシャルロットを拐い、叩きのめし勿論クビ。新しく真面目そうな者を雇うがまたその護衛も拐い、叩きのめしクビ。またある護衛は、幼いシャルロットに迫って脱がしかけた所を運悪くマリウスに見つかり半殺しの末に山奥に捨てられクビ。大体この繰り返しだった。
中には女性の護衛も何度かつけたが、美貌の少女を我が子にしようとか、色街に売りつけようとか、美少女と女同士で変態遊びをしようとか、結局女でも男でも危険に迫られてとてもじゃ無いが護衛になど出来なかった。
皆んな最初から誘拐など目論む者達では無いが、いざシャルロットに出会い、極上に可愛い微笑みや仕草などを見てしまったら、悪魔の囁きと幻惑を掛けられたように良からぬ事を企んでしまうのだ。
よって、もうある時期からマリウス達は護衛をつけるのをほぼ諦めた。なのでマリウスについているベテランの影達にマリウスが付近にいる時のみ、遠目から見てもらっているだけだ。
(シャーリー……それはシャーリーが可愛い過ぎて護衛達が犯罪者になってしまうからだよ。僕の優秀な影達でさえ、これ以上あの方のお側で四六時中見守り続ける自信が私達にはありません、お許しください。とか抜かして来る始末だからな……美し過ぎるシャーリーはまるで犯罪者製造機だな。本当に罪な子だね)
シャルロットの言葉にマリウスの後ろにいた兄達もマリウスと似たような事を思い遠い目になっていた。
「ごめんごめん。分かってるよシャーリー、メアリーはシャーリーの大事なお友達なんだよね」
マリウスは、にゃん!にゃんっ!と可愛いらしく抗議するシャルロットの頭をポンポンとあやす様に撫でた。
「ええ、初めて出来た大切な女の子の友達ですわ。ね、メアリー」
メアリーに向き直り可愛いさ全開に微笑むシャルロットに心臓をわし掴まれたのは、向けられたメアリーは勿論、この場にいる全員だった。
「ええ、勿論よシャルロット」
メアリーは少し照れながらにっこりと優しく微笑んだ。
___________________
なかなかにゃんにゃん♥シーンが書けない~(^-^;早くにゃんにゃんシーンに突入したいです(笑)
入学式もうそろそろ終わる予定です!
メアリー達のもとに一緒にやって来たマリウス達に、シャルロットは仲良しになったメアリーを嬉しそうに紹介した。シャルロットの「素敵な胸の美人さん」というおかしなフレーズは彼女の天然な性格を良く理解しているこの場の皆にはスルーされた。
「お初にお目にかかります王太子殿下、クラウス様、エリオット様。シャルロットからご紹介あずかりました私、メアリー・テルードと申しますわ。テルード伯爵家の次女でございます。シャルロットとは 、先程知り合ったばかりですがとても親しくさせて頂いております。」
メアリーは膝を曲げ少しだけ腰を落とし礼をした。
今までとは違うキチンとした礼儀正しい態度は立派な淑女のようであり、長身で小麦色の肌のワイルド系色気美人であるメアリーがすると迫力もあり、まるで女騎士の様にも見え無くない。
だがやはりというか、マリウスはメアリー達の予想どおり好意的とは言い難い反応だった。無言で鋭い視線をじっとメアリーに向け、その視線から逃れる事を決して許さない。まるでこちらの心の内や人間性全てを暴きだして見定めている様な眼差しだった。
シャルロットストーカーで忘れそうだが、忘れてはいけない。彼は誰よりも王となるべくカリスマ性や素質と器をもつ男である。
メアリーには半日くらいたったように思えた苦痛の沈黙の間だったが、実際にはほんの五秒程だった。
「マリ様?」
訝しく思ったシャルロットが思わず声をかけた時、ようやくマリウスが口を開いた。
先程の鋭い視線とはうって変わり、メアリーににこっと優しい微笑みを浮かべて……。
「メアリー、シャーリーと友達になってくれてありがとう。僕のシャーリーは世間慣れしてない所が多々あるから少し心配だったんだ。僕らは学年が違うから常に傍に居てあげられないからね。君が傍に居てくれるなら少しは安心だよ。君は少し腕が立つみたいだから、シャーリーに何かあったら僕らの代わりに守ってやって欲しい。」
「はい、勿論ですわ。私の大切な友人ですもの、微力ながら私に出来る全ての力で護るつもりですわ」
「そうか、頼もしいな。頼んだよメアリー」
