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あたし食べないからね!
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中堅商社に勤める30歳の俺は、2年の交際の後、遂に東京都外れの静かな住宅地の2DKのアパートで5歳年下の、同世代一般女性から見ると2割増し位けばい茶髪の美容師の彼女と結婚前提の同棲生活を始める事になった。
昨日の引越しの慌しさの後の二人の晩メシは牛丼。荷物がまだ片付かない今日は近くのファミレスで朝昼兼ねてランチ。さて今日の晩は俺の得意料理の特製カレーで行くか。これを食って不味いと言った奴は1人もいない。但し、この料理には一つだけ問題がある…。
ファミレスからの帰り、彼女をマンションの前で降ろした後、俺は車で近くのスーパーへ行き、30分後にカレールーにジヤガイモ、玉葱他の入った大きなレジ袋を手に部屋に戻る。ニンジンを入れないのは味が曇るという俺独自の理論からだ、
新居の部屋の中でせっせと自分の巣作りを始めている彼女を尻目に、俺は鍋を取り出し、一緒に買ってきた肉の塊を放り込み、水で満たしコンロにかけ、あらかた片付いた自分の部屋のパソコンでyoutubeを観始める。暫くは平穏な時間が過ぎていた。その静かな時間は30分後突然騒々しくなる。
「何、これ?」
突然彼女が荷物整理の手を止め、鼻をクンクン言わせ始めた。
「何の臭い?これ?」
続けて、
「くっさーーーい!」
上下白のトレーナー姿の絶叫した彼女は茶髪を振り乱し、臭いの元となっているコンロの上の鍋の元へ突撃。
「何よこれ!」
俺はあらかた予想していた展開に口元に意地悪そうな笑みを浮かべて答える。
「今日の晩メシ」
「まじかよー!」
換気扇は回しているのだが…日頃香水の香りの中で生活している彼女にとってその臭いは耐えられないだろうな。
「無理無理無理無理!絶対食えねーよこんなの!」
「いや、美味いんだぜそれ…」
「無理無理!絶対無理!あたし食べないからね!」
片手で鼻をつまみ、もう片方の手で大げさに顔の前で手を振りながら、すごい形相で戻ってくる彼女。これ美容にもいいんだぜ。脂の抜けた脂身の部分なんてコラーゲンの塊だ。下手なサプリよりよっぽど良いのにさ。
「美味しいんだけどなあ…」
俺は独り言みたいに言いながらパソコン前の椅子から立ち上がる。
「絶対食うか!」
そんな彼女の言葉を背中で聞きながら、俺はその足で鍋の様子を見にキッチンへ。
鍋の中に入ってるのは牛スジ肉、それも安い外国産のもの。国産の奴はエサは小麦とかで、牛スジといえども丁寧に血抜きされてるので煮た時の臭いも少なく、アクも殆ど出ないので扱いやすい。
だが外国産のは血抜きが適当でしかもエサはトウモロコシなもんで、煮た時に出るアクの臭いと脂肪に溜まる独特の異臭がある。しかし、味はワイルドでミラクル!特に煮込み系のカレールーとすごく相性が良い。はっきり言う!美味い!圧力鍋で煮る人もいるがそれではあの臭気が肉の中に閉じ込められてしまう。やはりこうやってじっくりと臭いを追い出すのが一番だ。
(今にみとけよ)
鍋のふたを開けてそうほくえそむ俺の後ろでなにやら彼女が押入れでごそごそやっている。と、
「お前なあ…」
思わずそう言う俺。ピンクのマスクを装着した彼女は何と扇風機をそこから取り出し、開けた窓に向かってスイッチを最大に入れていた。
「お前おおげさだろそれ…」
まあ彼女は以前からそういう所が有ったが。続いてマスクと着ていた白の可愛いトレーナーを俺の見ている前で大胆に脱ぎ、ショーツとブラの姿のままキッチン横の洗濯機の籠の中にこれみよがしに投げ捨てる彼女。
