43 / 49
第43話 剣を振る
しおりを挟む
コトラに乗って魔物の森の入り口に到着した我々は、ウィルの実力がどれくらいか確認することにした。クリスは爺さんに、森の入り口から五百メートルまでなら奥へ入って魔物を斃してもいいと許可をもらっている。
「ウィルは魔物の森に入ったことはあるか?」
「あぁ、辺境伯の仕事は危険だと知るために、勉強の一環として入ったことがある。『ヌシ』にも遭遇したが、討伐するのを見学しただけだ」
「ほぉ。最奥まで連れて行くのであれば、それなりに剣を扱えるということだろうな?」
「扱えなくはないが、僕が得意なのは魔法なんだ」
魔力が強い皇族だから当たり前か。幼い頃から魔力制御を中心に教え込まれるのだと、エルフが言っていたからな。皇族であるウィルが、剣術より魔法の方が得意になるのは必然なのだ。
「なるほどな。ウィル、今日は剣のみで、入り口から三百メートル地点で狩りをしよう。斃した魔物は素材として持って帰りたいから、綺麗に首を落としてくれると助かる」
「分かった。クリスは大丈夫なのか?」
ほぉ。分かったと言い切ったからには、魔物の首を落とすことに自信があるということだろう。クリスの心配までする余裕があるのだからな。幼いクリスが一番強いと知ったら、どんな顔をするのだろうな? くっくっ。
「あぁ、爺さんが森に入るのを許可するぐらいには強いから大丈夫だ。クリスは人に剣を向けるのを嫌がるから、魔物しか斃したことはないがな」
「そうなのか? それでは騎士にはなれないだろう?」
「クリスは騎士になりたいわけではないからな。人を斬れなくても、辺境伯の人間としては問題ないだろう?」
あえてクリスの今後を濁しておこう。ジョセフの孫であることぐらいしか、正しい情報は知らないはずだからな。
「ああ、そうだな。隣国からの流れ者も、斬る必要はないしな」
「そういうことだ。まぁ、森の中で魔物を斃していれば実力は嫌でも分かる。そろそろ入ろうか」
我が先頭に立ち、アトラはクリスの肩に乗り、コトラは森の入り口でお留守番だ。何かあったときに、自慢の脚で助けを求めて欲しいとお願いしてある。
「ここら辺が良さそうだな」
ゆっくりと森の中を進み、周りを見渡しながら良さげな狩り場を見つけるのは、我の仕事だ。危険な魔物や、他所の国から来た人間が潜んでいないかを確認することも忘れない。
「ウィルはどれを斃したい? こちらに気がついている魔物は四匹だね」
「え? クリスは魔物の位置が分かっているのか?」
「うん、分かるよ?」
クリスはキョトンとした顔で、首をコテンと傾げた。クリスには当たり前のことだからな。我と狩りをする時のように、さっさと話を進めてしまうから、またウィルが置いてけぼりだ。クリスはいつものように進めているだけなのだがな。
「クリスは、魔力感知能力も高いからな。更には魔物の気配も分かるから、不意打ちされたとしても、クリスには当たらないぞ」
「す、すごいな……こんなに小さいのに」
さらっと説明した我の言葉に、ウィルは我にしか聞こえないような小声で、独り言のように呟いた。
「クリス、あちらとあちらを。ウィルはそっちだ。余裕があれば、その奥のも斃してくれ」
「「分かった」」
返事と同時に動いたのはクリスだった。瞬時に防御魔法を皆にかけ、一匹目の魔物の首を落としていた。あまりの疾さに、ウィルは呆気にとられて固まっているな。
「ウィル、危ないから集中するんだ」
「あ、あぁ、悪い……」
それから二時間ほど森の中で狩りをした我々は、素材になりそうな魔物だけを担いで辺境伯邸に戻った。休憩もそこそこに、クリスは相変わらず率先して魔物の解体を手伝っているな。
「ウィル、俺に話したいことがあるんだろう?」
ウィルが解体作業を始めたクリスを見て、「さすが辺境伯の者だな」と呟きながら戸惑っていたので声をかけた。皇族がやる仕事でないことは明らかだしな。クリスが集中している今、話を進めるのが賢いだろうと思ったのだ。
「あちらの木陰で話そうか」
解体場の近くに、ちょうど涼める大きさの木があるのだ。距離も人間ではギリギリ声が聞こえないぐらいはあって、話しやすいだろうと感じたからな。
「あぁ、ありがとう。気を遣わせて悪い」
「構わん」
我とウィルは、木陰に腰を下ろして「ふぅ」と同時に息を吐いた。我も聞きたいことがいくつかあったから、質問してみるか。
「ウィルは賢者と知り合いなのか?」
