85 / 241
皇宮での邂逅
ディアナVSアルフレート 攻防中なのです(終)
しおりを挟む
私はローちゃんに協力のお礼を言うと、手のひらに降りてきてもらって聞いてみた。
『父さまって今、何してると思う?』
ローちゃんはちょっと首をかしげると思わぬことを言った。
『主を見てる。』
「えっ!?」
まさか、ローちゃん?
『我の目は使ってない。』
そ、そーなんだ、、、え?
『ねえ、父さま、どうやって私を見てるの?ローちゃんの結界が有るなら、私やジキスムント君は見えないんじゃないの?』
ローちゃんは、またちょっと首をかしげる。
『結界は、主の客が転移した時点で消えた。』
そう言えば、元々少しならって言ってたもんね。
『我は役に立った?』
ローちゃん。私って怖い主人なのかな、、、。
『もちろん!何度でも言うよ。有難う。』
ローちゃんの頰にキスする。
使い魔って本当に愛情が大事なんだね。
ところで。
父さまは一体、どこで、いつから、私を監視しているのかな。
『父さま、どこにいるか分かる?呼んだら来てくれるかな?』
ローちゃんに聞くと、またちょっと首を傾げた。
『そこに居る。主が望むなら、姿を現すと言っている。』
ローちゃんとは会話してるのね。
私は思わずキョロキョロしてしまう。
誰も、居ないんだけど。また、隠れてうじうじしてるのかな?
『望むか?主?』
うーん、結界張ってるの分かっててジキスムント君を入れちゃったし、かなり気まずいけど。
でも、それはきっと、父さまも同じだろうし・・・会わなくちゃと思ってたんだから。
『うん、会いたい。父さま、ディーはもう怒ってないから出てきてよ。』
私がそう言った途端。
「ディー、ごめんね。父さまも会いたかった!!」
「グフッ!」
いきなり後ろからものすごい力で抱き着かれて、私は思いっきりむせてしまったの。
慌てた父さまが、魔導師像の脇にあった長椅子に私を座らせて、コップの水を出してくれたので、一息つく。
父さまは、私の前に片膝をついてのぞき込んできた。
「大丈夫?ディー。」
「うん。ちょっとびっくりしたのと、苦しかっただけ。もう何ともない。お水有難う、父さま。」
お礼を言いながら父さまと正面から向き合った。
久しぶりに見た黄金の瞳が柔らかい眼差しを返す。
よし、このまま話しちゃおう。
でも、その前にきちんと仲直りしなくちゃね。
「父さま、この間は伯父さまと父さまの考えたことをきちんと聞かずに反対して、怒ってごめんなさい。」
「ジキスムント君と話して、お二人にはきっと何か理由があるんだと思ったの。」
「父さまと仲直りして、出来ればお手伝いして、ジキスムント君の・・・まだ続いているなら殿下の夢も、早く無くしてあげたいんだけど。」
眠れないって、辛いのよ?
そう言って父さまを見上げると、、、少しの沈黙の後。「全てを話すことは出来ないけど。」
小さく頷いてくれた。
「父さまも、ディーに協力してもらった方がいい。色々黙っていて、ごめんね。」
何より、ディーに嫌われてると思うと、胸の辺りに冷たく凝ったものがあって。
「昨夜は、いっそ帝都の夜を業火で包んだらこの冷たいものも取れるかと思ったよ、、、さっき、怒ってない、父さまに会いたいって言われた瞬間、溶けて消えたけどね。」
真顔の、まあ、父さまはいつもこんな顔なんだけど、父さまに言われると、ぎょっとするよね。
私は父さまのこめかみに両手を添えると、コツンと額を合わせた。
「強い強い父さまが、冗談でもそんなこと言ってはいけないと、ディーは思うな。」
「・・・気をつけるよ。」
父さまはせっかく合わせた目を逸らして呟いた。
あれ?、、、結構本気発言だった?
『父さまって今、何してると思う?』
ローちゃんはちょっと首をかしげると思わぬことを言った。
『主を見てる。』
「えっ!?」
まさか、ローちゃん?
『我の目は使ってない。』
そ、そーなんだ、、、え?
『ねえ、父さま、どうやって私を見てるの?ローちゃんの結界が有るなら、私やジキスムント君は見えないんじゃないの?』
ローちゃんは、またちょっと首をかしげる。
『結界は、主の客が転移した時点で消えた。』
そう言えば、元々少しならって言ってたもんね。
『我は役に立った?』
ローちゃん。私って怖い主人なのかな、、、。
『もちろん!何度でも言うよ。有難う。』
ローちゃんの頰にキスする。
使い魔って本当に愛情が大事なんだね。
ところで。
父さまは一体、どこで、いつから、私を監視しているのかな。
『父さま、どこにいるか分かる?呼んだら来てくれるかな?』
ローちゃんに聞くと、またちょっと首を傾げた。
『そこに居る。主が望むなら、姿を現すと言っている。』
ローちゃんとは会話してるのね。
私は思わずキョロキョロしてしまう。
誰も、居ないんだけど。また、隠れてうじうじしてるのかな?
