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夜の二人(1)
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子どもたちの夜は短い。
宿題、お風呂、晩ごはん。それらのタスクをこなしていって、よっしゃ、ようやくゲームだぜ! と思っていると、不思議なことにもう寝る時間だ。
そして今夜のタクト少年には、さらに難易度の高いタスクが追加されていた。寝たふりをしたあと、人生初の深夜単独外出だ。
「お、おやすみぃ~……?」
パジャマ姿のタクトが廊下のドアから顔をのぞかせ、一階リビングのソファで隣り合っている両親におやすみを伝える。
「ああ、おやすみ」
「おやすみなさい、タクちゃん」
ドアを振り返り、なごやかにかえす両親。
我が子の「おやすみ」がいつもよりずいぶんと小声で、どことなくソワソワした感じだったことに両親は多少「?」と思ったが、まあそういう日もあるさ、と自己解決する。それに今夜は――
「……ぅん、うふ~ん♡」
甘い吐息とともににじり寄り、胸元からほんのり色香を漂わせながら、女体の柔らかい圧をじんわりとかけてくるタクトママと、
「んんっ! ん! んんんっ!」
咳払いしつつ平静を装っているが、意識しているのがバレバレのタクトパパ。
そう。今夜の二人は妙に気分が高ぶり、サカってしまっていた。
「ねぇ、あ・な・た……? 今夜は私たちも早めにおねんね、シ・ま・しょ……?」
「そ、そうだな……。早めに寝ると健康にもいいしな……ウッ!?」
「そうねえ、あなたのココ、もうこんなに健康になってるし。さわさわっ。なでなでっ。うふふ……今日は熱くて固くて、それでいてウインナーさんみたいにプリッと噛みごたえがあって、ガマンオイルをたっぷりお漏らししてて、ぬるぬる~って黒光りしてる、あなたのお肉棒、上でもシタでも、いっぱい頬張って、いっぱい食べて、いっぱい飲んであげるから……ね?」
「お……おぅ……」
「じゃぁ…………。まずはいちばん濃いのをいただき、ますっ! ……あ~んっ」
みたいになっているリビングの状況を、そしてその後、寝室にこもってアンアン致してしまう夫婦たちの夜の営みを、タクト少年は知らない。
◇
「ええと……」
二階の部屋に戻ったタクトは、しばらく考え込んでいた。
「で、どういう服着ていけばいいんだっけ?」
さすがに今のパジャマ姿ではダメだ、ということはわかる。部屋着用のスウェット? けれど着古してるし、毛玉、しわくちゃ、よれよれ、これもダメ。とすると――
「ふつうに学校に行くときのカッコでいい、のか?」
これから合流する予定のセリナに聞こうかと思ったが、そもそも連絡手段がない。ケータイは親との直通のみが許可されている。リビングに戻ればタブレットがあるが、親の近くで夜間外出の相談ができるはずもない。それに今リビングに戻るのは……教育的によろしくない。
もぞもぞと着替えつつ、「いや、これじゃないな」とまた着替えつつ、あーでもないこーでもないと迷っていると、ふと「これってデートみたいだな」という考えが急に頭に浮かんで、「わーっ、わーっ、そんなんじゃないし!」と心が千々に乱れているあいだに、時間は刻一刻と過ぎていく。やばい。遅れる。
結局いつものパーカーにハーフパンツという出で立ちに、小型のライトなんかを放り込んだボディバッグを斜めにかけてコーディネート完成。前もって玄関からこっそり持ち込んでおいた予備の靴を手に部屋を出る。
カチャリ……。
二階の廊下は薄暗い。
そっと様子をうかがう。
気配なし。
状況オールグリーン。
そろそろと階段のところまで歩を進める。依然問題なし。
階下の様子を確認する。いつもならリビングの明かりが階段下まで伸びているのだが――すでに暗い。
実はときおり「(……ぁんっ♡)」みたいなくぐもった声や、カチャカチャ、スルスルパサリといったベルト音や衣擦れ音、じゅるるっ、くちゅくちゅ♡……という粘液音とかが微妙に漏れていたのだが、外出しようとソワソワしている彼は、幸か不幸か気付かなかった。
「あれ? もう寝ちゃったのかな?」
これは好都合だ、と思う。
そろそろと廊下を戻り、自室の前をすぎて、突き当たりの窓をカラカラと――おおっと、音がしないように……そろそろと慎重に開けていく。
ひょいとまたいで、靴を履きながら外に出る。ここの外壁の段差には、足を置けるちょっとした出っ張りがある。そこからお隣との土地の境のブロック塀に降り、犬走りに降りて――という手順で、彼はみごとに脱出に成功した。
「ま、ここは小さいころよく使ったしな。へへっ」
タクト少年がまだ小さいころ忍者ごっこにハマっていたときの経験が、まさかこんなところで活用されるとは。人生、わからないものである。
◇
てってって。
夜道を足早に歩く。
親に内緒で家を抜け出しているというワクワク感と、意外に街が明るいことに気分が上ずっている。てっきり自分が寝ている時間は街も寝ているものだと思っていたけど、そうではないらしい。
そんな感じで、ややテンション高めだったが、大通りに出るところで、赤い回転灯をまわした白黒模様の車が目の前をスーッと横切ったときには、ちょっとおなかのあたりがスーッと冷たくなった。
見つかったら捕まるのかな、牢屋なのかな、いやたぶん違うよな、でも不良っていわれるのかな、と少々ビクビクしつつ、なんとなく街路樹のかげ近くを選んで忍者のように進んでいく。はたから見たら逆にあやしいのだが、幸いその夜は、見とがめる人はいなかった。
待ち合わせのコンビニはもうすぐだ。
すると心臓がドキドキしてきた。
急に悪い考えが浮かんでくる。
もしかしたら、セリナはからかうために言ってみただけで、ほんとは来てないんじゃないか。それで、ノコノコ出てきた俺を見て、「やーい。引っかかったー」ってからかうつもりなんじゃ――とか思うが、
(あれ? でも俺が来たってことがわかるには、けっきょくセリナも来なくちゃいけないよな?)