「え、あ、あぁ……」
「あぁ、大丈夫だ。賢者のエルフは俺とクリスも仲が良いからな」
「えぇっ!? あ、そうか……『巫女様』だからだろうか?」
「くくっ。正しくは違うがな。特別な力を持っているという意味ではそうだ。賢者のエルフはクリスを気に入っているしな」
ウィルは黙って考え込んでいるようだ。しっかりしているのは皇子教育のお陰なのか、賢者のエルフが知恵を与えているからなのか……
「レオン殿は、僕が賢者殿と知り合いだと、何故思われたのですか?」
お、そこが気になっていたのか。
「あぁ、それは『東の国の物語』を読まなければ知らないことをウィルが知っていたからだな」
「あっ! 『巫女様』が出て来るのは『東の国の物語』だけだから? では、レオン殿も読んだことがあるのですか?」
「あぁ、もちろん。俺もクリスも読めるぞ。彼の国の言葉を読めるのは、この国では俺と賢者のエルフしかいなかったしな? くっくっ」
「そ、そうでしたか……賢者殿の知り合いでいらっしゃるのであれば、そうですよね。彼には沢山の知識を教えてもらいました。まだ子供だからと遠慮したりせず、大人同様の行動を求められましたが」
「あぁ、それは期待しているからだな。賢者のエルフは『知』のエルフと言われるだけあって、知恵を授ける人間を選ぶんだぞ。悪しき者が知恵を持つと面倒だからな。それに選ばれたのだから、もっと堂々としていればいい」
「あ、はい。ありがとうございます……」
「くっくっ。俺に対しては楽に話して良いぞ。さっきから敬語になってきているからな?クリスと同じように話せばいい」
「そ、そう言ってもらえるならありがたく、そうさせてもらうよ。僕の本能が、レオン殿は皇族程度の僕とは格が違うと言っているんだ」
「ほぉ…………」
この第二皇子、賢者のエルフが手を貸すだけはあるな。元々頭も良いのだろう。しっかり考えて話すことからも、皇子としての責務をしっかり果たして来たと言えよう。ふむ。何かあれば、エルフの手助けをする羽目になりそうだしな? 複数人から選ぶのであれば、今のところはウィルになるだろう。
「レオン殿、クリスの『昔』とは? 何かあったのですか?」
「あー。本人に許可なく全てを話す訳にはいかないから、掻い摘んで話すなら……そうだな、実父に虐げられた上に閉じ込められていた過去があるとだけ」
「はぁ!? クリスはまだ幼いだろう? 暴力に軟禁だと? 人間じゃないな、その親父は! 今はどうしているんだ!」
ウィルが顔を真っ赤にして怒っているな。皇子とは言え、やはりまだ子供だな。まぁ、人間としては好ましいと思えるがな?
「うーむ。現状では、天罰が与えられるのを待っているって感じだろうか? 放っておいても、必ず天罰が下るからウィルが気にしなくても大丈夫だ」
詳しく話せないからなぁ。『巫女』を知っているなら、『天罰』が分かりやすいだろうと思ったのだが。
「そ、そうか。まぁ、ジョセフが許さないだろうし、天罰は与えられる気がするな。しかし、クリスは何故あんなにも強い? 生い立ちに関係しているのか?」
「クリスは『諦めない』だけだな。稽古の初日は剣すら持ち上げられなくてな? まぁ、三歳の体に鉄の剣が持てるはずもないのだが、剣を振るということを知るために、あえて爺さんが持たせたわけだ」
「あぁ、剣を振るうには、腕の筋力だけでは無く、体幹や足も使う必要があるからな。三歳児には厳しいだろうと僕でも思うよ」
「くっくっ、そうだよな。だが、クリスは諦めなかったんだ。朝から剣より軽めの、自分に持てるギリギリの重さの鉄の棒を振り、夜には教えてもらった筋トレを毎日飽きずにやっていたぞ。剣を持てるようになったらひたすら剣を振り、慣れるしかないと言われたからな。その通り、慣れるまで毎日振って来た結果がアレだな」
ウィルは今日何度目になるだろうか。今回は口をポカンと開けたままで呆気にとられているな。クリスに普通を求めては駄目だと……理解しているのは辺境伯の人間とエルフだけだったか? それでは仕方ないな。ウィルはクリスに慣れなくてはだな? くっくっくっ。
「ウィルは魔物の森に入ったことはあるか?」
「あぁ、辺境伯の仕事は危険だと知るために、勉強の一環として入ったことがある。『ヌシ』にも遭遇したが、討伐するのを見学しただけだ」
「ほぉ。最奥まで連れて行くのであれば、それなりに剣を扱えるということだろうな?」
「扱えなくはないが、僕が得意なのは魔法なんだ」
