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シーズン2
第三十七話
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凡子は訳がわからないまま、蓮水の顔を見ていた。
「百面相をしながら考えたコメントがこれって、意味がわからないんだが?」
「百面相……」
凡子も蓮水が不機嫌になる意味がわからなかった。
「私のコメントでご不快になったのでしたら、謝罪いたします」
「違う」
蓮水は強めの口調で即、否定してきた。
「俺の態度が誤解を招いてしまったな。コメントが不快だったわけじゃなく……」
蓮水は言葉を濁した。
凡子は蓮水の意図することを汲み取れずにいた。
「不快になるまではなくても、お気に召さなかったんですよね? ご指摘いただけば、今後、気をつけます」
「本当に違うんだ。俺がただ、もっと喜んでもらえると勝手に思い込んでいただけだ」
凡子は思わず「え?」と、聞き返した。
「更新いただいて、すごく嬉しかったですよ」
蓮水が水樹恋だと知らなかったなら、もっと感謝の言葉を並べたはずだ。
しかし、蓮水の表情は暗いままだ。目も合わせてくれない。
「コメントの内容がテンション抑え目になったのは、なんと言いますか、私のコメントだと恋様にわかっているのに、変な内容は恥ずかしいなと思ったり……」
「テンションの問題じゃない」
凡子は困り果てた。作家の拘りというものだろうか。なにが蓮水を不機嫌にさせてしまったのか、わからない。
「今日の内容も、とても素晴らしかったです。何気ないエピソードで、五十嵐室長が抱える問題の深刻さを表現して、そのあと、新キャラを登場させて読者が沈んだ気持ちのまま終わらないようにもご配慮いただいて」
蓮水が凡子を見た。
「どうだった? 新キャラは」
「清楚系ですよね。良いと思います!」
蓮水の顔がまた険しくなった。
「名前は?」
「名前ですか?」
蓮水が頷いた。
凡子は『朝田奈美』について言われていると理解できていた。しかし、どう返すか迷っていた。
あまりに待たせてさらに機嫌を損ねたくはない。
「次々と登場するキャラに名前をつけるのは大変ですよね。知り合いの名前をもじってつかうのも、わかります」と、当たり障りのない内容で応えた。
蓮水が目を閉じて、ため息をついた。
「もういい」
ーーこ、これは……本当はよくないやつだ。
そうだとしても、凡子にはどうしたらいいかわからない。
「お願いです。どこが悪かったのか、教えてください」
「なみこはなにも悪くない」
蓮水はそう言ったあと「いや、悪い」と訂正した。
「なみこは、知り合いではなく『妻』だから、妻の旧名からとったが正しい」
まだ、妻と表現されるのには軽い抵抗を覚えるが、ここで逆らってさらに気分を害されたくなかった。
「はい、おっしゃる通りです」
「冗談だ。そもそも、小説の内容をどう受け取るかは読者の自由であって、作者が押しつけるものではないからな」
ーー読者が勝手な解釈をしたとき、作者様はこんなふうにして折り合いをつけていくのね。でも、結局、なにが悪かったのかは教えてもらえてもらえてない。
蓮水の表情が普通に戻ったので、これ以上は追求しない方が良いと判断した。
蓮水が、カップを手に取る。
「せっかくなので、私もいただきます」
凡子もコーヒーに口をつけた。
「朝田奈美は、一応なみこをイメージしたキャラなんだが……」
蓮水の言葉に驚いて、凡子は咽せた。
「伝わらなかったのは俺の筆力が足りないせいだが……」
「いえ、筆力が足りないなんてことは絶対にありません。『清楚系』と書かれていたので、まさか私をイメージしているとは……」
「仕事中のなみこは、清楚系だろう」
「いやいやいやいや、そんなことはありません」
凡子は思い切り、顔を左右にふった。
「俺が言っているわけではないが」
蓮水はその言葉を強調した後で、「俺の周りのやつの間では、受付の三人の中でなみこは清楚系という位置付けだ」と、続けた。
「ありえません」
「不快なのはわかるが、事実、そう言われている」
蓮水がそんなことで嘘をつく理由はない。
「不快なわけではなくて……」
「それでも、嬉しくはないんだろう?」
自分が清楚系と言われるのには、違和感がある。
ふと気になり、「他の二人は、美人系と可愛い系ですか?」と、聞いた。
凡子が、美しくも可愛くもないから、清楚としか言いようがないのかもしれない。
「他の二人は、肉食系と小悪魔系だ」
凡子にもどちらがどちらかわかった。
考えてみれば、瑠璃や優香もよく、本社の誰が素敵だとか関連会社の誰がかっこいいと話題にする。三人でいつも受付にいれば、話のネタにされることもあるだろう。
「なみこと実際話せば、『清楚系』の範疇に収まらないとわかるが、仕事でみかける程度のかかわりならそう表現するのも理解できる」
凡子は『清楚系』と聞けば、『深窓の令嬢』
