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皇宮での邂逅
ディアナVSアルフレート 攻防中なのです(Ⅴ)
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チラッと見ると、ジキスムント君はけっこう思い詰めた顔をしていた。
歩きながら話すような内容では無いんだろうけど、、、。
「うん、なに?」
どこまで相談に乗れるかは分からないけど、聞くだけでも楽になるかも知れないしね。
促すと、ポツポツと話し始めた。
「君の言った通り、あの日、最初に来た時は、自分の行動自体に疑問は無くて。」
「ただ、君に拒否されたのが、思った以上に衝撃で。何て言うか、心に穴が空いたみたいで。何とか気持ちを変えてもらいたいと思っていた。」
「まあ、会えなくて、すごすご引き返したんだけど。」
「君の事はなぜか父上が知っていたから、相談しようと思ったけど、あの日の奇妙な地震の事もあり、父上はその日帰って来なくて。」
「取り敢えず、休んだ・・・その晩から、何故か毎晩・・・」
言葉が途切れてしまった。
言いにくいよね、分かるよ!うちの伯父さまが睨んだ通りだね!さすが腹黒宰相!
心の中では滅茶苦茶同情してるんだけど、まだ口には出せないから。
「毎晩、どうしたの?」
とりあえずやさしい口調で促してみる。
「夢を、見るんだ・・・」
絞り出すように言って、なぜか私に縋るような視線を向けた。
「?」
なに、その視線?ちゃんと聞いてるよ?
首をかしげると。
彼は焦ったように今度は早口で言い募ってきた。
「夢の話なんておかしいと、君も思うかもしれない。実際俺も、他人から夢に悩んで眠れないなんて言われたら、鍛練不足だって一笑しただろう。父上にもそう言われた。でも・・・」
突然途切れて、それからぽつんとつぶやいた。
「眠るのが怖いんだ。毎晩・・・」
そのまま俯いて、両手で顔をおおってしまった。
あの強くてまっすぐな視線を持った子が、こんなになって、、、伯父さま、そして父さま!!
むくむく沸く怒りを抑えながら、なるべく自然に聞いてみる。
「夢が怖くて眠れないなんて、辛いだろう・・・どんな夢を見るの?」
ジキスムント君はパッと顔を上げると、驚いたように私を見た。
「ばかにしないのか?」
「ばかになんかするもんか。きみがこんなに悩んでるのに。でも、強い信念を変えるほどの夢の内容は、気になるかな。」
教えてくれる?そう聞くと、ジキスムント君は、また、ぽつぽつと話し始めた。
始めは、剣の訓練で郊外に出たら、いつの間にか見知らぬ騎士に囲まれた夢だった。
一緒に居た殿下は取り巻きとさっさと逃げてしまい、なぜか自分だけが取り残される。
「一方的にやられながら、俺は、取り残されたことを嘆き、俺に後を任せて逃げた殿下を恨んで・・・気付いたんだ。」
皇家の盾とは、こうやって、いざと言う時は、仕える皇族を生かすために犠牲になる存在なんだって。
「夢とは言え、本当に衝撃や痛みもあって、ものすごく怖かった。俺は、まだ実戦を経験してないし・・・、」
夢から覚めても、その日は恐怖と衝撃で眠れなくて。
殿下の顔を見ても、平静でいられる自信が無くて。
「初めて訓練をさぼってしまったんだ。」
でも、それは始まりに過ぎなくて。
それから毎晩、同じような夢を見る。
諫めたのに、殿下に無理やりお忍びに連れ出され、ごろつきに囲まれて、殿下を逃がして袋叩きにあったり。
無謀な戦に付き従い、敗走の途中で殿下を逃がして討ち死にしそうになったり。
「いつも、いつも、俺の意思に反して物事が動き、その後始末だけさせられるんだ・・・!」
憤るジキスムント君。
でも、今の自分と殿下の関係なら、確かにこうなるだろうという思いもあるらしい。
「俺は、今、殿下に対して、以前のように真っ直ぐな、何があっても、と言う忠誠を抱けないんだ。皇家の盾と言う言葉にも、誇りを見いだせなくなっている。」
「それなのに、ロイス侯爵家は、俺は、皇家の盾になる選択肢しか無い。この生き方に疑問を持ったことが無かったのに、今は・・・」
「殿下に対する態度も、少し変わって来ていると思う。でも、殿下は何故だか分からないだろう。だって、変えてる原因は俺の夢の中の殿下なんだ!・・・現実の殿下は、悪くない、のに」
うーん、拗らせてますね、、、。
話し終わって、一転黙りこくったジキスムント君。
歩きながらも、また、じっと考え込んでいる。
伯父さまや父さまの意図は何なんだろう?
