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バーベンベルク城にて
父さまは、寡黙で忙しい帝国魔導師団長、、、のはずなんだけど。
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父さまは、寡黙で背が高くて、サラサラの黒髪と綺麗な黄金色の瞳が印象的な魔導師なの。
帝国魔導師団長として、普段は帝都ノイブルクの魔導師団本部で仕事をしているはず。
今朝も私は確かにお仕事にいく父さまを見送ったんだけど。忙しいから子供たちの朝食の前に出ると聞き、まだ寝巻のまま父さまの部屋に走ったもの。
廊下を曲がったところで、母さまが上着を着ながら部屋から出てくるのが見えたから、
「母さま~!父さまはもう行っちゃった?」
と叫んだら、驚いたようにこっちを見たあと笑顔で、
「おはよう、ディー。もう父さま出てしまうぞ、頑張れ!」
て言いながら両手を広げてくれた。
一瞬母さまの胸に飛び込みながら、
「母さま、お早うございます!」
とは言ったけれど、父さまは一瞬でいなくなるからすぐに手を離し、ノックの時間も惜しくてそのまま、
「お父さま!待って!もうお仕事に行かれるの?」
と言いながらドアをバーンって開けた。
父さまは、ほんとに出かける前だったみたいで、もう魔導師の黒いローブに身を包んで部屋の真ん中に立っていた。
でも、廊下でのやり取りが聞こえていたのか、軽く両手を広げて迎えてくれた。
走ってそのまま抱き着いて。離れまいと父さまによじ登ろうとしたら、父さまはしっかり受け止めてくれて、ひょいと抱き上げてくれた。父さまのきれいな黄金色の瞳と目が合ったから嬉しくて、笑いながら首にギュッとしがみついたの。
「もう離れないもん。父さま、たまには一日中一緒に遊んで?」というと。
いつもの無表情ながら少し困った声で、
「朝から元気なディー。父さまもディーと一緒に居たいけど、今日は朝から少し御用があってね・・・忌々しい皇帝め・・・」と言いながら、そっと下ろされてしまった。
??最後、小声で聞こえなかった。なんて言ったのかしら?
小首をかしげて見上げても、父さまは何も言わない。でも、かがんで目線を合わせ、やさしく頭をなでてくれて。
やっぱりお仕事行っちゃうんだ、とちょっと拗ねながら、でも、なでてくれる手が気持ちよくて、
「お父さま、まだ行かないで~」と言いながら、細くてきれいな、でも骨格のしっかりした大きなその手に頭をぐりぐりしていたら、
「今日もお休みの時間までには帰るから。いい子にしてるんだよ。」
と言って、すぐにお仕事に行かれたのに。
??いないはずの父さまが、なんで母さまを執務机の奥に壁ドンしているの?それに執務机を囲っている副官たち、、、執政官のアランと将軍のブラントは、なんで平然と、もちろん苦々しげだけど、見ているの?しかも、母さまは、ここからだと表情は見えないけど、特に抵抗している様子もない、、、え、え??
疑問ばかりでクラクラしそう。その時、、、。
「・・・って・・・!」
とぎれとぎれだけど父さまの声が聞こえてきた。珍しく大きい声を出しているようだ。しかも、気が動転してるのか、防音魔法をかけていない。これは盗み聞きをするしかないでしょ!
私は声の流れてくる場所、、、カーテンの上の通風孔だった、、、に、ポケットから取り出した魔道具の《聞き耳》をそっと引っかけると、中をこっそり覗いたまま、耳を澄ました。
「・・んで、なんで私のいない時に半時以上男と一緒にいるんですか?毎日毎日毎日!結婚してからずーっとお願いしているのに、貴女は目を離すとすぐに男に囲まれている。」
「・・・私も結婚以来毎日言っていると思うが・・・もうかれこれ18年も言ってるが・・・私は辺境伯だ。領地の政務と辺境騎士団の統率は私が誇る使命だ。
そして、我が国では、政務も軍務も男性が主に行う。私の補佐官が男性である以上、執務中に周りに男がいることは仕方ないんだ。いい加減聞き分けて欲しい。」
「イヤです!理解はしても、受け入れ難いんです。私の貴女を、日の光を浴びて輝く紅の髪を、森の奥に隠された神秘の湖のようなきらめく翠の瞳を、朝露に濡れる白百合のような美しいその姿を、私のいないところで私以外の男が見ているなんて・・・」
「アルフレート、だから仕事、、」
「しかも。今日彼らと籠もるのは二回目でしょう?
