コミュ症はスーパーヒロイン(一般作)

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6 バスの中での嫌な出来事  ①

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6 バスの中での嫌な出来事
 ①
 今日も愛花は美妃と体操部の練習をしていた。
 二人とも花柄のレオタードで基礎・基本の運動,補強運動の後,床運動を中心に音楽をかけて練習している。すると,愛花の耳に人の助けを求める声が聞こえたのだ。

「助けてくれ~,まだ,死にたくないよ~~」

 愛花は,美紀にトントンをする。ノートに用事を思い出したので行ってくると書いてある紙を見せた。そして、走って学校を出て,魔法のコンパクトを広げ、変身した。

「変身,ドリーマー」
 もう慣れてきたので、自然と声は出た。

 キラキラ輝く光が消えると,そこに赤いアイマスクで顔を隠して中央の宝石が光り,白い帽子には白い羽根,白のワンピース,赤いロング手袋とブーツ,白いマントを付けた,魔法美少女仮面の姿があった。

 現場に行くと,魔人が人間を追いかけている。小高い丘の所にジャンプした。
「夢ある限り戦いましょう,魔法美少女仮面ドリーマー参上!」
 
 腰にさしてあった魔法のステッキを出して,
「お覚悟はよろしくて,えいっ! (あっ、言えた・・・)」
 魔人へ立ち向かって,攻撃と防御をバランス良く,優勢な戦いぶりだ。
「人間に害を及ぼす魔人は,この魔法美少女仮面ドリーマーが許しません!」
「こなまいきな女だ!これを受けてみろ!!」
 魔人は,クモの糸のようなものをドリーマーに投げ,ドリーマーはその糸にからまってしまった。
「さらに,これだ!」
電撃のようなものをドリーマーにあてた。
「あっ~,あああ~~~苦しい・・・」
 
「これで,おまえは消えてしまえ!」
 魔人は,電撃をさらに強くした。
「うあああ~~~~~~~」
 ドリーマーは電撃の衝撃で飛ばされて木にたたきつけられた。
 魔人は,手に槍のようなものを出現させて。ドリーマーに近づいてきた。そして,ドリーマーの心臓を目がけて突き刺そうとする。
 ドリーマーはバトンではじき,体を反転,そこに,また魔人が突き刺す,ドリーマーはそれを、またさけて丘を転げ落ちていく。

「うああああああああ・・・・・・・・んんん」

 ドリーマーが転げ落ちて大の字になっているところを,魔人はドリーマーの腰に乗って動けなくさせた。そして、槍を頭上にゆっくり上げて恐怖を味わわせ、今度こそ確信の一撃をドリーマーの頭に突き刺した。
 しかし、ちょうど,アイマスクの宝石に当たり,ドリーマーは防ぐことができた。それでも、宝石にひびがはいってしまった。すると,ドリーマーは力が抜けて動くこともできなくなってしまったのだ。

「どうした!ドリーマー,お前の弱点は,その宝石だったのか,力が出ないようだな,これでおしまいだ!!!」

 魔人は,狙いを定めて槍を大きく上にあげた。 そして,ドリーマーに言う。
「最後に言い残すことはあるのか」
 ドリーマーは,言いたいけど口から言葉が出ない。
「ふん,何もいえないんだな,これで最後だ!」
 ドリーマーは,目をパチパチして,小さな声で言った。
「や,やめて,ください」
 魔人はにやにやと笑いながら,ドリーマー足の方から胸に近づいてきた。その時,
「えいっ~~~」
ドリーマーは魔人の股間をおもいっきり蹴った。
「いてぇ~~~~~~~」
 魔人は,股を押えて地面にうなっている。
 手にバトンを出して,
「ドリーマーフラッシュ!!」
 魔人は,痛気持ちいい感じで消え去った。

 戦いが終えたら,遠くから見ていた人々が拍手をしながら近づいて,まだ力なく寝ているドリーマーを囲んだ。ドリーマーは下から集まった人の顔を見て,恥ずかしくてたまらない。その中に,学級委員の小島君と不良性の森田の姿があった。

森田は,小島君に提案した。
「バスで駅まで送っていってやろうぜ,駅からはどこへでも行ける! だから,俺たちで助けよう,なあ,小島」

 小島君は,本人の意志を聞いてからと思い,ドリーマーに聞くが,胸がドキドキのドリーマーは,何も答えず,これが承諾したということになってしまった。
 こうして,変身したままの姿で,大好きな小島君と不良性の森田,3人でバスにのり,終点の駅に行くことになった。ドリーマーは紙と鉛筆がほしかったがばれるといけないのでだまって両手を抱えられてバスに乗った。

  バスの席が小島君と森田の間にいる正義の魔法美少女ドリーマー、マーチングバンドの少女がかぶるような帽子,帽子の上の右側には白い羽根,正体がばれないように赤いアイマスク,白のミニスカワンピースにベルト,赤いロングブーツに赤いロング手袋をつけている。

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