でも、先ずは。
「魔導師団本部の正門だよ。」
俯き加減のジキスムント君に声を掛けると、すぐに顔を上げ、辺りを見回した。
左手奥に続く小さな小道を見つけると、一つ頷き、私に向き直った。
「ここからは道が分かる。ありがとう。真剣に聞いてくれて、嬉しかった。」
「うん。」
「じゃあ、また、は、無いのか。」
そんな、寂しそうな目で見ないで欲しい。君は迷い犬なの?
私は、一息つくと促した。
「取り敢えず団長の結界の外まで送ってく。行くよ!今度は道案内は君だからな。」
さっさと歩き出すと、ジキスムント君は慌てて追いかけて来た。
「ここ、歩いたことあるけど、突き当りに魔導師の像が立ってるだけだった気がする。」
私が言うと、ジキスムント君は、ああ、と頷いた。
「まあ、転移門だな。」
ああ、そう言うこと。
転移門は、場所と場所を結ぶ術式が組み込まれている。発動条件はそれぞれ違うけど、発動すれば、魔力の無いものでも、転移をして目的地につけるのだ。
「知らなかった。」
「極秘事項だ。皇太子宮でも、殿下と側近しか知らない。こっち側でも、団長殿と側近くらいだと思う。」
「僕、聞いていいの?」
驚いてジキスムント君を見ると。
彼はニヤッと笑った
「君の事は、信頼してる。」
さっきまでの深刻な顔が嘘みたい。
「俺は、生まれた時から人生も、仕事も、友人も、全てが決められて来て、この夢を見るまで、疑問を抱いたこともなかった。
君は、そんな俺が、初めて自分で考えて、結論を出した相手だ。だから、何があっても気持ちは揺るがないさ。」
心からそう思ってくれてるのが分かる。
「ありがとう、嬉しいよ。」
私も笑う。
そして、気付いた。そっか。
「分かった、分かったよ!」
私はジキスムント君に向き直って立ち止まった。
今度は彼がつられて立ち止まる。
「なんだ?」
「分かったんだ!君が毎晩夢を見る意味。」
伯父さまの、父さまの狙い。
それは、きっと言われるがまま生きてきたジキスムント君に、自分の人生や、仕事や、友人について考えさせること。
考えない真っ直ぐさは楽チンだけど、私の時みたいに、不用意に人を傷付けたり、こうやって、ちょっと揺すぶられると、すぐに折れてしまう怖さがある。
大人になる前に、まだ考える時間があるうちに、沢山考えて、折れない気持ちを作って欲しかったんじゃないかな?
そんなことを、伯父さまや父さまのことを誤魔化しながら一生懸命伝えると、彼はびっくりしたように、目を見張り、小首を傾げた。
「そんな風に夢って見るものだろうか?」
うん。
そりゃ、疑問に思うよね?
私も、絶対正解って確信がある訳じゃないし。
「そうだよね。でも、夢って無意識に思ってることが出るって聞いたことがあるんだ。
僕を友人にって言うのは、自分で初めて考えたって言ったじゃない?
自分で考えることに目覚めて、気が付かないうちに溜めていた疑問点が出て来てるとか?」
「・・・そうか。それは、有るかも知れない。」
ジキスムント君は真面目な顔で頷いた。
「これは、俺の無意識の疑問・・・」
そうそう、そんな感じで納得して、ね?
