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楽しい楽しい合コンだったのに
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今の俺の仕事を教えてやろうか?
それは、合コンの邪魔をすることwww
発情しきってるチャラいオスどもとメスどもの顔を、瞬時に凍りつかせて、即”解散”って具合に散らばっちまうほどのことを言わせたり、させたりしまくってんだ。
そう、お前が視ての通り、幽霊の俺だからこそ、出来ることなんだよ。
俺は幽霊になって、まだ半年未満の新人幽霊、フレッシュマンならぬフレッシュゴーストだけどよ、”こいつ”にするかと定めたターゲットに「憑依」ぐらいはできんだぜ。
ターゲットに憑依した俺は、そのターゲットに”楽しい楽しい合コンの場”を白けさせる言動をとらせてんだ。
刑事事件として、しょっぴかれないレベルでな。
例えば、ターゲットを”わざとらしく”倒れさせて対面相手の気合の入りまくった服に赤いワインの染みをつけたり、なんやら洒落た名前のドレッシングを対面相手の顔にベチャッと飛ばしたりよ。
それに、身体的特徴だって指摘させてる。例えば「将来ハゲて口臭くなりそうwww」とか「その胸、もはや力士よりも小さいでしょwww」とか、いろいろよ。
は?
そんなことさせてる俺自身も、人のこと、とやかく言える外見してんのかって?
分かってら、ンなこと!
お前みたいに、死んだ者が視える奴はやっぱ一定数いるみてえでよ。
いつだったか、合コン会場にノコノコとやってきた厚化粧の馬鹿っぽい女が「ねえ、ここ、キモオタっぽい幽霊がいるから、やめよーよ」なんて言いやがったこともあったしな。
ふざけんなよ!
あの女、もし、俺の外見が”いかにもな893(ヤクザ)風”だったら、同じこと俺の目の前で言えたのかっての!?
今、思えば、あの馬鹿女に憑依して、公開オ〇ニーでもさせてやりゃあよかったわ。
え?
自分がされて嫌なことは人に言ったり、しちゃいけないってことを教わらなかったのかって?
だから、ンなこと、分かってら!
でもよ、もう俺自身、自分を止めることができねえんだよ!!
俺は彼女なんてできたこと一度もねえし、合コンすらただの一度も経験したことねえ。
まさか20代後半で終わるなんて思わなかったこの短い人生だって、超絶ブラック企業であり得ないほどこき使われたあげく、一人暮らしの汚部屋で過労死っつう幕引きだったしよ。
幽霊になった俺はよ、令和時代の幕開けだって、ただ1人で孤独に”薄汚ねえ雑居ビルの片隅”で迎えたんだ。
どうせ、お前や、俺が合コンで憑依してた奴らは、家族や友達、彼氏彼女とかと、新たな時代の幕開けを希望とともに迎えてんだろ?
なんせ、お前らは俺と違って生きてるモンな。
俺が憑依した奴らだって、たった1回ぐらい合コンで失敗しちまっても(失敗させたのは俺だけど)、生を満喫しまくっている奴らには、また”次”があるワケだしよ。
ん?
お前、いったい、何言ってやがんだ?
今から、この俺を合コンに連れて行ってくれるって?
お前の家で、この世に未練を残して死んだ幽霊たちを集めての合コンを開催する予定があるって?
………………それは、本当か?
いや、別に興味があるワケじゃねえけど、そんなうまい話あるワケ…………そもそも、その合コンに集まってる女どもって、やっぱり首が伸びてたり、頭が割れて血だらけだったり……第一、ババアだったりするんじゃねえの?
その心配はない?
皆、死体のままの状態ではなく、魂として視えるからって?
まあ、言われてみればそうか。
俺も死体のままの状態だったら、変色しまくってウジ虫とかも湧いてたろうし。
今から、さっそく俺を合コン会場へと連れて行ってくれる?