『望むか?主?』
うーん、結界張ってるの分かっててジキスムント君を入れちゃったし、かなり気まずいけど。
でも、それはきっと、父さまも同じだろうし・・・会わなくちゃと思ってたんだから。
『うん、会いたい。父さま、ディーはもう怒ってないから出てきてよ。』
私がそう言った途端。
「ディー、ごめんね。父さまも会いたかった!!」
「グフッ!」
いきなり後ろからものすごい力で抱き着かれて、私は思いっきりむせてしまったの。
慌てた父さまが、魔導師像の脇にあった長椅子に私を座らせて、コップの水を出してくれたので、一息つく。
父さまは、私の前に片膝をついてのぞき込んできた。
「大丈夫?ディー。」
「うん。ちょっとびっくりしたのと、苦しかっただけ。もう何ともない。お水有難う、父さま。」
お礼を言いながら父さまと正面から向き合った。
久しぶりに見た黄金の瞳が柔らかい眼差しを返す。
よし、このまま話しちゃおう。
でも、その前にきちんと仲直りしなくちゃね。
「父さま、この間は伯父さまと父さまの考えたことをきちんと聞かずに反対して、怒ってごめんなさい。」
「ジキスムント君と話して、お二人にはきっと何か理由があるんだと思ったの。」
「父さまと仲直りして、出来ればお手伝いして、ジキスムント君の・・・まだ続いているなら殿下の夢も、早く無くしてあげたいんだけど。」
眠れないって、辛いのよ?
そう言って父さまを見上げると、、、少しの沈黙の後。「全てを話すことは出来ないけど。」
小さく頷いてくれた。
「父さまも、ディーに協力してもらった方がいい。色々黙っていて、ごめんね。」
何より、ディーに嫌われてると思うと、胸の辺りに冷たく凝ったものがあって。
「昨夜は、いっそ帝都の夜を業火で包んだらこの冷たいものも取れるかと思ったよ、、、さっき、怒ってない、父さまに会いたいって言われた瞬間、溶けて消えたけどね。」
真顔の、まあ、父さまはいつもこんな顔なんだけど、父さまに言われると、ぎょっとするよね。
私は父さまのこめかみに両手を添えると、コツンと額を合わせた。
「強い強い父さまが、冗談でもそんなこと言ってはいけないと、ディーは思うな。」
「・・・気をつけるよ。」
父さまはせっかく合わせた目を逸らして呟いた。
あれ?、、、結構本気発言だった?
11
あなたにおすすめの小説
隣人の幼馴染にご飯を作るのは今日で終わり
鳥花風星
恋愛
高校二年生のひよりは、隣の家に住む幼馴染の高校三年生の蒼に片思いをしていた。蒼の両親が海外出張でいないため、ひよりは蒼のために毎日ご飯を作りに来ている。
でも、蒼とひよりにはもう一人、みさ姉という大学生の幼馴染がいた。蒼が好きなのはみさ姉だと思い、身を引くためにひよりはもうご飯を作りにこないと伝えるが……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
幼馴染の許嫁
山見月あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。
彼は、私の許嫁だ。
___あの日までは
その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった
連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった
連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった
女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース
誰が見ても、愛らしいと思う子だった。
それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡
どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服
どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう
「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」
可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる
「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」
例のってことは、前から私のことを話していたのか。
それだけでも、ショックだった。
その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした
「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」
頭を殴られた感覚だった。
いや、それ以上だったかもしれない。
「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」
受け入れたくない。
けど、これが連の本心なんだ。
受け入れるしかない
一つだけ、わかったことがある
私は、連に
「許嫁、やめますっ」
選ばれなかったんだ…
八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。
昼寝部
キャラ文芸
俺、日向真白は義妹と幼馴染の策略により、10月31日のハロウィンの日にコスプレをすることとなった。
その日、コスプレの格好をしたまま少しの間、家を追い出された俺は、仕方なく街を歩いていると読者モデルの出版社で働く人に声をかけられる。
とても困っているようだったので、俺の写真を一枚だけ『読者モデル』に掲載することを了承する。
まさか、その写真がキッカケで芸能界デビューすることになるとは思いもせず……。
これは真白が芸能活動をしながら、義妹や幼馴染、アイドル、女優etcからモテモテとなり、全国の女性たちを魅了するだけのお話し。
小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!
竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」
俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。
彼女の名前は下野ルカ。
幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。
俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。
だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている!
堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる