私のカレカノ

SeReo

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第1章 『いつもの日常』

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莉)  ハァ退屈だなぁ........。そしてくそ暑いわ........。午後の授業は本当に退屈だなぁ。寝てる男子達が怒られるのが楽しみだが(笑)あ、自己紹介がまだだったな。
初めまして‼俺の名前は莉楠。俺とか言いながらも一応女子だ。見た目........女子ではないような体つきでツーブロックでよく男子に間違えられている。想像できた?まぁ、出来なくても良いっか。今日は誰が怒られるかな。楽しみだな(笑)

    ガラガラ

先)「ほら、座れ~。」

莉)  あ~あ先生が来ちゃった....。

先)「授業始めます。」

莉)  今日は国語か........。嫌だな。

怜)「莉楠、教科書忘れたから見せて?」

莉)「今日だけだからな?ほら。」

怜)「サンキュー‼」

莉)  あぁ、こいつは怜唹で俺の幼馴染だ。ある意味の   腐れんだ。高2まで一緒とか腐れん中の腐れんだ。


授業始まってから40分

先)「はい、ここ誰かに答えてもらうぞ。」

莉)  先生、寝てるやつに当てるつもりだな。なんて鬼なんだ、恐ろしい........。

先)「じぁ、怜唹。この書き下し文を黒板に書いてみろ。」

莉)「おい怜唹、当てられてるぞ?いい加減起きろよ‼」

怜)「ンー?えっ俺?マジで⁉って、何処だ?」

莉)「ハァ、ここの漢文の書き下し文を黒板に書くの。」

怜)「お、おう。ってやってなかったー‼莉楠、ノート見せてくれ。」

莉)「ハァ?何でだよ‼」

怜)「そこをなんとか頼む!!!!!」

莉)「はいはい。どうぞ、お坊っちゃま。」

怜)「サンキュー!!!!!」

莉)  あいつの父親は大手企業会社の社長なんだ。要するに本当のお坊っちゃまってことだ。

怜)「フゥー助かった。やっぱり莉楠のノート綺麗だな。」

莉)「また、その話かよ‼」


授業終わりまであと5分
怜)「おい、莉楠。」

莉)「なんだよ、少しは静かに話せよ。」

怜)「ごめん、ごめん。ちょっとこのノート見て‼」

莉)「ノート?」
うわぁ、ひどい落書きだなこれは。でも、誰かににているような........。
「これ、誰をモデルにしたんだ?」

怜)「え、あいつだよ?」
先生の方を向く。

莉)「似てる~wwwアハハ、アハハハハ~www」
ヤベェ‼先生と目があってしまった........。ヤバイ、怒られるよ、これ。

先)「今笑ったのは誰だ?莉楠、お前か?授業終わったら職員室に来い!!ついでにこの問題も解け‼」

莉)「はい。」
案の定怒られた....。問題を解けとか終わってるだろ‼まぁ、解き終わってきたから良かったけど....。

 カツカツカツ

莉)「はい、これで良いですか?」

先)「良くできている。戻って良いぞ。解き終わってない人は写しとけよ。強の授業は終わり。」



莉)「はぁ....。」
やっと終わったけどこの後職員室かよ。面倒だな。
「怜唹~、職員室行くぞ~。」

怜)「何で俺まで行かなきゃいけねぇんだよ‼」

莉)「良いから。ほら、行くぞ。」

怜)「はいはーい。」
何で俺まで........。面倒だわ。

―職員室―

先)「莉楠今日はどうしたんだ?」

莉)「あれは....思い出し笑いです。」
嘘。あれは、怜唹に笑わされたんです~なんて言えるかよ。言えるわけがない。

先)「そうか。お前は優等生と言ってもおかしくない成績なんだから今回は見逃す。だが、次はないからな?」

莉)「はい。」
え?なんか軽くない?

 ガラガラ

莉)「失礼しました。」

 ガラガラ

莉)「ふぅ....。やっと終わった。」

怜)「ブッwww」 

莉)「なに笑っているんだよ!!!!!」
はぁ、イラつきが増........。

怜)「だって、莉楠の顔が曇っているからwww」
ヤベ~笑いが止まらない~www

莉)「ぶっ飛ばす!!!!!」

怜)「ごめん、ごめん。土下座しますか?」

莉)「いや、いい。ほら、帰るぞ?」

怜)「え、良いのかよ!!!!!」

莉)「一人が嫌なんだろ?置いていくぞ?」

怜)「やった~‼莉楠と放課後デートだ~‼」

莉)「いや、付き合ってないから‼」
怜唹とはこのままの関係が良いな........。

怜)「え~www」
俺は莉楠のことが好きなのにな........。

莉)「はいはい。」
やっと最悪の1日に幕が降りそうだな。明日は晴れると良いな。






―第2章へ続く―
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