ソシャゲの相棒(♂)は異世界転移したら美少女(♀︎)だった!?

雨夜☆ドリー

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〜第三章〜

迎撃戦~城塞都市ザルホザーツ~【四】

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 マーチンさんはワクワクしてした。いや、ワクワク以外の何者でもない。この世界に来て初めての課金……これは課金だろう。
 課金中毒、廃課金プレイヤーとしては、この世界は実につまらない。ゲームと違って全く課金要素がないのだ……。ガチャも引けない……。

 そんな時彼女マーチンさんは、ある物を古びた雑貨屋で見つけたのだった。


 城壁の下では無数の魔獣モンスターうごめき、ひしめきあいながら城壁に殺到している。

 「指揮官!もう砲撃は良い!これから我が魔法にて殲滅をする!」
 「了解しました!砲撃止めっ!」

 「四人とも見ていてくれよ、我が課金の力を!」
 「え?課金?」

 「才器[エターナル ロア]!」
 マーチンさんが才器を具現化する。
 周りから、おぉ!あれが才器か!などと声が上がっている。

 「よく見ておくが良い、これが私の火力だ!」
 「【雷光の大嵐サンダーライトストーム】!」

 魔獣モンスター、いや城塞都市ザルホザーツの天空に厚い雲が出来、凄まじい激音と幾万の光と雷が魔獣モンスターに降り注ぐ。


 人々の悲鳴と魔獣モンスターの断末魔、桁外れの激音………それが止むと人々は皆目を開けた。

 城塞都市ザルホザーツを取り囲んでいた無数の魔獣モンスターは一匹残らず絶滅していた。
 「うおぉー!」
 城壁から兵士たちの歓喜の声が鳴り響く。

 「ふっ、我が課金の力思い知ったか」
 満足気なマーチンさんを尻目に、何だこの人?みたいな目で見る四人………。

 「ところで、今の魔法って二属性魔法ですよね?」
 カヴァルがマーチンさんに質問する。
 「お!気付いてくれたかね?光属性と雷属性だ!二属性魔法とか普通は使えんから誰も買わなくてな、安い買い物だった……」

 「いや。色々意味がわからんのだが?」

 「普通は一人一属性しか使えないんだよ…だけどマーチンさんの才器は【全属性魔法オールマジック】だから全属性扱えるんだけど………二属性魔法が安かった…ってのが俺もよく分からないんだよね?」

 「いやいや、そんな難しい話じゃないさカヴァルくん。『魔導書グリモア』って知ってるかね?」
 「『魔導書グリモア』?」
 「スズさん、『魔導書グリモア』ってのは字の如く魔法の本なんだ。その本を読めば魔法を覚えられるって言う。でも、かなりの高額…………あっー!」

 「やっと理解したかい?カヴァルくん」

 ニヤニヤ笑うマーチンさん。


 「課金ってこの事かぁー!いくらしたんですか、この『魔導書グリモア』!」


 Vサインをしながらマーチンさんは答える。


 
 「八千万ラピスだ!」

 「ちなみに城塞都市に来る途中の馬車の中で読んだ……てへっ」

 「高ぇーよ!」
 「付け焼き刃かよっ!」
 とブッフォン、カヴァルから突っ込まれるマーチンさんだった………。




 「まぁ、とりあえず、こちらは何とかなったな。後はリョウマくん、レインくん頼んだぞ……」
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