「絶対食わねーからな」
そう俺に言い捨て、ピンクのハート柄の黒のトレーナーに着替え、鏡で身だしなみ整えて財布を持ち玄関へ向かう彼女。
「どこ行くんだ?」
「駅前の大きな本屋、絶対食べないからね!」
「あっそ…」
(そろそろいいか…)
俺は鍋の上に浮いた油をシートで取り、シンクの三角コーナーに向けて鍋の湯を捨てる。こうしないとすぐ排水溝が詰まるからだ。そして鍋に残った牛スジの塊を湯でごしごし揉み洗いしてハサミで一口大に切り分け、洗った鍋にそれを投入して再び水を張ってコンロへ。
さすがにここまで来ると、あのマグロ系の餌を食ってる猫のウンチみたいな悪臭はかなり消える。彼女はまだ戻ってこない。あれから一時間は経つのだが。まあいつも通りヘアスタイルとかモデルの本をタダで読み漁ってるのだろう。
スジ肉が柔らかくなる頃、ようやく戻ってくる彼女。ドアを開けるなり
「くっさー」
と言う仕草もまああらかた想定内だ。鼻摘んだり口に手当ててない所見ると本当はそうでもないんだろうけど突っ込まないでおく。
暫くたった頃、俺は鍋に赤ワインを注ぎ、ブーケガルニを1袋投入。まだアクの臭いの漂ってた部屋はだんだんラーメン屋みたいな臭いに変わってくる。まあいい香りとは言えないがお腹の空く臭いではある。しかし、彼女はあれから自分の部屋にこもり、段ボールから本を取り出し本棚に本を突っ込んだりそれを読んだりして一言も口を利いてくれない。已然扇風機は回ったままだ。
キッチンの鍋の横の壁にもたれかかって煙草を一本吸い終えた俺は、ため息をつきながらトイレへ。ションベンだ。と、ドアを閉めた瞬間、
(サササササ…)
下手な偲び足の音が聞こえ、俺はジーパンの手を止め聞き耳に入る。と、ガチャっと微かな音と友に鍋の中身が煮える音、と次に、
「マジ…」
という彼女の微かな声。
俺は笑いをこらえながら、トイレの戸を開けたその瞬間、
「ガチャーン!」
という鍋の蓋を戻す音。ははは、突然の事に驚いておる。
「何やってんだお前?」
「あ、あたし食べないからね!」
バツ悪そうにそういい残して彼女は自分の巣に足早に戻っていく。
俺がトイレに戻った時、彼女が財布の鈴の音と供に無言で家を出て行くのが分かった。暫くして何やら大きなビニール袋を手に戻ってくるあいつ。
「なんだそれ?」
「あたしの晩メシ」
瓶のぶつかる音のするその袋からはセロリが一本とレタスらしきものが見え隠れしていた。
「あたし食べないからね!」
今日何度聞いたかその言葉。
(もしやあいつ、カレーそのものが苦手なのか?)
だとしたら事前に聞かなかった俺の痛恨のミスだ。
そろそろ夕刻。一抹の不安をよそに俺はようやく鍋の火を止め炊飯器のスイッチを入れ、カレールーを入れてかき混ぜ、スマホを手に暫く寝かす為に家を出た。初夏の夕暮れは遅い。まだ明るい空の下、半日ずっとカレーの番をしていた俺は大きく背伸びして新居の周辺の匂いをかぐ。多分俺の部屋からだろう。周辺には微かにカレーの香りが漂っていた。
暫く新居のマンションの近くをうろついた後、俺はカレーの香りの充満する部屋に戻り、即鍋の中身を一口。ああ、まあ上出来の部類だ。とキッチン横のテーブルを見ると、そこには山盛りのサラダと赤ワインボトルとグラスが二つ、そしてカレー皿二式と一緒に彼女が座って待っていた。
「カレーだって言わなかったじゃん!」
不満そうにふくれっ面して言う彼女。あれ、そうだっけ言わなかったっけ?でもさ、鍋の横にカレールーの箱ずっと置いてあったよな。しまった…奴に言い訳の種与えてしまった。
「おめー、食わねーんじゃなかったのかよ?」
