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15.謝罪の言葉
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ここはどこだ?
柔らかい。おそらくベッドの上だろう
あぁきっと、ミナが殺されかけたのも、兄さんや叔父さんに裏切られたのも全部悪い夢だったんだ。
身体を起こした。病室みたいだ。右手に包帯がしてある。ホントに夢だったのか?
意識が覚醒していくにつれて鮮明に出来事を思い出してく。
左に兄さんがいた。
---ガタッ
椅子に座って眠っていたが、俺が急いで距離をとったから音で目が覚めたようだ。
「兄さん!ここは何処だ?それにミナは?」
俺は今、ブレードもなにもない。おそらく倒されてここに連れられてこられたのだろう。
兄さんはベッドの上で土下座していた。
俺は呆気にとられる。
「すまなかったカズ。俺達はお前の疑いを晴らすためとはいえ、お前の心を傷つけてしまった。俺たちはお前達をあの場で処断するつもりもなかったし、父さんも殺す気はなかったんだ。厚かましいが許して欲しい。俺はもう二度とお前を裏切るようなことは演技でもするつもりはない」
俺は口をパクパクする。考えてもみれば、陛下も殿下も話し合いをしようとしていた。俺はそれを信じられずにギャーギャー言ってただけだ。
頭を掻きながら俺はいう。
「わかったよ。俺も兄さん達の話を聞こうとしないで悪かった。あとで俺たちに疑いがかかった理由を教えてね。それでミナはどこ?」
おそらくミナも病院に来ているはずだろう。どこにいるかわからない。早く会いたい。
「ありがとうカズ。ミナちゃんはお前のおかげで軽傷だったからな。病院には検査でしか来てないよ。今は俺たちの家にいるはずだ」
「そうだった!今日はミナに泊まるか聞いて泊まるって言われてたんだ」
「一応昨日から泊まってるぞ。カズは二日も寝てたからな」
えっマジか!?そんなに寝てたのか!?そういや最後に電撃を放出してから記憶がないな。
「俺、記憶では陛下に向かって電撃を放出してたところで途切れてるけど、あのあとどうなったの?」
たしかなにか嫌な音がなったことは覚えている。開けてはいけない鍵の開けるような気持ち悪い音だ。
「あぁそのことか。実なーーー」
そして俺は兄さんから暴走したときの顛末を聞いた。俺が暴走した姿が変わっていたこと。そしてその方法が殺すしかなかったこと。それでも諦めなかった兄さん達だけじゃなく、あの性格の悪そうなルナト殿下だと言うことも。
ルナト殿下の能力を聞いて、俺は兄さんたちの裏切りが誤解だということがわかり安心した。
「ごめん、兄さん。俺の所為で・・・。そしてありがとう。こうして俺が生きてるのは兄さんたちのおかげなんだ」
俺は勝手に疑ってキレた。それでも俺か市民かで兄さんが俺を選んでくれたのがうれしかった。だから俺は兄さんに御礼を言った。
「ふふ。ならこれで仲直りだな。それに御礼なんて言われる理由なんかないんだぜ。兄として弟を救うのは当たり前だ。もっと頼ってくれてもいいんだぜ」
「すぐ調子に乗る。まぁ頼りにしてるよ。そういえば祐樹達はどうなったの?」
俺は思い出したかのように祐樹達のことについて兄さんに聞いた。すると兄さんが柔らかい表情を崩して険しい顔をした。あの兄さんが祐樹に負けるとは思わないが不意を突かれたのだろうか?
「そのことだけどな。実はカズが国家反逆の容疑をかけられたのと関係あるんだ」
俺と祐樹が同じ学校にいたからか?たしかにあの学校であいつと近かったのは俺だけど。所詮一年ちょっとの付き合いだ。たしかに驚きはしたけど裏切られたとは思わなかった。その程度の関係だ。
それだけで容疑がかかるのだろうか?
「俺が祐樹と近しい人間だったから?」
「それだけで国家反逆罪になるなら、カズ達のクラスメイト全員国家反逆罪を疑われるよ」
「あはは、だよね」
やはり違ったらしい。もしかしたら魔眼を隠していたからとも思ったが、それならあの場で目のことを知った殿下以外が俺に疑いをかけるのはおかしい。
うーん。考えてもわからない。
「そのことについては家に帰ったら教えてやる。もうメディカルチェックは終わってるからあとは目覚めたら退院しても大丈夫らしいからな。あーでもまだきついなら病院にいてもいいぞ」
「わかったよ兄さん。もう家に戻るよ。ミナの顔も見たいし」
「お前・・・。もうミナちゃんが好きってこと隠す気ないだろ。男子三日会わねばなんとやらって言葉が母さんの故郷にあったがたった数時間の出来事でここまで変わるとはな」
そういえばそうだ。俺は周囲にミナへの好意を隠しているつもりだった。結構ヘタレなんだ。今なら告白できるかと言われればそれは無理だけど、ミナへの危機が続いて隠すどころじゃなかった。思い返せば・・・あれ?顔が熱くなってきたぞ・・・?
「ミナを失うと思ったから結構恥ずかしいこと言っていた気がする!」
「ハハハ。無我夢中だったってことか?まぁそうだろうな。今も早く顔を見たいミナちゃんが危険の連続だったもんな」
若干からかいつつも俺に言ってくる兄さんをド突く。
「もう!兄さんのバカ!早く帰るよ。医院長さんに御礼も言わなきゃ」
「いってぇな。はいはい、じゃあ帰ろうかカズ」
俺は頷いた。
医院長室に行き御礼を言ってから俺と兄さんは家に向かった。
柔らかい。おそらくベッドの上だろう
あぁきっと、ミナが殺されかけたのも、兄さんや叔父さんに裏切られたのも全部悪い夢だったんだ。
身体を起こした。病室みたいだ。右手に包帯がしてある。ホントに夢だったのか?