えーと、まあ、その何だ……俺は合コンとかそんなチャラついたモンに興味はねえんだけど…………いや、別に意地張ってるンじゃねえよ!
ま、合コンってのは人数の問題もあるだろうし……ここは、お前の顔を立てて行ってやるよ。
※※※
俺の初めての合コン会場は、町はずれの閑静な一角にある民家だった。
オレンジっぽい照明が眩しいチャラい店とかじゃなくて、静かで落ち着いた情緒ある座敷での初合コンだ。
俺をここまで連れてきてくれた”あいつ”に、まず礼を言いたかったけど、”あいつ”は「後は幽霊の皆さんでどうぞ」なんて奥に引っ込んじまったから、礼も言えなかった。
でも、俺をこんな素敵な合コンへと連れてきてくれた”あいつ”への感謝の気持ちは、「ありがとう」なんて一語ではきっと言い足りない。
合コンは、男4人対女4人だった。
女の子たちは皆、女優とかアイドル級に可愛いワケじゃなかったけど、皆、外見は20代ぐらいに視えたし、ごく普通の素朴な可愛さで、奇跡的に全員とも俺のストライクゾーンに入っていた。
特に今、俺の隣にいるユウリという名前の女の子は、季節感のないタンクトップと下はハーフパンツ(おそらく、死んだ時の格好だろう)で化粧気のない青白い顔でも、笑うととても可愛かった。
男の中には、スーツ姿の雰囲気イケメンな野郎も1人いたけど、ユウリはそいつよりも、キモオタな俺と話すことを選んでくれたらしい。
俺は、”生者としての自分の最期”をユウリに話した。
「へえ、あなたは過労死だったんだ。大変だったね。私はちょっと、恋愛で詰んじゃってさ……衝動的に自殺しちゃったんだ……私、もともと”メンタルが不安定な人”だから、家にあった薬、飲めるだけ飲んじゃってさ」
悲しそうにユウリが言う。
「私、次に生まれ変わった時は、恋愛なんて、もう懲り懲りって思ってたけど。実際、生まれ変わるどころか、浮遊霊になっちゃってたし。家族や知り合いの枕元に立っても、誰一人として気づいてくれなかった。だから、私が死ぬ原因となった元カレに取り憑いたんだけど……元カレ、単に”体の具合が悪くなって入院しちゃった”だけで終わっちゃったし」
と、目を伏せたユウリであったが、顔を上げて俺に笑顔を見せてくれた。
「でもね、私、今日、ここに来て良かった。やっぱり幽霊だって、人恋しくなっちゃうじゃん? 彼氏彼女とかよりも、単に幽霊友達ができるってだけでも、すごくうれしいモン」
俺は、ユウリに頷かずにはいれなかった。
俺も今日、ここに来て良かった。
合コンって本当に楽しいものだな。
彼氏彼女とか、カップル成立とか、そう言ったこと抜きにしても、自分以外の誰かと話して、触れあうことって本当に楽しい。
そうだ。
俺は、誰かと話をしたかった。触れ合いたかった。
合コンなんて……と言ってた俺だけど、本当は楽しそうなあいつらがとても羨ましかったんだ。
さすがに、幽霊となった俺が、今まで合コンの邪魔をすることをライフワーク――いや、ゴーストワークにしていたことはカッコ悪いし情けないので、ユウリに話せやしなかったけど。
あのまま、同じことを繰り返していたら、きっと俺は悪霊になっていたに違いないな。
だから今日、俺をこの合コンへと連れてきてくれた”あいつ”には大感謝だ。
”あいつ”が望むなら、俺はあいつの守護霊となったっていいかもしれない。
しかし、その時だった。
廊下より、足音が聞こえてきた。
幾人もの人間の……生者たちのザッザッザッという足並みは見事に揃っていた。
襖障子がバッと左右に開かれた。
それぞれの手にやけに長い数珠を持った神主とか、陰陽師とか、退魔師とか、まるでチャチい映画のセットから抜けててきたような風体の奴らが、ゆうに10名以上はいやがった。
奴らが、”何をしに”俺たちの”楽しい楽しい合コンの場”に乱入してきたのかは、一目瞭然だった!!!
俺の隣のユウリは「いやーっ!!!」と悲鳴をあげ、咄嗟に逃げようとした。
けれども――
「悪霊退散! 強制成仏!」
揃いも揃った奴らの掛け声で、俺もユウリも、幽霊のくせに金縛りになったかのごとく、この場から逃げることすらできなくなってしまった。
声をあげている奴らの中には、俺をここに連れてきた”あいつ”の姿もあった。
そうか……俺はもうとっくに悪霊になっていたってオチか。
”あいつ”は、生者たちに憑依して生者の楽しい時間や生活を蹂躙していた俺たちをひとまとめにして、他の霊能者たちとともに一気にカタをつけるつもりでここへと呼び寄せたのか!
あれほど優しく俺に声をかけてくれた”あいつ”は、まるで害虫を駆除するかのように、奴らとともに両手を合わせ、声をあげていたよ。
楽しい時間を味わわせておきながら、最後は絶望で叩きのめすとか、なんて残酷な奴なんだだ。俺が死んでからやっと、手に入れることができた”ほのかな幸せ”まで奪いやがって。
お前の末代まで祟ってやろうか?
でもよ、自分がされて嫌なことは、絶対に人に言ったり、しちゃいけなかったんだ……
俺の影に隠れてガクガク震えていたユウリが、ついにバシッと弾け、散らばった。
他の合コンメンバーたちも、次々と”末期の唸り声”とともに散らばっていく。
俺たちの合コンの強制的な幕引きは、単なる”解散”ではなく、散らばって”退散”ってワケか?!
単なる成仏じゃなくて、”強制”成仏ってワケか?!
そして、ついに、俺が最後の1人――いや、あいつらにとっては、最後の”1体”となっちまった。
あいつらの揃った声が、座敷に響き渡った。
「悪霊退散!! 強制成仏!!」
―――完―――
それは、合コンの邪魔をすることwww
発情しきってるチャラいオスどもとメスどもの顔を、瞬時に凍りつかせて、即”解散”って具合に散らばっちまうほどのことを言わせたり、させたりしまくってんだ。
そう、お前が視ての通り、幽霊の俺だからこそ、出来ることなんだよ。
俺は幽霊になって、まだ半年未満の新人幽霊、フレッシュマンならぬフレッシュゴーストだけどよ、”こいつ”にするかと定めたターゲットに「憑依」ぐらいはできんだぜ。
ターゲットに憑依した俺は、そのターゲットに”楽しい楽しい合コンの場”を白けさせる言動をとらせてんだ。
刑事事件として、しょっぴかれないレベルでな。
例えば、ターゲットを”わざとらしく”倒れさせて対面相手の気合の入りまくった服に赤いワインの染みをつけたり、なんやら洒落た名前のドレッシングを対面相手の顔にベチャッと飛ばしたりよ。
それに、身体的特徴だって指摘させてる。例えば「将来ハゲて口臭くなりそうwww」とか「その胸、もはや力士よりも小さいでしょwww」とか、いろいろよ。
は?
そんなことさせてる俺自身も、人のこと、とやかく言える外見してんのかって?
分かってら、ンなこと!
お前みたいに、死んだ者が視える奴はやっぱ一定数いるみてえでよ。
いつだったか、合コン会場にノコノコとやってきた厚化粧の馬鹿っぽい女が「ねえ、ここ、キモオタっぽい幽霊がいるから、やめよーよ」なんて言いやがったこともあったしな。
ふざけんなよ!
あの女、もし、俺の外見が”いかにもな893(ヤクザ)風”だったら、同じこと俺の目の前で言えたのかっての!?
今、思えば、あの馬鹿女に憑依して、公開オ〇ニーでもさせてやりゃあよかったわ。
え?
自分がされて嫌なことは人に言ったり、しちゃいけないってことを教わらなかったのかって?
だから、ンなこと、分かってら!
でもよ、もう俺自身、自分を止めることができねえんだよ!!
俺は彼女なんてできたこと一度もねえし、合コンすらただの一度も経験したことねえ。
まさか20代後半で終わるなんて思わなかったこの短い人生だって、超絶ブラック企業であり得ないほどこき使われたあげく、一人暮らしの汚部屋で過労死っつう幕引きだったしよ。
幽霊になった俺はよ、令和時代の幕開けだって、ただ1人で孤独に”薄汚ねえ雑居ビルの片隅”で迎えたんだ。
どうせ、お前や、俺が合コンで憑依してた奴らは、家族や友達、彼氏彼女とかと、新たな時代の幕開けを希望とともに迎えてんだろ?
なんせ、お前らは俺と違って生きてるモンな。
俺が憑依した奴らだって、たった1回ぐらい合コンで失敗しちまっても(失敗させたのは俺だけど)、生を満喫しまくっている奴らには、また”次”があるワケだしよ。
ん?
お前、いったい、何言ってやがんだ?
今から、この俺を合コンに連れて行ってくれるって?
お前の家で、この世に未練を残して死んだ幽霊たちを集めての合コンを開催する予定があるって?
………………それは、本当か?
いや、別に興味があるワケじゃねえけど、そんなうまい話あるワケ…………そもそも、その合コンに集まってる女どもって、やっぱり首が伸びてたり、頭が割れて血だらけだったり……第一、ババアだったりするんじゃねえの?
その心配はない?
皆、死体のままの状態ではなく、魂として視えるからって?
まあ、言われてみればそうか。
俺も死体のままの状態だったら、変色しまくってウジ虫とかも湧いてたろうし。
今から、さっそく俺を合コン会場へと連れて行ってくれる?
えーと、まあ、その何だ……俺は合コンとかそんなチャラついたモンに興味はねえんだけど…………いや、別に意地張ってるンじゃねえよ!
ま、合コンってのは人数の問題もあるだろうし……ここは、お前の顔を立てて行ってやるよ。
※※※
俺の初めての合コン会場は、町はずれの閑静な一角にある民家だった。
オレンジっぽい照明が眩しいチャラい店とかじゃなくて、静かで落ち着いた情緒ある座敷での初合コンだ。
俺をここまで連れてきてくれた”あいつ”に、まず礼を言いたかったけど、”あいつ”は「後は幽霊の皆さんでどうぞ」なんて奥に引っ込んじまったから、礼も言えなかった。
でも、俺をこんな素敵な合コンへと連れてきてくれた”あいつ”への感謝の気持ちは、「ありがとう」なんて一語ではきっと言い足りない。
合コンは、男4人対女4人だった。
女の子たちは皆、女優とかアイドル級に可愛いワケじゃなかったけど、皆、外見は20代ぐらいに視えたし、ごく普通の素朴な可愛さで、奇跡的に全員とも俺のストライクゾーンに入っていた。
特に今、俺の隣にいるユウリという名前の女の子は、季節感のないタンクトップと下はハーフパンツ(おそらく、死んだ時の格好だろう)で化粧気のない青白い顔でも、笑うととても可愛かった。
男の中には、スーツ姿の雰囲気イケメンな野郎も1人いたけど、ユウリはそいつよりも、キモオタな俺と話すことを選んでくれたらしい。
俺は、”生者としての自分の最期”をユウリに話した。
「へえ、あなたは過労死だったんだ。大変だったね。私はちょっと、恋愛で詰んじゃってさ……衝動的に自殺しちゃったんだ……私、もともと”メンタルが不安定な人”だから、家にあった薬、飲めるだけ飲んじゃってさ」
悲しそうにユウリが言う。