優しく微笑みを浮かべたまま話すマリウスにメアリーは再度恭しく礼をした。
「はい。お任せ下さいませ殿下」
マリウスの横でメアリーとマリウスのやりとりを見守っていたエリオットとクラウスはマリウスの反応に少し驚いていた。クラウスとエリオットはコソコソと声を落として話し始める。
「あいつ珍しく嘘笑いじゃ無かったね兄さん……」
「そうだな、本当の微笑みだった。彼女がシャーリーの傍にいる事を認めたという事だろうな。殿下は表面上だけで決めるほど愚かでは無いからな」
「ああ、あの時彼女がこっちにパンツ見せてたからか?透けパン兄さんも見てたんだな」
「はっ?!ふざけるなっそんなもの見てる訳ないだろう !隣りの生徒とシャーリーが話し出したからその相手を注視してただけだ!」
「ふ~ん、注視ねぇ……別に見たっていいと思うけど。あの子結構美人でスタイル良いし、もちろんシャーリーには及ばないけどね。下着の趣味もそんなに悪くはないし。兄さんとマリウスって男じゃないよね」
「何だいきなり、男に決まってるだろ」
「いや、違う……変態だ!」
「…………」
「痛って~っ!殴る事無いだろ~!」
「殿下が聞いて無かった事に感謝しろ」
「いや、マリウスは喜ぶと思うよ。前にシャルロットへの溺愛が変態級というのなら嬉しい限りだね。とか言ってたし」
「…………そう言えば昔そんな事言ってたな……はぁ……」
クラウスが一人そっと溜め息を吐いていた時、
シャルロットの可愛い声が少しむくれ気味でマリウスに掛けられた。
「もう!マリ様~っメアリーはお友達なんですよ?私の護衛では無いですわ!私知ってるんですのよ、マリ様達が私にしょっちゅう違う護衛付けているの!何でころころ変えるのかは謎でしたけど……あら?そう言えば最近は誰もみえませんわね??」
実は拐われまくりのシャルロットに昔から護衛を付けたくてもなかなか付けれないのがアマルティス公爵家とマリウスの長年にわたり現在までの悩みだった。
護衛をつけたはなからその護衛がシャルロットを拐い、叩きのめし勿論クビ。新しく真面目そうな者を雇うがまたその護衛も拐い、叩きのめしクビ。またある護衛は、幼いシャルロットに迫って脱がしかけた所を運悪くマリウスに見つかり半殺しの末に山奥に捨てられクビ。大体この繰り返しだった。
中には女性の護衛も何度かつけたが、美貌の少女を我が子にしようとか、色街に売りつけようとか、美少女と女同士で変態遊びをしようとか、結局女でも男でも危険に迫られてとてもじゃ無いが護衛になど出来なかった。
皆んな最初から誘拐など目論む者達では無いが、いざシャルロットに出会い、極上に可愛い微笑みや仕草などを見てしまったら、悪魔の囁きと幻惑を掛けられたように良からぬ事を企んでしまうのだ。
よって、もうある時期からマリウス達は護衛をつけるのをほぼ諦めた。なのでマリウスについているベテランの影達にマリウスが付近にいる時のみ、遠目から見てもらっているだけだ。
(シャーリー……それはシャーリーが可愛い過ぎて護衛達が犯罪者になってしまうからだよ。僕の優秀な影達でさえ、これ以上あの方のお側で四六時中見守り続ける自信が私達にはありません、お許しください。とか抜かして来る始末だからな……美し過ぎるシャーリーはまるで犯罪者製造機だな。本当に罪な子だね)
シャルロットの言葉にマリウスの後ろにいた兄達もマリウスと似たような事を思い遠い目になっていた。
「ごめんごめん。分かってるよシャーリー、メアリーはシャーリーの大事なお友達なんだよね」
マリウスは、にゃん!にゃんっ!と可愛いらしく抗議するシャルロットの頭をポンポンとあやす様に撫でた。
「ええ、初めて出来た大切な女の子の友達ですわ。ね、メアリー」
メアリーに向き直り可愛いさ全開に微笑むシャルロットに心臓をわし掴まれたのは、向けられたメアリーは勿論、この場にいる全員だった。
「ええ、勿論よシャルロット」
メアリーは少し照れながらにっこりと優しく微笑んだ。
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なかなかにゃんにゃん♥シーンが書けない~(^-^;早くにゃんにゃんシーンに突入したいです(笑)
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