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27.男同士の雑談
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俺はリビングでのぼせてしまったミナの頭を腿に乗せ、うちわで扇いで介抱していた。帝国はシャワーはあるが、風呂に浸かるのは一般的じゃなく、ほとんどの家庭に湯船はないが、日本人である叔母さんがほしくて設置していた。
そしてミナはうちの湯船をよく使うほどお風呂が好きなのに、こんなに早くのぼせるなんて何があったのか。
「んっんー、カズくん?」
顔はまだ赤いが意識が戻ったみたいだ。
「どうしたミナ?」
「か、か、か、カズくん!?今はまだ女湯だよ!?どーして!?」
ミナは驚いて飛び上がる。どうやらミナは寝ぼけてるようだ。
「ここはリビングだよ。ほらそっちにもルナトやイヴさんがいるぞ。これとりあえずほら水飲め」
俺が指差した方にはテレビを観ているルナトと、風呂から出て牛乳を飲んでる浴衣姿のイヴさんがいた。ミナは状況を徐々に理解して、渡された水を飲む。
「わたしのぼせちゃったんだ。たしかイヴさんとアンデルさんと話を・・・」
再びミナは風呂から出て来たときくらい顔を赤くする。なるほど2人から恥ずかしくなるようなことを言われたんだな。
「イヴさん、ミナをからかうのもほどほどにしてください」
「あははは。別にからかったつもりじゃないのよ。ガールズトークよガールズトーク♪」
俺の言い分をのらりくらりと交わしていく。そこはさすが年の功と言ったとこ・・・おっと睨まれた。しばらくしてからアンデルさんも上がってきた。生まれたての姿で。
「「なんで服を着てないんですか!」」
俺とミナは同時に叫んだ。アンデルさんは澄ました顔で言う
「着替えの服がなかったからのぉ。せっかく風呂に入ったのに同じ服を着ては汚いであろう?」
俺は疲れたように呆れて言う。
「いやタオル巻いてくださいって」
「ほぉ、それは盲点だったわ。ははは」
俺はため息を吐く。全くこの人は。
ともかく風呂場が空いたので俺はルナトに風呂へ行くよう促した。
◇◆◇◆◇
今ここは俺のルナトたった2人のための貸切温泉だ。
「温泉はいいものだな。身体の疲れが抜けていくようだ」
ルナトは目を瞑って気持ちよさそうに言う。
「実際に疲労回復効果があるらしいぞ。俺の家では叔母さんのおかげで毎日入れている」
「湯船なんて娯楽程度に思ってたんだがな。私は認識を改めなければなるまい」
実際帝国に風呂文化ができてもいいとは思うけど、日本には銭湯というものもあったらしいし。
「ところでルナト。俺たちがいくクラスってやっぱ貴族というだけで偉そうにする奴が多いのか?」
「私は学校へはあまり行ってないから詳しくはない。しかし私が把握してるだけでも厄介な家名の貴族はいる」
なるほど。ルナトが言うには、把握してるだけでも数百回の横領を繰り返し、証拠不十分で爵位剥奪に至らなかった子爵家のマントル家と、数々の貴族贔屓で問題を起こし、爵位が男爵まで落ちたブラウス家が厄介らしい。マントル家はともかく、ブラウス家の人間は平民である俺とミナに突っかかってきそうだ。
「まぁルナトの近くにいれば何も言ってこなさそうな爵位でよかったよ」
「他にもいるかもしれないがな。私としては君たちに暗殺者でも出されないか心配だよ」
その場合は何としてもミナを守らなければいけない。アメリカからの襲撃の可能性だってあるのに暗殺者まで出されたらたまらないが。
「まぁ君と私、2人のブレード持ちにちょっかいをかける暗殺者などいないとは思うがな。どれだけ積んでも割に合わん」
「たしかにな。俺もブレード持ちと言うことは明かしておくか」
「その方がいいな。黒澤祐樹に逃亡された時点でアメリカには、君がブレード持ちと言う情報は渡っているだろうし隠す意味もない」
そうだな。祐樹か。あいつともまた闘うことになるのか?気持ち的に嫌だな。俺は温泉で顔を洗って気合いを入れ直す。あいつはアメリカの尖兵で敵だ!
