33 / 35
番外編:第三話
しおりを挟む
アルトハイム帝国の皇太子妃宮。その窓辺で、私は一通の報告書を暖炉の炎にくべた。
上質な紙が赤く燻り、黒い灰となって消えていく。そこに記されていたのは、かつて私を「道具」と呼び、断頭台へ送った血縁者たちの、あまりにも無惨で、そしてあまりにも自業自得な「末路」だった。
始まりは、私が公爵邸を去ったあの日から、わずか数時間後のことだったという。
「……ぎゃあああああ!! 金が、金が消えている!!」
アデナウアー公爵家の地下金庫。そこに響き渡ったのは、父の、獣のような悲鳴だった。
朝食を終え、いつものように「自分の有能さ」を確認するために金庫を開けた父が見たのは、私が仕掛けた幻影魔法が解け、ただの石ころとガラクタに成り果てた「黄金の残骸」だった。
山積みだったはずの金貨は、触れた瞬間に砂となって崩れ落ち、最高級の宝石はただのガラス玉に姿を変えていた。
父は狂ったように金庫の中を掻き回した。だが、そこにあるのは私が残した、皮肉たっぷりの「離縁状」だけ。
これまで私が、不眠不休で調整し、積み上げてきた資産のすべては、私の指先の魔法一つで、この家から永遠に失われたのだ。
だが、地獄はそこからが本番だった。
私が管理していたのは現金だけではない。この家の「信用」そのものだったからだ。
「公爵閣下! 大変です、商会が、今すぐの全額返済を求めて門前に押し寄せています!」
「バカな……! あいつらには、来月まで待てと言ってあるはずだ!」
「それが……、お嬢様――エルゼ様が去り際に、すべての借用書の期限を『本日付』に書き換えていたようで……! しかも、これまで隠蔽していた二重帳簿の証拠が、すでに王立監査院に届けられています!」
報告に来た家令の手は震えていた。
父は、私がどれほど緻密にこの家の「膿」を管理していたかを知らなかった。私が去れば、その膿が一度に噴き出し、自分たちを飲み込むことさえ想像できなかったのだ。
数日後、公爵邸は差し押さえられ、父は「公金横領および国家反逆の容疑」で捕らえられた。
かつて私を冷たい監禁室に閉じ込めた男が、今度はさらに劣悪な、光すら届かない地下牢へと放り込まれた。
「……エルゼ。……エルゼぇ!! 戻ってこい! お前がいなければ、誰がこの問題を解決するんだ! お前は私の娘だろう! 父親を助けるのは義務だぞ!」
牢獄の格子を掴み、父は叫び続けたという。
けれど、その声に応える者は誰もいない。かつて彼が「無能」と見下していた娘は、今や隣国の皇太子妃。手の届かぬ天上の存在であり、自分を奈落へ突き落とした張本人なのだ。
父の余生は、冷たい石の床で、一杯の腐ったスープを奪い合う、惨めな囚人としての生活となった。かつて彼が私に与えた「孤独」と「飢え」は、今、彼自身の肉体をゆっくりと蝕んでいる。
――そして、弟のディートリヒ。
彼は最後まで、自分の置かれた状況を理解していなかった。
父が捕らえられた際、彼は「僕は天才だから、他国へ行けばいくらでも仕官できる」と豪語し、わずかに残った宝石を持って逃亡を図った。
だが、彼が「自分の功績」として発表していた軍事戦略や魔法回路の理論は、すべて私が裏で作成したもの。彼自身の知識は、付け焼き刃の空論に過ぎなかった。
逃亡先で彼を待っていたのは、彼に恨みを持つ商会の刺客と、そして「国家機密漏洩」の罪を被せようとする王国の役人たちだった。
彼は捕らえられ、北方の最果て、魔力が渦巻く過酷な鉱山へと送られた。
「離せ! 僕はアデナウアー公爵家の嫡男だぞ! こんな泥にまみれた作業を、僕がやるわけがないだろう!」
叫び、暴れる彼を、監督官は冷酷に鞭で打った。