意識が覚醒していくにつれて鮮明に出来事を思い出してく。
左に兄さんがいた。
---ガタッ
椅子に座って眠っていたが、俺が急いで距離をとったから音で目が覚めたようだ。
「兄さん!ここは何処だ?それにミナは?」
俺は今、ブレードもなにもない。おそらく倒されてここに連れられてこられたのだろう。
兄さんはベッドの上で土下座していた。
俺は呆気にとられる。
「すまなかったカズ。俺達はお前の疑いを晴らすためとはいえ、お前の心を傷つけてしまった。俺たちはお前達をあの場で処断するつもりもなかったし、父さんも殺す気はなかったんだ。厚かましいが許して欲しい。俺はもう二度とお前を裏切るようなことは演技でもするつもりはない」
俺は口をパクパクする。考えてもみれば、陛下も殿下も話し合いをしようとしていた。俺はそれを信じられずにギャーギャー言ってただけだ。
頭を掻きながら俺はいう。
「わかったよ。俺も兄さん達の話を聞こうとしないで悪かった。あとで俺たちに疑いがかかった理由を教えてね。それでミナはどこ?」
おそらくミナも病院に来ているはずだろう。どこにいるかわからない。早く会いたい。
「ありがとうカズ。ミナちゃんはお前のおかげで軽傷だったからな。病院には検査でしか来てないよ。今は俺たちの家にいるはずだ」
「そうだった!今日はミナに泊まるか聞いて泊まるって言われてたんだ」
「一応昨日から泊まってるぞ。カズは二日も寝てたからな」
えっマジか!?そんなに寝てたのか!?そういや最後に電撃を放出してから記憶がないな。
「俺、記憶では陛下に向かって電撃を放出してたところで途切れてるけど、あのあとどうなったの?」
たしかなにか嫌な音がなったことは覚えている。開けてはいけない鍵の開けるような気持ち悪い音だ。
「あぁそのことか。実なーーー」
そして俺は兄さんから暴走したときの顛末を聞いた。俺が暴走した姿が変わっていたこと。そしてその方法が殺すしかなかったこと。それでも諦めなかった兄さん達だけじゃなく、あの性格の悪そうなルナト殿下だと言うことも。
ルナト殿下の能力を聞いて、俺は兄さんたちの裏切りが誤解だということがわかり安心した。
「ごめん、兄さん。俺の所為で・・・。そしてありがとう。こうして俺が生きてるのは兄さんたちのおかげなんだ」
俺は勝手に疑ってキレた。それでも俺か市民かで兄さんが俺を選んでくれたのがうれしかった。だから俺は兄さんに御礼を言った。
「ふふ。ならこれで仲直りだな。それに御礼なんて言われる理由なんかないんだぜ。兄として弟を救うのは当たり前だ。もっと頼ってくれてもいいんだぜ」
「すぐ調子に乗る。まぁ頼りにしてるよ。そういえば祐樹達はどうなったの?」
俺は思い出したかのように祐樹達のことについて兄さんに聞いた。すると兄さんが柔らかい表情を崩して険しい顔をした。あの兄さんが祐樹に負けるとは思わないが不意を突かれたのだろうか?
「そのことだけどな。実はカズが国家反逆の容疑をかけられたのと関係あるんだ」
俺と祐樹が同じ学校にいたからか?たしかにあの学校であいつと近かったのは俺だけど。所詮一年ちょっとの付き合いだ。たしかに驚きはしたけど裏切られたとは思わなかった。その程度の関係だ。
それだけで容疑がかかるのだろうか?
「俺が祐樹と近しい人間だったから?」
「それだけで国家反逆罪になるなら、カズ達のクラスメイト全員国家反逆罪を疑われるよ」
「あはは、だよね」
やはり違ったらしい。もしかしたら魔眼を隠していたからとも思ったが、それならあの場で目のことを知った殿下以外が俺に疑いをかけるのはおかしい。
うーん。考えてもわからない。
「そのことについては家に帰ったら教えてやる。もうメディカルチェックは終わってるからあとは目覚めたら退院しても大丈夫らしいからな。あーでもまだきついなら病院にいてもいいぞ」
「わかったよ兄さん。もう家に戻るよ。ミナの顔も見たいし」
「お前・・・。もうミナちゃんが好きってこと隠す気ないだろ。男子三日会わねばなんとやらって言葉が母さんの故郷にあったがたった数時間の出来事でここまで変わるとはな」
そういえばそうだ。俺は周囲にミナへの好意を隠しているつもりだった。結構ヘタレなんだ。今なら告白できるかと言われればそれは無理だけど、ミナへの危機が続いて隠すどころじゃなかった。思い返せば・・・あれ?顔が熱くなってきたぞ・・・?
「ミナを失うと思ったから結構恥ずかしいこと言っていた気がする!」
「ハハハ。無我夢中だったってことか?まぁそうだろうな。今も早く顔を見たいミナちゃんが危険の連続だったもんな」
若干からかいつつも俺に言ってくる兄さんをド突く。
「もう!兄さんのバカ!早く帰るよ。医院長さんに御礼も言わなきゃ」
「いってぇな。はいはい、じゃあ帰ろうかカズ」
俺は頷いた。
医院長室に行き御礼を言ってから俺と兄さんは家に向かった。
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