文字の大きさ
大
中
小
119 / 138
【第5章(最終章)】
■第119話 : その苦悩
「もう一つ心配なことがあるんだけど、聞いていいか?」
伊達は、神妙な顔つきで神崎に質問を始めた。
「ああ。何?」
「……パニック障害は大丈夫なのか? 元々、それが原因でスロを打つことから遠ざかってただろ?
もうだいぶ長い間、設定推測だけに徹してるじゃん。それなのに、いきなり丸一日パチスロ勝負だなんて……」
心配そうに聞く伊達に対し、あっけらかんと答える神崎。
「まあ大丈夫でしょ、1日くらい。
もう結構前からPD……ああ、パニック障害のことなんだけど、PDとの付き合い方もわかってきててね。実はあんまり困ってはいないんだ。
未だにスロを打たないのは、まあ、以前の記憶が残ってるから抵抗があって打つのが億劫ってのも少しはあるんだけど、一番の理由は、資格の勉強で忙しいから物理的に打つ時間がないだけだよ」
「そうだったのか?」
「うん。ほら、1ヶ月くらい前に久々に発作が出たって言っただろ? 夏目に助けられたあの時。あれまでは寛解してたしね」
「かんかい……?」
「そう、寛解。症状が出なくなってたり、うまいことコントロールできるようになってる状態だよ。PDとかの病気には完治って言葉はないんだ」
「完治しない……? そういうもんなの?」
「そんな大げさなことじゃないけどね。
例えば、風邪って完治しないだろ? その時引いた風邪は完治するけど、『風邪症候群』って意味で言えば完治はないじゃん。風邪なんて、一回治ったってまた引くもんだからね。
それと同じで、PDも長いこと症状が出なくても、ふとしたことからまた発作が出ることがある。で、ちょっと調子が悪くなることもある。
でも、ただそれだけのことだよ。その時にまたゆっくりと休むなりなんなりして対策すれば、また収まるんだ。難しく大げさに考える必要なんてない。
悲観的になることが、病気を悪化させちゃうわけだしね」
「へぇ、そういうもんかぁ。なんか真佐雄の言葉を聞いてると、そんなに大したことないモンに思えてくるな」
「いや……今はこうやって偉そうなこと言っちゃってるけどさ、この域に辿り着くまで2年くらいかかったからね、俺も。
覚えてるだろ? PDになったばっかの時に世捨て人みたいになって苦しんでた俺を」
「そうだそうだ! そんな時もあったな。最初はびっくりしたもんだよ」
「でも、自分でいろいろ調べて、信頼できる医者を探して、ってやってくうちに、段々とPDとうまく付き合えるようになってきてね。
病気じゃなく、個性なんだ、性格の一部分なんだ、ってくらいに考えられるようになったよ。
大体世の中さ、コンプレックスとかトラブルとかを抱えてない人間なんていないんだよ。健康、容姿、人間関係、家庭環境、金銭問題、異性問題とかさ。ほとんどの、というかこの世に生きるほぼ全ての人間が、泣きたくなるような、絶望的な気持ちになるようなコンプレックスとかトラブルを抱えてるんだよ。
なのにPDになったばっかの頃の俺は、この世の不幸を全部背負い込んだような気分になってた。なんで自分がこんな目に遭わなきゃいけないんだ、俺の人生もうこれで終わりだ、なんてね。
今じゃ、そんなことを考えてたのがバカらしいよ。俺なんか比じゃないくらいの苦しみと戦ってる人だって大勢いるのにさ。そういう人たちに対して失礼すぎる」
「……」
「もちろん、今でも辛い場面は結構あるけどね。
いまだにエレベーターとか電車みたいに一回乗ったら自分の意思では降りられない乗り物に乗ると情緒不安定になるし、飛行機なんて死んでも無理だから海外旅行にも行けない。美容院みたいに、一回座ったら終わるまで座り続けてないといけないっていう場所も厳しいし。厳しいっていうか、調子が悪いと薬飲まなきゃそういう場所に行くことすらできないしね。