テーブルの上の鍋敷きの上にどっかとカレーの鍋を置きながら意地悪そうに言うと、小さな肩震わせて遂に彼女は玉砕した。
「たあぁぁぁぁべぇぇぇぇぇぇるぅぅぅぅぅぅぅ!」
昨日の引越しの慌しさの後の二人の晩メシは牛丼。荷物がまだ片付かない今日は近くのファミレスで朝昼兼ねてランチ。さて今日の晩は俺の得意料理の特製カレーで行くか。これを食って不味いと言った奴は1人もいない。但し、この料理には一つだけ問題がある…。
ファミレスからの帰り、彼女をマンションの前で降ろした後、俺は車で近くのスーパーへ行き、30分後にカレールーにジヤガイモ、玉葱他の入った大きなレジ袋を手に部屋に戻る。ニンジンを入れないのは味が曇るという俺独自の理論からだ、
新居の部屋の中でせっせと自分の巣作りを始めている彼女を尻目に、俺は鍋を取り出し、一緒に買ってきた肉の塊を放り込み、水で満たしコンロにかけ、あらかた片付いた自分の部屋のパソコンでyoutubeを観始める。暫くは平穏な時間が過ぎていた。その静かな時間は30分後突然騒々しくなる。
「何、これ?」
突然彼女が荷物整理の手を止め、鼻をクンクン言わせ始めた。
「何の臭い?これ?」
続けて、
「くっさーーーい!」
上下白のトレーナー姿の絶叫した彼女は茶髪を振り乱し、臭いの元となっているコンロの上の鍋の元へ突撃。
「何よこれ!」
俺はあらかた予想していた展開に口元に意地悪そうな笑みを浮かべて答える。
「今日の晩メシ」
「まじかよー!」
換気扇は回しているのだが…日頃香水の香りの中で生活している彼女にとってその臭いは耐えられないだろうな。
「無理無理無理無理!絶対食えねーよこんなの!」
「いや、美味いんだぜそれ…」
「無理無理!絶対無理!あたし食べないからね!」
片手で鼻をつまみ、もう片方の手で大げさに顔の前で手を振りながら、すごい形相で戻ってくる彼女。これ美容にもいいんだぜ。脂の抜けた脂身の部分なんてコラーゲンの塊だ。下手なサプリよりよっぽど良いのにさ。
「美味しいんだけどなあ…」
俺は独り言みたいに言いながらパソコン前の椅子から立ち上がる。
「絶対食うか!」
そんな彼女の言葉を背中で聞きながら、俺はその足で鍋の様子を見にキッチンへ。
鍋の中に入ってるのは牛スジ肉、それも安い外国産のもの。国産の奴はエサは小麦とかで、牛スジといえども丁寧に血抜きされてるので煮た時の臭いも少なく、アクも殆ど出ないので扱いやすい。
だが外国産のは血抜きが適当でしかもエサはトウモロコシなもんで、煮た時に出るアクの臭いと脂肪に溜まる独特の異臭がある。しかし、味はワイルドでミラクル!特に煮込み系のカレールーとすごく相性が良い。はっきり言う!美味い!圧力鍋で煮る人もいるがそれではあの臭気が肉の中に閉じ込められてしまう。やはりこうやってじっくりと臭いを追い出すのが一番だ。
(今にみとけよ)
鍋のふたを開けてそうほくえそむ俺の後ろでなにやら彼女が押入れでごそごそやっている。と、
「お前なあ…」
思わずそう言う俺。ピンクのマスクを装着した彼女は何と扇風機をそこから取り出し、開けた窓に向かってスイッチを最大に入れていた。
「お前おおげさだろそれ…」
まあ彼女は以前からそういう所が有ったが。続いてマスクと着ていた白の可愛いトレーナーを俺の見ている前で大胆に脱ぎ、ショーツとブラの姿のままキッチン横の洗濯機の籠の中にこれみよがしに投げ捨てる彼女。
「絶対食わねーからな」
そう俺に言い捨て、ピンクのハート柄の黒のトレーナーに着替え、鏡で身だしなみ整えて財布を持ち玄関へ向かう彼女。
「どこ行くんだ?」
「駅前の大きな本屋、絶対食べないからね!」
「あっそ…」