午前中の執務で彼らと一緒なのは仕方ありません。複数の男共が貴女の視界に入るのは腹立たしいが、一人を見つめられるよりましです。入れ替わりも多いし、侍女も出入りします。貴女も書面を見たり、サインをしたりする事が多い。私も何とか耐えられます。
でも、今の時間、本来なら貴女は訓練場にいるはず。そうですよね?」
父さまは一気に話すと、壁についていた右手を母さまの頬にそっと当てた。
「この美しい顔に汗一つかかずに、容赦なく騎士達を叩きのめしている時間のはず。麗しい軍服姿を騎士達に見せるのは本当に苦々しいけれど、貴女の視線をたどっていれば、貴女は彼らを訓練対象としか見ていないことは、流石に私だってわかる。騎士達にとって《目の前にいても決して触れられない存在》の貴女を見るのは、私にとって、苦しくもひそかな楽しみなんです。でも、今日は楽しみにしていたそれさえも奪われ・・・。」
父さまはまだ壁についていた左手を、グッと握りしめた。
なんだかこぶしの周りに火花が散った気がする。あれは、あふれそうな魔力を制御するときに出るものだっけ。でも、流石母さま、ぴくりともしない。
「私がつまらない御前会議を終えて、貴女が訓練場にいないと使い魔の眼を通して知り、どんな思いをしたと・・・しかもあの内容・・・もう、来るしかないでしょう?」
相変わらず無表情だけど、魔力の火花が父さまの全身から、ちかちか飛び始めた。
話しているうちに感情が高ぶったのか、そのまま母さまを抱きしめようとする、のを、母さまが止めた、みたい、、、。いつの間にか両掌を父さまの胸に置いていた。
父さま、拒否られてか、手を母さまの背中に回しかけたまま固まっている。すごい早業だ、母さま。、、、火花怖くないのかな?
「落ち着こうか。アルフレート。」
呆れたような母さまの声。
「私が、午後の訓練に出ず、打ち合わせをしていた。そんな理由で自分の職務を投げ出して来たのか?」
ふうっ。ため息が一つ。
「アルフレート、君は、帝国魔導師団長なんだ。帝国の、帝都の、皇城の結界は、君の手に委ねられ、帝国の魔術に関するあらゆる責任を、君は負っているというのに。」
「そんな。エレオノーレ・・・」
父さま、宙に浮いた両手をどうしたいの?母さま、もう腕組みしてるよ!
「大体、君はこらえ性が無さすぎる。・・・18年だぞ。いい加減辺境伯の職務も理解しているだろう?予定の変更など今までだってよくあっただろうに。慣れてくれ。」
「私はこれでも結婚当初よりは我慢していて・・・」
「・・・そうだな、我慢しているとも。
初めは副官が部屋に入っただけで現れたからな。視察先で感激した齢70の村長が手を握ったときは、いきなり現れて爺様村長の手を叩き落とした挙句に冷気で凍らせてしまったな?
演習で模擬矢が腕をかすった時は兵の指揮を執っている私を転移させて医務室に閉じ込めた。それに比べれば執務室にいきなり現れるくらいで済んで、我慢が効いてるんだろうな?」
「エ、エレオノーレ・・・??」
普段は大らかで過ぎたことをあれこれ言わない母さまが、珍しく昔のことを持ち出してる。あれ、父さまが腕をやっと下ろして視線を逸らせた。相変わらずの無表情だけど、顔色が悪くなっているような?
母さまの顔を見て納得した、、、ブルブル、、、あれはいかん。あの笑顔は、、、母さまがほんとに珍しく怒ってる。父さまは、、、あの表情のない父さまが涙目だ!早く謝っちゃいなよ、父さま!
