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Book 1 – 第1巻
Op.1-12 – Inside
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舞は2つのマグカップを用意してココアパウダー小さじ山盛り2杯をそれぞれに入れ、その後に砂糖を入れて混ぜ合わせる。その後、半分くらいまで牛乳を入れてスプーンで混ぜ、さらに牛乳を加える。スプーンには塊がこびりつくため、それをすり潰しながらペースト状になるまでかき混ぜる。
「よし」
そうつぶいた後に舞は電子レンジの方を振り向いて600Wに設定、1分40秒ほど加熱する。
結城家、広瀬家、どちらも1人娘の家庭であるがそれぞれ舞は明里と、祐美は光と実の娘のように接している。幼い頃から一緒に育ってきたためにその好みは似通っているが、微妙な好みの違いも熟知している。
例えば2人は炭酸飲料を飲まない、と言うより飲めない。また、ジュース類もなかなか飲まず基本的に緑茶、ほうじ茶、紅茶、ココアを飲む。明里は香りが好きという理由でよりほうじ茶を、対して光は緑茶の方をより好んでいて特に甘さとコク、しっかりとした旨味のある『八女茶』をよく飲んでいる。
––––チンッ
レンジの音が鳴り、ココアの温めが完了したことを知らせる。舞は「よし」と呟いた後にトレーの上に2つのマグカップを置き、2人のいる練習部屋へと向かう。
舞はドアの前に立つと慎重にトレーを右手に持って落とさないようにし、左手でノックする。明里の反応を確認した後に中へと入る。
「楽器とかカーペットにこぼさんようにね」
そう言って机の上にトレーを置き、部屋を出る。
「(やっぱ明里ちゃんの方がお姉さんよね)」
舞が時折考えるのが2人が姉妹だったらどちらが姉で妹なのかという、取るに足らないことである。この話題を食卓で投げかけると、夫の和真と私は明里の方が姉だろうと言い、光はそれを決して認めない。
光の言い分では自分は基本的に物静かにしていて、明里はよくクラスメイトと話し、何なら前に立って全員に話しだすと言う。
「いや、それは明里ちゃんが学級委員やってるからやろ」
和真の正論に対しても光は納得せずにあれこれ主張するものの最終的には話が噛み合わずに終わってしまう。
「やっぱあいつ変わってるよな?」
「あなたが言いなさんな」
寝室でよく繰り広げられる夫婦の会話である。私たちは時々見せる光の奇想天外な行動をある程度は明里が手綱を引いてコントロールしてくれていることを知っているため安心して学校へ送り出している。
「(2年連続で同じクラスだと分かってどれだけ安心したか)」
舞は練習部屋のドアのすぐ隣の壁に背をかけながら去年始めのことを思い出していた。
練習部屋の中から音が聴こえ始める。防音対策を施していると言っても防音室ではないこと、ハンドメイドで吸音材を設置した程度なので完全に音を遮断することはできず、部屋のすぐ外ならよく聴こえてくる。
明里のコントラバスによる4ビートが軽快に刻まれ始める。
「(ブルースってやつか……)」
舞は音楽に関しては小さい頃にピアノを習っていた程度で特別詳しいわけではない。また、和真も同様で彼に関しては全く音楽に触れ合ってきたことがない。
しかし、光が音楽にのめり込んでいき、色々な音源を聴く (聴かされる) につれて夫婦2人の耳が肥えていき、何となくではあるが光のコンディションなどが分かるようになってきた。
故に不安なのである。
光は明里とこれまで何度か部屋でエレキベースとピアノやシンセサイザーで適当に一緒に遊んでいた。その度に光は途中から演奏の勢いを抑え始める。恐らく彼女なりに明里に気を遣っているのだろう。
––––自分が自由気ままに弾き続けると明里がパニックを起こす。
そのため、いつも1人で練習したり、作曲したりするときのような技巧をあまり見せない。
以前、高校入学記念にということで家族3人で和真がネットで調べたジャムセッション日にジャズバーへと赴いたことがある。
光にとっては初めての大人な場所。そして生のジャズが溢れる空間。セッションホストを務めるバンドのピアニストに譲ってもらい、初めて人前で別楽器との共演を始める。
レパートリーの少ない光は、初めのテーマ部分を演奏するサックス奏者の音やベーシスト、ドラマー、ギタリストの音をよく聴いて徐々に知らない楽曲に合わせていく。
「あ、光がソロ取るみたい」
小声で舞が和真に告げる。和真は黙って頷き、光の演奏を眺める。
バッキングしながら楽曲の雰囲気に馴染むことに徹していた光は、それまでの鬱憤を晴らすかのように技巧を見せ始める。他の共演者たちは驚きの表情を一瞬見せた後、直ぐに光を引き立たせるように支え始める。
ソロセクションを3周した後に光は更にギアを上げる。
光のアドリブは徐々にコード進行から解放されていく。ベーシストは時折、目線を上に向けて光の音を聴いてそれに合わせる、もしくは軌道修正を施していく。ドラマーも光の演奏のテンションに合わせてキメをクラッシュで合わせ、盛り立てていく。若いギタリストは歯を見せて笑い、その場にしゃがみながら時々コードを鳴らしていく。
––––光が立ち上がる。
光の演奏は激しさを増し、華奢な身体で力いっぱいに鍵盤を弾き鳴らして自分を表現していく。そこにはとても楽しそうに、純粋に音楽を楽しむ1人の少女がいた。
「君は上手だけどジャズじゃないね」
演奏後、難しい表情を浮かべたマスターが光に告げる。
「もっと勉強しなきゃダメ。合わせることを覚えなきゃ。空気読めんと」
それ以来、光は無意識か、意識してか自分を抑えるようになってしまった。明里と遊びで演奏しているときも一瞬の技巧の後、直ぐに淡々とした感情のない音で演奏し始める。
現在の明里のコントラバスとの演奏でも全く同じ現象が起こっている。
ふと時計を見るといつの間にか時間が経過し、19時近くになっていた。舞はノックして再び練習部屋に入り、2人に止めるよう告げる。
#####
「どうやった? 楽しかった?」
気が急ってしまったのか若干、光たちの方言が移りつつ尋ねる。
「うん、楽しかったよ」
光はそれだけ言うとリビングの方へと向かい、練習部屋の向かい側にある自分の部屋へと向かう。
光は開いたままにしているWac book proを起動させると画面に表示された楽譜作成ソフト『Final』によって書かれたピアノとベースによるデュオ曲を少しだけ眺める。
その後、デスクマットに挟まっている時間割に目をやったのか「やば、古文の予習やっとらん」と独り言を呟いた後にWac book proを閉じて教材を取り出し始めた。
その様子を舞は微かに開いたドアから見つめていた。
舞は光のWac book proを眺めて直立していた僅かな時間、その立ち姿があまりにも儚く見え、彼女の本心を聞きたいという思いとそれを聞いてしまう恐怖の狭間にただただ立ち竦むのだった。
<用語解説>
・ジャムセッション:ジャズの演奏家たちが集まって、自分たちの楽しみのために行う即興的な演奏。ジャズバーではセッションホストを用意して一般の楽器弾きも自由に参加可能なジャムセッション日として交流を持てるように作ることが多い。
・セッションホスト:セッションの司会進行をする人、またはバンド。ホスト演奏をしたり、客をサポートしたり、時にはアドバイスもするセッションにおけるリーダーのことである。
・キメ:曲中で一瞬ストップしたり (ブレイク)、全員で同じフレーズを弾いたり、リズムに変化を加えたり、曲にアクセントをつけるためのフレーズのこと。又、ライブで動きを合わせたりするなどのアクションのキメもある。
「よし」
そうつぶいた後に舞は電子レンジの方を振り向いて600Wに設定、1分40秒ほど加熱する。
結城家、広瀬家、どちらも1人娘の家庭であるがそれぞれ舞は明里と、祐美は光と実の娘のように接している。幼い頃から一緒に育ってきたためにその好みは似通っているが、微妙な好みの違いも熟知している。
例えば2人は炭酸飲料を飲まない、と言うより飲めない。また、ジュース類もなかなか飲まず基本的に緑茶、ほうじ茶、紅茶、ココアを飲む。明里は香りが好きという理由でよりほうじ茶を、対して光は緑茶の方をより好んでいて特に甘さとコク、しっかりとした旨味のある『八女茶』をよく飲んでいる。
––––チンッ
レンジの音が鳴り、ココアの温めが完了したことを知らせる。舞は「よし」と呟いた後にトレーの上に2つのマグカップを置き、2人のいる練習部屋へと向かう。
舞はドアの前に立つと慎重にトレーを右手に持って落とさないようにし、左手でノックする。明里の反応を確認した後に中へと入る。
「楽器とかカーペットにこぼさんようにね」
そう言って机の上にトレーを置き、部屋を出る。
「(やっぱ明里ちゃんの方がお姉さんよね)」
舞が時折考えるのが2人が姉妹だったらどちらが姉で妹なのかという、取るに足らないことである。この話題を食卓で投げかけると、夫の和真と私は明里の方が姉だろうと言い、光はそれを決して認めない。
光の言い分では自分は基本的に物静かにしていて、明里はよくクラスメイトと話し、何なら前に立って全員に話しだすと言う。
「いや、それは明里ちゃんが学級委員やってるからやろ」
和真の正論に対しても光は納得せずにあれこれ主張するものの最終的には話が噛み合わずに終わってしまう。
「やっぱあいつ変わってるよな?」
「あなたが言いなさんな」
寝室でよく繰り広げられる夫婦の会話である。私たちは時々見せる光の奇想天外な行動をある程度は明里が手綱を引いてコントロールしてくれていることを知っているため安心して学校へ送り出している。
「(2年連続で同じクラスだと分かってどれだけ安心したか)」
舞は練習部屋のドアのすぐ隣の壁に背をかけながら去年始めのことを思い出していた。
練習部屋の中から音が聴こえ始める。防音対策を施していると言っても防音室ではないこと、ハンドメイドで吸音材を設置した程度なので完全に音を遮断することはできず、部屋のすぐ外ならよく聴こえてくる。
明里のコントラバスによる4ビートが軽快に刻まれ始める。
「(ブルースってやつか……)」
舞は音楽に関しては小さい頃にピアノを習っていた程度で特別詳しいわけではない。また、和真も同様で彼に関しては全く音楽に触れ合ってきたことがない。
しかし、光が音楽にのめり込んでいき、色々な音源を聴く (聴かされる) につれて夫婦2人の耳が肥えていき、何となくではあるが光のコンディションなどが分かるようになってきた。
故に不安なのである。
光は明里とこれまで何度か部屋でエレキベースとピアノやシンセサイザーで適当に一緒に遊んでいた。その度に光は途中から演奏の勢いを抑え始める。恐らく彼女なりに明里に気を遣っているのだろう。
––––自分が自由気ままに弾き続けると明里がパニックを起こす。
そのため、いつも1人で練習したり、作曲したりするときのような技巧をあまり見せない。
以前、高校入学記念にということで家族3人で和真がネットで調べたジャムセッション日にジャズバーへと赴いたことがある。
光にとっては初めての大人な場所。そして生のジャズが溢れる空間。セッションホストを務めるバンドのピアニストに譲ってもらい、初めて人前で別楽器との共演を始める。
レパートリーの少ない光は、初めのテーマ部分を演奏するサックス奏者の音やベーシスト、ドラマー、ギタリストの音をよく聴いて徐々に知らない楽曲に合わせていく。
「あ、光がソロ取るみたい」
小声で舞が和真に告げる。和真は黙って頷き、光の演奏を眺める。
バッキングしながら楽曲の雰囲気に馴染むことに徹していた光は、それまでの鬱憤を晴らすかのように技巧を見せ始める。他の共演者たちは驚きの表情を一瞬見せた後、直ぐに光を引き立たせるように支え始める。
ソロセクションを3周した後に光は更にギアを上げる。
光のアドリブは徐々にコード進行から解放されていく。ベーシストは時折、目線を上に向けて光の音を聴いてそれに合わせる、もしくは軌道修正を施していく。ドラマーも光の演奏のテンションに合わせてキメをクラッシュで合わせ、盛り立てていく。若いギタリストは歯を見せて笑い、その場にしゃがみながら時々コードを鳴らしていく。
––––光が立ち上がる。
光の演奏は激しさを増し、華奢な身体で力いっぱいに鍵盤を弾き鳴らして自分を表現していく。そこにはとても楽しそうに、純粋に音楽を楽しむ1人の少女がいた。
「君は上手だけどジャズじゃないね」
演奏後、難しい表情を浮かべたマスターが光に告げる。
「もっと勉強しなきゃダメ。合わせることを覚えなきゃ。空気読めんと」
それ以来、光は無意識か、意識してか自分を抑えるようになってしまった。明里と遊びで演奏しているときも一瞬の技巧の後、直ぐに淡々とした感情のない音で演奏し始める。
現在の明里のコントラバスとの演奏でも全く同じ現象が起こっている。
ふと時計を見るといつの間にか時間が経過し、19時近くになっていた。舞はノックして再び練習部屋に入り、2人に止めるよう告げる。
#####
「どうやった? 楽しかった?」
気が急ってしまったのか若干、光たちの方言が移りつつ尋ねる。
「うん、楽しかったよ」
光はそれだけ言うとリビングの方へと向かい、練習部屋の向かい側にある自分の部屋へと向かう。
光は開いたままにしているWac book proを起動させると画面に表示された楽譜作成ソフト『Final』によって書かれたピアノとベースによるデュオ曲を少しだけ眺める。
その後、デスクマットに挟まっている時間割に目をやったのか「やば、古文の予習やっとらん」と独り言を呟いた後にWac book proを閉じて教材を取り出し始めた。
その様子を舞は微かに開いたドアから見つめていた。
舞は光のWac book proを眺めて直立していた僅かな時間、その立ち姿があまりにも儚く見え、彼女の本心を聞きたいという思いとそれを聞いてしまう恐怖の狭間にただただ立ち竦むのだった。
<用語解説>
・ジャムセッション:ジャズの演奏家たちが集まって、自分たちの楽しみのために行う即興的な演奏。ジャズバーではセッションホストを用意して一般の楽器弾きも自由に参加可能なジャムセッション日として交流を持てるように作ることが多い。
・セッションホスト:セッションの司会進行をする人、またはバンド。ホスト演奏をしたり、客をサポートしたり、時にはアドバイスもするセッションにおけるリーダーのことである。
・キメ:曲中で一瞬ストップしたり (ブレイク)、全員で同じフレーズを弾いたり、リズムに変化を加えたり、曲にアクセントをつけるためのフレーズのこと。又、ライブで動きを合わせたりするなどのアクションのキメもある。
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