「私、次に生まれ変わった時は、恋愛なんて、もう懲り懲りって思ってたけど。実際、生まれ変わるどころか、浮遊霊になっちゃってたし。家族や知り合いの枕元に立っても、誰一人として気づいてくれなかった。だから、私が死ぬ原因となった元カレに取り憑いたんだけど……元カレ、単に”体の具合が悪くなって入院しちゃった”だけで終わっちゃったし」
と、目を伏せたユウリであったが、顔を上げて俺に笑顔を見せてくれた。
「でもね、私、今日、ここに来て良かった。やっぱり幽霊だって、人恋しくなっちゃうじゃん? 彼氏彼女とかよりも、単に幽霊友達ができるってだけでも、すごくうれしいモン」
俺は、ユウリに頷かずにはいれなかった。
俺も今日、ここに来て良かった。
合コンって本当に楽しいものだな。
彼氏彼女とか、カップル成立とか、そう言ったこと抜きにしても、自分以外の誰かと話して、触れあうことって本当に楽しい。
そうだ。
俺は、誰かと話をしたかった。触れ合いたかった。
合コンなんて……と言ってた俺だけど、本当は楽しそうなあいつらがとても羨ましかったんだ。
さすがに、幽霊となった俺が、今まで合コンの邪魔をすることをライフワーク――いや、ゴーストワークにしていたことはカッコ悪いし情けないので、ユウリに話せやしなかったけど。
あのまま、同じことを繰り返していたら、きっと俺は悪霊になっていたに違いないな。
だから今日、俺をこの合コンへと連れてきてくれた”あいつ”には大感謝だ。
”あいつ”が望むなら、俺はあいつの守護霊となったっていいかもしれない。
しかし、その時だった。
廊下より、足音が聞こえてきた。
幾人もの人間の……生者たちのザッザッザッという足並みは見事に揃っていた。
襖障子がバッと左右に開かれた。
それぞれの手にやけに長い数珠を持った神主とか、陰陽師とか、退魔師とか、まるでチャチい映画のセットから抜けててきたような風体の奴らが、ゆうに10名以上はいやがった。
奴らが、”何をしに”俺たちの”楽しい楽しい合コンの場”に乱入してきたのかは、一目瞭然だった!!!
俺の隣のユウリは「いやーっ!!!」と悲鳴をあげ、咄嗟に逃げようとした。
けれども――
「悪霊退散! 強制成仏!」
揃いも揃った奴らの掛け声で、俺もユウリも、幽霊のくせに金縛りになったかのごとく、この場から逃げることすらできなくなってしまった。
声をあげている奴らの中には、俺をここに連れてきた”あいつ”の姿もあった。
そうか……俺はもうとっくに悪霊になっていたってオチか。
”あいつ”は、生者たちに憑依して生者の楽しい時間や生活を蹂躙していた俺たちをひとまとめにして、他の霊能者たちとともに一気にカタをつけるつもりでここへと呼び寄せたのか!
あれほど優しく俺に声をかけてくれた”あいつ”は、まるで害虫を駆除するかのように、奴らとともに両手を合わせ、声をあげていたよ。
楽しい時間を味わわせておきながら、最後は絶望で叩きのめすとか、なんて残酷な奴なんだだ。俺が死んでからやっと、手に入れることができた”ほのかな幸せ”まで奪いやがって。
お前の末代まで祟ってやろうか?
でもよ、自分がされて嫌なことは、絶対に人に言ったり、しちゃいけなかったんだ……
俺の影に隠れてガクガク震えていたユウリが、ついにバシッと弾け、散らばった。
他の合コンメンバーたちも、次々と”末期の唸り声”とともに散らばっていく。
俺たちの合コンの強制的な幕引きは、単なる”解散”ではなく、散らばって”退散”ってワケか?!
単なる成仏じゃなくて、”強制”成仏ってワケか?!
そして、ついに、俺が最後の1人――いや、あいつらにとっては、最後の”1体”となっちまった。
あいつらの揃った声が、座敷に響き渡った。
「悪霊退散!! 強制成仏!!」
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