魔力が強い皇族だから当たり前か。幼い頃から魔力制御を中心に教え込まれるのだと、エルフが言っていたからな。皇族であるウィルが、剣術より魔法の方が得意になるのは必然なのだ。
「なるほどな。ウィル、今日は剣のみで、入り口から三百メートル地点で狩りをしよう。斃した魔物は素材として持って帰りたいから、綺麗に首を落としてくれると助かる」
「分かった。クリスは大丈夫なのか?」
ほぉ。分かったと言い切ったからには、魔物の首を落とすことに自信があるということだろう。クリスの心配までする余裕があるのだからな。幼いクリスが一番強いと知ったら、どんな顔をするのだろうな? くっくっ。
「あぁ、爺さんが森に入るのを許可するぐらいには強いから大丈夫だ。クリスは人に剣を向けるのを嫌がるから、魔物しか斃したことはないがな」
「そうなのか? それでは騎士にはなれないだろう?」
「クリスは騎士になりたいわけではないからな。人を斬れなくても、辺境伯の人間としては問題ないだろう?」
あえてクリスの今後を濁しておこう。ジョセフの孫であることぐらいしか、正しい情報は知らないはずだからな。
「ああ、そうだな。隣国からの流れ者も、斬る必要はないしな」
「そういうことだ。まぁ、森の中で魔物を斃していれば実力は嫌でも分かる。そろそろ入ろうか」
我が先頭に立ち、アトラはクリスの肩に乗り、コトラは森の入り口でお留守番だ。何かあったときに、自慢の脚で助けを求めて欲しいとお願いしてある。
「ここら辺が良さそうだな」
ゆっくりと森の中を進み、周りを見渡しながら良さげな狩り場を見つけるのは、我の仕事だ。危険な魔物や、他所の国から来た人間が潜んでいないかを確認することも忘れない。
「ウィルはどれを斃したい? こちらに気がついている魔物は四匹だね」
「え? クリスは魔物の位置が分かっているのか?」
「うん、分かるよ?」
クリスはキョトンとした顔で、首をコテンと傾げた。クリスには当たり前のことだからな。我と狩りをする時のように、さっさと話を進めてしまうから、またウィルが置いてけぼりだ。クリスはいつものように進めているだけなのだがな。
「クリスは、魔力感知能力も高いからな。更には魔物の気配も分かるから、不意打ちされたとしても、クリスには当たらないぞ」
「す、すごいな……こんなに小さいのに」
さらっと説明した我の言葉に、ウィルは我にしか聞こえないような小声で、独り言のように呟いた。
「クリス、あちらとあちらを。ウィルはそっちだ。余裕があれば、その奥のも斃してくれ」
「「分かった」」
返事と同時に動いたのはクリスだった。瞬時に防御魔法を皆にかけ、一匹目の魔物の首を落としていた。あまりの疾さに、ウィルは呆気にとられて固まっているな。
「ウィル、危ないから集中するんだ」
「あ、あぁ、悪い……」
それから二時間ほど森の中で狩りをした我々は、素材になりそうな魔物だけを担いで辺境伯邸に戻った。休憩もそこそこに、クリスは相変わらず率先して魔物の解体を手伝っているな。
「ウィル、俺に話したいことがあるんだろう?」
ウィルが解体作業を始めたクリスを見て、「さすが辺境伯の者だな」と呟きながら戸惑っていたので声をかけた。皇族がやる仕事でないことは明らかだしな。クリスが集中している今、話を進めるのが賢いだろうと思ったのだ。
「あちらの木陰で話そうか」
解体場の近くに、ちょうど涼める大きさの木があるのだ。距離も人間ではギリギリ声が聞こえないぐらいはあって、話しやすいだろうと感じたからな。
「あぁ、ありがとう。気を遣わせて悪い」
「構わん」
我とウィルは、木陰に腰を下ろして「ふぅ」と同時に息を吐いた。我も聞きたいことがいくつかあったから、質問してみるか。
「ウィルは賢者と知り合いなのか?」
「え、あ、あぁ……」
「あぁ、大丈夫だ。賢者のエルフは俺とクリスも仲が良いからな」
「えぇっ!? あ、そうか……『巫女様』だからだろうか?」
「くくっ。正しくは違うがな。特別な力を持っているという意味ではそうだ。賢者のエルフはクリスを気に入っているしな」
ウィルは黙って考え込んでいるようだ。しっかりしているのは皇子教育のお陰なのか、賢者のエルフが知恵を与えているからなのか……
「レオン殿は、僕が賢者殿と知り合いだと、何故思われたのですか?」
お、そこが気になっていたのか。
「あぁ、それは『東の国の物語』を読まなければ知らないことをウィルが知っていたからだな」
