Siamo felici con noi

冰彗

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三話

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 あの後、真冬に言われた通り委員会の仕事に行ったが先生に聞くと『呼んでいない』と言われてしまった。

 首を傾げながら教室に戻り、授業を受けた。

 時間は経って放課後、俺は家に帰る前に真冬にメッセージで『今日、家に来いよ?』とだけ送ると既読だけ付いた。

 真冬が既読だけなのが気になったが俺は気にしなようにして家に帰った。

 家に帰って先にしたのはシャワーを浴びる事だった。流石に見知った仲とはいえ、汗だくのまま抱かれるのは嫌だと思ったからだ。

 早く浴びてしまおうと思い、服を脱いでいると玄関のチャイムが家に鳴り響いた。

「真冬かな?」

 そう思った俺はインターホンを見もせずに玄関のドアを開けた。そこに立っていたのは案の定、真冬だった。

「結構来るの早かったな」

「うん…」

 俺を見た途端真冬はまた顔を真っ赤にして俯いてしまった。

「どうした?」

「ゆーちゃん、早く中に入ろ」

 真冬はそう言うと俺を押して家の中に入ってきた。

「なんだよ」

「ゆーちゃんは、もっとエッチな事を自覚した方が良いと思う」

 顔どころか耳まで真っ赤にしている真冬はそう言うとまた俯いてしまい、そのまま俺に抱きついてきた。

 さてさて、一体どういう事なのだろうか。エッチ? 俺が? 何の事だろう。

 思考を巡らせながら考えた。そして、ある結論に至った。

 あ、今の俺の格好が悪かった? 俺の今の格好、ボクサーパンツしか履いてない。それ以外何も着ていない。

「今の格好、駄目だったか…?」

「駄目っ……てわけじゃない、けど」

 なんだ、煮え切らない返事だな。

 そんな事を悠長に考えていた。
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