歩きながら話すような内容では無いんだろうけど、、、。
「うん、なに?」
どこまで相談に乗れるかは分からないけど、聞くだけでも楽になるかも知れないしね。
促すと、ポツポツと話し始めた。
「君の言った通り、あの日、最初に来た時は、自分の行動自体に疑問は無くて。」
「ただ、君に拒否されたのが、思った以上に衝撃で。何て言うか、心に穴が空いたみたいで。何とか気持ちを変えてもらいたいと思っていた。」
「まあ、会えなくて、すごすご引き返したんだけど。」
「君の事はなぜか父上が知っていたから、相談しようと思ったけど、あの日の奇妙な地震の事もあり、父上はその日帰って来なくて。」
「取り敢えず、休んだ・・・その晩から、何故か毎晩・・・」
言葉が途切れてしまった。
言いにくいよね、分かるよ!うちの伯父さまが睨んだ通りだね!さすが腹黒宰相!
心の中では滅茶苦茶同情してるんだけど、まだ口には出せないから。
「毎晩、どうしたの?」
とりあえずやさしい口調で促してみる。
「夢を、見るんだ・・・」
絞り出すように言って、なぜか私に縋るような視線を向けた。
「?」
なに、その視線?ちゃんと聞いてるよ?
首をかしげると。
彼は焦ったように今度は早口で言い募ってきた。
「夢の話なんておかしいと、君も思うかもしれない。実際俺も、他人から夢に悩んで眠れないなんて言われたら、鍛練不足だって一笑しただろう。父上にもそう言われた。でも・・・」
突然途切れて、それからぽつんとつぶやいた。
「眠るのが怖いんだ。毎晩・・・」
そのまま俯いて、両手で顔をおおってしまった。
あの強くてまっすぐな視線を持った子が、こんなになって、、、伯父さま、そして父さま!!
むくむく沸く怒りを抑えながら、なるべく自然に聞いてみる。
「夢が怖くて眠れないなんて、辛いだろう・・・どんな夢を見るの?」
ジキスムント君はパッと顔を上げると、驚いたように私を見た。
「ばかにしないのか?」
「ばかになんかするもんか。きみがこんなに悩んでるのに。でも、強い信念を変えるほどの夢の内容は、気になるかな。」
教えてくれる?そう聞くと、ジキスムント君は、また、ぽつぽつと話し始めた。
始めは、剣の訓練で郊外に出たら、いつの間にか見知らぬ騎士に囲まれた夢だった。
一緒に居た殿下は取り巻きとさっさと逃げてしまい、なぜか自分だけが取り残される。
「一方的にやられながら、俺は、取り残されたことを嘆き、俺に後を任せて逃げた殿下を恨んで・・・気付いたんだ。」
皇家の盾とは、こうやって、いざと言う時は、仕える皇族を生かすために犠牲になる存在なんだって。
「夢とは言え、本当に衝撃や痛みもあって、ものすごく怖かった。俺は、まだ実戦を経験してないし・・・、」
夢から覚めても、その日は恐怖と衝撃で眠れなくて。
殿下の顔を見ても、平静でいられる自信が無くて。
「初めて訓練をさぼってしまったんだ。」
でも、それは始まりに過ぎなくて。
それから毎晩、同じような夢を見る。
諫めたのに、殿下に無理やりお忍びに連れ出され、ごろつきに囲まれて、殿下を逃がして袋叩きにあったり。
無謀な戦に付き従い、敗走の途中で殿下を逃がして討ち死にしそうになったり。
「いつも、いつも、俺の意思に反して物事が動き、その後始末だけさせられるんだ・・・!」
憤るジキスムント君。
でも、今の自分と殿下の関係なら、確かにこうなるだろうという思いもあるらしい。
「俺は、今、殿下に対して、以前のように真っ直ぐな、何があっても、と言う忠誠を抱けないんだ。皇家の盾と言う言葉にも、誇りを見いだせなくなっている。」
「それなのに、ロイス侯爵家は、俺は、皇家の盾になる選択肢しか無い。この生き方に疑問を持ったことが無かったのに、今は・・・」
「殿下に対する態度も、少し変わって来ていると思う。でも、殿下は何故だか分からないだろう。だって、変えてる原因は俺の夢の中の殿下なんだ!・・・現実の殿下は、悪くない、のに」
うーん、拗らせてますね、、、。
話し終わって、一転黙りこくったジキスムント君。
歩きながらも、また、じっと考え込んでいる。
伯父さまや父さまの意図は何なんだろう?