「黙れ、この犯罪者が。貴様の『名前』に価値があったのは、あの有能な姉がいたからだ。何も持たない貴様など、この鉱山を掘り進めるための使い捨ての道具に過ぎん」
ディートリヒは、細く白かった手が血に染まり、爪が剥がれ、泥にまみれていくのを、絶望の目で見つめるしかなかった。
かつて彼が私の書類を散らかし、踏みにじったその足は、今では重い鉄球で繋がれている。
数ヶ月後、その鉱山で大規模な落盤事故が発生した。
ディートリヒは、救出の優先順位からも外され、暗く冷たい土砂の下で、たった一人、自らの無能を呪いながら息を引き取ったという。それが彼の、自称「天才」としての最期だった。
――最後に、妹のマリア。
彼女の転落は、ある意味で最も凄惨だった。
邸が差し押さえられた際、彼女は「私の美貌があれば、どこかの貴族が拾ってくれるわ」と信じて疑わなかった。
彼女は家宝のドレスを身に纏い、かつての知り合いの社交界へ向かった。だが、返ってきたのは、かつて彼女が他人に向けたものと同じ、冷酷な嘲笑と蔑みの視線だった。
「あら、アデナウアー公爵家の『出来損ないの方』じゃない? お姉様を売って、自分だけ贅沢をしようとした犯罪者の妹を、誰が招くというのかしら?」
扉は閉ざされ、彼女は行き場を失った。
持っていた宝石はすぐに奪われ、ドレスは汚れ、破れた。
彼女に残されたのは、私が徹底的に甘やかしたことで培われた「何もできない自分」という空虚なプライドだけだった。
生きるために、彼女はかつて「汚らわしい」と見下していた場末の酒場で働くことになった。
客を接待し、媚を売り、わずかな小銭を稼ぐ日々。
だが、もともと我儘放題に育った彼女に、耐えられるはずもなかった。客とトラブルを起こし、顔を焼かれ、自慢の美貌さえ失った彼女は、やがて街の路地裏へと追い出された。
「……お姉様。……お姉様、助けて。私、お腹が空いたの……」
冬の夜、冷たい雨に打たれながら、彼女は幻覚の中で私の名前を呼んだ。
けれど、かつて彼女が空腹の私を嘲笑い、食事を床にぶちまけた時、彼女は笑っていたはずだ。
今、彼女の目の前にあるのは、自分がぶちまけたのと同じ、泥にまみれた虚無だった。
マリアは、誰にも看取られることなく、名前も知らない浮浪者の一人として、湿った路地裏で静かに冷たくなった。
暖炉の火が、パチリと爆ぜた。
報告書は完全に燃え尽き、形を失った。
「……これで、本当に終わりね」
私は独り言ち、ふうと溜息をついた。
復讐を遂げたからといって、前世で私が流した血や、削られた魂が戻ってくるわけではない。
けれど、胸の奥を重く沈めていた「アデナウアー」という名の鎖が、今、ようやく砕け散ったのを感じた。
「エルゼ。まだ起きていたのか」
背後から、暖かい手が私の肩に置かれた。
シオン様だ。彼は私の顔を覗き込み、少しだけ心配そうに眉を下げた。
「……あいつらの報告が届いたのだろう? 気分が悪くなったのなら、すぐに休むといい」
「いいえ、シオン様。むしろ、とても清々しい気分です。……ただ、私が彼らから奪ったものが、これほどまでに重かったのだと、改めて実感していただけです」
シオン様は私を抱き寄せ、その広い胸に顔を埋めさせてくれた。
「君が奪ったのではない。彼らが、君という『幸運』を自ら手放したのだ。エルゼ、君はもう、あんな暗い場所に縛られる必要はない」
「はい……分かっています」
シオン様は、私の額に優しく口づけを落とした。
「これからは、私の隣で、君が今まで得られなかったすべての幸福を享受してほしい。……明日は、君が以前行きたいと言っていた、湖畔の別荘へ行こう。公務はすべて、文官たちに無理をさせて片付けさせた」