父さまが動揺しているうちにも母さまの怒りは続く。
「頻度もやる事も無茶苦茶だった昔に比べれば、ここ数年はそれでも月に一度現れる程度になったから、君も落ち着いたなと私は嬉しかったんだ!なのに、、、先週現れたのは私が廊下を話しながら歩いていて、曲がりしなに向こうから大荷物を抱えていた文官とぶつかった時だったね?」
「貴女に、貴女に勝手に触れるなんて!」
「荷物が少し当たっただけだ。」
「いいえ、いいえ!貴女に私以外の男が触れると、私にも同じ個所に触れた感覚がするようにしてあります。手や腕なら私だって我慢します。でも、あの男は一瞬、確かに、貴女の腰に触れた・・・。あの者、やっぱり始末してもいいですか?」
父さま、下げた両手を握りしめた。あ、また火花出してる。
「いい加減にしないか!アルフレート!なんで君はそう簡単に始末するなんて言うんだ。落ちそうになった荷物を抱えなおそうとしただけだろう。・・・っふう」
母さまの声が低くなり、再びため息が聞こえた。
帝国魔導師団長として、普段は帝都ノイブルクの魔導師団本部で仕事をしているはず。
今朝も私は確かにお仕事にいく父さまを見送ったんだけど。忙しいから子供たちの朝食の前に出ると聞き、まだ寝巻のまま父さまの部屋に走ったもの。
廊下を曲がったところで、母さまが上着を着ながら部屋から出てくるのが見えたから、
「母さま~!父さまはもう行っちゃった?」
と叫んだら、驚いたようにこっちを見たあと笑顔で、
「おはよう、ディー。もう父さま出てしまうぞ、頑張れ!」
て言いながら両手を広げてくれた。
一瞬母さまの胸に飛び込みながら、
「母さま、お早うございます!」
とは言ったけれど、父さまは一瞬でいなくなるからすぐに手を離し、ノックの時間も惜しくてそのまま、
「お父さま!待って!もうお仕事に行かれるの?」
と言いながらドアをバーンって開けた。
父さまは、ほんとに出かける前だったみたいで、もう魔導師の黒いローブに身を包んで部屋の真ん中に立っていた。
でも、廊下でのやり取りが聞こえていたのか、軽く両手を広げて迎えてくれた。
走ってそのまま抱き着いて。離れまいと父さまによじ登ろうとしたら、父さまはしっかり受け止めてくれて、ひょいと抱き上げてくれた。父さまのきれいな黄金色の瞳と目が合ったから嬉しくて、笑いながら首にギュッとしがみついたの。
「もう離れないもん。父さま、たまには一日中一緒に遊んで?」というと。
いつもの無表情ながら少し困った声で、
「朝から元気なディー。父さまもディーと一緒に居たいけど、今日は朝から少し御用があってね・・・忌々しい皇帝め・・・」と言いながら、そっと下ろされてしまった。
??最後、小声で聞こえなかった。なんて言ったのかしら?
小首をかしげて見上げても、父さまは何も言わない。でも、かがんで目線を合わせ、やさしく頭をなでてくれて。
やっぱりお仕事行っちゃうんだ、とちょっと拗ねながら、でも、なでてくれる手が気持ちよくて、
「お父さま、まだ行かないで~」と言いながら、細くてきれいな、でも骨格のしっかりした大きなその手に頭をぐりぐりしていたら、
「今日もお休みの時間までには帰るから。いい子にしてるんだよ。」
と言って、すぐにお仕事に行かれたのに。
??いないはずの父さまが、なんで母さまを執務机の奥に壁ドンしているの?それに執務机を囲っている副官たち、、、執政官のアランと将軍のブラントは、なんで平然と、もちろん苦々しげだけど、見ているの?しかも、母さまは、ここからだと表情は見えないけど、特に抵抗している様子もない、、、え、え??
疑問ばかりでクラクラしそう。その時、、、。
「・・・って・・・!」
とぎれとぎれだけど父さまの声が聞こえてきた。珍しく大きい声を出しているようだ。しかも、気が動転してるのか、防音魔法をかけていない。これは盗み聞きをするしかないでしょ!
私は声の流れてくる場所、、、カーテンの上の通風孔だった、、、に、ポケットから取り出した魔道具の《聞き耳》をそっと引っかけると、中をこっそり覗いたまま、耳を澄ました。
「・・んで、なんで私のいない時に半時以上男と一緒にいるんですか?毎日毎日毎日!結婚してからずーっとお願いしているのに、貴女は目を離すとすぐに男に囲まれている。」
「・・・私も結婚以来毎日言っていると思うが・・・もうかれこれ18年も言ってるが・・・私は辺境伯だ。領地の政務と辺境騎士団の統率は私が誇る使命だ。
そして、我が国では、政務も軍務も男性が主に行う。私の補佐官が男性である以上、執務中に周りに男がいることは仕方ないんだ。いい加減聞き分けて欲しい。」
「イヤです!理解はしても、受け入れ難いんです。私の貴女を、日の光を浴びて輝く紅の髪を、森の奥に隠された神秘の湖のようなきらめく翠の瞳を、朝露に濡れる白百合のような美しいその姿を、私のいないところで私以外の男が見ているなんて・・・」
「アルフレート、だから仕事、、」
「しかも。今日彼らと籠もるのは二回目でしょう?
