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皇宮での邂逅
ちょっと、いえ、かなりビビッてしまいました
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席はあらかじめ決まっているみたいで、話していた子たちも、侍女に促されると挨拶を交わして自分の席へ行く。
そこでもやはりみんな顔見知りみたいで、女の子同士仲良く顔を寄せ合って笑ったり、中には男の子に話しかけたりしてる子もいる。
やっぱり。
「ここに入るの、かなり大変そう・・・」
私は父さまのローブを握り締めたまま、思わず呟いた。
「そう?席も決まってるし、周りの子に挨拶すればいいんじゃない。」
ディーは可愛いからすぐお友達が出来るよ。
父さまの言葉に溜め息しか出ない。
「全然分かってないのね、父さま。女の子は、仲良しグループが出来てから入るの、すごく大変なんだから。」
母さまなら、分かってくれるかも知れないけど・・・。
私がボソッと言うと、父さまは、そう?と再び言って首を傾げた。
「エレオノーレはここに来るたび、女の子にキャーキャー言われてたけど?」
え?そうなの、、、あ、そう言えば前に、お茶会では人気だったって言ってたかも。
このお茶会だったんだ。
「父さまや母さまも出席してたんだね。」
「ジークムントが、ああ、皇帝が、皇太子だった頃にね。」
父さま、慣れているはずだわ、、、。
様子が分かったところでふと気付く。
「ねえ、殿下やジキスムント君達がいないわ。」
席は、いくつか空いてるのに。
「ああ、殿下とご学友は他の人が揃ってから出るんだ。待たせるのは不敬だからってね。」
下らない話さ、と言いながら、私を見ていた父さまは、、、突然、テントの方を向いた。
「それよりディー、お腹空かない?父さまはディーと一緒になら、食事がしたい。殿下達が出てきて賑やかになる前に、好きなものだけ取って、お昼にしよう?」
「え?えぇ~?」
驚く間も無く、父さまに腕を引かれてテントの前に連れて行かれる。
そこには、一口サイズの前菜や簡単につまめるサンドウィッチなどがきれいに盛り付けられていた。
「ディーは何が好きだったかな・・・」
楽しそうに選び出す父さま。皿やコップにナプキン、カトラリーまで、いつの間にか二揃い浮かび、そこに料理がポイポイ載せられていく。
でも、見た感じどのお皿も減ってないから、周りの侍女も侍従も平然としている。
「次はデザート。ここはチョコレートのお菓子がたくさんあるよ、ディー好きでしょう?」
父さまはさっさと私を連れて隣のテントに行くと、チョコレートトルテとプラリーヌを何個も取り分けた。
やっぱり見た感じ変化が無い。
「父さま、なんで取ってるのに減らないの?」
我慢出来なくて聞いてみると。
「ちょっと目くらまししただけ。取り分け始めたら消えるけど、どれもちょっと多めに作ってあるから大丈夫。」
全然大丈夫じゃなさそうなことを言って、また隣のテントに行く。
「ここはね、井戸水で冷やしたレモネードと紅茶があるんだ。」
それぞれ一本ずつ瓶ごと取ると、父さまはアワアワしている私の手を握った。
「さっきの庭に一旦戻ろう?」
次の瞬間、私たちは噴水のある庭の、大きな木の日陰に居て。
父さまが手に入れたご馳走が周りに並んでた。
私、一大決心してお茶会を覗きに来たのに。
いつの間にか父さまと二人で外お昼?
まだ女の子たちのドレスもよく見てないし、どんな話をするかも聞いてないのに。
ああ、でも、、、。目の前にはおいしそうなご馳走が、、、。
「お腹、空きました。」
私がぽつんと言うと。
父さまはサッと敷物を出して座らせてくれた。
「うん。食べよう?エレオノーレもだけど、ディーもお腹が空くと考え方が後ろ向きになるから、まずは食べた方が良い。」
そしたら、また行ってみよう?