「ふふ、まあ。シオン様まで、私の『働きすぎ』を真似しているのですか?」
「いや、これは『愛妻家』としての特権だよ」
彼の笑い声が、静かな部屋に響く。
窓の外には、アルトハイム帝国の平和な夜景が広がっている。
アデナウアー公爵家の滅亡は、この広大な帝国の歴史から見れば、小さな塵のような出来事に過ぎない。
けれど、私にとっては――。
あの雨の日の断頭台から、この黄金の玉座へと続く、長い長い「自己を取り戻す旅」の終着点だった。
私は、シオン様の手を強く握り返した。
もう、後ろを振り返ることはない。
没落した者たちが、永遠の闇の中で、失った黄金を求めて彷徨い続ける一方で。
私は、自分を愛してくれる人とともに、まだ見ぬ未来を、眩いばかりの光の中に描いていく。
アデナウアーのエルゼは死んだ。
今、ここにいるのは――世界で最も幸福な、アルトハイムの皇太子妃エルゼなのだから。
-—————————————————-
(第三話・完)
上質な紙が赤く燻り、黒い灰となって消えていく。そこに記されていたのは、かつて私を「道具」と呼び、断頭台へ送った血縁者たちの、あまりにも無惨で、そしてあまりにも自業自得な「末路」だった。
始まりは、私が公爵邸を去ったあの日から、わずか数時間後のことだったという。
「……ぎゃあああああ!! 金が、金が消えている!!」
アデナウアー公爵家の地下金庫。そこに響き渡ったのは、父の、獣のような悲鳴だった。
朝食を終え、いつものように「自分の有能さ」を確認するために金庫を開けた父が見たのは、私が仕掛けた幻影魔法が解け、ただの石ころとガラクタに成り果てた「黄金の残骸」だった。
山積みだったはずの金貨は、触れた瞬間に砂となって崩れ落ち、最高級の宝石はただのガラス玉に姿を変えていた。
父は狂ったように金庫の中を掻き回した。だが、そこにあるのは私が残した、皮肉たっぷりの「離縁状」だけ。
これまで私が、不眠不休で調整し、積み上げてきた資産のすべては、私の指先の魔法一つで、この家から永遠に失われたのだ。
だが、地獄はそこからが本番だった。
私が管理していたのは現金だけではない。この家の「信用」そのものだったからだ。
「公爵閣下! 大変です、商会が、今すぐの全額返済を求めて門前に押し寄せています!」
「バカな……! あいつらには、来月まで待てと言ってあるはずだ!」
「それが……、お嬢様――エルゼ様が去り際に、すべての借用書の期限を『本日付』に書き換えていたようで……! しかも、これまで隠蔽していた二重帳簿の証拠が、すでに王立監査院に届けられています!」
報告に来た家令の手は震えていた。
父は、私がどれほど緻密にこの家の「膿」を管理していたかを知らなかった。私が去れば、その膿が一度に噴き出し、自分たちを飲み込むことさえ想像できなかったのだ。
数日後、公爵邸は差し押さえられ、父は「公金横領および国家反逆の容疑」で捕らえられた。
かつて私を冷たい監禁室に閉じ込めた男が、今度はさらに劣悪な、光すら届かない地下牢へと放り込まれた。
「……エルゼ。……エルゼぇ!! 戻ってこい! お前がいなければ、誰がこの問題を解決するんだ! お前は私の娘だろう! 父親を助けるのは義務だぞ!」
牢獄の格子を掴み、父は叫び続けたという。
けれど、その声に応える者は誰もいない。かつて彼が「無能」と見下していた娘は、今や隣国の皇太子妃。手の届かぬ天上の存在であり、自分を奈落へ突き落とした張本人なのだ。
父の余生は、冷たい石の床で、一杯の腐ったスープを奪い合う、惨めな囚人としての生活となった。かつて彼が私に与えた「孤独」と「飢え」は、今、彼自身の肉体をゆっくりと蝕んでいる。