とか思ったりして、あれこれ考えて、いろいろ考えすぎて、気分も乱高下して、そわそわする。
ようやくコンビニのところまで来た。
入口あたりに、ちらほらと人がいるのが見える。
それよりももうちょっと手前、店のガラスの壁面のところに、野球帽のようなキャップを目深にかぶったのが一人。知らない女子だ。うつむきがちにスマホをのぞきこんでいる。
セリナは――いない。
まだ来てないのかな? と思いつつ歩いていって、あ、中かな? とガラス越しに店内をのぞき込もうとしていたら、すぐそばの野球帽女子がスマホから目を上げ、帽子越しにちらっとこちらを見てきた。その視線の鋭さに、あわてて目をそらす。
上下ジャージ姿の、髪の長い女の子だ。ポシェットのようなサコッシュのような、小さなショルダーバッグを斜めがけして、細く長いストラップの紐が軽くパイスラッシュしているのが、たいへん目に毒で、眼福だ。
帽子と長い髪のせいで顔立ちはよく見えないけど――けっこうかわいい。たぶん年上。だから◯学生かな、でもこんな夜に出歩くなんて不良だな、かかわらないようにしよう、と思いながら通り過ぎ、店の入り口に向かっていると――
「ちょっと。なにムシしてんの?」
背後から声がかかった。
宿題、お風呂、晩ごはん。それらのタスクをこなしていって、よっしゃ、ようやくゲームだぜ! と思っていると、不思議なことにもう寝る時間だ。
そして今夜のタクト少年には、さらに難易度の高いタスクが追加されていた。寝たふりをしたあと、人生初の深夜単独外出だ。
「お、おやすみぃ~……?」
パジャマ姿のタクトが廊下のドアから顔をのぞかせ、一階リビングのソファで隣り合っている両親におやすみを伝える。
「ああ、おやすみ」
「おやすみなさい、タクちゃん」
ドアを振り返り、なごやかにかえす両親。
我が子の「おやすみ」がいつもよりずいぶんと小声で、どことなくソワソワした感じだったことに両親は多少「?」と思ったが、まあそういう日もあるさ、と自己解決する。それに今夜は――
「……ぅん、うふ~ん♡」
甘い吐息とともににじり寄り、胸元からほんのり色香を漂わせながら、女体の柔らかい圧をじんわりとかけてくるタクトママと、
「んんっ! ん! んんんっ!」
咳払いしつつ平静を装っているが、意識しているのがバレバレのタクトパパ。
そう。今夜の二人は妙に気分が高ぶり、サカってしまっていた。
「ねぇ、あ・な・た……? 今夜は私たちも早めにおねんね、シ・ま・しょ……?」
「そ、そうだな……。早めに寝ると健康にもいいしな……ウッ!?」
「そうねえ、あなたのココ、もうこんなに健康になってるし。さわさわっ。なでなでっ。うふふ……今日は熱くて固くて、それでいてウインナーさんみたいにプリッと噛みごたえがあって、ガマンオイルをたっぷりお漏らししてて、ぬるぬる~って黒光りしてる、あなたのお肉棒、上でもシタでも、いっぱい頬張って、いっぱい食べて、いっぱい飲んであげるから……ね?」
「お……おぅ……」
「じゃぁ…………。まずはいちばん濃いのをいただき、ますっ! ……あ~んっ」
みたいになっているリビングの状況を、そしてその後、寝室にこもってアンアン致してしまう夫婦たちの夜の営みを、タクト少年は知らない。
◇
「ええと……」
二階の部屋に戻ったタクトは、しばらく考え込んでいた。
「で、どういう服着ていけばいいんだっけ?」
さすがに今のパジャマ姿ではダメだ、ということはわかる。部屋着用のスウェット? けれど着古してるし、毛玉、しわくちゃ、よれよれ、これもダメ。とすると――
「ふつうに学校に行くときのカッコでいい、のか?」
これから合流する予定のセリナに聞こうかと思ったが、そもそも連絡手段がない。ケータイは親との直通のみが許可されている。リビングに戻ればタブレットがあるが、親の近くで夜間外出の相談ができるはずもない。それに今リビングに戻るのは……教育的によろしくない。
もぞもぞと着替えつつ、「いや、これじゃないな」とまた着替えつつ、あーでもないこーでもないと迷っていると、ふと「これってデートみたいだな」という考えが急に頭に浮かんで、「わーっ、わーっ、そんなんじゃないし!」と心が千々に乱れているあいだに、時間は刻一刻と過ぎていく。やばい。遅れる。
結局いつものパーカーにハーフパンツという出で立ちに、小型のライトなんかを放り込んだボディバッグを斜めにかけてコーディネート完成。前もって玄関からこっそり持ち込んでおいた予備の靴を手に部屋を出る。
カチャリ……。
二階の廊下は薄暗い。
そっと様子をうかがう。
気配なし。
状況オールグリーン。
そろそろと階段のところまで歩を進める。依然問題なし。
階下の様子を確認する。いつもならリビングの明かりが階段下まで伸びているのだが――すでに暗い。
実はときおり「(……ぁんっ♡)」みたいなくぐもった声や、カチャカチャ、スルスルパサリといったベルト音や衣擦れ音、じゅるるっ、くちゅくちゅ♡……という粘液音とかが微妙に漏れていたのだが、外出しようとソワソワしている彼は、幸か不幸か気付かなかった。
「あれ? もう寝ちゃったのかな?」
これは好都合だ、と思う。
そろそろと廊下を戻り、自室の前をすぎて、突き当たりの窓をカラカラと――おおっと、音がしないように……そろそろと慎重に開けていく。
ひょいとまたいで、靴を履きながら外に出る。ここの外壁の段差には、足を置けるちょっとした出っ張りがある。そこからお隣との土地の境のブロック塀に降り、犬走りに降りて――という手順で、彼はみごとに脱出に成功した。
「ま、ここは小さいころよく使ったしな。へへっ」
タクト少年がまだ小さいころ忍者ごっこにハマっていたときの経験が、まさかこんなところで活用されるとは。人生、わからないものである。
◇
てってって。
夜道を足早に歩く。
親に内緒で家を抜け出しているというワクワク感と、意外に街が明るいことに気分が上ずっている。てっきり自分が寝ている時間は街も寝ているものだと思っていたけど、そうではないらしい。
そんな感じで、ややテンション高めだったが、大通りに出るところで、赤い回転灯をまわした白黒模様の車が目の前をスーッと横切ったときには、ちょっとおなかのあたりがスーッと冷たくなった。
見つかったら捕まるのかな、牢屋なのかな、いやたぶん違うよな、でも不良っていわれるのかな、と少々ビクビクしつつ、なんとなく街路樹のかげ近くを選んで忍者のように進んでいく。はたから見たら逆にあやしいのだが、幸いその夜は、見とがめる人はいなかった。
待ち合わせのコンビニはもうすぐだ。
すると心臓がドキドキしてきた。
急に悪い考えが浮かんでくる。
もしかしたら、セリナはからかうために言ってみただけで、ほんとは来てないんじゃないか。それで、ノコノコ出てきた俺を見て、「やーい。引っかかったー」ってからかうつもりなんじゃ――とか思うが、
(あれ? でも俺が来たってことがわかるには、けっきょくセリナも来なくちゃいけないよな?)
とか思ったりして、あれこれ考えて、いろいろ考えすぎて、気分も乱高下して、そわそわする。
ようやくコンビニのところまで来た。
入口あたりに、ちらほらと人がいるのが見える。
それよりももうちょっと手前、店のガラスの壁面のところに、野球帽のようなキャップを目深にかぶったのが一人。知らない女子だ。うつむきがちにスマホをのぞきこんでいる。
セリナは――いない。
まだ来てないのかな? と思いつつ歩いていって、あ、中かな? とガラス越しに店内をのぞき込もうとしていたら、すぐそばの野球帽女子がスマホから目を上げ、帽子越しにちらっとこちらを見てきた。その視線の鋭さに、あわてて目をそらす。
上下ジャージ姿の、髪の長い女の子だ。ポシェットのようなサコッシュのような、小さなショルダーバッグを斜めがけして、細く長いストラップの紐が軽くパイスラッシュしているのが、たいへん目に毒で、眼福だ。
帽子と長い髪のせいで顔立ちはよく見えないけど――けっこうかわいい。たぶん年上。だから◯学生かな、でもこんな夜に出歩くなんて不良だな、かかわらないようにしよう、と思いながら通り過ぎ、店の入り口に向かっていると――
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