父さまが一緒にいるから、仲良くなれそうな子がいるか、ゆっくり探せばいい。
ロイスの子もその頃には出てきてるよ。
淡々と言いながら、キッシュを一口大に切り分け、口に運んでくれる。
ああ、これは、不安がった私への、父さまなりの気遣いなんだ。
そう思うと何だか胸がいっぱいになって。でも、お腹は正直で。
私はウルウルしながらも、お腹いっぱいになるまで、大人しく餌付けされることにしたの。
そこでもやはりみんな顔見知りみたいで、女の子同士仲良く顔を寄せ合って笑ったり、中には男の子に話しかけたりしてる子もいる。
やっぱり。
「ここに入るの、かなり大変そう・・・」
私は父さまのローブを握り締めたまま、思わず呟いた。
「そう?席も決まってるし、周りの子に挨拶すればいいんじゃない。」
ディーは可愛いからすぐお友達が出来るよ。
父さまの言葉に溜め息しか出ない。
「全然分かってないのね、父さま。女の子は、仲良しグループが出来てから入るの、すごく大変なんだから。」
母さまなら、分かってくれるかも知れないけど・・・。
私がボソッと言うと、父さまは、そう?と再び言って首を傾げた。
「エレオノーレはここに来るたび、女の子にキャーキャー言われてたけど?」
え?そうなの、、、あ、そう言えば前に、お茶会では人気だったって言ってたかも。
このお茶会だったんだ。
「父さまや母さまも出席してたんだね。」
「ジークムントが、ああ、皇帝が、皇太子だった頃にね。」
父さま、慣れているはずだわ、、、。
様子が分かったところでふと気付く。
「ねえ、殿下やジキスムント君達がいないわ。」
席は、いくつか空いてるのに。
「ああ、殿下とご学友は他の人が揃ってから出るんだ。待たせるのは不敬だからってね。」
下らない話さ、と言いながら、私を見ていた父さまは、、、突然、テントの方を向いた。
「それよりディー、お腹空かない?父さまはディーと一緒になら、食事がしたい。殿下達が出てきて賑やかになる前に、好きなものだけ取って、お昼にしよう?」
「え?えぇ~?」
驚く間も無く、父さまに腕を引かれてテントの前に連れて行かれる。
そこには、一口サイズの前菜や簡単につまめるサンドウィッチなどがきれいに盛り付けられていた。
「ディーは何が好きだったかな・・・」
楽しそうに選び出す父さま。皿やコップにナプキン、カトラリーまで、いつの間にか二揃い浮かび、そこに料理がポイポイ載せられていく。
でも、見た感じどのお皿も減ってないから、周りの侍女も侍従も平然としている。
「次はデザート。ここはチョコレートのお菓子がたくさんあるよ、ディー好きでしょう?」
父さまはさっさと私を連れて隣のテントに行くと、チョコレートトルテとプラリーヌを何個も取り分けた。
やっぱり見た感じ変化が無い。
「父さま、なんで取ってるのに減らないの?」
我慢出来なくて聞いてみると。
「ちょっと目くらまししただけ。取り分け始めたら消えるけど、どれもちょっと多めに作ってあるから大丈夫。」
全然大丈夫じゃなさそうなことを言って、また隣のテントに行く。
「ここはね、井戸水で冷やしたレモネードと紅茶があるんだ。」
それぞれ一本ずつ瓶ごと取ると、父さまはアワアワしている私の手を握った。
「さっきの庭に一旦戻ろう?」
次の瞬間、私たちは噴水のある庭の、大きな木の日陰に居て。
父さまが手に入れたご馳走が周りに並んでた。
私、一大決心してお茶会を覗きに来たのに。
いつの間にか父さまと二人で外お昼?
まだ女の子たちのドレスもよく見てないし、どんな話をするかも聞いてないのに。
ああ、でも、、、。目の前にはおいしそうなご馳走が、、、。
「お腹、空きました。」
私がぽつんと言うと。
父さまはサッと敷物を出して座らせてくれた。
「うん。食べよう?エレオノーレもだけど、ディーもお腹が空くと考え方が後ろ向きになるから、まずは食べた方が良い。」
そしたら、また行ってみよう?
父さまが一緒にいるから、仲良くなれそうな子がいるか、ゆっくり探せばいい。
ロイスの子もその頃には出てきてるよ。
淡々と言いながら、キッシュを一口大に切り分け、口に運んでくれる。
ああ、これは、不安がった私への、父さまなりの気遣いなんだ。
そう思うと何だか胸がいっぱいになって。でも、お腹は正直で。
私はウルウルしながらも、お腹いっぱいになるまで、大人しく餌付けされることにしたの。
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