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第2章 勇者成長する
第35話 バルフ王国再建、表向きは……
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===勇者ラヴィ分身Ⅰ===
「よーし、ニルナ、ガルス王子とゼーニャ姫を連れてきてくれてありがとう」
「本当にラヴィ?」
「いや、分身の方だ」
「やっぱり、なんだか影が薄いと思った」
「お前くらいだよ本体なのか分身なのか分かる奴はさ」
「そりゃー幼馴染だもん、こうラヴィの鼻がとんがってる」
「それは違うだろうが、そこまで見えてたらある意味すげーわ」
すると、ガルス王子とゼーニャ姫がやってくる。
「あのー盗賊王と盗賊姫になれると聞いたのですが」
「お、それなら、そうだ。バルフ王国を再建させる。表向きはガルス王子とゼーニャ姫が奪い取った形だ。ただ。勇者ラヴィの存在は隠して欲しい」
「なぜですか?」
「それは村人100人にばれると色々と面倒くさいからだ」
「いや、あなたレベル52000でしょ、レベル9999なんて雑魚でしょ」
「いや、それが100人もこられて、どんなスキルを持ってるのかもわからないのは非常に怖い」
「そうですけど、分かりました。このガルスは亡き父に変わってこの国を治めましょう」
「助かる。姫もか?」
「盗賊姫ならやる!」
「そこは妥協しないんだな、盗賊王と盗賊姫という肩書で良い、もしかしたら村人100人が接触してくるだろうから、なんとか話を合わせてくれ、身の危険が無いように、デス騎士を守護騎士にさせておく」
「助かりますラヴィ様」
「あと、あの夫婦を探してるんだが、あいつらがいれば百人力なんだがな」
「誰ですか?」
「元勇者パーティーで魔王討伐の時にいちゃいちゃして子供を作った戦士と僧侶だ」
「は、はは、ははは」
「あいつら俺を見捨ててどこぞの森で暮らしてるらしい、取り合えず見つけ出そうと思う」
「見つかりますか? 頑固戦士とおっとり僧侶と聞いていますが」
「あの2人ができちゃうのは想像以上の恐ろしさだったよ、双子の子供がいるはずなんだがな、そろそろ3歳くらいになるはずだ。冒険者ギルドで情報を集めようと思っている」
「もう無くなったのでは?」
「さっき、ガルス王が戻ってくるというお触れを出したら、各所の村から人が集まり出した。彼等はバルフ王国を再建する事に力を貸してくれるだろうし、逃げていたのだろう今までジャズ王国が民を奴隷にしようとしているからな」
「民は集まってくれているのですね」
「お前意外と人望あったな」
「そんなにお褒め頂かなくても」
「外から声が聞こえてくるぞ、応対してやれ」
「そうですね」
ガルス王子が城のバルコニーに出ると。
沢山とは言わないが、まばらに人が集まってきた。
彼等はガルス王子を見ると歓声をあげていた。
「ガルス王だああああ」
「よくもどってきてくれましたああああ」
「あの魔王面の勇者バカなんてどっかにいっちまええええ」
「何が税金を無くすだあ、ジャズ王国に簡単にとられちまいやがって」
「勇者ラヴィを殺せ勇者ラヴィを殺せ」
「あのモンスターを殺せえええええ、ガルス王子、勇者ラヴィこてんぱんにしてやってください」
だが、ガルス王子は皆の前で静粛に声を静めながら。
少しずつトーンを大きくしていく。
「勇者ラヴィ様は先程亡くなられた!」
「なんだってえええええ」
これは勇者ラヴィであったのだが。
「ちょっと黙っててくださいにゃ」
「いや、軍王ゼーファ聞いてないが」
「これは知略を巡らわした僕の発案ですにゃ」
「そ、そうか、いつの間にガルス王子に指令を出したんだ」
