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しおりを挟む僕のサテンの燕尾服を、小鳥と船乗りが嬉しそうに触っている。
「ねぇねぇボクちゃん?こんなにカッコいい服はいつ貰えるの?」
「そうだね、あと何回か星貼りに行けば、小鳥もきっと貰えるよ」
「僕はね!こーんなに長い帽子が欲しいんだ!」
「そうかそうか。船乗りなら良く似合いそうだね」
「でもさ、僕たちあんまり星貼りが得意じゃないから……」
「そう。小さいのが全然光らないの。だから全然言葉が貰えないんだと思う」
「じゃあ今度の星貼りは、僕と一緒に行ってみるかい?内緒でコツを教えてあげるよ」
「いいの?」
「やったー!」
……
…
お髭もプリンセスも一瞬の夜明けと一緒に消えてしまっていた。
もう僕が一番大きくなっていたし、ここに来るまでの事を全部思い出した僕は、何を願っていたのかも知っていた。
だからもう僕にはわかる。もうすぐ僕はこの子達とお別れするだろう。
少し悲しいけれど、でも僕は幸せだった。
もしあの場所でまた願いを散らばせてしまっても、僕の祈りはこの星貼りたちがきらきらにひからせてくれる。その事をもう僕は知っていたんだ。
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