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第47話 僕の味方 ★ウィリアム SIDE
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時は少し遡り、クリスとレオン殿に辺境伯領で見送られた後……。
僕はジョセフに連れられて、辺境伯の隠し部屋から伯爵領の隠し部屋へ移動し、待たせていた馬車へ一緒に乗ったはずだった。なのに、隣にいるのは……何度も聞こうか迷って、やっぱり違うだろうかと困っている僕に、隣の彼が揶揄うようにニヤッと笑って話しかけてきた。
「殿下、どうかなさいましたか。私の顔に干し肉のカスでもついておりますかな? ほほほ」
ジョセフの話し方ではあるが、行動がジョエルだな。この双子の年寄りは本当に見分けがつかない。ジョエルは、わざとヒントをくれるから途中で気がつくが、ジョセフがジョエルの真似をしている時は、気付けたことはない。威圧感を放たれたのなら、そちらがジョエルだとは分かるけれども。
「やはり、ジョエルか。ジョセフなら、干し肉をつまみ食いしないだろう。いつの間に入れ替わったんだ?」
「ホッホッ、馬車に乗った瞬間からワシでしたぞ」
「そうか……そなたたちは、黙っていれば全く分からないな。喋っても、ジョセフの真似をされると違和感があまりになさすぎて、間違っていたら悪いなと言い出し難い。僕といる時は、敬語をやめてくれるか? ジョエル」
ジョエルはジョセフよりも気軽に話しかけてくれる。だから、ジョエルの方が少しだけ話しやすさを感じるんだ。二人とも父上に重用されている臣下で、実力も申し分ないのだが、父上すら二人の見分けがつかないらしい。
「城に着くまでは素のワシでおりましょう。しかし、馬車の扉が開くまで、じゃな。敵を侮るのは、半人前のすることじゃからのぉ」
「あぁ、分かった。それで頼む。しかし、ジョエルが表に出て来るということは、皇妃や兄上が出しゃばっているのか?」
「そのようじゃ。ちと威嚇しておこうと思ってな? ジョセフの勘が、働いたみたいじゃし。ま、ワシは面白そうだから向かうだけなんじゃがな? ホッホッ」
ジョエルは僕が緊張しないように軽口を叩いてくれることも多い。ふざけているようで、気を遣ってくれるのがジョエル。真面目過ぎて、良いことも悪いこともストレートに教えてくれるから信じられるが、子どもにでも正論で論破して来るのが、ジョセフ、というイメージだ。見た目はそっくりの双子だが、中身は正義感が強い場所以外は似ていないかな。まぁ、僕の二人に対する感想はそんな感じだ。
「ジョセフの勘は当たるらしいね? 父上が、「まるで先を読んでいるようだ」って言っていたよ」
「そうじゃなぁ……ジョセフのお陰で怪我をせずに済んだことは、確かに多かった気がするのぉ。今日はやめとこうと馬車での移動を取りやめたら、その二時間後に通る予定だった道で崩落が起こったりしておったわい」
「うわ、ゾッとするんだけど……」
「そうじゃろう? そのせいで、気持ち悪いと言われることも多くてなぁ? 細かく何が起こるかまでは分からんのじゃが、それは駄目、こうは良い、というのは分かるらしい。ワシらが入れ替わることが増えたのも、コレが理由じゃった」
「それは……便利な力ではあると思うが、生きるのは難儀であったのだな。だからジョセフは、正論しか言わないのか?」
冗談や嘘を言ってしまうと、『勘』を信じてもらえない可能性が出て来る。狼少年の物語と同じだ。危険だと伝えても、相手が信じなければ前以て分かったとしても意味がなくなるからね。
「それもあるんじゃろうな。じゃが、ワシらがその勘を『信じてやる』ことが大事なんじゃ。彼奴にとっても安心の拠り所となり、己を信じられるようになった理由なんじゃ。その結果、『言い切る』ようになったから、そう捉えられる話し方になったのかもしれんなぁ」
なるほど、自分には見えないところを知るのも大事だな。ジョセフもジョエルも、双子だから見えているものがあったりするのだろう。
「そうか。心の中に留めておこう」
「そうしてやってくれ。融通は利かんが、信用できる男じゃぞ? クックッ」
場がしんみりとしたから、またおちゃらけたな。この空間の居心地が良いのは、彼の心遣いのお陰だろう。ここ数日、緊張していたのだが、少し落ち着いている。まあ、あの子のお陰でもあるのだろうが……。
「ジョエル。辺境伯の孫の『クリス』を知っているか? 僕はあんなに小さな孫がいるとは知らなかった。そしてとても賢く、驚くほど強い。隠されて育てられたのか?」
