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~第四章~
領都カザン!【三】
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僕とレインがカザンを出てから一時間程して全員が目を覚まし朝食を取り、野営地でマーチンさんの話を聞く。
「それではこれからの作業を伝える。まずアニマくん達ギルド職員にはバルトロ領並びに町長アンドロマリウスについて公開されている情報を集め集約してくれ。又、開拓民の希望する職業も話を聞いて集約して報告せよ」
「マーチン様、わかりました」
マーチンさんから指示を受け返事をするアニマさん。
「ブッフォンくんには開拓民の男性諸君とカザンの外壁作りと開拓民の住む家、ギルド支店の建物の建築を頼む」
「了解した!」
「次にカヴァルくん。私と町長アンドロマリウスに会いに行くので同行を頼む」
「わかりました」
「サクラくんには……後で内容を話す」
「わかりました」
「最後にスズくん……は村の人、特に子供とよく遊んでくれ」
「え?」
「うむ、たくさん遊んであげてくれ」
「よくわからないけど……たくさん遊ぶね」
「開拓民の女性陣には食事の準備などよろしく頼む」
「では、各自仕事にあたってくれ」
「サクラくん、いいか。君への指示は町長アンドロマリウスの裏の顔とカザンの男性陣の行方を探ってくれ」
「わかったよ。でも町長は見るからに怪しいから調べろって言うのはわかるんだけど……カザンの男性?」
「気づかんか?この町には男性がいない。老人、女性、子供しか居ないのだ……」
サクラは町に着いた時の事を思い出した。確かにマーチンさんの言う通り男性は見なかった。
「うん、わかった。調べる」
「頼んだ」
ブッフォンは自分の周りに集まった開拓民の男性陣を見廻す。
総勢三十名……。
「今回任された仕事の仕切りをするブッフォンだ。よろしく頼む」
まず、自己紹介をする。
「次に外壁班と、建物班で別れて貰う。因みに大工志望の者とかいるか?」
すると二人の男が手を上げる。
一人は年は三十くらいの人族。それと見た目は四十くらいのドワーフ族の男性。
「名は?」
「私はグラン·カルロリムで大工をしていました、名はユリウスと申します」
人族の男性が答える。
「儂はロゴタリ村の大工で、ガルパと言う。見ての通りドワーフじゃ」
「よし、ユリウスには外壁を中心となってやってもらいたい」
「わかりました」
「ガルパには建物を頼む」
「任せてくれ」
外壁担当にユリウスを始め十名。建物担当にガルパを入れ二十名……とブッフォンは班を分けた。
ユリウス班はユリウスが道具の使い方などを優しく教えている。一方のガルパは指示は出すものの作業は一人でやってしまっていた。
ブッフォンはガルパに建物班のリーダーはガルパなんだから基本的な事は任せるが皆を上手く使ってくれとガルパの職人魂を汚すこと無く伝え、ガルパも太陽が登りきる頃には班のメンバーを上手く使い段々と家の基礎が出来てきたのだった。
ブッフォンは建物班はガルパに任せ、自分は外壁班を手伝いに行った。
マーチンさんはカヴァルを引き連れ町長アンドロマリウス邸に向かった。
メイドに応接間に通される。
暫くして町長アンドロマリウスが二階から降りてきた。
「これはこれは、朝からご苦労様です領主様」
「朝からすまんな。だが早速話に入りたい」
「働き者ですな……領主様は。それで話とは?」
「うむ。先ずはバルトロ領の魔獣の数についてだ。この辺りには全く魔獣がいないのだけれども理由が知りたい」
「それはですね、懇意にしている冒険者ギルドが居まして、その者達に狩らせているので、この辺りにはいないのです」
「………ほぅ、その者達かなり優秀だな。魔獣を狩り尽くすとは………まぁ良い次だ」
マーチンさんは皮肉を交えながらアンドロマリウスの顔色を見ながら次の話題に移る。
「この村の男性陣、特に働き手となる成人男性を見ないのだが?これはどういう事かな?」
「それはこの村の収入源は農作で御座います、然しながら他の村や町に出稼ぎに出た方が遥かに稼げる為、皆村を出払っております」
「…………出稼ぎねぇ……」
マーチンさんの横で座っていたカヴァルが呟く。
「では最後に、この村の税率が知りたい」
「十パーセントで御座います。農作物の麦や小麦の十パーセントを税としております。以上ですかな?」
「…………………あぁ」
「では、私めからも一つ領主様に………冒険者は冒険でもしててください。あまり慣れない事に首を突っ込まない事です」
「………そうか、わかった覚えておこう」
屋敷を出た後マーチンさんはカヴァルに思わず。