「あっ! 『巫女様』が出て来るのは『東の国の物語』だけだから? では、レオン殿も読んだことがあるのですか?」
「あぁ、もちろん。俺もクリスも読めるぞ。彼の国の言葉を読めるのは、この国では俺と賢者のエルフしかいなかったしな? くっくっ」
「そ、そうでしたか……賢者殿の知り合いでいらっしゃるのであれば、そうですよね。彼には沢山の知識を教えてもらいました。まだ子供だからと遠慮したりせず、大人同様の行動を求められましたが」
「あぁ、それは期待しているからだな。賢者のエルフは『知』のエルフと言われるだけあって、知恵を授ける人間を選ぶんだぞ。悪しき者が知恵を持つと面倒だからな。それに選ばれたのだから、もっと堂々としていればいい」
「あ、はい。ありがとうございます……」
「くっくっ。俺に対しては楽に話して良いぞ。さっきから敬語になってきているからな?クリスと同じように話せばいい」
「そ、そう言ってもらえるならありがたく、そうさせてもらうよ。僕の本能が、レオン殿は皇族程度の僕とは格が違うと言っているんだ」
「ほぉ…………」
この第二皇子、賢者のエルフが手を貸すだけはあるな。元々頭も良いのだろう。しっかり考えて話すことからも、皇子としての責務をしっかり果たして来たと言えよう。ふむ。何かあれば、エルフの手助けをする羽目になりそうだしな? 複数人から選ぶのであれば、今のところはウィルになるだろう。
「レオン殿、クリスの『昔』とは? 何かあったのですか?」
「あー。本人に許可なく全てを話す訳にはいかないから、掻い摘んで話すなら……そうだな、実父に虐げられた上に閉じ込められていた過去があるとだけ」
「はぁ!? クリスはまだ幼いだろう? 暴力に軟禁だと? 人間じゃないな、その親父は! 今はどうしているんだ!」
ウィルが顔を真っ赤にして怒っているな。皇子とは言え、やはりまだ子供だな。まぁ、人間としては好ましいと思えるがな?
「うーむ。現状では、天罰が与えられるのを待っているって感じだろうか? 放っておいても、必ず天罰が下るからウィルが気にしなくても大丈夫だ」
詳しく話せないからなぁ。『巫女』を知っているなら、『天罰』が分かりやすいだろうと思ったのだが。
「そ、そうか。まぁ、ジョセフが許さないだろうし、天罰は与えられる気がするな。しかし、クリスは何故あんなにも強い? 生い立ちに関係しているのか?」
「クリスは『諦めない』だけだな。稽古の初日は剣すら持ち上げられなくてな? まぁ、三歳の体に鉄の剣が持てるはずもないのだが、剣を振るということを知るために、あえて爺さんが持たせたわけだ」
「あぁ、剣を振るうには、腕の筋力だけでは無く、体幹や足も使う必要があるからな。三歳児には厳しいだろうと僕でも思うよ」
「くっくっ、そうだよな。だが、クリスは諦めなかったんだ。朝から剣より軽めの、自分に持てるギリギリの重さの鉄の棒を振り、夜には教えてもらった筋トレを毎日飽きずにやっていたぞ。剣を持てるようになったらひたすら剣を振り、慣れるしかないと言われたからな。その通り、慣れるまで毎日振って来た結果がアレだな」
ウィルは今日何度目になるだろうか。今回は口をポカンと開けたままで呆気にとられているな。クリスに普通を求めては駄目だと……理解しているのは辺境伯の人間とエルフだけだったか? それでは仕方ないな。ウィルはクリスに慣れなくてはだな? くっくっくっ。
10
あなたにおすすめの小説
出来損ないの私がお姉様の婚約者だった王子の呪いを解いてみた結果→
AK
恋愛
「ねえミディア。王子様と結婚してみたくはないかしら?」
ある日、意地の悪い笑顔を浮かべながらお姉様は言った。
お姉様は地味な私と違って公爵家の優秀な長女として、次期国王の最有力候補であった第一王子様と婚約を結んでいた。
しかしその王子様はある日突然不治の病に倒れ、それ以降彼に触れた人は石化して死んでしまう呪いに身を侵されてしまう。
そんは王子様を押し付けるように婚約させられた私だけど、私は光の魔力を有して生まれた聖女だったので、彼のことを救うことができるかもしれないと思った。
お姉様は厄介者と化した王子を押し付けたいだけかもしれないけれど、残念ながらお姉様の思い通りの展開にはさせない。
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
(自称)我儘令嬢の奮闘、後、それは誤算です!