「隠されて……そうじゃな、違う意味では隠されていたかのぉ。あの子は実の父親に軟禁されておった。あれだけの力を持つ子どもに、無能な父親が怖気づいて軟禁したんじゃなかろうか」
ん? 何となくジョエルの目線が彷徨ったように見えたが気のせいだろうか? 父親に虐げられていたとレオン殿から聞いていたし、内容は間違っていないのだろうが。
「レオン殿も言っていたな。あんな幼い子どもに酷い仕打ちをするなんて……真っ直ぐ育っているのは、やはりジョセフや辺境伯家の人々のおかげなのだろうな」
「ホッホッ。そんなに褒めるとは、クリスを気に入ったかのぉ?」
「そうだな。落ち込む僕を、直接慰めるでもなく、隣で話を聞いてくれたからね。僕の周りにはいないタイプだ。僕の側近に欲しいな」
「ほお……まあ、全ては今回の騒動が落ち着いてからじゃ。ジョセフの勘が働いとるから、面倒なことになる可能性を捨てきれんしのぉ」
ジョエルは馬車のカーテンの隙間からチラリと外を見た。隙間からは城下の商店が見える。もうすぐ城に到着するだろう。
「さて、参りますか。第二皇子殿下。殿下は堂々と、私どもの前をお進みください」
「分かった」
ジョセフの話し方に戻ったジョエルは、口の端をキュッと引き締め、真面目な顔つきになった。瞬間で空気も変わったように感じる。この男が隣にいてくれるなら安心だと、僕は、無意識に思っていた。
☆☆☆
謁見の間へ辿り着いた僕とジョエルは、扉の前に立つ護衛だと思っていた者たちを見て驚いた。そこに立っているのは三大公爵の一つであるロドリゲス公爵家の当主と、その他に侯爵家の当主が三人。この者たちが今回の謀反の首謀者なのだろうか?
「陛下に謁見するため、参上いたしました。通していただけますかな?」
ジョエルは堂々とジョセフのフリをして公爵たちに話しかけた。ジョセフに話し掛けられたと思っている四人は、少し慌てた様子だったが、直ぐに私たちの前にわざと立ち塞がった。
「只今、皇妃殿下と第一皇子殿下が謁見の最中です。日を改めてお越しください」
「なんと。前以て連絡を入れておいたのですが? こちらには取り止めの連絡が来なかったのですから、私どもの謁見が優先されるべきでは?」
一歩も引く気がないジョエルと、力では敵わないと分かっている四人は、何もできず睨み合ったまま時間が過ぎて行く。ジョエルは面白がっているみたいだけど。いつもより雰囲気が柔らかい。何か嫌な予感がするな。
「そこを退きなさい。辺境伯である私に対しても失礼ですが、謁見なさるのは第二皇子殿下。不敬ですぞ」
言い終わると同時に、ジョエルは四人に向かって威圧感を放った。僕も心臓がドキドキしているが、真正面から食らった四人は腰を抜かしているのか、動けなくなっている。僕は正面から受けたことがないから、どうして動けないのかは、よく分かっていない。
「余計な手間をかけないでくださるか? 私どもは、貴方がたに用はないのです」
ひっくり返っている四人の脇を通り抜け、ジョエルが謁見の間の扉をノックする。返事がないので諦めるのかと思ったら、まさかの「失礼する」の一言のみで扉を開け放った。さすがの僕も、呆然としてしまった。
「参りましょう、第二皇子殿下」
振り向いたジョエルは、僕にしか見えないようにパチンとウインクをして見せた。そんなジョエルに笑いを堪えながら謁見の間に入室し、陛下の前に進む。陛下の前には、既に皇妃と第一皇子がいた。
「な、なぜ入って来れたの!?本当に礼儀のなっていないガキなのね! 陛下に何か強請ったみたいだし! ほんっとうに憎たらしいわ!」
あからさまな敵意に少し怯みそうになったが、僕も普通の子どもではない。この国の第二皇子だと言う矜持はある。そのプライドを守るための勉強も、魔法や剣術の訓練も、人より努力して来たという自信もある。
「僕は、ただ単に我儘を言って強請ったわけではありません。願いを叶えてもらう対価も、しっかりと準備したというだけのことです」
「まぁ! なんて生意気なの!」
「お言葉ですが……何の対価もなく、ただそれが欲しいと訴えていらっしゃる、皇妃殿下や第一皇子殿下には言われたくありません」
「なんですって!?」
ギャアギャアと喚く皇妃は、いつもヒステリックで苦手だった。語彙力のない二人は、父上の後ろに周り、父上を盾に脅すことにしたらしい。正気なんだろうか? 捕まれば不敬罪どころか、皇族……それも皇帝への殺人未遂罪となる。間違いなく処刑か、優しくても一生出てこられない場所で暮らす羽目になる。