「極大大魔法をぶっぱなしてもいいかな?いいよな?」
「まぁまぁまぁ!」
荒ぶるマーチンさんをやっとこさして食い止めるカヴァルだった………。
「それではこれからの作業を伝える。まずアニマくん達ギルド職員にはバルトロ領並びに町長アンドロマリウスについて公開されている情報を集め集約してくれ。又、開拓民の希望する職業も話を聞いて集約して報告せよ」
「マーチン様、わかりました」
マーチンさんから指示を受け返事をするアニマさん。
「ブッフォンくんには開拓民の男性諸君とカザンの外壁作りと開拓民の住む家、ギルド支店の建物の建築を頼む」
「了解した!」
「次にカヴァルくん。私と町長アンドロマリウスに会いに行くので同行を頼む」
「わかりました」
「サクラくんには……後で内容を話す」
「わかりました」
「最後にスズくん……は村の人、特に子供とよく遊んでくれ」
「え?」
「うむ、たくさん遊んであげてくれ」
「よくわからないけど……たくさん遊ぶね」
「開拓民の女性陣には食事の準備などよろしく頼む」
「では、各自仕事にあたってくれ」
「サクラくん、いいか。君への指示は町長アンドロマリウスの裏の顔とカザンの男性陣の行方を探ってくれ」
「わかったよ。でも町長は見るからに怪しいから調べろって言うのはわかるんだけど……カザンの男性?」
「気づかんか?この町には男性がいない。老人、女性、子供しか居ないのだ……」
サクラは町に着いた時の事を思い出した。確かにマーチンさんの言う通り男性は見なかった。
「うん、わかった。調べる」
「頼んだ」
ブッフォンは自分の周りに集まった開拓民の男性陣を見廻す。
総勢三十名……。
「今回任された仕事の仕切りをするブッフォンだ。よろしく頼む」
まず、自己紹介をする。
「次に外壁班と、建物班で別れて貰う。因みに大工志望の者とかいるか?」
すると二人の男が手を上げる。
一人は年は三十くらいの人族。それと見た目は四十くらいのドワーフ族の男性。
「名は?」
「私はグラン·カルロリムで大工をしていました、名はユリウスと申します」
人族の男性が答える。
「儂はロゴタリ村の大工で、ガルパと言う。見ての通りドワーフじゃ」
「よし、ユリウスには外壁を中心となってやってもらいたい」
「わかりました」
「ガルパには建物を頼む」
「任せてくれ」
外壁担当にユリウスを始め十名。建物担当にガルパを入れ二十名……とブッフォンは班を分けた。
ユリウス班はユリウスが道具の使い方などを優しく教えている。一方のガルパは指示は出すものの作業は一人でやってしまっていた。
ブッフォンはガルパに建物班のリーダーはガルパなんだから基本的な事は任せるが皆を上手く使ってくれとガルパの職人魂を汚すこと無く伝え、ガルパも太陽が登りきる頃には班のメンバーを上手く使い段々と家の基礎が出来てきたのだった。
ブッフォンは建物班はガルパに任せ、自分は外壁班を手伝いに行った。
マーチンさんはカヴァルを引き連れ町長アンドロマリウス邸に向かった。
メイドに応接間に通される。
暫くして町長アンドロマリウスが二階から降りてきた。
「これはこれは、朝からご苦労様です領主様」
「朝からすまんな。だが早速話に入りたい」
「働き者ですな……領主様は。それで話とは?」
「うむ。先ずはバルトロ領の魔獣の数についてだ。この辺りには全く魔獣がいないのだけれども理由が知りたい」
「それはですね、懇意にしている冒険者ギルドが居まして、その者達に狩らせているので、この辺りにはいないのです」
「………ほぅ、その者達かなり優秀だな。魔獣を狩り尽くすとは………まぁ良い次だ」
マーチンさんは皮肉を交えながらアンドロマリウスの顔色を見ながら次の話題に移る。
「この村の男性陣、特に働き手となる成人男性を見ないのだが?これはどういう事かな?」
「それはこの村の収入源は農作で御座います、然しながら他の村や町に出稼ぎに出た方が遥かに稼げる為、皆村を出払っております」
「…………出稼ぎねぇ……」
マーチンさんの横で座っていたカヴァルが呟く。
「では最後に、この村の税率が知りたい」
「十パーセントで御座います。農作物の麦や小麦の十パーセントを税としております。以上ですかな?」
「…………………あぁ」
「では、私めからも一つ領主様に………冒険者は冒険でもしててください。あまり慣れない事に首を突っ込まない事です」
「………そうか、わかった覚えておこう」
屋敷を出た後マーチンさんはカヴァルに思わず。
「極大大魔法をぶっぱなしてもいいかな?いいよな?」
「まぁまぁまぁ!」
荒ぶるマーチンさんをやっとこさして食い止めるカヴァルだった………。
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