[R18]2度目の人生でスローライフ?ハーレムだっていいじゃないか

白猫 おたこ

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第四章 やりたい事……。

第64話: 極氷の一閃、そして三位一体の終焉

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【三位一体の狩場、開幕】

 健太郎が、アイリス(長弓)の下部に装着された『ヘヴンズ・チェイン』のトリガーに、静かに、しかし力強く指をかけた。
 結衣がその背後で、極低温の魔力を短剣に集束させ、身体を低く構える。
 三人の意識は、アイリスの加護による接吻を経て、完全に一つへと溶け合っていた。

 ――グオォォォォォォォッ!!

 火口から噴き出すマグマと共に、ヴォルカニック・ワイバーンが空へと舞い上がる。
 その瞬間、健太郎の眼(竜解の眼)が、空を裂く翼の付け根、脈動する放熱膜を完璧に捉えた。

【神を縛る黒鋼、絶頂の斉射】

「行くぞ! 結衣! アイリス!」
 健太郎の咆哮が、煮えたぎる火口の轟音を切り裂いた。
 その左足が熱く爛れた岩盤を力強く踏みしめ、全身のバネをアイリス(長弓)へと伝える。

「ふふ……っ、待っておったぞ、主(あるじ)ぃっ! 妾を……妾を使い潰すがよいわぁぁっ!!」

 健太郎の指が、アイリスの背骨とも言える強靭な弦を、限界を超えて引き絞る。

 ギチ、ギチリ……と神域の法を無視した張力がアイリスの霊体を極限まで歪ませる。
その瞬間、健太郎の指から伝わる熱い魔力と、結衣から供給される清冽なバフが、アイリスの深部で激しく火花を散らした。

「ああぁぁぁぁぁぁぁっ!! そこ、そこなのじゃぁぁっ!!」

 洞窟全体に響き渡る、アイリスの絶頂に近い嬌声。
 それと同時に、健太郎は『ヘヴンズ・チェイン』のトリガーを解き放った。

 ――ドォォォォォォンッ!!

 射出されたのは、単なる鉄の塊ではない。アイリスの歓喜の魔力と、健太郎の殺意を帯びた「黒鋼の錨」。
それは空を焦がし、急降下せんとするヴォルカニック・ワイバーンの左翼の付け根、脈動する放熱膜へと正確無比に突き刺さった。

「ギャオォォォォォォンッ!?」

 空の暴君が、生まれて初めて「恐怖」の叫びを上げる。
 刺さった錨から四方にフックが展開し、竜の肉と骨を無慈悲にロックする。
健太郎はワイヤーの端を背後の巨大な岩柱に巻き付け、全身の筋肉を爆発させてその巨軀を地上へと引き摺り下ろした。

「今だ、結衣!!」

「はいっ!!」

 結衣が銀色のマントを翻し、氷の弾丸となって飛び出す。
彼女の足元には、健太郎が授けた「接吻の加護」による魔力の道が生まれ、溶岩の上を滑るように加速していく。
 墜落し、悶えるワイバーン。
その喉元が、怒りと炎を吐き出すために白く発光する。
 
「……見切りました!」

 結衣の瞳が、アイリスに教わった『逆鱗』の輝きを完璧に捉えた。
彼女は短剣を逆手に構え、極低温の冷却液を刀身に纏わせながら、地獄の業火が解き放たれる寸前の、竜の懐へと真っ向から突っ込んだ。

 吹き荒れる業火の嵐。
その渦中を、銀色の残像が切り裂いた。
 結衣は健太郎から授かった「加護の接吻」による熱耐性と、自ら練り上げた極低温の魔力を全身に纏い、ワイバーンの懐――死の宣告が放たれる寸前の喉元へと肉薄する。

「……ここです、健太郎さんのためにっ!!」
 ワイバーンの喉元、白く発光する逆鱗が限界まで膨れ上がる。
解き放たれれば周囲を灰燼に帰すであろう超高熱のエネルギーが、今まさに噴出せんとしたその刹那。
 結衣は逆手に握った短剣を、剥き出しになった胸の魔力腺へと深々と突き立てた。

 ――カランッ、と凍てつく音が響く。

 短剣の溝に仕込まれた『極低温の冷却液』が、竜の体内へと一気に噴射された。
 超高熱の熱核へと、絶対零度の冷気が直接流し込まれたのだ。
竜の体内で起こったのは、物理法則を無視した「熱対流の強制停止」。
灼熱の炎が噴き出すはずだった喉元は、内側から瞬時に氷結し、白く輝いていた光は、不気味な蒼氷の色へと塗り替えられていく。