僕は、呆然とした顔で隣に立つジョエルを窺うと、これは酷いと顔に書いてあるジョエルと目が合った。そして視線で、「このままで様子を見て良いのでは?」と提案されたので、大人しく従うことにしたのだった。
僕はジョセフに連れられて、辺境伯の隠し部屋から伯爵領の隠し部屋へ移動し、待たせていた馬車へ一緒に乗ったはずだった。なのに、隣にいるのは……何度も聞こうか迷って、やっぱり違うだろうかと困っている僕に、隣の彼が揶揄うようにニヤッと笑って話しかけてきた。
「殿下、どうかなさいましたか。私の顔に干し肉のカスでもついておりますかな? ほほほ」
ジョセフの話し方ではあるが、行動がジョエルだな。この双子の年寄りは本当に見分けがつかない。ジョエルは、わざとヒントをくれるから途中で気がつくが、ジョセフがジョエルの真似をしている時は、気付けたことはない。威圧感を放たれたのなら、そちらがジョエルだとは分かるけれども。
「やはり、ジョエルか。ジョセフなら、干し肉をつまみ食いしないだろう。いつの間に入れ替わったんだ?」
「ホッホッ、馬車に乗った瞬間からワシでしたぞ」
「そうか……そなたたちは、黙っていれば全く分からないな。喋っても、ジョセフの真似をされると違和感があまりになさすぎて、間違っていたら悪いなと言い出し難い。僕といる時は、敬語をやめてくれるか? ジョエル」
ジョエルはジョセフよりも気軽に話しかけてくれる。だから、ジョエルの方が少しだけ話しやすさを感じるんだ。二人とも父上に重用されている臣下で、実力も申し分ないのだが、父上すら二人の見分けがつかないらしい。
「城に着くまでは素のワシでおりましょう。しかし、馬車の扉が開くまで、じゃな。敵を侮るのは、半人前のすることじゃからのぉ」
「あぁ、分かった。それで頼む。しかし、ジョエルが表に出て来るということは、皇妃や兄上が出しゃばっているのか?」
「そのようじゃ。ちと威嚇しておこうと思ってな? ジョセフの勘が、働いたみたいじゃし。ま、ワシは面白そうだから向かうだけなんじゃがな? ホッホッ」
ジョエルは僕が緊張しないように軽口を叩いてくれることも多い。ふざけているようで、気を遣ってくれるのがジョエル。真面目過ぎて、良いことも悪いこともストレートに教えてくれるから信じられるが、子どもにでも正論で論破して来るのが、ジョセフ、というイメージだ。見た目はそっくりの双子だが、中身は正義感が強い場所以外は似ていないかな。まぁ、僕の二人に対する感想はそんな感じだ。
「ジョセフの勘は当たるらしいね? 父上が、「まるで先を読んでいるようだ」って言っていたよ」
「そうじゃなぁ……ジョセフのお陰で怪我をせずに済んだことは、確かに多かった気がするのぉ。今日はやめとこうと馬車での移動を取りやめたら、その二時間後に通る予定だった道で崩落が起こったりしておったわい」
「うわ、ゾッとするんだけど……」
「そうじゃろう? そのせいで、気持ち悪いと言われることも多くてなぁ? 細かく何が起こるかまでは分からんのじゃが、それは駄目、こうは良い、というのは分かるらしい。ワシらが入れ替わることが増えたのも、コレが理由じゃった」
「それは……便利な力ではあると思うが、生きるのは難儀であったのだな。だからジョセフは、正論しか言わないのか?」
冗談や嘘を言ってしまうと、『勘』を信じてもらえない可能性が出て来る。狼少年の物語と同じだ。危険だと伝えても、相手が信じなければ前以て分かったとしても意味がなくなるからね。
「それもあるんじゃろうな。じゃが、ワシらがその勘を『信じてやる』ことが大事なんじゃ。彼奴にとっても安心の拠り所となり、己を信じられるようになった理由なんじゃ。その結果、『言い切る』ようになったから、そう捉えられる話し方になったのかもしれんなぁ」
なるほど、自分には見えないところを知るのも大事だな。ジョセフもジョエルも、双子だから見えているものがあったりするのだろう。
「そうか。心の中に留めておこう」
「そうしてやってくれ。融通は利かんが、信用できる男じゃぞ? クックッ」
場がしんみりとしたから、またおちゃらけたな。この空間の居心地が良いのは、彼の心遣いのお陰だろう。ここ数日、緊張していたのだが、少し落ち着いている。まあ、あの子のお陰でもあるのだろうが……。
「ジョエル。辺境伯の孫の『クリス』を知っているか? 僕はあんなに小さな孫がいるとは知らなかった。そしてとても賢く、驚くほど強い。隠されて育てられたのか?」
「隠されて……そうじゃな、違う意味では隠されていたかのぉ。あの子は実の父親に軟禁されておった。あれだけの力を持つ子どもに、無能な父親が怖気づいて軟禁したんじゃなかろうか」