みん
恋愛
双子の姉として生まれたエヴィ。双子の妹のリンディは稀な光の魔力を持って生まれた為、体が病弱だった。両親からは愛されているとは思うものの、両親の関心はいつも妹に向いていた。
妹は、病弱だから─と思う日々が、5歳のとある日から日常が変わっていく事になる。
今迄関わる事のなかった異母姉。
「私が、お姉様を幸せにするわ!」
その思いで、エヴィが斜め上?な我儘令嬢として奮闘しているうちに、思惑とは違う流れに─そんなお話です。
最初の方はシリアスで、恋愛は後程になります。
❋主人公以外の他視点の話もあります。
❋独自の設定や、相変わらずのゆるふわ設定なので、ゆるーく読んでいただけると嬉しいです。ゆるーく読んで下さい(笑)。
【完結】ここって天国?いいえBLの世界に転生しました
三園 七詩
恋愛
麻衣子はBL大好きの腐りかけのオタク、ある日道路を渡っていた綺麗な猫が車に引かれそうになっているのを助けるために命を落とした。
助けたその猫はなんと神様で麻衣子を望む異世界へと転生してくれると言う…チートでも溺愛でも悪役令嬢でも望むままに…しかし麻衣子にはどれもピンと来ない…どうせならBLの世界でじっくりと生でそれを拝みたい…
神様はそんな麻衣子の願いを叶えてBLの世界へと転生させてくれた!
しかもその世界は生前、麻衣子が買ったばかりのゲームの世界にそっくりだった!
攻略対象の兄と弟を持ち、王子の婚約者のマリーとして生まれ変わった。
ゲームの世界なら王子と兄、弟やヒロイン(男)がイチャイチャするはずなのになんかおかしい…
知らず知らずのうちに攻略対象達を虜にしていくマリーだがこの世界はBLと疑わないマリーはそんな思いは露知らず…
注)BLとありますが、BL展開はほぼありません。
十八歳で必ず死ぬ令嬢ですが、今日もまた目を覚ましました【完結】
藤原遊
恋愛
十八歳で、私はいつも死ぬ。
そしてなぜか、また目を覚ましてしまう。
記憶を抱えたまま、幼い頃に――。
どれほど愛されても、どれほど誰かを愛しても、
結末は変わらない。
何度生きても、十八歳のその日が、私の最後になる。
それでも私は今日も微笑む。
過去を知るのは、私だけ。
もう一度、大切な人たちと過ごすために。
もう一度、恋をするために。
「どうせ死ぬのなら、あなたにまた、恋をしたいの」
十一度目の人生。
これは、記憶を繰り返す令嬢が紡ぐ、優しくて、少しだけ残酷な物語。
【完結】剣聖と聖女の娘はのんびりと(?)後宮暮らしを楽しむ
O.T.I
ファンタジー
かつて王国騎士団にその人ありと言われた剣聖ジスタルは、とある事件をきっかけに引退して辺境の地に引き籠もってしまった。
それから時が過ぎ……彼の娘エステルは、かつての剣聖ジスタルをも超える剣の腕を持つ美少女だと、辺境の村々で噂になっていた。
ある時、その噂を聞きつけた辺境伯領主に呼び出されたエステル。
彼女の実力を目の当たりにした領主は、彼女に王国の騎士にならないか?と誘いかける。
剣術一筋だった彼女は、まだ見ぬ強者との出会いを夢見てそれを了承するのだった。
そして彼女は王都に向かい、騎士となるための試験を受けるはずだったのだが……
モブが乙女ゲームの世界に生まれてどうするの?【完結】
いつき
恋愛
リアラは貧しい男爵家に生まれた容姿も普通の女の子だった。
陰険な意地悪をする義母と義妹が来てから家族仲も悪くなり実の父にも煙たがられる日々
だが、彼女は気にも止めず使用人扱いされても挫ける事は無い
何故なら彼女は前世の記憶が有るからだ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる