ソシャゲの相棒(♂)は異世界転移したら美少女(♀︎)だった!?

雨夜☆ドリー

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~第二章~

王都グラン・カルロリム【三】

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 ゲーム画面で見るより街は入り組んでいて、僕らはマップを頼りに、いつもの酒場に到着した。

 「この酒場って、ゲームでは名前無かったけど、フローラって言うんだねぇ?」
 「随分かわいい名前がついてたんだね、すずめちゃん」
 
 僕と違って二人はなんだか、この世界を楽しんでいる様な気がした。
 まぁ、どんよりムードよりはいいけどさ。

 「よし、入るぞ!二人に僕のフレンドを紹介するからさ」
 「あいあいさー!」
 と二人して敬礼。

 酒場に入ると、奥の席に見覚えのある真っ黒なローブをきた黒髪ロングの女性が手を振っている。

 「やぁやぁ!リョウマくん。リアルな顔を晒すのは初めてだけど、装備みて気づいてくれたかい?」
 「はぁ、まぁ。と言うかそんなに手を振っている人マーチンさん以外にいませんから?」

 僕はそう言いながらもマーチンさんの顔を覗く。
 僕の勝手な予想ではもっと大人びた大人の女性かと思っていた。課金の亡者だし……が。
 マーチンさんは僕とほとんど歳変わらない感じだった…。

 「リョウマくん。そちらのかわい子ちゃん二人は?」
 「あぁ、そうですよね。こっちはリアルで妹のサクラです」
 「よろしくお願いします」
 「で、こっちが幼馴染のスズです」
 「よ、よろしくお願いし………」
 声が尻つぼみになるすずめ。まぁ、仕方ないか。人見知り激しいし。

 「ぶはぁ!リョウマくん。君、なんて属性持ちなんだ!妹属性に幼馴染属性!面白すぎだよ」
 属性?なんの話だ?
 マーチンさんはお腹を抱えて笑っている。

 「二人ともよろしく。私はマーチンだ。EIでは最強最高の火力を誇る魔導師だ!」
 「今となっては過去形だがな」
 そう笑いながらマーチンさんは二人に挨拶した。

 「ねぇねぇ、涼ちゃん。マーチンさん、わたし見た事あるような気がするんだけど…あ!ゲームじゃなくてリアルでね」
 「はい?」
 小声で僕にそう呟く。
 確かにすずめに言われてみると、僕も見た事ある様な気がする。でもどこで見たんだろう?全然思い出せなかった…。

 暫く四人でこれからの事を話し合っていると、酒場のドアが開き、重厚な鎧を着た黒髪の大輔と、金髪の軽装備弓士の守が来た。

 「リョウマ、おまたせ!」
 どこかの二人とは違って、ちゃんとネットリテラシーを守ってくれる、守。
 「意外に飛ばされた奴いるんだな…」
 そう言いながら席に座る大輔。

 「三人に紹介するよ。僕のフレンドのカヴァルとブッフォンだ」
 「ども!よろしくです」
 「おぅ、よろしく」

 二人にもマーチンさん、桜を紹介する。すずめは大輔と同じクラスだし、守もすずめの事は知っているので、すずめの事は軽く紹介をした。

 「これで全員か?」
 大輔が僕に聞いた。
 「いや、あと一人くるよ。名前はレイン」
 「レイン?ってあの、レイン?来ないだオープンチャットを炎上させた?」
 守が食いつき気味に聞いて来た。
 僕は頭を掻きながら、
 「あぁ、腕はピカイチだから。その件は触れてくれるなよ」
 本人にそんな話されたら、作戦立案した僕も同罪だし…。

 そんな会話をしていた横で大輔は、マーチンさんを見ながら、うーん?と唸っていた…。

 「それにしても、レインくん遅いな…はっ!」
 マーチンさんは何かを思い出したように席を立ち、ちょっとレインに連絡をしてみると酒場を出ていった。
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