パチスロでも、連チャンは今でもちょっと怖いな。北斗とかは特にキツい。どこまで連チャンするかわからない、って機種は、つまりいつになったらヤメられるかわからないだろ? で、連チャンしてる間はヤメるわけにはいかない。あれも拘束だからね。
でも、それも俺を構成する一要素なんだし、悔やんだってどうにもならない部分じゃん? だったら、そういう要素に適合して生きればいいだけだなって思ってさ。そもそも、この病気になったからこそ得たものってのも多いし」
「パニック障害になって得たもの……?」
「そう。俺は、この病気のおかげで大きく成長できたと思ってる。今じゃ、PDになったことを感謝してるくらいだ。今この病気で苦しんでる人からすれば『ふざけんな! 簡単にそんなこと言うな!』くらいのこと言われるかもしれないけどね。
実際俺も、自分が苦しんでた時にこんなこと言われたら頭にきただろうし。何も知らないで勝手なこと言いやがって、って。
でも、本当なんだ。PDのおかげで、俺は人生と真面目に向き合うことができた。それまでの俺はめちゃくちゃだったからさ。
PDになったことを恨まないで欲しい、そんな思いがあるから、カウンセラーになるための勉強をしてるんだけどね。こんな考えを持てるようになったのも、全部PDになったおかげとも言えるわけだし。昔の俺は、人のことを思いやるだなんて考えられなかったからね」
「そういえば、かなり前にそんなこと言ってたよな。あの時はてっきり、自分のことを露悪的に言ってるもんだと思ってたけど」
「いや、本心だよ。他人の気持ちっていうのを真剣に考えるようになったし、弱い立場の人に気遣えるようにもなれた。そうなると、いろんなことが見えてくるんだ。今まで見えなかったことがね。
あと、自分の人生に対して真剣に向き合えるようにもなった。おかげで、将来やりたいことってのも定まってきたしね。
両方とも、PDから得た大きな財産だよ」
どうやら本当にただ強がってるだけではないんだな、ということがわかり、安堵の表情を浮かべながら頷く伊達。
「そうか。それなら良かったよ。さりげなく心配してたからさ。
でも、うっかり触れるのもよくないのかな、って」
「そんなことはないよ。
人によるかもしれないけど、今の俺は大丈夫。
大体、そんなに珍しい病気じゃないんだぜ? 日本では100人に3人くらいはパニック障害だって言われてるくらいで、欧米ならもっと多いらしいし」
「マジかよ! 精神病って、なかなかならないモンだと思ってたのに」
「いや、パニック障害は精神病じゃなくて神経症な。どっちかっていうと、高所恐怖症とか閉所恐怖症とかに近いんだよ。だから、障害者手帳をもらおうとしてももらえないんだ。うつとか統合失調症とかの精神病なら、手帳をもらえるんだけど」
「へぇ、随分詳しいな」
「ああ。手帳をもらうつもりはなかったけど、もし申請したらどうなるのかな、と思って調べたことがあってさ」
「そっか。……それにしても、日本人の3%でパニック障害になるってことは、俺ももしかしたら……」
「いや、慎也は大丈夫でしょ。神経質なところが微塵も見あたらないし。
パニック障害は、俺みたいに繊細で、物事を細部まで見通せるような人間がなれるもんなんだよ。お前じゃ無理だ」
そう言って、神崎はいたずらっぽく笑った。
「な、なんかムカつく言い方だけど……まあいいや!
じゃあとにかく、夏目との勝負の方は受けちゃってOKなんだな?」
「ああ、大丈夫。承諾するって言っておいて。
ただし、勝負ルールとホールは、広瀬に一任する、っていう形で。
まだ広瀬が受けてくれるかどうかはわからないけど、そこはなんとか頼むよ。今のところ、彼以外に適任な人間が見当たらないしさ」
「わかった、任せてくれよ! 全部うまくまとめるから!」
伊達は、力強く言い放った。
伊達は、神妙な顔つきで神崎に質問を始めた。
「ああ。何?」
「……パニック障害は大丈夫なのか? 元々、それが原因でスロを打つことから遠ざかってただろ?
もうだいぶ長い間、設定推測だけに徹してるじゃん。それなのに、いきなり丸一日パチスロ勝負だなんて……」
心配そうに聞く伊達に対し、あっけらかんと答える神崎。
「まあ大丈夫でしょ、1日くらい。
もう結構前からPD……ああ、パニック障害のことなんだけど、PDとの付き合い方もわかってきててね。実はあんまり困ってはいないんだ。
未だにスロを打たないのは、まあ、以前の記憶が残ってるから抵抗があって打つのが億劫ってのも少しはあるんだけど、一番の理由は、資格の勉強で忙しいから物理的に打つ時間がないだけだよ」
「そうだったのか?」
「うん。ほら、1ヶ月くらい前に久々に発作が出たって言っただろ? 夏目に助けられたあの時。あれまでは寛解してたしね」
「かんかい……?」
「そう、寛解。症状が出なくなってたり、うまいことコントロールできるようになってる状態だよ。PDとかの病気には完治って言葉はないんだ」
「完治しない……? そういうもんなの?」
「そんな大げさなことじゃないけどね。
例えば、風邪って完治しないだろ? その時引いた風邪は完治するけど、『風邪症候群』って意味で言えば完治はないじゃん。風邪なんて、一回治ったってまた引くもんだからね。
それと同じで、PDも長いこと症状が出なくても、ふとしたことからまた発作が出ることがある。で、ちょっと調子が悪くなることもある。
でも、ただそれだけのことだよ。その時にまたゆっくりと休むなりなんなりして対策すれば、また収まるんだ。難しく大げさに考える必要なんてない。
悲観的になることが、病気を悪化させちゃうわけだしね」
「へぇ、そういうもんかぁ。なんか真佐雄の言葉を聞いてると、そんなに大したことないモンに思えてくるな」
「いや……今はこうやって偉そうなこと言っちゃってるけどさ、この域に辿り着くまで2年くらいかかったからね、俺も。
覚えてるだろ? PDになったばっかの時に世捨て人みたいになって苦しんでた俺を」
「そうだそうだ! そんな時もあったな。最初はびっくりしたもんだよ」
「でも、自分でいろいろ調べて、信頼できる医者を探して、ってやってくうちに、段々とPDとうまく付き合えるようになってきてね。
病気じゃなく、個性なんだ、性格の一部分なんだ、ってくらいに考えられるようになったよ。
大体世の中さ、コンプレックスとかトラブルとかを抱えてない人間なんていないんだよ。健康、容姿、人間関係、家庭環境、金銭問題、異性問題とかさ。ほとんどの、というかこの世に生きるほぼ全ての人間が、泣きたくなるような、絶望的な気持ちになるようなコンプレックスとかトラブルを抱えてるんだよ。
なのにPDになったばっかの頃の俺は、この世の不幸を全部背負い込んだような気分になってた。なんで自分がこんな目に遭わなきゃいけないんだ、俺の人生もうこれで終わりだ、なんてね。
今じゃ、そんなことを考えてたのがバカらしいよ。俺なんか比じゃないくらいの苦しみと戦ってる人だって大勢いるのにさ。そういう人たちに対して失礼すぎる」
「……」
「もちろん、今でも辛い場面は結構あるけどね。
いまだにエレベーターとか電車みたいに一回乗ったら自分の意思では降りられない乗り物に乗ると情緒不安定になるし、飛行機なんて死んでも無理だから海外旅行にも行けない。美容院みたいに、一回座ったら終わるまで座り続けてないといけないっていう場所も厳しいし。厳しいっていうか、調子が悪いと薬飲まなきゃそういう場所に行くことすらできないしね。
パチスロでも、連チャンは今でもちょっと怖いな。北斗とかは特にキツい。どこまで連チャンするかわからない、って機種は、つまりいつになったらヤメられるかわからないだろ? で、連チャンしてる間はヤメるわけにはいかない。あれも拘束だからね。
