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皇宮での邂逅
父さまからの思いがけない提案
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結局のところ、父さまにはジキスムント君が魔導師団内に入った瞬間から、全てが筒抜けだったらしい。でも、私が彼を強引に入れたことも分かっていたので、気付いてないフリをして、様子を見ていたんだって。
「うう、あんなに急いで頑張ったのに、全部バレていたなんて・・・。」
悔しいやら、恥ずかしいやら。私がバシバシ父さまを叩くと、
「ごめん、本当にごめんね。どうしても気になって。悪いとは思ったんだけど、君の使い魔にもバレないよう、結界の隙間から覗いていたんだ。」
オロオロしながら謝り出し、、、。
「仲直り、したんだね。」
私の顔を覗き込んだ。
「・・・うん。まあ、もう、ライでは会わないけどね。」
「そうか。ライのことも考えると、その方が良いな。」
頷いて、頭を撫ででくれた。
何となく、長椅子に二人、並んで腰かけて話しをしている。
お互いを見ないで、同じ方向を向いて話すのって、話しやすいね。
私はふと気になったことを思い出して聞いてみた。
「父さま、ずっと私たちの様子を見ていたなら、ジキスムント君が最後の方に話してたの、覚えてる?ディアナ嬢を見るために国中の貴族が帝都に残ってるって話してたんだけど・・・聞いてらした?」
父さまは、明らかに機嫌を急降下させて、返事をしない。
知ってたんだ・・・ほんとのことなんだ・・・。
にわかに、ディーに戻ってからのことが心配になってきた。
「父さま。私、何だか急にディーに戻るのが不安になってきちゃった。兄上の騎士の任命式を見て、お腹が空くだろうからお茶会で食べて、騎士の家系の子と仲良くなって・・・くらいにしか、思ってなかったの。」
「・・・」
父さまは黙ってるけど、私は気にせず不安を吐き出した。
「私、バーベンベルクの周辺の人たちとのお茶会しか出たこと無いけど、私のマナーって、大丈夫なのかな?変なことして、家族みんながバカにされたらどうしよう・・・」
うう、遊んでる場合じゃないかも。
もうあと二三日で、母さまが帝都に着く予定だけど、少しでも、マナーレッスン受けとくべき?
悩んでいると、気づいた父さまが教えてくれた。
「ディーの淑女教育は、陛下の娘にも負けないから大丈夫。先生は全て、コンラート公爵家推薦の人たちだから。」
「え?えぇっ!」
「ロイスの子が言っていただろう?君はバーベンベルク辺境伯令嬢であると同時に、コンラート公爵家一族でもある。君の教育には、実は結構、君の伯父上が関係しているんだ。」
そ、そうなんだ。確かに、父さまはコンラート公爵家当主の弟だもんね。
そうすると、マナーはとりあえず大丈夫として。
お茶会だから、ダンスは気にしなくていいでしょ。
ドレスは、確か帝都でも指折りのお店で作ってるはず。なんで帝都のお店なのか、やっと分かったわ。
会話は、、、もう最後は笑って黙っとこう。
あとは。
「やっぱり、初めて参加って緊張するな。」
ぽつんと、言葉が零れてしまう。
だって、皇帝家主催の、最も正式なお茶会なんだもの。
ジキスムント君が言っていたじゃない、あの、いじわる殿下の名で上位貴族の令息、令嬢を定期的に招いてるって。
きっとみんな知り合いで。
その中には、私の変な噂を流す人たちがいて。
そんな中で、沢山の見知らぬ貴族の中でさり気なく意地悪されて、まごまごしている自分を想像しちゃうと、恐怖しか感じない。
私がウルウルしだすと、父さまは、思いがけない提案をしてきた。
そんなに心配なら。
「ロイスの子が言っていたお茶会、今からちょっと覗きに行く?」
父さま、覗きがすっかり常態化してるけど、、、公爵家一族として、それはどうなの?
「うう、あんなに急いで頑張ったのに、全部バレていたなんて・・・。」
悔しいやら、恥ずかしいやら。私がバシバシ父さまを叩くと、
「ごめん、本当にごめんね。どうしても気になって。悪いとは思ったんだけど、君の使い魔にもバレないよう、結界の隙間から覗いていたんだ。」
オロオロしながら謝り出し、、、。
「仲直り、したんだね。」
私の顔を覗き込んだ。
「・・・うん。まあ、もう、ライでは会わないけどね。」
「そうか。ライのことも考えると、その方が良いな。」
頷いて、頭を撫ででくれた。
何となく、長椅子に二人、並んで腰かけて話しをしている。
お互いを見ないで、同じ方向を向いて話すのって、話しやすいね。
私はふと気になったことを思い出して聞いてみた。
「父さま、ずっと私たちの様子を見ていたなら、ジキスムント君が最後の方に話してたの、覚えてる?ディアナ嬢を見るために国中の貴族が帝都に残ってるって話してたんだけど・・・聞いてらした?」
父さまは、明らかに機嫌を急降下させて、返事をしない。
知ってたんだ・・・ほんとのことなんだ・・・。
にわかに、ディーに戻ってからのことが心配になってきた。
「父さま。私、何だか急にディーに戻るのが不安になってきちゃった。兄上の騎士の任命式を見て、お腹が空くだろうからお茶会で食べて、騎士の家系の子と仲良くなって・・・くらいにしか、思ってなかったの。」
「・・・」
父さまは黙ってるけど、私は気にせず不安を吐き出した。
「私、バーベンベルクの周辺の人たちとのお茶会しか出たこと無いけど、私のマナーって、大丈夫なのかな?変なことして、家族みんながバカにされたらどうしよう・・・」
うう、遊んでる場合じゃないかも。
もうあと二三日で、母さまが帝都に着く予定だけど、少しでも、マナーレッスン受けとくべき?
悩んでいると、気づいた父さまが教えてくれた。
「ディーの淑女教育は、陛下の娘にも負けないから大丈夫。先生は全て、コンラート公爵家推薦の人たちだから。」
「え?えぇっ!」
「ロイスの子が言っていただろう?君はバーベンベルク辺境伯令嬢であると同時に、コンラート公爵家一族でもある。君の教育には、実は結構、君の伯父上が関係しているんだ。」
そ、そうなんだ。確かに、父さまはコンラート公爵家当主の弟だもんね。
そうすると、マナーはとりあえず大丈夫として。
お茶会だから、ダンスは気にしなくていいでしょ。
ドレスは、確か帝都でも指折りのお店で作ってるはず。なんで帝都のお店なのか、やっと分かったわ。
会話は、、、もう最後は笑って黙っとこう。
あとは。
「やっぱり、初めて参加って緊張するな。」
ぽつんと、言葉が零れてしまう。
だって、皇帝家主催の、最も正式なお茶会なんだもの。
ジキスムント君が言っていたじゃない、あの、いじわる殿下の名で上位貴族の令息、令嬢を定期的に招いてるって。
きっとみんな知り合いで。
その中には、私の変な噂を流す人たちがいて。
そんな中で、沢山の見知らぬ貴族の中でさり気なく意地悪されて、まごまごしている自分を想像しちゃうと、恐怖しか感じない。
私がウルウルしだすと、父さまは、思いがけない提案をしてきた。
そんなに心配なら。
「ロイスの子が言っていたお茶会、今からちょっと覗きに行く?」
父さま、覗きがすっかり常態化してるけど、、、公爵家一族として、それはどうなの?
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