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ミニ番外編
イヴェット、震撼する
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「はじめ……まして……?イヴェットと申します」
「ははは。なぜ疑問形なんだ?よろしくイヴェット嬢。キースが言った通り面白い人だな」
「だって……当たり前な事でしょうがキース様と同じ顔をしていらっしゃるから初対面とは思えなくて……」
「双子だからな」
今日はキースとイヴェットの婚約式。
両家の家族が集まり、アデリオールにあるワイズ侯爵家のタウンハウスにて賑やかに執り行われようとしていた。
先ほど婚約者のキース=ワイズから双子の弟であるバスターを紹介して貰ったイヴェットだが、あまりの瓜二つっぷりに思わず二度見をしたほどであった。
輝く銀髪に澄んだ赤い瞳。
それだけでもアニメチックなのに更に双子でイケメンたぁ一体どういう事ですの!と、叫びたくなるイヴェットだった。
そして……
「ちょっ……えっ……何っ!?」
キースの方の家族が一堂に会した姿を見て、イヴェットは慄いた。
ワイズ侯爵家の男性達は皆、揃いも揃って銀髪に赤い瞳。
しかも全員長身でスタイルの良いイケメンて……
目を白黒させたり、口はぱくぱくさせているイヴェットを見て、キースの叔父の妻であるハノンという女性がイヴェットに声を掛けた。
「ふふ。圧巻よね。わたしも初めて見た時は驚いたわ。あともう一人、わたしの息子も同じ銀髪に赤い瞳なのよ」
「そ、そうなのですか……?す、すごいDNAですわね……」
「え?でぃー……?」
「簡単に言うなら遺伝の事ですわ。そうですの……ワイズ男子遺伝子ハンパないですわね……」
興味深そうに繁々とイヴェットがワイズの男たちを見つめているその時、勉強の為に遅れていたルシアンが到着した。
「母さん、遅れてごめん……!」
自分の元へと近付いて来る息子を見ながら、ハノンはイヴェットに紹介した。
「紹介するわねイヴェット様。わたしの息子で、キースの従弟にあたるルシアンよ」
紹介を受け、ハノンの視線の先を辿ったイヴェット。
そしてルシアンの姿を認めたその瞬間……
「っ!!??」
イヴェットの頭上に雷が落ちた。
しつこいようだが実際には雷なんて落ちてはいないのだが、全身を雷で撃たれたくらいの衝撃が走ったのだ。(テンプレ)
「な、な、なんて全身がウィー○少年合唱団なのっ!?全身が清らかで美しいソプラノボイス!!これぞ天使の歌声っ……!もう頭の先から爪の先までが奇跡のエンジェルボイスですわーーっ!!」
ルシアンの容姿を見て興奮しきったイヴェットは、ちょっと何言ってるかわからないですね系の発言を鼻息荒くして言った。
ウィ○ン少年合唱団?
全身がソプラノボイス?
意味不明だがとにかく凄い熱量で一気に言ったイヴェットを見て、ハノンは吹き出した。
「ぷっ……ふふ…ふふふっ……!」
「母さん?」「ハノン?」
おかしそうにころころと笑うハノンの元へルシアンとフェリックスが側に来た。
ハノンが笑い過ぎて滲み出た、眦の端の涙を指で拭いながら言う。
「ふふふ……イヴェット様の表現というかテンションに既視感があり過ぎて、一瞬あら?と思ったらすぐにその理由に気付いたの。彼女、メロディと良く似ているかも……ぷ、ふふふ」
「メロディ?」
それは誰かとイヴェットが尋ねると、婚約者の側に来たキースが答えた。
「ハノン叔母さんの友人で凄く面白い人だよ。とにかく一度会ったら忘れられない、そうだな、キミはよく似ていると思う」
「まぁそうなのですね」
その時、ポレットが母であるハノンに言った。
「お母さま!ウチでお茶会をひらいてもいい?イヴェットお姉ちゃまにメロディちゃんをしょうかいしたいわ!」
ポレットは既にイヴェットに懐いている。
「いいわね。イヴェット様、如何かしら?」
「もちろん喜んでお伺いいたしますわ(花の妖精ちゃんとの萌えお茶会ゲット!)」
「よかった!うれしいっ」
嬉しそうに笑うポレットを見て、イヴェットの目はこれ以上ないくらいに垂れた。
「きゃ、可愛いですわっ…はうーん……ですわ……」
目がハートになっているイヴェットにキースは微笑みながら言う。
「キミがウチの家族を気に入ってくれて何よりだよ」
「右を見ても左を見ても情報量の凄い、素晴らしいご家族ですわ。妄想が捗ります!ありがとうございますですわ」
「ははは」
キースは楽しそうに笑いながらイヴェットの肩を抱いた。
絶対にキースの方が、そんなイヴェットを見て楽しんでいる様子だ。
こうして婚約式は和気藹々とした雰囲気の中で恙無く終わった。
しばらく予定はないと言うイヴェットに、是非ワイズ伯爵邸に泊まりに来て欲しいというポレットのおねだりを、イヴェットはこれまた「はうん♡」と言いながら快諾した。
翌日はゆったりと屋敷で過ごして貰い、そしてその次の日、ごく親しい者だけ…しかも女性だけのお茶会が開かれた。
気の置けない者ばかりのお茶会なので、朝からハノンが腕を奮ってお菓子を焼く。
テーブル周りのセッティングはポレットとイヴェットが楽しそうにお喋りをしながら行った。
そしてお茶会のゲスト二人が到着する。フェリックスの妹のアリアとそして……
「ハァーイ♡お招きアリガト♡呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!ヨ」
ハノンの親友メロディ女史がパワフルにワイズ伯爵邸にやって来た。
そのメロディ女史の姿を見て、イヴェット嬢はこう呟く。
「み、未知との遭遇ですわっ………」と。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次回の更新は29日の木曜日となります。
「ははは。なぜ疑問形なんだ?よろしくイヴェット嬢。キースが言った通り面白い人だな」
「だって……当たり前な事でしょうがキース様と同じ顔をしていらっしゃるから初対面とは思えなくて……」
「双子だからな」
今日はキースとイヴェットの婚約式。
両家の家族が集まり、アデリオールにあるワイズ侯爵家のタウンハウスにて賑やかに執り行われようとしていた。
先ほど婚約者のキース=ワイズから双子の弟であるバスターを紹介して貰ったイヴェットだが、あまりの瓜二つっぷりに思わず二度見をしたほどであった。
輝く銀髪に澄んだ赤い瞳。
それだけでもアニメチックなのに更に双子でイケメンたぁ一体どういう事ですの!と、叫びたくなるイヴェットだった。
そして……
「ちょっ……えっ……何っ!?」
キースの方の家族が一堂に会した姿を見て、イヴェットは慄いた。
ワイズ侯爵家の男性達は皆、揃いも揃って銀髪に赤い瞳。
しかも全員長身でスタイルの良いイケメンて……
目を白黒させたり、口はぱくぱくさせているイヴェットを見て、キースの叔父の妻であるハノンという女性がイヴェットに声を掛けた。
「ふふ。圧巻よね。わたしも初めて見た時は驚いたわ。あともう一人、わたしの息子も同じ銀髪に赤い瞳なのよ」
「そ、そうなのですか……?す、すごいDNAですわね……」
「え?でぃー……?」
「簡単に言うなら遺伝の事ですわ。そうですの……ワイズ男子遺伝子ハンパないですわね……」
興味深そうに繁々とイヴェットがワイズの男たちを見つめているその時、勉強の為に遅れていたルシアンが到着した。
「母さん、遅れてごめん……!」
自分の元へと近付いて来る息子を見ながら、ハノンはイヴェットに紹介した。
「紹介するわねイヴェット様。わたしの息子で、キースの従弟にあたるルシアンよ」
紹介を受け、ハノンの視線の先を辿ったイヴェット。
そしてルシアンの姿を認めたその瞬間……
「っ!!??」
イヴェットの頭上に雷が落ちた。
しつこいようだが実際には雷なんて落ちてはいないのだが、全身を雷で撃たれたくらいの衝撃が走ったのだ。(テンプレ)
「な、な、なんて全身がウィー○少年合唱団なのっ!?全身が清らかで美しいソプラノボイス!!これぞ天使の歌声っ……!もう頭の先から爪の先までが奇跡のエンジェルボイスですわーーっ!!」
ルシアンの容姿を見て興奮しきったイヴェットは、ちょっと何言ってるかわからないですね系の発言を鼻息荒くして言った。
ウィ○ン少年合唱団?