「グ、ガ……ッ!?!?!?!?!?!?!?」

 急激な温度変化による「魔力爆発」がワイバーンの胸中で発生し、巨躯がのけぞる。
暴君は完全にその無防備な喉を曝け出した。

「健太郎さん、今です!!」

 結衣の叫びに呼応し、健太郎は既に最後の一矢をアイリスへと番えていた。健太郎の【全生命力の解放】、結衣の青い残響、そしてアイリス自身の黄金の霊威が一つに溶け合い、空間が歪むほどの密度へと圧縮されていく。

「振り絞れ、アイリス!! お前の全てを俺に預けろ!!」

 健太郎の怒号に近い咆哮と共に、指先が弦をさらに、あと数ミリ奥へと強引に引き込んだ。

『あ、あぁ……っ! あああぁぁぁぁっっっっ!!! 主、主(あるじ)ぃぃぃっ!! 壊れる、妾の芯が、お主の熱で……あぁぁっ! 全部、全部出してしまう……のじゃぁぁぁっ!!!』

 火山洞の奥底に、耳を劈くほどの、それでいて淫らなアイリスの絶頂の嬌声が木霊した。

『極針ーー!』

 弦が弾かれた瞬間、放たれたのは光の奔流。
アイリスの歓喜と魔力の全てを乗せた一矢は、ワイバーンの喉元、内側から凍りついた逆鱗を真っ向から粉砕し、巨大な頭部を岩盤ごと深部へと縫い止めた。

 一拍の静寂の後、ワイバーンの巨躯から光が溢れ出し、神域の暴君はその命を、伝説の素材へと昇華させるための絶命の咆哮と共に散らした。

静寂が戻った火山洞。
 健太郎は、熱を持って震えるアイリスを握りしめたまま、荒い息を吐きながら膝をついた。その視線の先には、同じく肩で息をする結衣の姿があった。

「……やったな」

「はい……健太郎さん……」

 二人は互いに駆け寄り、火口の熱を忘れさせるほどに強く、抱きしめ合った。

【健太郎(三神健太郎) スキル熟練度】
■ 生産系
• レザークラフト・マスタリー: Lv.10 (15/100)
• 土木・建築マスタリー: Lv.9 (95/100)
• 料理マスタリー: Lv.7 (75/100)
• 農業マスタリー: Lv.4 (10/100)
• 慈愛の加工: Lv.41 (95/100)
■ 戦闘系
• 弓術マスタリー: Lv.6 (20/100) (+60) (Level Up!)
• 短剣術: Lv.4 (15/100)
■ 身体強化系
• 全生命力の解放: Lv.5 (10/100) (+30) (Level Up!)
• 性技(手入れ): Lv.25 (10/100) (+25) (Level Up!)
• 弓を通じた魂の極限調律。
■ 特殊スキル
• サバイバルマスタリー: Lv.4 (50/100) (+30)
• 聖霊同調(神域): Lv.52 (50/400) (+300) (Level Up!)
• 家長としての威厳: Lv.24 (30/100) (+40) (Level Up!)
• 【空の狩人(アーキテクト)】: Lv.4 (0/100) (+50) (Level Up!)
• 【聖霊の伴侶(真誓)】: Lv.5 (0/100) (+80) (Level Up!)
• 【三位一体の福音】: Lv.6 (0/100) (+190) (Level Up!)
• 【竜解の眼】: Lv.3 (40/100) (+120) (Level Up!)

【結衣(早川結衣) スキル熟練度】
■ 戦闘系
• 【双閃の舞踏】: Lv.4 (20/100) (+100) (Level Up!)
■ 身体強化系・特殊
• アイリス工房の一員: Lv.35 (10/100) (+100) (Level Up!)
• 誠実な帰依: Lv.43 (10/100) (+80) (Level Up!)
• 素顔の早川結衣: Lv.56 (10/100) (+60) (Level Up!)
• 三位一体の悦楽: Lv.28 (10/100) (+100) (Level Up!)
• 【正妻の余裕】: Lv.14 (30/100) (+50) (Level Up!)
• 魔力付与マスタリー: Lv.4 (50/100) (+70) (Level Up!)
• 極低温生成: Lv.4 (10/100) (+90) (Level Up!)
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