でも、先ずは。
「魔導師団本部の正門だよ。」
俯き加減のジキスムント君に声を掛けると、すぐに顔を上げ、辺りを見回した。
左手奥に続く小さな小道を見つけると、一つ頷き、私に向き直った。
「ここからは道が分かる。ありがとう。真剣に聞いてくれて、嬉しかった。」
「うん。」
「じゃあ、また、は、無いのか。」
そんな、寂しそうな目で見ないで欲しい。君は迷い犬なの?
私は、一息つくと促した。
「取り敢えず団長の結界の外まで送ってく。行くよ!今度は道案内は君だからな。」
さっさと歩き出すと、ジキスムント君は慌てて追いかけて来た。
「ここ、歩いたことあるけど、突き当りに魔導師の像が立ってるだけだった気がする。」
私が言うと、ジキスムント君は、ああ、と頷いた。
「まあ、転移門だな。」
ああ、そう言うこと。
転移門は、場所と場所を結ぶ術式が組み込まれている。発動条件はそれぞれ違うけど、発動すれば、魔力の無いものでも、転移をして目的地につけるのだ。
「知らなかった。」
「極秘事項だ。皇太子宮でも、殿下と側近しか知らない。こっち側でも、団長殿と側近くらいだと思う。」
「僕、聞いていいの?」
驚いてジキスムント君を見ると。
彼はニヤッと笑った
「君の事は、信頼してる。」
さっきまでの深刻な顔が嘘みたい。
「俺は、生まれた時から人生も、仕事も、友人も、全てが決められて来て、この夢を見るまで、疑問を抱いたこともなかった。
君は、そんな俺が、初めて自分で考えて、結論を出した相手だ。だから、何があっても気持ちは揺るがないさ。」
心からそう思ってくれてるのが分かる。
「ありがとう、嬉しいよ。」
私も笑う。
そして、気付いた。そっか。
「分かった、分かったよ!」
私はジキスムント君に向き直って立ち止まった。
今度は彼がつられて立ち止まる。
「なんだ?」
「分かったんだ!君が毎晩夢を見る意味。」
伯父さまの、父さまの狙い。
それは、きっと言われるがまま生きてきたジキスムント君に、自分の人生や、仕事や、友人について考えさせること。
考えない真っ直ぐさは楽チンだけど、私の時みたいに、不用意に人を傷付けたり、こうやって、ちょっと揺すぶられると、すぐに折れてしまう怖さがある。
大人になる前に、まだ考える時間があるうちに、沢山考えて、折れない気持ちを作って欲しかったんじゃないかな?
そんなことを、伯父さまや父さまのことを誤魔化しながら一生懸命伝えると、彼はびっくりしたように、目を見張り、小首を傾げた。
「そんな風に夢って見るものだろうか?」
うん。
そりゃ、疑問に思うよね?
私も、絶対正解って確信がある訳じゃないし。
「そうだよね。でも、夢って無意識に思ってることが出るって聞いたことがあるんだ。
僕を友人にって言うのは、自分で初めて考えたって言ったじゃない?
自分で考えることに目覚めて、気が付かないうちに溜めていた疑問点が出て来てるとか?」
「・・・そうか。それは、有るかも知れない。」
ジキスムント君は真面目な顔で頷いた。
「これは、俺の無意識の疑問・・・」
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