ソシャゲの相棒(♂)は異世界転移したら美少女(♀︎)だった!?

雨夜☆ドリー

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~第二章~

ギルド《大鴉の尻尾》【一】

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 ギルドホールに向う僕達。
 王都グラン・カルロリムの綺麗な街並みを守の案内で抜けていく。

 僕の隣を歩いている相棒レインが僕に小声で話し掛けてきた。

 「今まで黙っててごめんなさい。騙すつもりは無かったんです……」

 たぶん中身の人が女の子だったって話を謝っているんだろう。
 「びっくりはしたよ?イケメンの相棒がこんなにかわいい子だったってのはね。でもゲームって自分以外のものになりたいじゃん?だからレインの気持ちも分かるし。だから謝らないで」

 顔を赤らめて下に俯くレイン。
 「それとさ、レインが良かったら今まで通り、砕けた感じで喋ってよ?同い年だろ?」
 僕はレインにそう続けた。
 「わかったわ!これからもよろしく相棒!リョウマ……」

 僕より頭一つ分背の低いレインの頭を思わず撫でそうになった僕。あぶないあぶない。
 「こちらこそ、よろしくレイン」


 「ここがギルドホールだ」
 「ほほぅ、リアルで見るとなかなか壮観な建物だな」
 「よし、入るか。ここの聞き込みはマーチンさん頼んだ」
 「ブッフォンくん、了解した。任したまえ」
 僕らはギルドホールに入っていく。


 中に入ると鎧装備を着ている人、軽装備の人達がごった返してる。
 「さて、あ!あの人に聞いてみようかね」
 そう言うと、マーチンさんは三箇所ある受付口の一箇所に向うので、僕らも後に続いた。

 「お尋ねする。ギルドを作りたいのだがどうすればいいのかな?」
 受付口にいる、女性がマーチンさんの顔を覗き込ながら、こう答えた。
 「あの、失礼ですが、まだ冒険者登録されてないようですので、まずは右隣の受付で冒険者登録を済ませてから、もう一度こちらに来てください」
 「了解した」

 僕らは女性に言われた通り右隣の受付に向う。

 「ようこそ、冒険者組合、王都グラン・カルロリム本店へ」
 「あぁ、初めてなので冒険者登録をしに来たのだが…」
 「では、皆様こちらの部屋にどうぞ。今冒険者測定しますので」

 (……冒険者測定?)
 僕とレインは顔を見合わせる。

 奥の部屋に入ると、部屋の真ん中に大きな水晶球があった。
 「では、順番にこちらの水晶球にお触り下さい」

 「では、最初に私が」
 と、マーチンさん。
 水晶球に近づいてマーチンさんが水晶球に手を触れる。
 「特に何も起こらないな?」

 隣に立っている測定員の女性が急にストン!と腰が砕けた。
 「だ、大丈夫ですか?」
 僕は思わず女性に駆け寄る。

 「あ、ありがとうございます。ちょっとびっくりしちゃったもので……」
 「え?どう言う事でしょうか?」

 「少々お待ちください」
 そう言うと女性は両手をかざし、何やら呪文らしき文言をぶつぶつと詠唱する。
 すると、一枚の紙が出てきた。

 「では、こちらをお読みください。これは今水晶球を触られた方の冒険者測定の結果です」

 マーチンさんは渡された紙を見る。
 「日本語で書いてあるから読めるな…なになに…なっ!」
 「マーチンさんどうした!何が書いてあるんだ!」
 大輔が駆け寄る。大輔に紙を渡したマーチンさんが天井を見つめながら、ははっと笑っている。
 大輔を中心に僕らは集まり、その紙を覗き込む。そこにはこう書いてあった……。

 マーチン (♀)
 職業: 冒険者
 冒険者ランク: SSS
 ギルド:
 体力: SS 85000
 魔力: SSS 95000
 攻撃力: S 55000
 魔法攻撃力: SSS 98000
 防御力: SS 81000
 魔法防御力: SSS 90000
 俊敏: S 52000
 才器さいき: 魔杖[エターナル ロア]
 固有ユニークスキル: 全属性魔法オールマジック

 「うん、チートだな」
 「そうね、チートだわ」
 「チート過ぎるだろ!」

 マーチンさんのステータスはこの世界を知らない人間、誰が見てもチートだろ!って言うぐらいのステータスだった。
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