ん? 何となくジョエルの目線が彷徨ったように見えたが気のせいだろうか? 父親に虐げられていたとレオン殿から聞いていたし、内容は間違っていないのだろうが。
「レオン殿も言っていたな。あんな幼い子どもに酷い仕打ちをするなんて……真っ直ぐ育っているのは、やはりジョセフや辺境伯家の人々のおかげなのだろうな」
「ホッホッ。そんなに褒めるとは、クリスを気に入ったかのぉ?」
「そうだな。落ち込む僕を、直接慰めるでもなく、隣で話を聞いてくれたからね。僕の周りにはいないタイプだ。僕の側近に欲しいな」
「ほお……まあ、全ては今回の騒動が落ち着いてからじゃ。ジョセフの勘が働いとるから、面倒なことになる可能性を捨てきれんしのぉ」
ジョエルは馬車のカーテンの隙間からチラリと外を見た。隙間からは城下の商店が見える。もうすぐ城に到着するだろう。
「さて、参りますか。第二皇子殿下。殿下は堂々と、私どもの前をお進みください」
「分かった」
ジョセフの話し方に戻ったジョエルは、口の端をキュッと引き締め、真面目な顔つきになった。瞬間で空気も変わったように感じる。この男が隣にいてくれるなら安心だと、僕は、無意識に思っていた。
☆☆☆
謁見の間へ辿り着いた僕とジョエルは、扉の前に立つ護衛だと思っていた者たちを見て驚いた。そこに立っているのは三大公爵の一つであるロドリゲス公爵家の当主と、その他に侯爵家の当主が三人。この者たちが今回の謀反の首謀者なのだろうか?
「陛下に謁見するため、参上いたしました。通していただけますかな?」
ジョエルは堂々とジョセフのフリをして公爵たちに話しかけた。ジョセフに話し掛けられたと思っている四人は、少し慌てた様子だったが、直ぐに私たちの前にわざと立ち塞がった。
「只今、皇妃殿下と第一皇子殿下が謁見の最中です。日を改めてお越しください」
「なんと。前以て連絡を入れておいたのですが? こちらには取り止めの連絡が来なかったのですから、私どもの謁見が優先されるべきでは?」
一歩も引く気がないジョエルと、力では敵わないと分かっている四人は、何もできず睨み合ったまま時間が過ぎて行く。ジョエルは面白がっているみたいだけど。いつもより雰囲気が柔らかい。何か嫌な予感がするな。
「そこを退きなさい。辺境伯である私に対しても失礼ですが、謁見なさるのは第二皇子殿下。不敬ですぞ」
言い終わると同時に、ジョエルは四人に向かって威圧感を放った。僕も心臓がドキドキしているが、真正面から食らった四人は腰を抜かしているのか、動けなくなっている。僕は正面から受けたことがないから、どうして動けないのかは、よく分かっていない。
「余計な手間をかけないでくださるか? 私どもは、貴方がたに用はないのです」
ひっくり返っている四人の脇を通り抜け、ジョエルが謁見の間の扉をノックする。返事がないので諦めるのかと思ったら、まさかの「失礼する」の一言のみで扉を開け放った。さすがの僕も、呆然としてしまった。
「参りましょう、第二皇子殿下」
振り向いたジョエルは、僕にしか見えないようにパチンとウインクをして見せた。そんなジョエルに笑いを堪えながら謁見の間に入室し、陛下の前に進む。陛下の前には、既に皇妃と第一皇子がいた。
「な、なぜ入って来れたの!?本当に礼儀のなっていないガキなのね! 陛下に何か強請ったみたいだし! ほんっとうに憎たらしいわ!」
あからさまな敵意に少し怯みそうになったが、僕も普通の子どもではない。この国の第二皇子だと言う矜持はある。そのプライドを守るための勉強も、魔法や剣術の訓練も、人より努力して来たという自信もある。
「僕は、ただ単に我儘を言って強請ったわけではありません。願いを叶えてもらう対価も、しっかりと準備したというだけのことです」
「まぁ! なんて生意気なの!」
「お言葉ですが……何の対価もなく、ただそれが欲しいと訴えていらっしゃる、皇妃殿下や第一皇子殿下には言われたくありません」
「なんですって!?」
ギャアギャアと喚く皇妃は、いつもヒステリックで苦手だった。語彙力のない二人は、父上の後ろに周り、父上を盾に脅すことにしたらしい。正気なんだろうか? 捕まれば不敬罪どころか、皇族……それも皇帝への殺人未遂罪となる。間違いなく処刑か、優しくても一生出てこられない場所で暮らす羽目になる。
僕は、呆然とした顔で隣に立つジョエルを窺うと、これは酷いと顔に書いてあるジョエルと目が合った。そして視線で、「このままで様子を見て良いのでは?」と提案されたので、大人しく従うことにしたのだった。
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