(そろそろいいか…)
俺は鍋の上に浮いた油をシートで取り、シンクの三角コーナーに向けて鍋の湯を捨てる。こうしないとすぐ排水溝が詰まるからだ。そして鍋に残った牛スジの塊を湯でごしごし揉み洗いしてハサミで一口大に切り分け、洗った鍋にそれを投入して再び水を張ってコンロへ。
さすがにここまで来ると、あのマグロ系の餌を食ってる猫のウンチみたいな悪臭はかなり消える。彼女はまだ戻ってこない。あれから一時間は経つのだが。まあいつも通りヘアスタイルとかモデルの本をタダで読み漁ってるのだろう。
スジ肉が柔らかくなる頃、ようやく戻ってくる彼女。ドアを開けるなり
「くっさー」
と言う仕草もまああらかた想定内だ。鼻摘んだり口に手当ててない所見ると本当はそうでもないんだろうけど突っ込まないでおく。
暫くたった頃、俺は鍋に赤ワインを注ぎ、ブーケガルニを1袋投入。まだアクの臭いの漂ってた部屋はだんだんラーメン屋みたいな臭いに変わってくる。まあいい香りとは言えないがお腹の空く臭いではある。しかし、彼女はあれから自分の部屋にこもり、段ボールから本を取り出し本棚に本を突っ込んだりそれを読んだりして一言も口を利いてくれない。已然扇風機は回ったままだ。
キッチンの鍋の横の壁にもたれかかって煙草を一本吸い終えた俺は、ため息をつきながらトイレへ。ションベンだ。と、ドアを閉めた瞬間、
(サササササ…)
下手な偲び足の音が聞こえ、俺はジーパンの手を止め聞き耳に入る。と、ガチャっと微かな音と友に鍋の中身が煮える音、と次に、
「マジ…」
という彼女の微かな声。
俺は笑いをこらえながら、トイレの戸を開けたその瞬間、
「ガチャーン!」
という鍋の蓋を戻す音。ははは、突然の事に驚いておる。
「何やってんだお前?」
「あ、あたし食べないからね!」
バツ悪そうにそういい残して彼女は自分の巣に足早に戻っていく。
俺がトイレに戻った時、彼女が財布の鈴の音と供に無言で家を出て行くのが分かった。暫くして何やら大きなビニール袋を手に戻ってくるあいつ。
「なんだそれ?」
「あたしの晩メシ」
瓶のぶつかる音のするその袋からはセロリが一本とレタスらしきものが見え隠れしていた。
「あたし食べないからね!」
今日何度聞いたかその言葉。
(もしやあいつ、カレーそのものが苦手なのか?)
だとしたら事前に聞かなかった俺の痛恨のミスだ。
そろそろ夕刻。一抹の不安をよそに俺はようやく鍋の火を止め炊飯器のスイッチを入れ、カレールーを入れてかき混ぜ、スマホを手に暫く寝かす為に家を出た。初夏の夕暮れは遅い。まだ明るい空の下、半日ずっとカレーの番をしていた俺は大きく背伸びして新居の周辺の匂いをかぐ。多分俺の部屋からだろう。周辺には微かにカレーの香りが漂っていた。
暫く新居のマンションの近くをうろついた後、俺はカレーの香りの充満する部屋に戻り、即鍋の中身を一口。ああ、まあ上出来の部類だ。とキッチン横のテーブルを見ると、そこには山盛りのサラダと赤ワインボトルとグラスが二つ、そしてカレー皿二式と一緒に彼女が座って待っていた。
「カレーだって言わなかったじゃん!」
不満そうにふくれっ面して言う彼女。あれ、そうだっけ言わなかったっけ?でもさ、鍋の横にカレールーの箱ずっと置いてあったよな。しまった…奴に言い訳の種与えてしまった。
「おめー、食わねーんじゃなかったのかよ?」
テーブルの上の鍋敷きの上にどっかとカレーの鍋を置きながら意地悪そうに言うと、小さな肩震わせて遂に彼女は玉砕した。
「たあぁぁぁぁべぇぇぇぇぇぇるぅぅぅぅぅぅぅ!」
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