ソシャゲの相棒(♂)は異世界転移したら美少女(♀︎)だった!?

雨夜☆ドリー

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~第二章~

初めてのクエスト!【三】

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 クエストボードの前に立ち、お使いクエスト的なものを探す二人。

 「うーん、なかなか無いな、討伐系はたくさんあるんだけどな…カヴァル見つかったか?」
 「うーん、これかなー?」
 そう言いながら一つのクエストを指さす。
 「なになに……」

 キノの実10、ラゴスの葉5、パシモスの枝20を買い付けの依頼です。
 マザダイ製薬店

 「ふむ、まさにお使いクエストだな」
 「よし、これにしよう!繁華街にでも行けば手に入るだろう、ついでに朝飯を済ませようぜ」
 そう言うとブッフォンはクエストボードからクエスト用紙を剥ぎ取り受付口に向かう。
 「繁華街に売っているのかなー?」
 そう呟きながらあとを追いかけるカヴァルだった。


 繁華街に着くと朝から露店や出店が軒を連ねている。
 二人の食欲をそそるいい匂い。
 「とりあえず飯でも食うか」
 「そうだな、じゃああそこにしようぜ!」
 そうカヴァルが指さす方には湯気が出ている器を持って隣接しているフードコートで麺らしきものを啜っている客がいる。
 「お、麺かな?美味そうだ」
 「じゃあ、並ぼうぜ」
 二人でフードコートでマース麺なるものを啜る。
 「うどんに近いな?」
 「あぁ、このトッピングの肉やばいぞ!スープもいける!」
 
 食事を済ませてお使いクエストの品を探しに行く。
 キノの実とパシモスの枝を繁華街の露店で買い付け、ラゴスの葉を探す……が全然見当たらず。
 「うーん、ラゴスの葉がないなー、ちょっと人に聞いてみるか」
 「すみません、ちょっとお聞きしたいんですけど…」
 と、雑貨屋の店員に聞いてみる。

 「あぁ、ラゴスの葉は街にはたぶん置いてないわよ、あれはラゴスって魔獣モンスターの頭に生えてるからね!冒険者なら取ってくるのはそんなに難しくないわよ」
 「なるほどね、ありがとうございます」

 「さて、どうしたもんかな」
 「カヴァル、ラゴス狩りに行こうぜ」
 「うん、まぁそれはいいけど俺ら武器ないぜ?」
 「あ!そうだったな…才器はあるがどう使えるのかも分からないしなー」
 「とりあえずマーチンさんに聞いてみようか?たぶん戦闘クエスト組なら才器についても何かしら試してるだろうし」
 「了解した。なら俺から聞いてみるよ」
 ブッフォンは空に手を動かしマーチンさんに念話を掛ける。

 「あ、マーチンさんさん。ちょっとお使いクエストで詰まってて、モンスター狩らないと行けないんだけど…才器って……」
 「ブッフォンくん、才器は使ってはダメだ!詳細は夜に話すが、とりあえずは武器屋で武器を調達してくれたまえ」
 「う、うん。了解した」
 「では。また夜に」

 そう言い残しマーチンさんの念話は一方的に切れた。
 「で、マーチンさん何だって?」
 「才器は使うなだって、とりあえず武器屋で武器買えってさ」
 「そっか、なんか使っちゃいけない理由があるんだろうな、じゃあ、武器屋行くか」

 武器屋でカヴァルは弓と矢を買い、ブッフォンは盾と戦斧を買う。

 「ではラゴス狩りに行こうぜ!」
 ラゴスは亀みたいな図体で行動も遅く、カヴァルとブッフォンの相手では無かった。

 「おし!ラゴスの葉ゲット!」
 「街に戻るか」

 街に戻りマップを頼りにマザダイ製薬店に向かう。

 「すみません、クエストこなして来たんですけど…」
 「ありがとうございます、確認しますね……はい!確かに」
 「報酬はギルド本店で網膜鑑定してもらえればクエストは完了です」
 「わかりました」
 「また、お願いしますね」

 ギルド本店に戻り網膜鑑定を済ませて報酬2500ラピスを受け取る。
 「………安い」
 「まぁまぁ、お使いクエストなんてこんなもんだろ」
 「まだ時間あるし、もう何個か受けてみるか?」
 「だね」

 そのあともお使いクエストを二つほどこなす二人だった……。
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