女中の私は、第1王子を決める花嫁パーティーの終焉で、その当事者王子から逆プロポーズされてしまった。どうしよう?!

Miyuki

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始まりのプロローグ

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「貴女(あなた)、聞いた?今度開かれるコウリア国の花嫁募集パーティー」
「ええ。聞いたわ。執事たちが、各地で開いたオーディションを勝ち進んだ、選りすぐりの女性たちをお城に招くって話ね」
「そうよ。私 応募するわ」
「そうね。貴女が応募するなら私もしようかしら」


 なにやら農村で井戸端会議が繰り広げられている。



 コウリア国の公爵は、イケメンとして はなはだ有名だ。



 各地でこのような話が持ち上がるのも無理はないだろう。



 コウリア国は王都だ。



 世界に国は数知れずあれど、王都は1つ。
 その王子の嫁ともなれば、未来永劫 将来は約束される。


 食べたいものも、着飾ることも思いのまま。


 ・・・・・・しかし彼女たちは知らなかった。
 このイケメン王子には弟がいて、女性たちを食い物にする、とんでもないケダモノだということを・・・・・・。
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