――そして、弟のディートリヒ。
彼は最後まで、自分の置かれた状況を理解していなかった。
父が捕らえられた際、彼は「僕は天才だから、他国へ行けばいくらでも仕官できる」と豪語し、わずかに残った宝石を持って逃亡を図った。
だが、彼が「自分の功績」として発表していた軍事戦略や魔法回路の理論は、すべて私が裏で作成したもの。彼自身の知識は、付け焼き刃の空論に過ぎなかった。
逃亡先で彼を待っていたのは、彼に恨みを持つ商会の刺客と、そして「国家機密漏洩」の罪を被せようとする王国の役人たちだった。
彼は捕らえられ、北方の最果て、魔力が渦巻く過酷な鉱山へと送られた。
「離せ! 僕はアデナウアー公爵家の嫡男だぞ! こんな泥にまみれた作業を、僕がやるわけがないだろう!」
叫び、暴れる彼を、監督官は冷酷に鞭で打った。
「黙れ、この犯罪者が。貴様の『名前』に価値があったのは、あの有能な姉がいたからだ。何も持たない貴様など、この鉱山を掘り進めるための使い捨ての道具に過ぎん」
ディートリヒは、細く白かった手が血に染まり、爪が剥がれ、泥にまみれていくのを、絶望の目で見つめるしかなかった。
かつて彼が私の書類を散らかし、踏みにじったその足は、今では重い鉄球で繋がれている。
数ヶ月後、その鉱山で大規模な落盤事故が発生した。
ディートリヒは、救出の優先順位からも外され、暗く冷たい土砂の下で、たった一人、自らの無能を呪いながら息を引き取ったという。それが彼の、自称「天才」としての最期だった。
――最後に、妹のマリア。
彼女の転落は、ある意味で最も凄惨だった。
邸が差し押さえられた際、彼女は「私の美貌があれば、どこかの貴族が拾ってくれるわ」と信じて疑わなかった。
彼女は家宝のドレスを身に纏い、かつての知り合いの社交界へ向かった。だが、返ってきたのは、かつて彼女が他人に向けたものと同じ、冷酷な嘲笑と蔑みの視線だった。
「あら、アデナウアー公爵家の『出来損ないの方』じゃない? お姉様を売って、自分だけ贅沢をしようとした犯罪者の妹を、誰が招くというのかしら?」
扉は閉ざされ、彼女は行き場を失った。
持っていた宝石はすぐに奪われ、ドレスは汚れ、破れた。
彼女に残されたのは、私が徹底的に甘やかしたことで培われた「何もできない自分」という空虚なプライドだけだった。
生きるために、彼女はかつて「汚らわしい」と見下していた場末の酒場で働くことになった。
客を接待し、媚を売り、わずかな小銭を稼ぐ日々。
だが、もともと我儘放題に育った彼女に、耐えられるはずもなかった。客とトラブルを起こし、顔を焼かれ、自慢の美貌さえ失った彼女は、やがて街の路地裏へと追い出された。
「……お姉様。……お姉様、助けて。私、お腹が空いたの……」
冬の夜、冷たい雨に打たれながら、彼女は幻覚の中で私の名前を呼んだ。
けれど、かつて彼女が空腹の私を嘲笑い、食事を床にぶちまけた時、彼女は笑っていたはずだ。
今、彼女の目の前にあるのは、自分がぶちまけたのと同じ、泥にまみれた虚無だった。
マリアは、誰にも看取られることなく、名前も知らない浮浪者の一人として、湿った路地裏で静かに冷たくなった。
暖炉の火が、パチリと爆ぜた。
報告書は完全に燃え尽き、形を失った。
「……これで、本当に終わりね」
私は独り言ち、ふうと溜息をついた。
復讐を遂げたからといって、前世で私が流した血や、削られた魂が戻ってくるわけではない。
けれど、胸の奥を重く沈めていた「アデナウアー」という名の鎖が、今、ようやく砕け散ったのを感じた。
「エルゼ。まだ起きていたのか」
背後から、暖かい手が私の肩に置かれた。
シオン様だ。彼は私の顔を覗き込み、少しだけ心配そうに眉を下げた。
「……あいつらの報告が届いたのだろう? 気分が悪くなったのなら、すぐに休むといい」
「いいえ、シオン様。むしろ、とても清々しい気分です。……ただ、私が彼らから奪ったものが、これほどまでに重かったのだと、改めて実感していただけです」
シオン様は私を抱き寄せ、その広い胸に顔を埋めさせてくれた。
「君が奪ったのではない。彼らが、君という『幸運』を自ら手放したのだ。エルゼ、君はもう、あんな暗い場所に縛られる必要はない」
「はい……分かっています」
シオン様は、私の額に優しく口づけを落とした。
「これからは、私の隣で、君が今まで得られなかったすべての幸福を享受してほしい。……明日は、君が以前行きたいと言っていた、湖畔の別荘へ行こう。公務はすべて、文官たちに無理をさせて片付けさせた」
「ふふ、まあ。シオン様まで、私の『働きすぎ』を真似しているのですか?」
「いや、これは『愛妻家』としての特権だよ」
彼の笑い声が、静かな部屋に響く。
窓の外には、アルトハイム帝国の平和な夜景が広がっている。
アデナウアー公爵家の滅亡は、この広大な帝国の歴史から見れば、小さな塵のような出来事に過ぎない。
けれど、私にとっては――。
あの雨の日の断頭台から、この黄金の玉座へと続く、長い長い「自己を取り戻す旅」の終着点だった。
私は、シオン様の手を強く握り返した。
もう、後ろを振り返ることはない。
没落した者たちが、永遠の闇の中で、失った黄金を求めて彷徨い続ける一方で。
私は、自分を愛してくれる人とともに、まだ見ぬ未来を、眩いばかりの光の中に描いていく。
アデナウアーのエルゼは死んだ。
今、ここにいるのは――世界で最も幸福な、アルトハイムの皇太子妃エルゼなのだから。
-—————————————————-
(第三話・完)
100
あなたにおすすめの小説
皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
百門一新
恋愛
セレスティーヌは、たった十三歳という年齢でアルフレッド・デュガウスと結婚し、国王と王妃になった。彼が王になる多には必要な結婚だった――それから五年、ようやく吉報がきた。
「君には苦労をかけた。王妃にする相手が決まった」
ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!?
ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ! セレスティーヌは離縁を大喜びで受け入れてバカンスに出かけたのだが、夫、いや元夫の様子が少しおかしいようで……?
サクッと読める読み切りの短編となっていります!お楽しみいただけましたら嬉しく思います!
※他サイト様にも掲載
毒家族から逃亡、のち側妃
チャイムン
恋愛
四歳下の妹ばかり可愛がる両親に「あなたにかけるお金はないから働きなさい」
十二歳で告げられたベルナデットは、自立と家族からの脱却を夢見る。
まずは王立学院に奨学生として入学して、文官を目指す。
夢は自分で叶えなきゃ。
ところが妹への縁談話がきっかけで、バシュロ第一王子が動き出す。
婚約破棄すると言われたので、これ幸いとダッシュで逃げました。殿下、すみませんが追いかけてこないでください。
桜乃
恋愛
ハイネシック王国王太子、セルビオ・エドイン・ハイネシックが舞踏会で高らかに言い放つ。
「ミュリア・メリッジ、お前とは婚約を破棄する!」
「はい、喜んで!」
……えっ? 喜んじゃうの?