のような女性を思い浮かべるが、世間では地味で目立たないケースでも使われるのだと納得した。
「そろそろ準備をしないといけないな」
「あっ、もうこんな時間ですね」
「俺は早めに出勤しているだけだから問題ないが、なみこが一度実家に寄って出勤するには余裕がなくなってきたな」
たしかに、急ぐ必要がある。
「今日は、なみこにネクタイを選んでもらう時間はなさそうだ」
凡子は蓮水の言葉を聞いて、「ネクタイをお選びするのも私の役割になるんですね!」と、
思わず喜びの声をあげた。
「い……蓮水さんのネクタイを選べるなんて……」
蓮水から「どうして、『樹』と言いかけてやめたんだ」と指摘された。
実際は、『五十嵐室長』と言いかけたのだが、バレては困る。
「そろそろ、職場仕様の呼び方にした方が良いかと」と、誤魔化した。
「朝から、『恋様』としか呼ばれてない」
小説が更新されたばかりだから、蓮水をつい作者としての側面で見てしまう。
「家では、樹さんと呼ぶようにします」
蓮水は「なみこといると、楽しくてついゆっくりしてしまうな」と、微笑んだ。
凡子は、ドキッとした。
「俺の方も、新婚の甘い雰囲気を出す練習を忘れていた。気をつけるようにする」
「あっ、そういうことですか」
凡子はてっきり本当に楽しんでもらえているのかと思い、内心喜んでしまった。よく考えれば、朝からとくに楽しませるようなことをしていない。
「でも、心臓に悪いので、ほどほどでお願いします」
蓮水に甘い言葉を囁かれると、いちいち動悸が激しくなる。
「ほどほどにしていたら、顔合わせするときに間に合わない。もう少し自然に振舞ってもらわないとな」
凡子は、自然に振舞える日が、一生来ない気がしていた。
スーツでかっちり決めた蓮水と、普段着の凡子の二人でタクシーに乗った。タクシーの運転手もいったいどういう関係なのだろうと不思議に思っているはずだ。凡子自身も未だに不思議でならない。
実家のマンションの前で降ろしてもらう。
「じゃあ、いってくる。また夜に」
「はい。いってらっしゃいませ」
仕事中にもかけたことのある言葉なのに、気恥ずかしかった。
化粧をして通勤着に着替えると、いつもの出勤時間になった。毎朝この手順は効率が悪すぎると、凡子は思った。夕食のときに、蓮水に相談が必要だ。
凡子が完全にあちらに荷物を運んでしまうか、平日には蓮水が凡子の家に泊まるかのどちらかだ。より楽なのは、凡子の家で二人が生活をする方だった。
まだまだ契約婚は始まったばかりで、随所に問題点がある。
蓮水にはできるだけ執筆に集中してもらいたい。凡子が、動いていくしかない。
通勤途中で、スマホに通知が来た。見ると泉堂からだった。
『今日のランチ、楽しみにしてる』
凡子はすっかり忘れていた。
「百面相をしながら考えたコメントがこれって、意味がわからないんだが?」
「百面相……」
凡子も蓮水が不機嫌になる意味がわからなかった。
「私のコメントでご不快になったのでしたら、謝罪いたします」
「違う」
蓮水は強めの口調で即、否定してきた。
「俺の態度が誤解を招いてしまったな。コメントが不快だったわけじゃなく……」
蓮水は言葉を濁した。
凡子は蓮水の意図することを汲み取れずにいた。
「不快になるまではなくても、お気に召さなかったんですよね? ご指摘いただけば、今後、気をつけます」
「本当に違うんだ。俺がただ、もっと喜んでもらえると勝手に思い込んでいただけだ」
凡子は思わず「え?」と、聞き返した。
「更新いただいて、すごく嬉しかったですよ」
蓮水が水樹恋だと知らなかったなら、もっと感謝の言葉を並べたはずだ。
しかし、蓮水の表情は暗いままだ。目も合わせてくれない。
「コメントの内容がテンション抑え目になったのは、なんと言いますか、私のコメントだと恋様にわかっているのに、変な内容は恥ずかしいなと思ったり……」
「テンションの問題じゃない」
凡子は困り果てた。作家の拘りというものだろうか。なにが蓮水を不機嫌にさせてしまったのか、わからない。
「今日の内容も、とても素晴らしかったです。何気ないエピソードで、五十嵐室長が抱える問題の深刻さを表現して、そのあと、新キャラを登場させて読者が沈んだ気持ちのまま終わらないようにもご配慮いただいて」
蓮水が凡子を見た。
「どうだった? 新キャラは」
「清楚系ですよね。良いと思います!」
蓮水の顔がまた険しくなった。
「名前は?」
「名前ですか?」
蓮水が頷いた。
凡子は『朝田奈美』について言われていると理解できていた。しかし、どう返すか迷っていた。
あまりに待たせてさらに機嫌を損ねたくはない。
「次々と登場するキャラに名前をつけるのは大変ですよね。知り合いの名前をもじってつかうのも、わかります」と、当たり障りのない内容で応えた。
蓮水が目を閉じて、ため息をついた。
「もういい」
ーーこ、これは……本当はよくないやつだ。
そうだとしても、凡子にはどうしたらいいかわからない。
「お願いです。どこが悪かったのか、教えてください」
「なみこはなにも悪くない」