「先程小耳にですにゃ」
ガルス王子が叫ぶ。
「勇者ラヴィ様、いやにっくき魔王面のモンスターはジャズ王国の5大悪魔将軍と相打ちになってこの国の為に死んだ!」
「なんだってえええええ」
「だから黙っててくださいにゃ、勇者ラヴィ様」
「はぁはぁ」
国民が黙っている。
「勇者ラヴィはお前達の為に戦ったのだぞ」
「ちょっとあいつ俺の事呼び捨てにしたぞ」
「だから、静かにしてくださいにゃ」
ガルス王子が続ける。
「勇者ラヴィ様は戦い民の為に魔王面に整形までしたのだぞ」
「そうだったのか」
「知らなかった」
「そこまでのお方だったとは」
「勇者ラヴィ様は魔王の弟である事が恥ずかしく、イケメンであることが悲しく、不細工に整形したのじゃ、それも戦士ガーフと僧侶メーダ様の手によって、王子である我はこの2人を探している。見つけて欲しい、褒美をくれてやろう」
しばらくの沈黙ののちに、民が騒がしくなる。
「お、俺知ってるぞ」
「しってる、あそこにいる」
「終わりの森にいるぞ、モンスターを倒しているところを見た」
「おれもだ」
「ただあそこはハゲスダンジョンの次に危険の場所だ」
「誰かいけないのか」
軍王ゼーファがにやりと笑う。
「お前ずる賢いな」
勇者ラヴィが思わず突っ込む。
「いちいち冒険者ギルドに聞かなくてもこうやって情報を集めれば良いにゃ」
「そうだったな、こうやって知識を使うんだな、よーし終わりの森に行くぞ、ニルナは一度ダダンジョン王国に戻ってくれ、俺こと分身Ⅰと本体と分身Ⅱで繋がってるから情報は任せろ」
「分かったよ」
「最初の作戦と大きく変わっちまったが、軍王ゼーファはついてこい、デス騎士は待機」
「了解した」
「……」
勇者ラヴィと軍王ゼーファは終わりの森へ旅立とうとしていた。
一方でジャズ王国の険しい山岳地帯を登山しているのが本体ラヴィと女神フレイヤ。
ダダンジョン王国では分身Ⅱが何かしらしていたのであった。
「よーし、ニルナ、ガルス王子とゼーニャ姫を連れてきてくれてありがとう」
「本当にラヴィ?」
「いや、分身の方だ」
「やっぱり、なんだか影が薄いと思った」
「お前くらいだよ本体なのか分身なのか分かる奴はさ」
「そりゃー幼馴染だもん、こうラヴィの鼻がとんがってる」
「それは違うだろうが、そこまで見えてたらある意味すげーわ」
すると、ガルス王子とゼーニャ姫がやってくる。
「あのー盗賊王と盗賊姫になれると聞いたのですが」
「お、それなら、そうだ。バルフ王国を再建させる。表向きはガルス王子とゼーニャ姫が奪い取った形だ。ただ。勇者ラヴィの存在は隠して欲しい」
「なぜですか?」
「それは村人100人にばれると色々と面倒くさいからだ」
「いや、あなたレベル52000でしょ、レベル9999なんて雑魚でしょ」
「いや、それが100人もこられて、どんなスキルを持ってるのかもわからないのは非常に怖い」
「そうですけど、分かりました。このガルスは亡き父に変わってこの国を治めましょう」
「助かる。姫もか?」
「盗賊姫ならやる!」
「そこは妥協しないんだな、盗賊王と盗賊姫という肩書で良い、もしかしたら村人100人が接触してくるだろうから、なんとか話を合わせてくれ、身の危険が無いように、デス騎士を守護騎士にさせておく」
「助かりますラヴィ様」
「あと、あの夫婦を探してるんだが、あいつらがいれば百人力なんだがな」
「誰ですか?」
「元勇者パーティーで魔王討伐の時にいちゃいちゃして子供を作った戦士と僧侶だ」
「は、はは、ははは」
「あいつら俺を見捨ててどこぞの森で暮らしてるらしい、取り合えず見つけ出そうと思う」
「見つかりますか? 頑固戦士とおっとり僧侶と聞いていますが」