午前中の執務で彼らと一緒なのは仕方ありません。複数の男共が貴女の視界に入るのは腹立たしいが、一人を見つめられるよりましです。入れ替わりも多いし、侍女も出入りします。貴女も書面を見たり、サインをしたりする事が多い。私も何とか耐えられます。
でも、今の時間、本来なら貴女は訓練場にいるはず。そうですよね?」
父さまは一気に話すと、壁についていた右手を母さまの頬にそっと当てた。
「この美しい顔に汗一つかかずに、容赦なく騎士達を叩きのめしている時間のはず。麗しい軍服姿を騎士達に見せるのは本当に苦々しいけれど、貴女の視線をたどっていれば、貴女は彼らを訓練対象としか見ていないことは、流石に私だってわかる。騎士達にとって《目の前にいても決して触れられない存在》の貴女を見るのは、私にとって、苦しくもひそかな楽しみなんです。でも、今日は楽しみにしていたそれさえも奪われ・・・。」
父さまはまだ壁についていた左手を、グッと握りしめた。
なんだかこぶしの周りに火花が散った気がする。あれは、あふれそうな魔力を制御するときに出るものだっけ。でも、流石母さま、ぴくりともしない。
「私がつまらない御前会議を終えて、貴女が訓練場にいないと使い魔の眼を通して知り、どんな思いをしたと・・・しかもあの内容・・・もう、来るしかないでしょう?」
相変わらず無表情だけど、魔力の火花が父さまの全身から、ちかちか飛び始めた。
話しているうちに感情が高ぶったのか、そのまま母さまを抱きしめようとする、のを、母さまが止めた、みたい、、、。いつの間にか両掌を父さまの胸に置いていた。
父さま、拒否られてか、手を母さまの背中に回しかけたまま固まっている。すごい早業だ、母さま。、、、火花怖くないのかな?
「落ち着こうか。アルフレート。」
呆れたような母さまの声。
「私が、午後の訓練に出ず、打ち合わせをしていた。そんな理由で自分の職務を投げ出して来たのか?」
ふうっ。ため息が一つ。
「アルフレート、君は、帝国魔導師団長なんだ。帝国の、帝都の、皇城の結界は、君の手に委ねられ、帝国の魔術に関するあらゆる責任を、君は負っているというのに。」
「そんな。エレオノーレ・・・」
父さま、宙に浮いた両手をどうしたいの?母さま、もう腕組みしてるよ!
「大体、君はこらえ性が無さすぎる。・・・18年だぞ。いい加減辺境伯の職務も理解しているだろう?予定の変更など今までだってよくあっただろうに。慣れてくれ。」
「私はこれでも結婚当初よりは我慢していて・・・」
「・・・そうだな、我慢しているとも。
初めは副官が部屋に入っただけで現れたからな。視察先で感激した齢70の村長が手を握ったときは、いきなり現れて爺様村長の手を叩き落とした挙句に冷気で凍らせてしまったな?
演習で模擬矢が腕をかすった時は兵の指揮を執っている私を転移させて医務室に閉じ込めた。それに比べれば執務室にいきなり現れるくらいで済んで、我慢が効いてるんだろうな?」
「エ、エレオノーレ・・・??」
普段は大らかで過ぎたことをあれこれ言わない母さまが、珍しく昔のことを持ち出してる。あれ、父さまが腕をやっと下ろして視線を逸らせた。相変わらずの無表情だけど、顔色が悪くなっているような?
母さまの顔を見て納得した、、、ブルブル、、、あれはいかん。あの笑顔は、、、母さまがほんとに珍しく怒ってる。父さまは、、、あの表情のない父さまが涙目だ!早く謝っちゃいなよ、父さま!
父さまが動揺しているうちにも母さまの怒りは続く。
「頻度もやる事も無茶苦茶だった昔に比べれば、ここ数年はそれでも月に一度現れる程度になったから、君も落ち着いたなと私は嬉しかったんだ!なのに、、、先週現れたのは私が廊下を話しながら歩いていて、曲がりしなに向こうから大荷物を抱えていた文官とぶつかった時だったね?」
「貴女に、貴女に勝手に触れるなんて!」
「荷物が少し当たっただけだ。」
「いいえ、いいえ!貴女に私以外の男が触れると、私にも同じ個所に触れた感覚がするようにしてあります。手や腕なら私だって我慢します。でも、あの男は一瞬、確かに、貴女の腰に触れた・・・。あの者、やっぱり始末してもいいですか?」
父さま、下げた両手を握りしめた。あ、また火花出してる。
「いい加減にしないか!アルフレート!なんで君はそう簡単に始末するなんて言うんだ。落ちそうになった荷物を抱えなおそうとしただけだろう。・・・っふう」
母さまの声が低くなり、再びため息が聞こえた。
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