蓮水はそう言ったあと「いや、悪い」と訂正した。
「なみこは、知り合いではなく『妻』だから、妻の旧名からとったが正しい」
まだ、妻と表現されるのには軽い抵抗を覚えるが、ここで逆らってさらに気分を害されたくなかった。
「はい、おっしゃる通りです」
「冗談だ。そもそも、小説の内容をどう受け取るかは読者の自由であって、作者が押しつけるものではないからな」
ーー読者が勝手な解釈をしたとき、作者様はこんなふうにして折り合いをつけていくのね。でも、結局、なにが悪かったのかは教えてもらえてもらえてない。
蓮水の表情が普通に戻ったので、これ以上は追求しない方が良いと判断した。
蓮水が、カップを手に取る。
「せっかくなので、私もいただきます」
凡子もコーヒーに口をつけた。
「朝田奈美は、一応なみこをイメージしたキャラなんだが……」
蓮水の言葉に驚いて、凡子は咽せた。
「伝わらなかったのは俺の筆力が足りないせいだが……」
「いえ、筆力が足りないなんてことは絶対にありません。『清楚系』と書かれていたので、まさか私をイメージしているとは……」
「仕事中のなみこは、清楚系だろう」
「いやいやいやいや、そんなことはありません」
凡子は思い切り、顔を左右にふった。
「俺が言っているわけではないが」
蓮水はその言葉を強調した後で、「俺の周りのやつの間では、受付の三人の中でなみこは清楚系という位置付けだ」と、続けた。
「ありえません」
「不快なのはわかるが、事実、そう言われている」
蓮水がそんなことで嘘をつく理由はない。
「不快なわけではなくて……」
「それでも、嬉しくはないんだろう?」
自分が清楚系と言われるのには、違和感がある。
ふと気になり、「他の二人は、美人系と可愛い系ですか?」と、聞いた。
凡子が、美しくも可愛くもないから、清楚としか言いようがないのかもしれない。
「他の二人は、肉食系と小悪魔系だ」
凡子にもどちらがどちらかわかった。
考えてみれば、瑠璃や優香もよく、本社の誰が素敵だとか関連会社の誰がかっこいいと話題にする。三人でいつも受付にいれば、話のネタにされることもあるだろう。
「なみこと実際話せば、『清楚系』の範疇に収まらないとわかるが、仕事でみかける程度のかかわりならそう表現するのも理解できる」
凡子は『清楚系』と聞けば、『深窓の令嬢』
のような女性を思い浮かべるが、世間では地味で目立たないケースでも使われるのだと納得した。
「そろそろ準備をしないといけないな」
「あっ、もうこんな時間ですね」
「俺は早めに出勤しているだけだから問題ないが、なみこが一度実家に寄って出勤するには余裕がなくなってきたな」
たしかに、急ぐ必要がある。
「今日は、なみこにネクタイを選んでもらう時間はなさそうだ」
凡子は蓮水の言葉を聞いて、「ネクタイをお選びするのも私の役割になるんですね!」と、
思わず喜びの声をあげた。
「い……蓮水さんのネクタイを選べるなんて……」
蓮水から「どうして、『樹』と言いかけてやめたんだ」と指摘された。
実際は、『五十嵐室長』と言いかけたのだが、バレては困る。
「そろそろ、職場仕様の呼び方にした方が良いかと」と、誤魔化した。
「朝から、『恋様』としか呼ばれてない」
小説が更新されたばかりだから、蓮水をつい作者としての側面で見てしまう。
「家では、樹さんと呼ぶようにします」
蓮水は「なみこといると、楽しくてついゆっくりしてしまうな」と、微笑んだ。
凡子は、ドキッとした。
「俺の方も、新婚の甘い雰囲気を出す練習を忘れていた。気をつけるようにする」
「あっ、そういうことですか」
凡子はてっきり本当に楽しんでもらえているのかと思い、内心喜んでしまった。よく考えれば、朝からとくに楽しませるようなことをしていない。
「でも、心臓に悪いので、ほどほどでお願いします」
蓮水に甘い言葉を囁かれると、いちいち動悸が激しくなる。
「ほどほどにしていたら、顔合わせするときに間に合わない。もう少し自然に振舞ってもらわないとな」
凡子は、自然に振舞える日が、一生来ない気がしていた。
スーツでかっちり決めた蓮水と、普段着の凡子の二人でタクシーに乗った。タクシーの運転手もいったいどういう関係なのだろうと不思議に思っているはずだ。凡子自身も未だに不思議でならない。
実家のマンションの前で降ろしてもらう。
「じゃあ、いってくる。また夜に」
「はい。いってらっしゃいませ」
仕事中にもかけたことのある言葉なのに、気恥ずかしかった。
化粧をして通勤着に着替えると、いつもの出勤時間になった。毎朝この手順は効率が悪すぎると、凡子は思った。夕食のときに、蓮水に相談が必要だ。
凡子が完全にあちらに荷物を運んでしまうか、平日には蓮水が凡子の家に泊まるかのどちらかだ。より楽なのは、凡子の家で二人が生活をする方だった。
まだまだ契約婚は始まったばかりで、随所に問題点がある。
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