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バーベンベルク城にて
ただ今出発準備中!
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やった~!と喜んだ後の記憶が無い。
気がつくと自分のベッドで朝を迎えていた。
ワクワクする気持ちのまま、朝食の席に行くと、ちょっと顔色の悪い母さまと、普段通り(昨日一日でだいぶ印象が変わったけど)の父さま。ちょっと機嫌の悪そうな兄さまがいた。
「父さま、母さま、ルー兄さま、お待たせしてごめんなさい。お早うございます!」
とりあえず席に着いて、食事を取りながら聞くと。
昨日の晩、私が寝てしまった後、もう少し日程を詰めたらしい。
なんと、十日後には出発するんだって。しかも、半月父さまと暮らした後は、帝都にある屋敷に移ってもう半月、家族で滞在するらしい。
ルー兄さまの学園への入学準備のあれこれをするためだから、その間私は自由。
オスカー兄上の騎士への任命式と、その後開催される皇帝家主催のお茶会に参加した後は、お友達が出来たら遊んでも良いし、観光したり、お買い物したり、アンナと一緒なら好きにして良いと言われて。
「本当に?良いの?」
話がうますぎて、ついチラッと母さまの顔を伺うと。母さまは朝からなぜか疲れた顔で笑った。
「ああ。父さまから許可をもぎ取ったぞ。その代わり、始めの半月は父さまの言うことを、後の半月はアンナの言うことをきちんと聞くこと。約束出来るね?」
「もちろん!」
やったーっ!!一月も自由に出来るなんて、信じられないくらい嬉しい!
私がお行儀悪く歓声を上げると、向かいの席でムスッとしていたルー兄さまが、不機嫌な声で言った。
「出発前に、その行儀をなんとかしないとな。バーベンベルクの恥さらしは許さないぞ。」
ふん、こんなこと家族の前以外ではしないもん。
私が鼻息荒く言い返すと、母さまが気がついたように言った。
「そうそう。今朝アンナに伝えておいた。これから十日は朝から晩までマナーとダンスのレッスンだ。」
朝から晩までマナーとダンスのレッスン!
私はがっくりして、スープに顔面から突っ込みそうになった。
でも、それが終われば一月のお休み、、、。
「私、頑張ります!」
気を取り直して笑顔で宣言すれば、母さまは笑い返してくれたけど、兄さまは不機嫌な顔のまま、そっぽを向いた。
変な兄さま。
朝食後から休む間も無くマナーのレッスンが始まった。皇帝家主催のお茶会が初のお披露目と知ると、マナーの先生の目つきが変わる。
いつも甘くないけど、今日は特に、挨拶の角度、歩く時の歩幅、茶器をの持ち方、、、細かいところまでチェックが入り、徹底的にやり直しをさせられた。
疲れた、思い切り体を動かしたいと訴えると。
なんと気分転換が、ダンスのレッスンだった。
ダンスの先生も、帝都で披露する可能性が、とアンナが言った途端に目の色が変わって。
いつもなら曲に合わせていれば多少のステップの間違いは大目に見てくれるのに、音楽無しで、基本のステップを延々とチェックされる。
踵のある靴でひらすら反復練習だから、もうふくらはぎがつりそうよ。
合間に取る食事もマナーレッスンを兼ねていて。
疲れてウトウトしそうになると、休憩を兼ねて、今度はドレスの採寸。
任命式やその後のお茶会のために、今までとは違う、ちょっと大人っぽいドレスを作るんだって。
髪の色や目の色とサイズだけ伝えれば、後は帝都の流行りのお店で作ってくれるらしい。何か聞かれても分からないから、お任せで助かるけどね?ドレス作るのってそんなものなのかな?
ついでに、ほんとについでに侍従見習いのお仕着せ用の採寸もして。
マナーレッスンを兼ねてアンナが張り付いてた晩餐も終わり、家族とのお休みのキスも早々に、部屋に戻ってお風呂でいつも以上に念入りに磨かれて。
ぐったりとしてベッドに沈み込んだ私に、アンナは良い笑顔で言った。
「あと九日です。明日はもっと頑張りましょうね。」
一月のお休みのためとは言え、あと九日これをやるの?
帝都に行ってもしばらくは、脱力してそうね、、、。
気がつくと自分のベッドで朝を迎えていた。
ワクワクする気持ちのまま、朝食の席に行くと、ちょっと顔色の悪い母さまと、普段通り(昨日一日でだいぶ印象が変わったけど)の父さま。ちょっと機嫌の悪そうな兄さまがいた。
「父さま、母さま、ルー兄さま、お待たせしてごめんなさい。お早うございます!」
とりあえず席に着いて、食事を取りながら聞くと。
昨日の晩、私が寝てしまった後、もう少し日程を詰めたらしい。
なんと、十日後には出発するんだって。しかも、半月父さまと暮らした後は、帝都にある屋敷に移ってもう半月、家族で滞在するらしい。
ルー兄さまの学園への入学準備のあれこれをするためだから、その間私は自由。
オスカー兄上の騎士への任命式と、その後開催される皇帝家主催のお茶会に参加した後は、お友達が出来たら遊んでも良いし、観光したり、お買い物したり、アンナと一緒なら好きにして良いと言われて。
「本当に?良いの?」
話がうますぎて、ついチラッと母さまの顔を伺うと。母さまは朝からなぜか疲れた顔で笑った。
「ああ。父さまから許可をもぎ取ったぞ。その代わり、始めの半月は父さまの言うことを、後の半月はアンナの言うことをきちんと聞くこと。約束出来るね?」
「もちろん!」
やったーっ!!一月も自由に出来るなんて、信じられないくらい嬉しい!
私がお行儀悪く歓声を上げると、向かいの席でムスッとしていたルー兄さまが、不機嫌な声で言った。
「出発前に、その行儀をなんとかしないとな。バーベンベルクの恥さらしは許さないぞ。」
ふん、こんなこと家族の前以外ではしないもん。
私が鼻息荒く言い返すと、母さまが気がついたように言った。
「そうそう。今朝アンナに伝えておいた。これから十日は朝から晩までマナーとダンスのレッスンだ。」
朝から晩までマナーとダンスのレッスン!
私はがっくりして、スープに顔面から突っ込みそうになった。
でも、それが終われば一月のお休み、、、。
「私、頑張ります!」
気を取り直して笑顔で宣言すれば、母さまは笑い返してくれたけど、兄さまは不機嫌な顔のまま、そっぽを向いた。
変な兄さま。
朝食後から休む間も無くマナーのレッスンが始まった。皇帝家主催のお茶会が初のお披露目と知ると、マナーの先生の目つきが変わる。
いつも甘くないけど、今日は特に、挨拶の角度、歩く時の歩幅、茶器をの持ち方、、、細かいところまでチェックが入り、徹底的にやり直しをさせられた。
疲れた、思い切り体を動かしたいと訴えると。
なんと気分転換が、ダンスのレッスンだった。
ダンスの先生も、帝都で披露する可能性が、とアンナが言った途端に目の色が変わって。
いつもなら曲に合わせていれば多少のステップの間違いは大目に見てくれるのに、音楽無しで、基本のステップを延々とチェックされる。
踵のある靴でひらすら反復練習だから、もうふくらはぎがつりそうよ。
合間に取る食事もマナーレッスンを兼ねていて。
疲れてウトウトしそうになると、休憩を兼ねて、今度はドレスの採寸。
任命式やその後のお茶会のために、今までとは違う、ちょっと大人っぽいドレスを作るんだって。
髪の色や目の色とサイズだけ伝えれば、後は帝都の流行りのお店で作ってくれるらしい。何か聞かれても分からないから、お任せで助かるけどね?ドレス作るのってそんなものなのかな?
ついでに、ほんとについでに侍従見習いのお仕着せ用の採寸もして。
マナーレッスンを兼ねてアンナが張り付いてた晩餐も終わり、家族とのお休みのキスも早々に、部屋に戻ってお風呂でいつも以上に念入りに磨かれて。
ぐったりとしてベッドに沈み込んだ私に、アンナは良い笑顔で言った。
「あと九日です。明日はもっと頑張りましょうね。」
一月のお休みのためとは言え、あと九日これをやるの?
帝都に行ってもしばらくは、脱力してそうね、、、。
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