※約8000文字程度の短編です。6/17に完結いたします。
※1ページの文字数は少な目です。
☆番外編「出会って10秒でひっぱたかれた王太子のお話」
セルビオとミュリアの出会いの物語。
※10/1から連載し、10/7に完結します。
※1日おきの更新です。
※1ページの文字数は少な目です。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年12月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、番外編を追加投稿する際に、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
記憶を失くして転生しました…転生先は悪役令嬢?
ねこママ
恋愛
「いいかげんにしないかっ!」
バシッ!!
わたくしは咄嗟に、フリード様の腕に抱き付くメリンダ様を引き離さなければと手を伸ばしてしまい…頬を叩かれてバランスを崩し倒れこみ、壁に頭を強く打ち付け意識を失いました。
目が覚めると知らない部屋、豪華な寝台に…近付いてくるのはメイド? 何故髪が緑なの?
最後の記憶は私に向かって来る車のライト…交通事故?
ここは何処? 家族? 友人? 誰も思い出せない……
前世を思い出したセレンディアだが、事故の衝撃で記憶を失くしていた……
前世の自分を含む人物の記憶だけが消えているようです。
転生した先の記憶すら全く無く、頭に浮かぶものと違い過ぎる世界観に戸惑っていると……?
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
婚約破棄に、承知いたしました。と返したら爆笑されました。
パリパリかぷちーの
恋愛
公爵令嬢カルルは、ある夜会で王太子ジェラールから婚約破棄を言い渡される。しかし、カルルは泣くどころか、これまで立て替えていた経費や労働対価の「莫大な請求書」をその場で叩きつけた。
公爵家の秘密の愛娘
ゆきむらさり
恋愛
〔あらすじ〕📝🌹グラント公爵家は王家に仕える名門の家柄。
過去の事情により、今だに独身の当主ダリウス。国王から懇願され、ようやく伯爵未亡人との婚姻を決める。
そんな時、グラント公爵ダリウスの元へと現れたのは1人の少女アンジェラ。
「パパ……私はあなたの娘です」
そう名乗り出るアンジェラ。
◇
アンジェラが現れたことにより、グラント公爵家は一変。伯爵未亡人との再婚もあやふや。しかも、アンジェラが道中に出逢った人物はまさかの王族。
この時からアンジェラの世界も一変。華やかに色付き出す。
初めはよそよそしいグラント公爵ダリウス(パパ)だが、次第に娘アンジェラを気に掛けるように……。
母娘2代のハッピーライフ&淑女達と貴公子達の恋模様💞
✴️設定などは独自の世界観でご都合主義となります。ハピエン💞
✴️稚拙ながらもHOTランキング(最高20位)に入れて頂き(2025.5.9)、ありがとうございます🙇♀️
白い結婚で結構ですわ。殿下より、私の自由のほうが大事ですので
鍛高譚
恋愛
「第二王子との婚約? でも殿下には平民の恋人がいるらしいんですけど?
――なら、私たち“白い結婚”で結構ですわ。お好きになさってくださいな、殿下」
自由気ままに読書とお茶を楽しむのがモットーの侯爵令嬢・ルージュ。
ある日、突然“第二王子リオネルとの政略結婚”を押しつけられてしまう。
ところが当の殿下は平民の恋人に夢中で、
「形式上の夫婦だから干渉しないでほしい」などと言い出す始末。
むしろ好都合とばかりに、ルージュは優雅な“独身気分”を満喫するはずが……
いつしか、リナという愛人と妙に仲良くなり、
彼女を巡る宮廷スキャンダルに巻き込まれ、
しまいには婚約が白紙になってしまって――!?
けれどこれは、ルージュが本当の幸せを掴む始まりにすぎなかった。
自分を心から大切にしてくれる“新しい旦那様”候補が現れて、
さあ、思い切り自由に愛されましょう!
……そして、かの王子様の結末は“ざまぁ”なのか“自業自得”なのか?
自由気ままな侯爵令嬢が切り開く、
“白い結婚破談”からの痛快ざまぁ&本当の恋愛譚、はじまります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる