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 怪人は、魔法美少女戦士フォンティーリアの心臓に剣の先を合わせた。
「ふふふっ、今までよくもじゃまばかりしてくれたな、死ね! やぁ!  あっ~」
 魔法美少女戦士フォンティーは、両手で剣を挟んっだ。もちろん、魔法の力が成せる技である。
「わたくしが、悪に負けることなんて、ございません、えいっ!」
   怪人の、剣を持っている腕を蹴りあげた。剣は回転しながら飛び、壁に刺さった。怪人は素早く魔法美少女戦士フォンティーリアの首を絞めた。
「く、苦しい、・・ですわ~、んんっ、ぅう~、ぐる・・じいっ~」
 魔法美少女戦士フォンティーリアは首を絞めている怪人の手をつかみながら何とかしなければと思考を巡らした。目が霞んできたが、怪人の足が間近にあることが分かり、首を絞めている怪人の手を掴んでいたが離し、叫んだ。
「マジカルステッキ~」
  手にステッキが現れ、そのステッキで怪人の両足を広げるように打ち付けた。
「あゎ~、ぅわ~~~」
   怪人は、その場で尻餅をついた。魔法美少女戦士フォンティーリアは、ステッキを怪人に向けたまま素早く立ち、クロスさせて叫んだ。
「フォンティーリアフラッシュ!」
「うわぁ~・・」

 バァ~~~~ン! シュゥ・・・・・・ッ

  怪人は爆破し、いつの間にか戦闘員も逃げて消えていた。
 魔法美少女戦士フォンティーリアは、誰もいないけど、決め台詞で帰って行った。
「皆様、ごきげんよう~」
  魔法美少女戦士フォンティーリアは、マントで身を包み、消えた。それを物陰で見ていた者がいる。怪人につれされそうになった青年心理学者カロナ博士だ。すっかり魔法美少女戦士フォンティーリアに憧れて、秘密を知りたい気持ちが高まっている。
(なんて美しい、魔法美少女戦士フォンティーリア、彼女にしたい、いや、自分の気持ちに正直になると、性ペットにして調教したい・・・)

   魔法美少女戦士フォンティーリアは、熊のおじさんの家の近くに瞬間移動した。
(私の記憶、どうすれば戻るのでしょう・・)
   魔法美少女戦士フォンティーリアが、ブラックフラワーに変身解除するために辺りを見渡すと、暗やみの中、壁ではっきり見えないが片目が覗いている。
「そこに、いらっしゃる方は、どなたですか、盗撮しないで姿を現しなさい!」
   次郎は偶然光の玉を見つけ追いかけてきたら、光の玉から、キラキラと輝き、気高く凛々しい魔法美少女戦士フォンティーリアが現れたのた、首を絞めて屋上まで吊るしあげて逃げられて以来だ。見つかったら、たとえ、ただの人間でもただですむはずがない。
(あっ、次郎さん?)
   記憶喪失の魔法美少女戦士フォンティーリアにとっては、お世話になっている熊のおじさんの子どもだ。ただし、ブラックフラワーに手出しをするやんちゃだ。
   次郎は覚悟を決め、武器を隠しもって対峙した。
「あれっ、魔法美少女戦士フォンティーリア、その指にはめている指輪は」
  次郎は、魔法美少女戦士フォンティーリアに逃げられた時に落とした指輪を魔法美少女戦士フォンティーリアがしていたので驚いて見つめた。
  記憶喪失になる前に魔法美少女戦士フォンティーリアの首を絞めて屋上まで吊るした犯人の手がかりとして犯人が落とした指輪を手にいれたが、急いではめたため、薬指にはめてしまったのだ。
「あなたは、この指輪を知っているのですか、なぜ、わたくしは薬指にはめているのでしょう、知っていることを教えてください」
   魔法美少女戦士フォンティーリアの様子が変だ。
「記憶がないの?   魔法美少女戦士フォンティーリア!」
   魔法美少女戦士フォンティーリアは、正直に話して少しでも記憶をとり戻したいと考えた。
「わたくしは、ある時から記憶がございませんわ、何か知っていたら教えて下さい」
  次郎は、とんでもないことを思いついた、
  魔法美少女戦士フォンティーリアを待たせて、もう一個ある指輪を持って来て魔法美少女戦士フォンティーに見せた驚かせた。
「それは、同じ指輪ですわ・・」
「そうだよ、同じ指輪だ。僕たちは結婚を前提に付き合っていたんだ。婚約指輪だよ、思い出してよ、魔法美少女戦士フォンティーリア」
  魔法美少女戦士フォンティーリアにとっては、衝撃的な驚きだった。
「ありえませんわ!  わたくしは愛と正義の魔法美少女戦士、お付き合いなど、絶対にありえません!」
  魔法美少女戦士フォンティーリは強く否定したが、次郎は、このチャンスを逃したくなかったので、嘘泣きでわめきちらした。
「どうしてだよ、魔法美少女戦士フォンティーリ、あんなに、僕を愛していて、毎日、いちゃついていたのに、記憶がないからと言って、なかったことにするなんて、酷い、それで、愛と正義を口にだせるのか!」
 すごい剣幕で涙を流しながら訴えた。
   魔法美少女戦士フォンティーリアは、もし、次郎の言う通りなら、申し訳ない気持ちになった。
「お願いです。わたくしの記憶が戻るまで、そっとしておいてください」   
  一瞬にして次郎は悪巧みを考えた。
「僕が記憶を取り戻してあげる、僕たちのしていたことをすれば、きっと思いだすよ、さあ、僕の部屋に来て!   いつものように、窓から入るんだ!」
  魔法美少女戦士フォンティーリアは、普通の小さな人間である次郎には、力で負けるはずはないので、記憶が少しでも戻るならばと、とりあえず次郎の部屋に行くことにした。これが悪夢の始まりとなった。 
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