「あの2人ができちゃうのは想像以上の恐ろしさだったよ、双子の子供がいるはずなんだがな、そろそろ3歳くらいになるはずだ。冒険者ギルドで情報を集めようと思っている」
「もう無くなったのでは?」
「さっき、ガルス王が戻ってくるというお触れを出したら、各所の村から人が集まり出した。彼等はバルフ王国を再建する事に力を貸してくれるだろうし、逃げていたのだろう今までジャズ王国が民を奴隷にしようとしているからな」
「民は集まってくれているのですね」
「お前意外と人望あったな」
「そんなにお褒め頂かなくても」
「外から声が聞こえてくるぞ、応対してやれ」
「そうですね」
ガルス王子が城のバルコニーに出ると。
沢山とは言わないが、まばらに人が集まってきた。
彼等はガルス王子を見ると歓声をあげていた。
「ガルス王だああああ」
「よくもどってきてくれましたああああ」
「あの魔王面の勇者バカなんてどっかにいっちまええええ」
「何が税金を無くすだあ、ジャズ王国に簡単にとられちまいやがって」
「勇者ラヴィを殺せ勇者ラヴィを殺せ」
「あのモンスターを殺せえええええ、ガルス王子、勇者ラヴィこてんぱんにしてやってください」
だが、ガルス王子は皆の前で静粛に声を静めながら。
少しずつトーンを大きくしていく。
「勇者ラヴィ様は先程亡くなられた!」
「なんだってえええええ」
これは勇者ラヴィであったのだが。
「ちょっと黙っててくださいにゃ」
「いや、軍王ゼーファ聞いてないが」
「これは知略を巡らわした僕の発案ですにゃ」
「そ、そうか、いつの間にガルス王子に指令を出したんだ」
「先程小耳にですにゃ」
ガルス王子が叫ぶ。
「勇者ラヴィ様、いやにっくき魔王面のモンスターはジャズ王国の5大悪魔将軍と相打ちになってこの国の為に死んだ!」
「なんだってえええええ」
「だから黙っててくださいにゃ、勇者ラヴィ様」
「はぁはぁ」
国民が黙っている。
「勇者ラヴィはお前達の為に戦ったのだぞ」
「ちょっとあいつ俺の事呼び捨てにしたぞ」
「だから、静かにしてくださいにゃ」
ガルス王子が続ける。
「勇者ラヴィ様は戦い民の為に魔王面に整形までしたのだぞ」
「そうだったのか」
「知らなかった」
「そこまでのお方だったとは」
「勇者ラヴィ様は魔王の弟である事が恥ずかしく、イケメンであることが悲しく、不細工に整形したのじゃ、それも戦士ガーフと僧侶メーダ様の手によって、王子である我はこの2人を探している。見つけて欲しい、褒美をくれてやろう」
しばらくの沈黙ののちに、民が騒がしくなる。
「お、俺知ってるぞ」
「しってる、あそこにいる」
「終わりの森にいるぞ、モンスターを倒しているところを見た」
「おれもだ」
「ただあそこはハゲスダンジョンの次に危険の場所だ」
「誰かいけないのか」
軍王ゼーファがにやりと笑う。
「お前ずる賢いな」
勇者ラヴィが思わず突っ込む。
「いちいち冒険者ギルドに聞かなくてもこうやって情報を集めれば良いにゃ」
「そうだったな、こうやって知識を使うんだな、よーし終わりの森に行くぞ、ニルナは一度ダダンジョン王国に戻ってくれ、俺こと分身Ⅰと本体と分身Ⅱで繋がってるから情報は任せろ」
「分かったよ」
「最初の作戦と大きく変わっちまったが、軍王ゼーファはついてこい、デス騎士は待機」
「了解した」
「……」
勇者ラヴィと軍王ゼーファは終わりの森へ旅立とうとしていた。
一方でジャズ王国の険しい山岳地帯を登山しているのが本体ラヴィと女神フレイヤ。
ダダンジョン王国では分身Ⅱが何かしらしていたのであった。
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