全身がソプラノボイス?
意味不明だがとにかく凄い熱量で一気に言ったイヴェットを見て、ハノンは吹き出した。
「ぷっ……ふふ…ふふふっ……!」
「母さん?」「ハノン?」
おかしそうにころころと笑うハノンの元へルシアンとフェリックスが側に来た。
ハノンが笑い過ぎて滲み出た、眦の端の涙を指で拭いながら言う。
「ふふふ……イヴェット様の表現というかテンションに既視感があり過ぎて、一瞬あら?と思ったらすぐにその理由に気付いたの。彼女、メロディと良く似ているかも……ぷ、ふふふ」
「メロディ?」
それは誰かとイヴェットが尋ねると、婚約者の側に来たキースが答えた。
「ハノン叔母さんの友人で凄く面白い人だよ。とにかく一度会ったら忘れられない、そうだな、キミはよく似ていると思う」
「まぁそうなのですね」
その時、ポレットが母であるハノンに言った。
「お母さま!ウチでお茶会をひらいてもいい?イヴェットお姉ちゃまにメロディちゃんをしょうかいしたいわ!」
ポレットは既にイヴェットに懐いている。
「いいわね。イヴェット様、如何かしら?」
「もちろん喜んでお伺いいたしますわ(花の妖精ちゃんとの萌えお茶会ゲット!)」
「よかった!うれしいっ」
嬉しそうに笑うポレットを見て、イヴェットの目はこれ以上ないくらいに垂れた。
「きゃ、可愛いですわっ…はうーん……ですわ……」
目がハートになっているイヴェットにキースは微笑みながら言う。
「キミがウチの家族を気に入ってくれて何よりだよ」
「右を見ても左を見ても情報量の凄い、素晴らしいご家族ですわ。妄想が捗ります!ありがとうございますですわ」
「ははは」
キースは楽しそうに笑いながらイヴェットの肩を抱いた。
絶対にキースの方が、そんなイヴェットを見て楽しんでいる様子だ。
こうして婚約式は和気藹々とした雰囲気の中で恙無く終わった。
しばらく予定はないと言うイヴェットに、是非ワイズ伯爵邸に泊まりに来て欲しいというポレットのおねだりを、イヴェットはこれまた「はうん♡」と言いながら快諾した。
翌日はゆったりと屋敷で過ごして貰い、そしてその次の日、ごく親しい者だけ…しかも女性だけのお茶会が開かれた。
気の置けない者ばかりのお茶会なので、朝からハノンが腕を奮ってお菓子を焼く。
テーブル周りのセッティングはポレットとイヴェットが楽しそうにお喋りをしながら行った。
そしてお茶会のゲスト二人が到着する。フェリックスの妹のアリアとそして……
「ハァーイ♡お招きアリガト♡呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!ヨ」
ハノンの親友メロディ女史がパワフルにワイズ伯爵邸にやって来た。
そのメロディ女史の姿を見て、イヴェット嬢はこう呟く。
「み、未知との遭遇ですわっ………」と。
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次回の更新は29日の木曜日となります。
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