ルナトは俺の行動で色々察したのか質問する。
「黒澤とは闘いたくないか?」
「お前はエスパーか。できるなら闘いたくないな。まぁもう尖兵として潜入はできないから出会う確率は低そうだけど」
「まぁ戦争に突入したら攻めてくる可能性はある。もし相対したら覚悟はしといてくれ」
「わかってるよ。俺の甘さで大事な人間が傷つけたくないしな」
「それならいいさ。さぁミナのようにのぼせないうちに上がろうか」
「そうだな。イヴさんが牛乳用意してくれてるだろうし出たら飲もう」
もし実際に祐樹と相対したなら甘さを見せずに最悪の場合を考えなければならない。実際に俺があいつにそんな判断を下せるかはわからないが、それでもミナやルナト、兄さん達が傷つくのならやるしかない。
明日からイヴさんの指導も始まるんだ。余計なことは考えずにそっちに集中しよう。俺はそう心に決め、ルナトと共に浴場から出て行った。
そしてミナはうちの湯船をよく使うほどお風呂が好きなのに、こんなに早くのぼせるなんて何があったのか。
「んっんー、カズくん?」
顔はまだ赤いが意識が戻ったみたいだ。
「どうしたミナ?」
「か、か、か、カズくん!?今はまだ女湯だよ!?どーして!?」
ミナは驚いて飛び上がる。どうやらミナは寝ぼけてるようだ。
「ここはリビングだよ。ほらそっちにもルナトやイヴさんがいるぞ。これとりあえずほら水飲め」
俺が指差した方にはテレビを観ているルナトと、風呂から出て牛乳を飲んでる浴衣姿のイヴさんがいた。ミナは状況を徐々に理解して、渡された水を飲む。
「わたしのぼせちゃったんだ。たしかイヴさんとアンデルさんと話を・・・」
再びミナは風呂から出て来たときくらい顔を赤くする。なるほど2人から恥ずかしくなるようなことを言われたんだな。
「イヴさん、ミナをからかうのもほどほどにしてください」
「あははは。別にからかったつもりじゃないのよ。ガールズトークよガールズトーク♪」
俺の言い分をのらりくらりと交わしていく。そこはさすが年の功と言ったとこ・・・おっと睨まれた。しばらくしてからアンデルさんも上がってきた。生まれたての姿で。
「「なんで服を着てないんですか!」」
俺とミナは同時に叫んだ。アンデルさんは澄ました顔で言う
「着替えの服がなかったからのぉ。せっかく風呂に入ったのに同じ服を着ては汚いであろう?」
俺は疲れたように呆れて言う。
「いやタオル巻いてくださいって」
「ほぉ、それは盲点だったわ。ははは」
俺はため息を吐く。全くこの人は。
ともかく風呂場が空いたので俺はルナトに風呂へ行くよう促した。
◇◆◇◆◇
今ここは俺のルナトたった2人のための貸切温泉だ。
「温泉はいいものだな。身体の疲れが抜けていくようだ」
ルナトは目を瞑って気持ちよさそうに言う。
「実際に疲労回復効果があるらしいぞ。俺の家では叔母さんのおかげで毎日入れている」
「湯船なんて娯楽程度に思ってたんだがな。私は認識を改めなければなるまい」
実際帝国に風呂文化ができてもいいとは思うけど、日本には銭湯というものもあったらしいし。
「ところでルナト。俺たちがいくクラスってやっぱ貴族というだけで偉そうにする奴が多いのか?」
「私は学校へはあまり行ってないから詳しくはない。しかし私が把握してるだけでも厄介な家名の貴族はいる」
なるほど。ルナトが言うには、把握してるだけでも数百回の横領を繰り返し、証拠不十分で爵位剥奪に至らなかった子爵家のマントル家と、数々の貴族贔屓で問題を起こし、爵位が男爵まで落ちたブラウス家が厄介らしい。マントル家はともかく、ブラウス家の人間は平民である俺とミナに突っかかってきそうだ。
「まぁルナトの近くにいれば何も言ってこなさそうな爵位でよかったよ」
「他にもいるかもしれないがな。私としては君たちに暗殺者でも出されないか心配だよ」
その場合は何としてもミナを守らなければいけない。アメリカからの襲撃の可能性だってあるのに暗殺者まで出されたらたまらないが。
「まぁ君と私、2人のブレード持ちにちょっかいをかける暗殺者などいないとは思うがな。どれだけ積んでも割に合わん」
「たしかにな。俺もブレード持ちと言うことは明かしておくか」
「その方がいいな。黒澤祐樹に逃亡された時点でアメリカには、君がブレード持ちと言う情報は渡っているだろうし隠す意味もない」
そうだな。祐樹か。あいつともまた闘うことになるのか?気持ち的に嫌だな。俺は温泉で顔を洗って気合いを入れ直す。あいつはアメリカの尖兵で敵だ!
ルナトは俺の行動で色々察したのか質問する。
「黒澤とは闘いたくないか?」
「お前はエスパーか。できるなら闘いたくないな。まぁもう尖兵として潜入はできないから出会う確率は低そうだけど」
「まぁ戦争に突入したら攻めてくる可能性はある。もし相対したら覚悟はしといてくれ」
「わかってるよ。俺の甘さで大事な人間が傷つけたくないしな」
「それならいいさ。さぁミナのようにのぼせないうちに上がろうか」
「そうだな。イヴさんが牛乳用意してくれてるだろうし出たら飲もう」
もし実際に祐樹と相対したなら甘さを見せずに最悪の場合を考えなければならない。実際に俺があいつにそんな判断を下せるかはわからないが、それでもミナやルナト、兄さん達が傷つくのならやるしかない。
明日からイヴさんの指導も始まるんだ。余計なことは考えずにそっちに集中しよう。俺はそう心に決め、ルナトと共に浴場から出て行った。
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