でも、それも俺を構成する一要素なんだし、悔やんだってどうにもならない部分じゃん? だったら、そういう要素に適合して生きればいいだけだなって思ってさ。そもそも、この病気になったからこそ得たものってのも多いし」
「パニック障害になって得たもの……?」
「そう。俺は、この病気のおかげで大きく成長できたと思ってる。今じゃ、PDになったことを感謝してるくらいだ。今この病気で苦しんでる人からすれば『ふざけんな! 簡単にそんなこと言うな!』くらいのこと言われるかもしれないけどね。
実際俺も、自分が苦しんでた時にこんなこと言われたら頭にきただろうし。何も知らないで勝手なこと言いやがって、って。
でも、本当なんだ。PDのおかげで、俺は人生と真面目に向き合うことができた。それまでの俺はめちゃくちゃだったからさ。
PDになったことを恨まないで欲しい、そんな思いがあるから、カウンセラーになるための勉強をしてるんだけどね。こんな考えを持てるようになったのも、全部PDになったおかげとも言えるわけだし。昔の俺は、人のことを思いやるだなんて考えられなかったからね」
「そういえば、かなり前にそんなこと言ってたよな。あの時はてっきり、自分のことを露悪的に言ってるもんだと思ってたけど」
「いや、本心だよ。他人の気持ちっていうのを真剣に考えるようになったし、弱い立場の人に気遣えるようにもなれた。そうなると、いろんなことが見えてくるんだ。今まで見えなかったことがね。
あと、自分の人生に対して真剣に向き合えるようにもなった。おかげで、将来やりたいことってのも定まってきたしね。
両方とも、PDから得た大きな財産だよ」
どうやら本当にただ強がってるだけではないんだな、ということがわかり、安堵の表情を浮かべながら頷く伊達。
「そうか。それなら良かったよ。さりげなく心配してたからさ。
でも、うっかり触れるのもよくないのかな、って」
「そんなことはないよ。
人によるかもしれないけど、今の俺は大丈夫。
大体、そんなに珍しい病気じゃないんだぜ? 日本では100人に3人くらいはパニック障害だって言われてるくらいで、欧米ならもっと多いらしいし」
「マジかよ! 精神病って、なかなかならないモンだと思ってたのに」
「いや、パニック障害は精神病じゃなくて神経症な。どっちかっていうと、高所恐怖症とか閉所恐怖症とかに近いんだよ。だから、障害者手帳をもらおうとしてももらえないんだ。うつとか統合失調症とかの精神病なら、手帳をもらえるんだけど」
「へぇ、随分詳しいな」
「ああ。手帳をもらうつもりはなかったけど、もし申請したらどうなるのかな、と思って調べたことがあってさ」
「そっか。……それにしても、日本人の3%でパニック障害になるってことは、俺ももしかしたら……」
「いや、慎也は大丈夫でしょ。神経質なところが微塵も見あたらないし。
パニック障害は、俺みたいに繊細で、物事を細部まで見通せるような人間がなれるもんなんだよ。お前じゃ無理だ」
そう言って、神崎はいたずらっぽく笑った。
「な、なんかムカつく言い方だけど……まあいいや!
じゃあとにかく、夏目との勝負の方は受けちゃってOKなんだな?」
「ああ、大丈夫。承諾するって言っておいて。
ただし、勝負ルールとホールは、広瀬に一任する、っていう形で。
まだ広瀬が受けてくれるかどうかはわからないけど、そこはなんとか頼むよ。今のところ、彼以外に適任な人間が見当たらないしさ」
「わかった、任せてくれよ! 全部うまくまとめるから!」
伊達は、力強く言い放った。
感想 5
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagaseこの物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。